1977/08/04 - 1977/08/11
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アンタライさん
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当時£25で購入した、この中古のクソ・フレンチ・ボロモペットで、ソーズベリィの近くのアンドバーを出発して、北へ、北へ目指したバイク旅行も、もう 21日目。
故障だらけで、スピードも出ないこのボロ・モペット!!
また、毎日雨ばっかりの、このイギリスのBloody天気。!!
イギリスに入国して、まだ? か、もう! か、 5週目。
英語も良く解らんし、何故、何処へ走っているのかは、別の機会に説明するとして、 あ〜あ!! 日本に帰りたい と思いつつ、
唯一、観光と割り切って、楽しかった(?)雄大な大自然の北スコットランドのハイランド地方の景色。
暗く、重いイメージの街グラスゴーを、A82で北へ、海岸沿いにA83に入り、A816でオーバンに向かう途中で、また大雨!!
しょうがないのでB-Bに泊まったのが、1977年8月4日であった。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自転車
-
なんで? イギリスって、こんなに天気が悪いの!!
もう、嫌!この天気!! 夏なのに、本当に雨の日ばっかり!!
ソーズベリーのアンドーバーからスタートした、バイク旅行の初日から、雨。
テントなしで雨の中ウェールズの林と海岸で寝る事、2日間。
次の日も雨。 もうイヤ!B-Bに泊まる。
その2日後に£15のテントを買う。( レート£1−約500円)
やっぱりテントがあると、当たり前だが楽。
その頃のキャンプ代は、農家の安いキャンプ場で約30Pで、観光地の市内や施設の整ったキャンプ場は£1〜£1・50が相場。
B-Bはロンドン市内で£5から、地方で£3・50が相場だった。
バイク旅行に出て21日目、スコットランドに入って6日目。
取りあえず、目標はイギリス最北端地、スコットランドの北の果て、ダネットヘッド。
バイク旅行者にとっての最北端地とは、道が極端に悪かったり、何かしら条件が悪く、大体行く事が大変の所が多い。走って行って来たと言うだけで、満足感があるものである。
オーバン迄、50Km手前のKilmartinで、B-Bに泊まる。 -
Kilmartinの家庭的で親切なB-Bで、腹いっぱいに朝食を取り、A816を北に向けて出発。
今日は久しぶりに、天気が良い。
A816オーバンの10Km程手前の、Kilminverから海側にA844を10Km位走る。
海に出たEasdaleという、地図上にヴューポイントマークのある小さな島に寄る。
高台からの眺めはさすがに綺麗である。 -
向こうに見える島が Easdale島。 -
何もない北スコツトランドの景色 -
オーバンからフォートウィリアムにいくA82の景色
寒いけど天気が良く、走っていて、爽快!!
昼はもちろん、手づかみで食う、あつあつのフィッシ
ュ&チップス。
これは、本当に美味しい。しかし、必ず熱々で皿に載せてでは、ダメ!手づかみじゃないと、本当に美味くはないよ!!
この振りかける酢(モルトヴィネガー)が、また美味いんだな〜!!
イギリス料理は、特にないとか、まずいとか言われているが、このフィッシュ&チップスを除いて事実だね。 -
フォートウィリアムに行く途中の廃城。
イギリスはこの廃墟と化した城が、沢山ある。 -
フォートウイリアムから、イギリスで一番高い山。
グレンネビスの麓でキャンプ。
この写真の下の麓が、景色は最高のキャンプ場。
翌日にグレンネビスに登るが、途中で写真を撮って降りる。
イギリス一高いって言っても、4408ft。1300m位だもんね。
あ〜、 へばった。 へばった!! -
グレンネビスの隣の山。
ネビスに登ると、ネビスの写真が撮れないじゃない!!
ウェールズのマウントスノードンと一緒じゃん!!
この日、キャンピングガスを買う。£6程度なんだが、何故かもったいなくて、ここ処まで、来てしまった。
コッフェルも調味料も必要になるが・・・。
毎日のように食べているハインツのポテトサラダは確かに美味いけど、飽きたし、さすがに、もう、冷たい缶詰めは、カンベンしてチョ!!
今まで、隣のキャンパーに時々貰っていた暖かいコーヒーも、いつでも飲めて、し・あ・わ・せ!! -
ネス湖の途中の運河。
何故か写真を撮る。
水位を上げて、運行するんだったのかな? -
ネス湖
眉唾もののネッシーで有名じゃなかったら、絶対写真なんか、撮らないし、まず立ち寄らんよネ!!
別に綺麗でもない、特徴のないネス湖。
この中古のモペットは£25で購入したんだが、その他に、MOT(車検)、TAX、保険(フルカバーだと高いので、一番安い3rd Partyと言う役に立たなかったのに入る)でトータル£60も掛った。 -
ネス湖のアーカート城。
さすがにに有名で観光客が多い。
久々に日本人のグループと会うが、何故かあいさつだけ。 -
ネス湖の道路沿いの橋。
-
インバネスの街並み
ネス湖辺りから、またバイクの調子が悪い。
このフランス製の性能の悪いボロモペットは、革紐のベルト駆動なんだな。
このベルトが伸びきると、空回りし出して、スピードがまるっきり出なくなる。
ここインバネスでベルト交換出来れば。
いずれにしてもチェーンも伸びたので、カットと整備をせにゃ!!
