2009/02/06 - 2009/02/06
121位(同エリア201件中)
シベックさん
雪の重みから木々を守る雪つりは、金沢の兼六園などが有名ですが、根尾の淡墨桜も同じように雪つりが施され、湿気の多い重い雪から老木を守っていました。雪の積もった雪桜を見たかったのですが、残念ながら今年は暖冬なのか、雪はありませんでした。それでも雪つり姿の淡墨桜は、訪れる人の目を楽しませていました。
写真は、日本三大桜・雪つり姿の淡墨桜(うすずみさくら)。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車
-
国道418号線
東海環状道路から東海北陸道路を経由し、美濃ICを下りて、R418を北西に向かいました。
初めて通ったR418は、大型車1台で道が塞がってしまうような細い道・・。 -
山村風景
武儀川に沿った谷あいの狭い国道を、対向車に注意しつつ進みます。 -
広い道
道は、尾並坂峠の手前から、幅の広い片側一車線の立派な舗装道路になりました。
峠付近の日蔭には雪の塊が残っていましたが、この数日は降っていない感じ・・。
行きかう車は、ほとんどなし・・。快適に根尾村に向かって下って行きます。 -
根尾の山里
峠道をしばらく下ると、根尾の里が木立の切れ間から望まれました。・・が、雪らしい物はなにも見えません。そのまま真っ直ぐ淡墨桜に向かいました。駐車場には数台車が止まっていました。
こんな真冬に・・やっぱり同士がおられるようです。 -
東から見た淡墨桜
春のわずかな開花の時期には、沢山の観光客が殺到する淡墨桜ですが、冬の雪つり姿にも趣があります。
左隅に映る人影が小さく見えます。 -
支柱の間から
淡墨桜は、山高の神代桜(山梨県)、
三春の滝桜(福島県)と共に
日本三大桜とされている名木です。
淡墨桜との出会いは
平成のはじめ頃で、その大きさに
圧倒され感動したものです。
それからは3年ほど続けて見に行きました。
以後ご無沙汰していて、
今回は17年ぶりの訪問でした。
冬の姿は初めて・・。 -
支柱と淡墨桜
ヒガンザクラの一種。樹齢は1,500余年、
樹高16m余り、幹回りは、目通りで約10m。
枝張りは約27〜20m。
由緒ある桜の代表的巨樹として、大正11年10月12日に国の天然記念物に指定されています。 -
冬の淡墨桜・立派な幹
風雪1.500年を耐えた抜いた老木の幹や太い枝には、痛々しい腐朽防止手術の跡が残っていました。
雪つり作業や根の誘導、土壌の改良など年間を通して保護活動が行われているそうです。
柵で囲われた保護範囲も、20年前より広くなっているようでした。 -
裏から見る淡墨桜
淡墨桜は、王位継承をめぐる迫害を受けて
隠れ住んでいた継体天皇が村を離れる際、
住民との別れを惜しんで
お手植えになったと桜だと言われています。 -
二世の淡墨桜
-
二世桜とお堂
淡墨桜の山側には、
淡墨観音堂が鎮座していました。 -
横から見る淡墨桜
今まだ冬眠中の淡墨桜ですが、咲き始めはピンク色、
満開時には白くなり、満開を過ぎると
淡く墨をひいたようになり散ることから、淡墨桜と呼ばれています。
これまでに何度か来ていますが、まだ散り際の淡墨色は、残念ながら見ていません。 -
淡墨桜と二世桜
-
雪つり姿の老桜
雪が積もり、雪の花が咲いた
淡墨桜も綺麗なことでしょうが、
今年は無理そうです。
蛇足ですが・・
福井市の雪つり撤去作業が、
例年より1週間ばかり早く
今日(3/11)から
始まったとの報道・・。 -
雪つり姿全景
淡墨桜の保護に力を注がれた作家・宇野千代さん
(1897-1996)の話は有名です。
角川文庫600 エッセイ「生きて行く私」のなかの
"老残の身を横たえて" には、
淡墨桜とのかかわりが詳しく書かれています。 -
根尾の里
根尾川に沿って集落が点在するのどかな
山間地の農山村。
全国的にも有名な淡墨桜や根尾谷断層など、いくつかの天然記念物が村内に分布しています。 -
北の山々
山のこちらは茶色の枯野、
山は雪を被っています。
あの山の向こうは、福井県でしょうか。 -
町中の白鬚神社
滋賀県高島市にある白鬚神社の
分霊社でしょうか。
白鬚神社の分霊社は日本全国に292社があり、
岐阜県と静岡県が特に多く、
それぞれの県に60社以上が祀られているようです。
白鬚神社Web:
http://www.biwa.ne.jp/~h-ume/ -
鳥居をくぐると社殿
-
階段の上に本殿
根尾の白鬚神社を後に、
少し町の様子を見てみたく、
駅前方面に向かいました。 -
レールバス
さくら色した小型気動車のレールバスが
停まる樽見駅(たるみえき)。 -
樽見駅
JR大垣駅から運行される樽見鉄道樽見線の終着駅。
心地よいエンジン音を響かせながら、
レールバスは発車して行きました。 -
うすずみふれあいプラザ
以前の駅舎が火災で焼失し、2008年(平成20年)4月に、新しい駅舎「うすずみふれあいプラザ」が竣工したそうです。
どうりで真新しい・・! -
樽見駅前広場
-
新しい樽見駅舎
ホームは長いですが、上屋はかなり短い・・。
向こうに見える山裾に、
日本三大桜の一つ「淡墨桜」があります。 -
ホームの先は板所トンネル
駅を出るとすぐトンネルです。
普段は無人駅だそうですが、
淡墨桜のシーズンは、列車の連結も増え、
駅員が配置されるそうです。
大垣-樽見間の所要時間は、
1時間と少々・・。
樽見鉄道Web:
