雲南省南部一人旅(2008年3回目)　その9　金平から老猛へ

2008/11/11 - 2008/12/10

ミャオ族の民族衣装と蝶を求めて雲南省南部を放浪した一人旅の記録

エリア 中国

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 高速・路線バス
• 航空会社: 中国南方航空

　今日の朝食も5元のビーフンですます。

　8時にホテルをチェックアウト、老集寨行きのバスに乗りこむが発車まで20分ほどあるのでバスを降りてそばで写真を撮る。今日は金平の定期市の日なので民族衣装を着た女性が次々通る。尖尖ヤオ族の女性には赤いとがった帽子をかぶっている女性のほかに黒いターバン風の帽子をかぶっている女性がいる。赤い帽子をかぶっている女性は家長、黒い帽子をかぶっている女性は家長の座を譲った女性のようだ。

　ほかの民族の女性も次々通る。

　イ族の母子が歩いてきた。母親は伝統的な民族衣装だが娘は現代風だ。若い女性は民族衣装を着なくなっている。

市場で売るのだろう。籠を担いだ女性も次々通って行く。

70歳過ぎのおばあさんも重そうな荷物を担いで通って行く。この地方ではネパールと同じように頭で荷を支える担ぎ型だ。

バスは8時25分に発車、棚田の広がる山道を走る。棚田が次々見えるが寒いので写真を撮るとき窓を開けられないのが残念だ。

　10時15分銅厰の町に到着、ここで食事タイムになる。運転手に一緒に食べないかと勧められたが、まだ時間が早いし出発前に買ったココナッツ果汁入りのクッキーを食べていたのでやめておく。

クッキー袋には平仮名で「天然植物繊維たっぷらごす」と書いてある。読めなくても日本の字が書いてあると高級品のイメージがするのだろうか。

　銅厰を過ぎると石畳の道になりバスはがたがた揺れながら走る。小型のひまわりくらいの大きさのキク科の植物の花がたくさん咲いている。蝶が止まっていないかと懸命にお探すが寒いせいか見つからない。滝もあったが地図には載っていなかった。

　13時半ころから老猛河に沿って走る。道沿いにはバナナがたくさん植えられている。

老猛河の景色を見ながら快調に走っていると突然前方に道路に砂と石が積まれていて走れなくなる。運転手が手で砂をならし石を動かしてなんとか通過する。

さらに10分ほど走ると道路工事でまたストップされる。10分くらい待てば通れるかと思ったがいつまで待っても通れない。さっきの砂は車を止めるためにおいたようだ。

　4時間半待ってようやく通り薄暗くなった18時30分に老猛に到着した。老集寨に行くことをあきらめ前回泊まった振興賓館にチェックインする。宿泊費は1泊40元だった。

　ホテルのそばの食堂でビーフンを食べる。4元と5元のビーフンがあったので5元にしてもらったら大盛りでちょうどよい量だった。