2009/01/24 - 2009/02/01
1494位(同エリア4268件中)
CHUNさん
17年越しの夢であったプラハ再訪、絵の題材の取材と家族旅行を兼ねて1週間、短くも充実した幸せな旅ができました。
取材も20年分に匹敵する大収穫となり、久々の満足旅行です。
プラハからブダペストへは列車移動、スロバキアも通過します。ウイーンでは飛行機の遅れを利用して市内を散策、4カ国歴訪です。
現在、上海在住で中国から欧州への旅行は値段が高いだけでなく、旅行会社の手配も柔軟性がなく、今回は一度成田を経由して日本の旅行会社の手配ででかけました。日本からのツアーはベースが6泊8日で10万円、上海−成田の飛行機が9万円と価格が成立しておりません。
日程:
1/24 上海から成田へ(成田泊)
1/25 成田からウィーン経由プラハへ(プラハ泊)
1/26 プラハ散策(プラハ泊)
1/27 プラハ散策、バレエ鑑賞(プラハ泊)
1/28 列車にてブダペストへ(ブダペスト泊)
1/29 ブダペスト散策(ブダペスト泊)
1/30 ブダペスト散策、オペラ鑑賞(ブダペスト泊)
1/31&2/1 ブダペストからウィーン経由、成田経由、上海へ
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- オーストリア航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
PR
-
プロローグ:
今年の旧正月はヨーロッパに行きたい。17年間再訪を夢見てきたチェコに行くと決めてから2ヶ月、ついに迎えた出発当日、上海市内からリニアモーターカー(最高431Km)で浦東空港へ行き、JALで成田に。成田の日航ホテルに投宿し、夕方、千葉までデジカメを買いに行きました。成田空港は不便です。NEX以外の電車は1時間に1本、千葉まで往復で3時間かかりました。
翌朝、さあヨーロッパへ出発です。ウィーン行きには結構大勢の旅客がいました。年配のスキー仲間や、芸能人の撮影ツアーらしき人々とか、楽器を抱えている人などなど。そして成田空港で食べたお茶漬けはとてもおいしかったです。そして娘は13歳の誕生日を迎えました。 -
第1章 17年振りのプラハ
ウイーン経由で13時間、プラハに到着したときにはもう日は暮れていました。期待していた雪は降ってませんでした。街に入ってくると懐かしい王宮が見えてきます、全体的に人が少なく、暗い静かな街です。
17年前はロンドンに住んでいて秋に2泊3日の旅行でした。インターネットも普及しておらず、ガイドブックも持たずに出かけ、現地で買った地図と格闘しながら、空港レンタカーでクトナーホラやカルルシュタイン城を巡りました。絵の題材の宝庫であるプラハをじっくり見たい、この想いが今かなうのです。
ブルタバ川沿いでユダヤ人街に近いPRESIDENT HOTELに泊まりました。カジノもあります。
最後に飛行機酔いした娘と長旅で疲れた家内はホテルに入るなりバタンキュー、興奮する私は一人でプラハの夜景を撮りに出かけました。 -
前回は川の下流のほうへは来る時間がなかったのですが、今回はホテルがそのあたりなので都合がいいです。川沿いをすすみ、カレル橋(残念、工事の足組みが橋の半分まで延びてます)をとおり、王宮まで暗い道をすすみました。
-
朝は日が出るのは遅く、曇りでしたが、10時頃には陽が出てきて、王宮を照らします。朝日に映える王宮は息を呑むほど美しい!!中世から変わらぬ風景です。
娘とプラハに来れるなんて夢にも思いませんでした。
今日は日が暮れるまで歩き回るぞ。 -
光と影がきれいです。
ここは赤い市電が絵になります。手前の線路のカーブが方向付けになって構図としてはとてもいいです。目で見ると王宮はもっと大きく見えます、写真ではどうしても手前を入れた時に遠近が効きすぎます。 -
手前の柵は17年前と変わってませんが、まわりの建物はホテルができたりして変わってしまいました。柵の前でまだ若かかりし頃の家内を撮影した記憶があります。その時の写真はデジタルではないのですが、ここに公開するのはやはり許してもらえませんでした。
-
ここも周りの風景が変わりました。街灯や柵などこういった街のアクセサリーも絵を構成する際に貴重な役目を果たします。重要な資料です。
-
朝日を浴びて水面にもその姿を映す一隅。P10号位で1枚描いた覚えがある、変わらない景色と爽やかな空気に乾杯!