都市のキャンプ場は、£1・50も取られ、酔っ払いの若者共が夜中まで騒ぎやがり、やかましいったらありゃしない!! -
北スコットランドの景色
午前中にバイク屋をあたり、チェーンを自分で切ったり、整備しただけ。
ベルトは一応、この時は調整出来た。
この3日後にはどうしようもなくなるんだが・・・
まあ〜取りあえずこの時は爽快に走る事が出来た。
また何もないハイランドをイギリス最北端地を目指して、走る。
インバネスからA9を北に、ひた走り、2日後に最北の町Golspieの先でキャンプ。
シャワーが出なく、水道で頭を洗う。
モノグサでもあるが、イギリスに来てから、あんまり風呂とか、シャワーとかに入らなくなったっけ!!
湿度が低いからかな〜?
イギリス人も、これまた、そんなにシャワーを、使わんのよね〜!! -
ダンロビン城
キャンプ場のすぐ近くに、Dunrobin城があった。
場所はインバネスと最北端地の丁度中間辺り。
結構、大きく、有名なの? -
北海油田が近い。
A9をWickを過ぎJhon of Groatsdeでキャンプ。
フィッシュ&チップスの販売車が来ていた。
さすが、北の本場!! タラのフィッシュは美味かった。
ついでにソーセージも食っちゃって、腹いっぱい!!
ここで4年もイギリスに居る日本人女性に会い、情報の少ないイギリスの事を聞く。
夜10時頃まで明るい。 -
ランドエンドのDunnut Head。
特に何もない。 -
イギリス最北端地 ダネットヘッド
バイク旅行とヒッチハイクの旅行者も多い。
地図上では点線(未舗装?)になっていた、A836、A838と西に走る。
狭い道だが、チャンと舗装されていた。 -
ST.Marry Chapel
古いのか?有名なのか?
皆写真を撮っていたので、取りあえず、撮っておく。
この後、大して、面白くない原子力博物館へ寄って、西へ、西へと走る。 -
北の果てスコッランドのA836の景色
何にもないのが良い!!
燃料になるピトーを取っている。 -
ハイランドのポンコツ・モペット
-
Cave of SMOOの近くでキャンプ。
A836からA838へ。
食料は沢山買い込んである。 -
Cave of SMOO
何故か、石を並べて、自分の名前を、作っていたので、漢字で名前を作ったら、珍しいと褒められた。 -
Cave of SMOO
洞窟がある。 -
これぞ、ハイランド地方の絶景。
A838を南下し、A894の海岸沿いへ行こうか、迷った末、バイクの調子も悪いので、A838でインバネスに戻る事にした。
この写真まで、景色の素晴らしいハイランド観光を満喫した。
この後、ガス欠で4kmこいだり、坂道を押したり、ベルトの空回りで散々な目に合って、翌日にインバネスに辿り着く。
ベルトなんか手に入らず、まだまだ、冷たい仕打ちが続き、夢も希望も無くなって行く・・・・・・。
大体、このモペット自体、街の自転車代わりのチョイ乗り用バイクで、こんなにも長距離を酷使されながら走るもんじゃないんだよね!!
フランスじゃ、モペットを子供がノーヘルで乗っていたのを沢山見た。
キャンプ生活も、まだまだ、この後6週間程、もう、イヤっと言うほど続く・・・・・・。
中部イングランドまで行って、また、インバネス辺りまで戻って来たり・・・・。 何をしてたのやら?
メーターが付いていなかったので走行距離は正確には、分らないが、計7〜8000km位イギリスを走ったかな?
その頃、情報が本当にすくなかったイギリス。
また自分で色々な制約を設けすぎて、挫折して行く訳で・・・・・。
同じ年の、1977年11月頃からロンドンに住み、語学学校に行く。
転がり込んでいたフラットを出て、自分でノッティングヒルの安アパートを借りて、アルバイトも始める。
このボロ・モペットはロンドンで、良い足として便利だった。
故障も多かったものの、 あの日までは・・・・・、結構、活躍した。
忘れもしない、翌年1978年の4月5日!!
朝早くからの劇場の掃除のバイトが終わり、間に合うはずが無いのに、アパートの中古の白黒TVで、アカデミー授賞式を見たくて・・・ 急いでいたのかな〜?
何時も通っている、ハイドパークのパークレーンに出る交差点で、信号が青になったので、交差点を渡ったはず・・・?
右側から、何故か、赤信号なのに・・・・?
大型トラックが来ていた様な・・・・・?
意識が戻ったら、病室のベットだった。
肋骨が4本ブロークンとの事で、寝返りが打てず、背中がしびれて痛かった。
このボロ・モペットも後輪が歪んで、とうとう捨てるはめになった。
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