栃木1泊旅行前半・佐野市

2009/03/20 - 2009/03/21

久々のお泊り・・・。
今回は、義父とその子供家族全員の総勢11名が集まって、中禅寺湖のホテルに１泊しました。
私も通常休めない祝祭日ではありましたが、臨時にお休みを頂いての参加です。

それぞれの都合があるので集合は宿泊先のホテルでしたが、
私たちは久々の家族旅行なので、どこかを廻ってから・・・と言う事に。

桜には早いし、梅は終わりつつあるし・・・と言う事で、
web検索して”佐野市”のカタクリの里でのお花見を組み込んでみました。
今回 義父は私たちと一緒の車だったので、
年寄り中心のコースにしてみました。
だって、今回の旅行の中心は”おじいちゃん”ですから。
佐野と言えば・・・プレミアムアウトレットとかジャンクフードの”いもフライ”も試してみたい所でしたが、
今回は”佐野ラーメン””佐野厄除け大師””かたくりの里”の３点セットで。

画像も沢山なので、前半”佐野市編”後半”中禅寺湖編”に分けて記載いたします。

エリア 佐野(栃木)

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車

今朝は起きた頃、かなりの雨。
あんまり雨がひどかったら足元の悪そうな”かたくりの里”はパスかな〜とちょっぴり、がっかりモード。
でも、予報では”午後から晴れ”・・・マジですか？？？めっちゃ降ってますけど〜〜〜。
と期待できないまま、傘さして荷物を積んで出発！

今回はまず、目指すのは”佐野市”なので、一般道路で進みます。
筑波山のあたりでは山の上が雲の中。
どんよりした空で、なんだかな〜。
せっかくの旅行なのに・・・。

車で進むうちに段々天気は回復へ。
空も結構明るくなってきて、雨は止みました。

計画ではまず、”かたくりの里”に行ってみる予定だったので、時間的にも小腹を満たしておこう、と
「道の駅 思川」に寄ってみました。
おトイレ休憩と・・・すると”野菜安かったよ〜”と話している女性ドライバーの声が。
どれどれ、まりも母 野菜安いと聞いては、チェックしないではいられませんよ〜。
って、これから一泊するのに買っていいのか？？？

どれどれ〜？う〜ん色々売ってるけど安さいまいちだっぺ。
栃木の農産物直売所より茨城の方が安かっぺ。
とＵ字工事さんに対抗？するような発言出ます。
なんせ、今回は茨城者が栃木に観光ですからね〜。

でも一通りチェック！
おじいちゃんは早くも団子類にターゲットを決めた模様。
あとはどれを買うかだな〜。
みたらし団子みたないのがパックにバラでどっさり入ってるのがあります。
なにげにおいしそうだけど・・・食べ切れそうも無い量だ。
それに串に刺さないのが栃木流ですか？

私と子供は団子じゃなくてたこ焼きを買う事にしました。外に屋台カーがあって、そこで売ってます。

車にこのキャラクターの絵が貼ってあります。
ゆるキャラだな〜。なかなかいい感じ。
NICE！タコ丸坊や！

350円で大きめたこ焼き6個でした！！
舟形の経木トレイに乗せて、ソースをた〜〜〜っぷりかけてくれました。
ソースかけ中に”子供と”お〜〜〜〜”とか言ったらおばさん、調子こいて超大量にサービスしてくれちゃいました！
ソースまみれですっ！
マヨもつけてもらって、おいしかったけど〜できたて熱々でヤケドすますた。あづーーーー。

と、ここで、かたくりの里で合流予定の姉家族から電話が・・・。
まだ着きそうも無いとの事で、じゃ〜先にお昼のラーメン行っちゃおうか、と言う事に・・・。
え〜今たこ焼き食べちゃったよ〜。ラーメン入るかな？
まぁ、たこ焼きは子供と半分こだったからなんとかなるか・・・。

ダンナが以前、仕事で佐野に来た時にチェック済みだった佐野ラーメンのお店「太七」に来ました。

ダンナがその時”佐野でタヒチっていうラーメン屋に行ったよ”と話したのを聞いて勝手に”ポリネシアン風ラーメンか？”とソーゾーしてた私・・・。
タヒチじゃなくてタシチなんですよね。
ヒとシがごっちゃになるのは茨城弁にありがち。
本人ちゃんと発音してるつもりでも違って聞こえるのかな？
江戸っ子もそうですよね〜シとヒが怪しい。

青ねぎラーメンで有名なお店だそうです。
昼時だし、やはりお客さんが並んでおりました。
まぁ、思っていたより回転早く順番は程なくきました。
（私はラーメンで2時間とか絶対無理！）

これが”青ねぎラーメン”750円
醤油と塩があります。
私は塩にしました。
ダンナは醤油。
でも見た目全く区別付きません。
ねぎを掻き分けて、スープを見ると、区別が付きます。
ねぎすくい用の穴空きレンゲもついてて、ねぎをたっぷり頂けます。
スープはさっぱり系で私は好きです。
で、佐野ラーメンは手打ち麺でそれが特徴。
太さが均一でないコシの強い麺はおいしかったです。
初めて食べた〜。近所に無いからな〜あったら食べたい。
栃木うらやまその1