http://www006.upp.so-net.ne.jp/tarumi-railway/ -
真新しい駅舎
円形に建てられた「うすずみふれあいプラザ」。
こちらを最後に、帰路に・・。
R157で岐阜羽島ICに向かいました。 -
根尾の切り立つ山々
120年前、M8の濃尾地震を起こした根尾谷断層が走る地帯・・。あまりいい気持はしません。
樽見鉄道の線路が、国道と平行して走っています。この路線は、谷汲口駅から奥の樽見まで全通したのは平成に入った1989年のことだそうです。逆算すると、はじめて淡墨桜を見にきた頃にタイミングよく開通したようです。 -
根尾川に沿って
山岳地帯から濃尾平野にでました。陽は西に、今日は綺麗な夕陽がみられそう・・。
左手にぽっかり夕陽を受けた金崋山が見えています。これは行かねば・・と、帰宅を遅らせ行先変更・・金崋山に寄って見ることにしました。
〜おわり〜
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この旅行記へのコメント (4)
-
- いっちゃんさん 2009/03/13 17:56:48
- 珍しい雪つり姿の根尾の薄墨桜
- シべックさん こんばんは
雪つり姿の根尾の薄墨桜、珍しいですね
まるで帆船のようですね。
この光景から想像すると根尾はかなり雪深い所なんですね。
三春の滝桜は何回か見に行きましたが
冬のうちも雪つりはなかったような気がします
下から枝を支えてはいましたが。
雪つりは情緒があっていいですね。
根尾の山里もいいですね。
国道で一車線 気を使いますが そんな雰囲気がいいですね
山懐に入っていくワクワク感 なんともいえない
未知の世界に入っていくような感覚が・・・。
日本三大桜の薄墨桜
雪つり姿の珍しい薄墨桜をありがとうございました。
いっちゃん
- シベックさん からの返信 2009/03/13 22:07:35
- RE: 珍しい雪つり姿の根尾の薄墨桜
- いっちゃんさん、こんばんは!
冬の淡墨桜、見てくださり投票もありがとうございました。
裸樹の桜を見に行くなんて、異常ですね!
家人に馬鹿にされながら、それでも見に行ってきました。
でも、何人かの方と淡墨桜の前でお会いしましたので、嬉しくなりました。
>雪つり姿の根尾の薄墨桜、珍しいですね
まるで帆船のようですね。
この光景から想像すると根尾はかなり雪深い所なんですね。
確かに・・帆船の様にも見えますね!
このあたりは、日本海に近いこともあり、湿気の多い重い雪が降るようです。
そんなことや老木を労わること等から、雪つりが行われるのだろうと思います。
>雪つりは情緒があっていいですね。
雪があればもっと良かったのですが、雪つり姿の淡墨桜だけでも趣がありました。
雪桜は、来年以降の楽しみにとっておきました。
三春の滝桜や山高の神代桜は、見たいですが、混雑しそうで足が向きません。
>根尾の山里もいいですね。
国道で一車線 気を使いますが そんな雰囲気がいいですね
山懐に入っていくワクワク感 なんともいえない
未知の世界に入っていくような感覚が・・・。
「山懐に入っていくワクワク感・・未知の世界に入っていくような感覚が・・」
さすが・・山男! なるほど・・と感心しました!
縦横無尽に広がる自動車専用道路がある一方、
今でもまだ、こんな国道が幾つも残っているのですね〜。
今日は花のない桜を楽しんでいただき、ありがとうございました。
シベック
-
- rokoさん 2009/03/12 20:47:13
- 根尾の薄墨桜
- シべックさん こんばんは
冬の雪つりの薄墨桜、珍しい光景
春の花が咲いてる季節に三度程、足を運びましたが
シべックさん同様、もう15年以上前のことで、
とても懐かしいです。
桜さく季節はこの道路は渋滞してなかなか前に進まなく
いつもイライラさせられました。
でもこの時期は道路も気持ちよく走れ、見事な雪つり風景
これもまたいいものですね。
根尾の山里の一枚も素敵です。
二世桜もずいぶん大きくなって年月を感じます。
宇野千代さんも懐かしいです。
楽しませていただき、ありがとうございました。
roko
- シベックさん からの返信 2009/03/13 15:13:15
- RE: 根尾の薄墨桜
- rokoさん、こんにちは!
冬の淡墨桜ご覧くださって、ありがとうございます。
実は、雪が積もり、雪の花を咲かせたような淡墨桜が見たかったのですが・・。
そんな雪桜は見られず残念でした。
朝、家を出るときは快晴で、西の空を仰いでも雪雲はありませんでした。
でも、予定どおり決行し、はじめての道をドライブしてきました。
この後、雪が降ったらもう一度・・と思っていたのですが、今年は無理のようですね〜。
>冬の雪つりの薄墨桜、珍しい光景
春の花が咲いてる季節に三度程、足を運びましたが
シべックさん同様、もう15年以上前のことで、
とても懐かしいです。
そうですか!
同じころですね。私も3度ほど満開時期に行きました。
大垣から列車で2回、車で1回・・。
今も同じでしょうが、当時、列車は混雑、道路は大渋滞でしたね。
さすがに冬の道路はガラガラで、快適なドライブが楽しめました。
今春は、淡い墨色の花びらを見たいものだと思っています。
懐かしの淡墨桜や根尾の里を楽しんでいただき、
お気遣いもありがとうございました。
シベック
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