雲南省南部一人旅(2008年3回目)　その 12　老猛の日曜市観光後緑春へ

2008/11/11 - 2008/12/10

ミャオ族の民族衣装と蝶を求めて雲南省南部を放浪した一人旅の記録

エリア 中国

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 高速・路線バス
• 航空会社: 中国南方航空

土鍋ビーフンの店に行くと準備中だったので前の店に入る。焼き豚がたくさん入っていて土鍋ビーフンより内容はよいが値段は1元安い4元だった。

7時50分にホテルをチェックアウト、老猛行きの乗り合いタクシーに乗り込み10分ほど走ると青空になったが30分ほど走ると雲の中に入り周囲が見えなくなる。

8時50分攀枝花郷に来ると定期市が開かれていたが通過する。9時15分黄芽峰を通過する。海抜は600m低ぢに下がり暖かくなる。さらに20分ほど走ると老猛の入口に着いた。

老猛の入口から中心部までは泥道を500m以上あるかなければならないので10kg強のリュックをしょい10kg強のキャリーバッグを引きずっていくのはかなりこたえる。幸い途中にできたばかりに舗装道路がありこちらを進むと楽になった。

荷物をどこに預けようかなと迷ったが一昨日泊まった振興賓館の客室を半日20元で借りることにした。こうすればベッドに横になって休むこともできるしお茶も飲めるしトイレも使える。

荷物を置いて定期市の通りに出るともう大勢の人で賑わっていた。この付近のミャオ族は独特の帽子をかぶっている。スカートは既製品で上着はセーターを着ている女性が多い。

　袖に赤い刺繍をつけた黒か青の上着を着て上部が紺、下部が赤いスカートをはき中央が黒く両脇が赤い前掛けを下げるのがこの地方のミャオ族の伝統的な衣裳のようだ。

頭に鶏冠帽おかぶったイ族の女性がいた。近頃この帽子はなかなか見られない。

ランテンヤオ族の未婚の女性はパステルカラーの帽子をかぶっている。

ハニ族の民族衣装は変化が多い。

　男の子が帽子をかぶっていたが中国語を話せないので何族か分からない。

頭に赤いベルトを巻くアールー族も大勢見られた。

他とは変わった衣装のグループがかたまっていた。ハニ族でもイ族でもないようだ。

市場の露天食堂はいつも賑わっている。

私もビーフンと炒めた豆腐を食べたら4元だった。

12時ころになるともう帰る人がいてトラックによじ登っている。窮屈な姿勢で遠くの村までガタガタ揺れる道を行くのだから大変だ。

午後は蝶を探して写真を撮る。スジグロカバマダラ、キンミスジ、リュウキュウムラサキ、ガランヒマダラなどが見つかった。

トンボもいろいろいた。

14時30分にホテルをチェックアウト、バス乗り場までキャリーバッグを引きずって行き緑春行きのバスを待つ。30分以上待ってやっとバスが来て15時10分に発車し緑いっぱいの山道を走り続ける。35分ほどして黄草峰郷を通過、さらに25分ほどして俄扎を通過する。このあたりは棚田が美しい。

　俄扎を過ぎてからも美しい棚田が続く。

　3時間近く走り続け17時25分に緑春に到着した。

いつものようにバス駅近くの金勝賓館にチェックインする。宿泊料は1泊50元だった。

部屋に荷物を置いて街の中を散歩する。黒い帽子に赤い房をつけ黒い服を着たハニ族の女性がをあちこちで見かける。

　通りに面して立派な建物があったので役所かと思ったら中学校だった。日本には田舎町でなくてもこんなに立派な中学校はないだろう。

　町の対岸には大規模な棚田が広がる。ただ町の中心部の通りからは建物が邪魔して棚田は見えない。30分ほど歩いてようやく棚田の写真を撮れた。

ホテルのそばの食堂に入り快餐を食べる。値段は5元で野菜ばかりの料理だったが美味しかった。