これは”らーめん”（醤油味）580円
たこ焼き食べてやや余裕のない子供がこれにしました。
（私はたこ焼き食べたけど〜今日しか食べられないと思うとやっぱ、ねぎラーメン行きました。）

子供もこの麺はかなり気に入った様子でした。
おじいちゃんはどうも普通のラーメンの方がよかったみたいですが・・・。

ラーメン店にいる時、何度も姉から電話があったようですが、ＴＶでＷＢＣが放送されてて、ちょうど、韓国戦で盛り上がってる時なので気が付きませんでした・・・。
もうすぐ佐野に着くとの事だったので、佐野厄除け大師で合流する事に。
厄除け大師はおじいちゃんが”佐野に行くなら厄除け大師があるだろう”との一声で行く事になりました。
ほらね〜絶対言うと思っていたんだよね〜。

通称ＳＹＤと言うらしい・・・？？？ほんとかっ！！

参拝者用には入り口あたりに無料駐車場もあります。
おみやげ物や飲食店の有料駐車場も周りにはあるようです。
ちょっと離れると、市の駐車場らしき無料駐車場もありました。

境内に東照宮社殿があるからなのでしょうか、
この門はプチ陽明門と言った趣です。

この門から入ると参道がまっすぐ見えます。

お正月の大祭には百万人の参拝客があるそうで、
とてもじゃないけど、その頃は来られませんね・・・。

境内の様子です。
手前に水子地蔵尊や子育て地蔵尊があります。
厄除けだけでなく、色々あるのですね・・・。

ここで合流した姉家族と良くわからないままお線香を買ってみたらお札が付いてきました・・・？？？
お線香の煙と言えば、体の悪いところに当てると良くなる物だと勝手に決めておりました。
なんでお札が？？？と良く見たら、水子供養のお札でした。Orz。
うち関係には供養したい水子無いです・・・。
とりあえず、お札は地蔵尊に納めてきました。トホホ。

4月8日は”花祭り”です。
だからでしょうか、
本堂のご祈祷所の前にはお釈迦様の像と甘茶が設えてありました。
参拝客は、お釈迦様に甘茶をかけ、合掌した後、脇の鐘を一たたきします。
沢山の方が並んで、順番を待っていました。
お賽銭もここで投げ入れます。

さすがに沢山の方がご祈祷を受けています。
厄年にも色々あるんですね。
毎年何かしらにははまりそ〜。
と、言う事は来たら必ず、厄除け祈願すべし、との事でしょうか？？？

すいません。
時間無いのとおじいちゃんの希望が無かったので、スルーさせて頂きました。

東照宮社殿の所におみくじ場がありました。
女の子のグループがおみくじ引いていますが、
女子はなにげにおみくじが好き？
うちのこどもとおじいちゃんも引いておりました。
引いた後のおみくじは通路左右のロープで出来たおみくじ結びの場所に収めるようになっております。

どうも二人とも”小吉”だったようで・・・。
微妙じゃ〜。

ざざっとSYDをお参り致しまして、順番は大幅に変わりましたが、次は”かたくりの里”に行く事になりました。
ですが、姉家族はお昼がまだだそうで、再びここで分かれて、姉家族はさっき私たちが行った”太七”にラーメンを食べに。
私たちは厄除け大師の向かいにある栃木観光物産館を覗いてから、”かたくりの里”を目指しました。

もうこの頃はすっかり天気も回復して、日差しが暑い位です。傘じゃなくてサングラスが要るようです。

物産館では甘党のおじいちゃんが”塩羊羹”を買っておりました。
栃木限定の苺味のお菓子とかも売ってたみたいです。

佐野みかも山 万葉自然公園”かたくりの里”です。
かたくりは3月下旬から4月上旬紫の花を咲かせてます。

花の季節は駐車場は有料です。
あまり広くないのですが、今日は午前中天気が悪かったせいか、三連休の初日としては空いているように思います。
1台500円を払って、山小屋風の建物のそばに停めました。
トイレや自販機がここにあります。

ここから徒歩です。
かたくりが咲いているのはこの先の山の中です。
先に見えるテントでは植物の苗などを売っていました。

手前のテントではクリスマスローズなどが売られていましたが、もう少し先のこの売店では”かたくり”も売られていました。
紫だけでなく黄色もあるようです。
野草好きで、ガーデニングをそんな自然な感じの植物でまとめる方もいますよね。
山で勝手に取ってくるのはいけないので、こういう野草や高山植物など専門で扱ってる所で苗を購入するのでしょう。

