友人を訪ねてロンドン一人旅

2005/07/22 - 2005/07/26

仕事もなく、右手薬指を骨折しての治療中。突然降ってわいた時間を有効活用すべく、一週間後のロンドン行きチケットを購入。
急にも関わらずロンドン在住の友人に連絡して泊めてもらいました。

出発前日にロンドン地下鉄で同時多発テロが発生したため、両親や友人が心配する中、「まぁ、ホテル滞在でもないし」、と今思えば、非常に気楽な気分で旅立ちました。
そんな私の気楽な気持ちを吹き飛ばしたのは、ロンドン到着後の入国審査。
ツアー客はどんどん通してもらえるというのに、ひとり旅で滞在期間も4日（3泊5日の強行軍だったので）と、入国審査官が不審に思う対象ど真ん中だった私は、すごい勢いで質問攻めに合いました。
通常なら質問なんてないのも同然のところを、どこに泊まるのか、何をしに来たのか、学生なのか、働いているのはどんな会社なのか、年収はいくらかとか、クレジットカードは持っているのか、などなど…。
審査官の高圧的な態度もあって、当時は非常に不愉快に感じましたが、気持ちが落ち着いてから考え直すと、審査官はそれが仕事だし、国をあげての警戒態勢の時期なのだから当たり前なことだったんだな、と反省しました。

エリア ロンドン(イギリス)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 自転車
• 航空会社: ブリティッシュエアウェイズ

友人宅へのお土産でパンパンになった荷物

お世話になったの友人宅。
リージェンツ・パーク近くの素敵な住宅街にあるアパートメントでした。

リージェント・パークに面したフレンチ・カフェ、CAFE ROUGE

一度朝食をいただきました。クロックマダムとカフェオレを頼んだのですが、普通に美味しかったです。
朝食からディナータイムまでオープンしているので、旅行者にもなかなか便利なカフェ。

Abby Road

ビートルズファンが多く訪れる、アビーロード。
普通に交通量がある場所なので、写真を撮るのは結構大変です。事故にあわないようにご注意ください。

ヴィクトリア&アルバート美術館

今回の旅で唯一訪れた美術館。
サウス・ケンジントンにあり、ハロッズなどからも近いです。

ヨーロッパを中心とした服飾の展示がメインなのですが、劣化を防ぐために照明が抑えられていて写真には適さなかったので、The Cast Courtsの写真を。
レプリカの展示室です。

The Cast Courts
これは「トラヤヌスの円柱」。ローマ帝政期、五賢帝の一人トラヤヌス帝が戦った「ダキア戦争」の戦勝記念の柱です。
（もちろんレプリカです。本物はローマのトラヤヌスのフォルムにあります。）

The John Madejski Garden

ヴィクトリア&アルバート美術館の中庭です。イベントが行われることもあるそうですが、膨大なコレクションの鑑賞に疲れた人が憩う場所。

シャーロック・ホームズ・ホテルでアフタヌーン・ティー。

シャーロック・ホームズ・ホテル1階奥のラウンジでアフタヌーン・ティーがいただけます。

友人が予約してくれていたので、暖炉前のソファ席で優雅にお茶しました。
他のところと若干違うのが、3段になったお皿の一番上、プチケーキが載せられるお皿に、ここではチョコレート（ボンボン・ショコラ）と苺が！
美味しかったです。

ラウンジの雰囲気

ホテルのエントランスを入ってすぐのバーやダイニングは、人気があるため人が多くて活気がありますが、ダイニングのさらに奥にあるこのラウンジは急に人が少なくなって、本当に静かです。
パーティーで貸し切りになっている場合もあるみたいなので、事前に予約した方が良さそうです。

ロンドンでフレンチなパン屋さん

バゲットをはじめドーナツやデニッシュ・ペストリーの種類も豊富で、どれもこれも美味しいそうでした。意外にも、もともとロンドンは街中のパン屋さん（専門店）自体が少ないそうで、スーパー内のベーカリーというのが普通みたいです。
そのせいか、街中のパン屋さんはフランス系のところが多いんだとか。パリが本店のPAULも行列が出来るぐらい大人気だそうですよ。

スーパーマーケット

ロンドンにはいくつかのスーパーマーケットがあるのですが、友人いわく大まかに3つに分かれるんだそう。

・高所得者層が普段使いする、Marks & Spencer。
・ミドル層御用達でお洒落なWaitrose。
・一般的、もしくは庶民生活のためのSainsbury'sやTesco、safeway。

友人夫妻と一緒に訪れたのは、庶民の味方、Sainsbury'sです。

いろんな種類が山盛りのチーズ売り場

お肉売り場

ダイナミックと言うべきか、大雑把と言うべきか、ほとんどがブロック肉。（上段に多少、ステーキ用らしいサイズのお肉もあります。）
薄切りやこま切れ、しゃぶしゃぶ用のパックなんて見当たりません！（さすがにしゃぶしゃぶは普通にないですよね。）
あと、挽き肉も見かけませんでした。
ざっくりと切ってステーキに、もしくはブロックのままローストに、が一般的なのか…。

ロンドナーの一回のお買い物量

週に一回の買い物で済ませているせいなのか、レジのベルトコンベアーに並ぶ量が半端ないです。
一家族の一週間分の食料だと思えば妥当なのかも知れませんが、一人暮らしの私からは想像できないボリュームを一回でお買い上げ。

おまけのポッキー。

日本の食品を扱う小さなお店で見かけたポッキー。はその値段はなんと2.5ポンド！！！
訪れた時のレートが1ポンド200円以上だったので、換算すると500円以上。うーん、買えません。

テロ発生後で使用できなくなっていたベーカーストリートの駅周辺。

テロに抗議するデモが行われていたようです。