週末広島ひとり旅　1日目

2009/03/07 - 2009/03/07

土日で広島へ行ってきました。

広島駅に着いたのが11時ごろ。
市電に乗って、まずは原爆ドームを目指します。

市電、けっこう頻繁に停まりますね。駅が近くて。
交差点の右と左にそれぞれ駅があったりして、
バス停よりも近いんじゃ・・・って思うくらい。
このゆっくり加減に最初はイラっとしてしまいました。
慣れたけど。

原爆ドームと資料館をみました。
今日はとても天気が良くて暖かい日。
原爆投下された時、「放射能で75年は草木も生えない」と
言われたこのエリアは、緑いっぱいの公園になっていました。
地球の回復力って素晴らしいね。
広島の中心部も、あの廃墟状態からよくここまで復興したなと、
人の力ってすごいな、と思った。

資料館で見た内容は、なかなか重かったです。
熱・爆風・放射能。
都市を破壊し、人を蝕む。
今後、同じことは起こしてはならないこと。
「良い戦争はないし、悪い平和もないのです」
って言ってたけど、その通りだな。

次の日には追悼平和記念館というところにも行ったけれど、
そこでは亡くなられた方の遺影と、生存者の証言があった。

瀕死の重傷を負った人に「水をください」と求めらた話が多くありました。
「重傷者には水を与えてはならない。死んでしまうから」と
兵士から言われて水を与えるのは禁止されていたそうです。

で、
?その通りに水を与えなかった人
?それでも水を与えた人

がいて、

?−a　そのまま過ごした人。
?−b　「どうせ助からない命ならば、最後に水くらい飲ませてあげたらよかった」と後悔している人。

?−ｃ　水を飲ませたら、死んでしまったけれど最期は満足そうだった。与えてよかった…と思う人
?−ｄ　水を飲ませたら、すぐに死んでしまった。自分は殺人をしてしまったのか…と自責の念にいまだに苦しむ人。

が、いたみたい。
ｂとｄのように、生き残った人にもPTSDというか「罪の意識」みたいのが、ずーっと残ってしまうんですね。
焼けた建物の中で家族や友達が助けを求めていても、救助できずに逃げるしかなかった人、とか。
もちろん、死んでしまった人はそれはもう壮絶な状態だったでしょうし。
辛すぎる体験です。

いまだに戦争とかしてる国があると思うと、イラっとするわ。
その労力と金をもっとマシなことに使え、と。

エリア 広島市(広島)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: ANAグループ
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

原爆ドーム。

とても天気の良い日でした。

平和記念公園の隣の川。

原爆投下時は、火傷を負ったたくさんの人が水を求めて川へ入り、亡くなったそうです。

今は静かに流れている川。

オープンカフェなどもあり、素敵な場所になっています。

奥の横長の建物が資料館。

手前（真ん中くらい）に小さく見える火は、核兵器がなくなるまで燃え続けるとか。

資料館で見た三輪車。

灼熱だよ。

右側3つ目くらいの建物が爆心地の、島病院。

広島市民球場。
原爆ドームの反対側にあります。

3月までで、使わなくなってしまうらしいですね。
新しい球場ができるとか。

こんなアクセスの良い場所に野球場があるなんて、いいことだと思うんだけどな。

たまたま入ったコンビニで見かけた「白バラコーヒー」
甘さがちょうどよくて、美味しい。
コーヒー牛乳好きにはたまりませんな。

なんで「白バラ」なんだろう。

パン屋さん、アンデルセンの本店。
早めの時間に行ったので、お花屋さんとカフェとベーカリーの一部しか開いていませんでした。

奥にはチーズとかお惣菜があって、上の階には食器なども売られているらしい。

ここ限定の「広島サワーブレッド」を買って帰りました。ちょっと酸味が会って、しっかりと歯ごたえのあるパン。美味しいです。

ここの建物は、旧帝国銀行だったとかで、被爆したものを修繕してあるそうです。

晩御飯はお好み焼き。

「夜の街」な雰囲気の通りにある、「へんくつや」というお店に行きました。
ソバがぎっしりでボリュームありますね。

カウンターで、お好み焼きが焼かれるのを眺めているのが楽しかった。