少し進んだところに水仙が咲いていました。
すっかりよくなった天気で、黄色がきれいです。

ま、これと同じ水仙はうちの庭にもあるんですけどね〜。

なんと、水芭蕉が咲いていました。
多分、植えたのでしょうが、場所によっては、3月のうちに咲くのですね。

初夏の花のイメージがするのですが、
それはやっぱり歌のせいかも・・・。
”夏がく〜れば思い出す〜♪”です。
やっぱ尾瀬の夏や奥日光などは春がまだまだなんですよね。
一足お先に、って感じです。

”かたくり”が咲いている所までは、そんなに急ではありませんが、緩い坂の道をゆっくり歩いて5〜10分ほど上がったところです。
おじいちゃんは肺が悪いので、急いで歩いたり、急な坂はつらいので、一緒にゆっくり歩いていきました。

天気が回復したので、問題ありませんでしたが、
ぬかるんでいると歩き難い道です。
webサイトの案内には、サンダルやヒールは不向きだと書いてありました。

最後のカーブを左に曲がると、休憩できるベンチや売店コーナーがありました。
その先には林の木々のあいだに”かたくり”の紫色の花が見えてきました。

たくさん咲いていそうです。

野外ステージのような屋根のついた建物と向かいにベンチがある場所でちょっと休憩しました。

今日は三連休の間なので、売店も色々と出ていました。
お団子やお饅頭、お弁当、かたくりの花の図柄の切手の販売もありました。

甘いものが大好きなおじいちゃんとお饅頭を試食。
おじいちゃん、さっき羊羹買ったし、
その前は道の駅で草団子を買ったのに更にお饅頭も買っていました〜。
まぁね、今日はホテル泊だから、お茶はあってもお菓子は出ないよね。
おじいちゃん的には”女中さんがお茶入れてくれて、お菓子食べるのがいいんだよ〜”と。
でも、旅行 急に決まったから、ホテル取るのだってやっとだったんだよね〜。（コネクション有でしたから）

ここでもパックにいっぱい入った串無しのみたらし団子が売っていました。
やはり佐野あたりの名物なのかな？

もうひとがんばり、最後の坂を上ります。
見学を終えて下りてくる人も沢山います。

ここからは段がついた坂になっています。

ハイキングコースにもなっているのですね。
木々の根元に”かたくり"の花が見えてきました。

落葉した木の下に咲いている花に午後の日差しが当たっています。

派手さはありませんが、きれいな花です。
こんなによ〜く見たのは初めてです。

”かたくり”と言う位で、元々片栗粉はこの花の鱗茎（球根）から取ったでんぷんの事だったそうですね。
今は、ジャガイモのでんぷんがほとんどですが。
それでもホンマモンの片栗粉ってあるのかな？味とか違うとか？
グルメ番組とかでも見た事無いような・・・って自分グルメ番組好きじゃなかったんで、あまり見ていないんでした（汗）

こんなに沢山咲いています。
ちょうど、盛りにさしかった良い頃のようです。
花は盛りに差し掛かった頃が一番きれいで良いのではないでしょうか。

佐野には他にも”柿平かたくり群生地”もありますし、
栃木や茨城には何箇所かかたくりの群生地があるようです。

でも、規模的にはここがかなりの広さですし、
地元の保存会の方による下草刈りや保護育成によって観察しやすいように歩道なども整備されています。

”アズマイチゲ”という白い花とのコラボも楽しめると、webサイトでは見たのですが、
まだ”アズマイチゲ”は全く咲いていないようでした。

他にも季節によって、雑木林に咲くような、楚々とした植物が色々楽しめるそうです。

紅葉も花もそうですが、毎年見ごろの時期にばっちり行かれるとは限らないので、今日はまずまずの花見となりました。

群生地のあたりにはベンチなどはないので、歩きながら見学したり、写真を撮っている人がほとんどです。

おじいちゃんは歩きつかれたので、先に車に戻りました。

”かたくり”の花はなんせ、小さくて、地面に這うように生えていますので、
カメラを地面スレスレに下ろして撮影している人が多いです。
ファインダーから覗かなくても液晶があるからデジカメは便利だ〜。
携帯で撮ってる人も多いですね。

ダンナはここに来ないでラーメンを食べに行った姉に
”こんなに咲いてるよ”と写メを送っていました。
もうちょっと早く佐野に来ていれば、一緒にここが見られたのにね。

春分の日で日は長くなりましたが、それでも林の中なので、西日が横から木々の陰を作る時間になってきました。

それはそれで、雰囲気があります。
花びらに日が横から当たって、透けて見えるようです。

時間によっても花の表情は色々ですね。

今は花・葉と沢山見られますが、約1ヶ月後には種子を落し、葉も消えてしまうそうです。

花をたっぷり楽しんで、下りてくると、男体山が見えました。
今日の宿はこの山の近くです。
天気もすっかり良くなって、ちょっと歩くと暑い位です。
半袖の人もいましたよ。

この後、車で佐野を後にして、日光方面に向かいます。
今日の終点は"中禅寺湖”湖畔のホテルです。
姉家族ももう、ラーメン食べ終えてそちらに向かっているでしょうし、妹家族は直接ホテルに向かうと聞いています。

この後の旅行記は後半として別に書きます。