-
手前に柵を入れると風景が身近に感じられる。
朝の11時ごろですが、緯度の高いヨーロッパでは午後になっても、朝のような爽やかな蒼い陽差しが残ります。 -
カレル橋の彫刻を手前にプラハ城を望む。写真的構図で油絵としては不向きかも。浮世絵のようなデザイン画ならあうかもしれません。
-
カレル橋の塔。この構図はどの旅行書、みやげ物についている写真、現地で売っている絵にも登場する代表的な景色です。確かに変化があって面白いですが、絵葉書的な要素が強くなってしまっています。雪の夜景にでもすれば違った趣になるでしょう。
-
王宮の中にある貴族の館で開催されているミニコンサート。1800円位で1時間12曲程度、とてもよかったです。風景ばかり探して歩き回っていると家族は疲れます、たまにはこうして趣向を変えて癒します。
最近のデジカメはマナーモードがあり、シャッター音やフラッシュが消せるんですね。迷惑をかけずに撮影できます。 -
この場所を17年想い焦がれてました。前回はこの手前で足を止めてしまったのですが、旅行の後、本で見てすばらしい風景を見過ごしたと後悔しました。
あまり感動が伝わらないと思いますが、曲がりながら下がる道、下から上に抜ける階段と脇にある彫刻、洋館の奥には丘の上の修道院があり、構図上の役者としてはいうことなし。手前の道を短めに描けば奥の風景が大きくなります。雪の夜景で決めたい、画題は「聖鐘」かな。 -
「聖鐘」F100
-
コンサートのあと腹ごしらえをすると日が暮れだしました。ケーブルカーで登った公園から徒歩で下りてくるところです。雪が少し前に降ったようで凍り付いてます。すべって転びました。
-
同じ公園のケーブルカーの駅から望むプラハ城。
暗くなりきる前の夜景は、色が多く絵にするにはいい時間帯です。ただし現場スケッチはどんどん手元が暗くなるので難しいです。明るいうちに形をとっておいて、夕暮れに色だけを拾うような方法がとれます。 -
2日目:寒い中を歩き回って疲れたのか、娘は夕べから発熱です。朝、日本大使館に電話をかけて病院を紹介してもらいました。医者は英語しか通じないといわれましたが、日本人の患者を多く診ているようで日本語の単語は出てきます。保険も入ってないので1万円位かかりました。でもタクシーが9千円くらいかかってとても高かったです。娘は休養が必要で一日ホテルで寝て過ごしました。家内が付き添いです。大使館員の方、うっかり名前を聞き忘れましたが、お世話になりました。お蔭様で翌日には回復しました。ありがとうございました。私は時間が惜しいので午後から一人で歩き回りました。
-
ホテルから対岸に渡り、丘に登りました。丘の上には公園があり、木々がとても美しかったです。
丘の上から見下ろすプラハはまさに百塔の街といわれるくらい、尖塔が多く絵にするには抜群です。 -
旧市街広場の聖ミクラーシュ教会。
手前が広場で何もないので、路地に入り前景を入れました。 -
ティン教会と天文時計。
ここも広場が前に来るので構図が丸出しになります。手前に時計の建物を入れて安定させる。ちょうどオレンジの傘が点景になります。でもやっぱり描きにくいか。 -
マラーストラナから望むプラハ城の遠景。
夜はホテルのカジノへ行ってみました。ブラックジャックは動いておらず、ポントンとかいうBJに似たゲームです。5枚ひいて21以内だったら1.5倍付け、親との引き分けは親の勝ちで、あとはBJと同じ。確率的に大きく不利です。30分で2万円位すりました。横のおじさんは30分で50万円位すってました。
明日はプラハを離れ、列車でブダペストに向かいます。
第1章 おわり
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (6)
-
- パルファンさん 2012/06/14 22:18:13
- 絵にする風景
- CHUNさん、こんばんは、
初めてこちらにおじゃまします。
「絵にする風景を求めて プラハ&ブタペスト」を見せていただきました。
まず、タイトルからして、大きな期待でワクワクでした。
どんな風景をきりとられたのかと・・・
プラハはそんな目でみ、ブタペストはこの秋に行くので参考にと。
「聖鐘」100号の油絵、圧巻ですね。
静かで、厳かな感じが伝わってきます。
まだ現役でお仕事をされている様なのに、よくこれだけの絵を描かれますね。
簡単にコミュニティにお誘いしましたがちょっと恐れ多かったかな?
ま、絵を描く方は全て友達、ってことで、
あたためてある絵がありましたら、是非コミュの方にアップして下さると嬉しいです。
これからもよろしくお願い致します。
パルファン
- CHUNさん からの返信 2012/06/15 08:42:59
- RE: 絵にする風景
- バルファンさん
おはようございます。
早速の訪問と投票をありがとうございます。
「絵になる」ではなく「絵にする」などとエラそうなタイトルでいまさらながら傲岸で恥ずかしい想いです。
バルファンさんは滋賀県にお住まいなのでしょうか?
エスパスドゥマダムのHPをちらりと拝見しました。
ブダペストの絵を楽しみにしてます。
私は公募展に挑戦していますのでF100を描く機会があるのですが、
長年の絵が大量に溜まってしまって、家は狭くなるし、家族からは迷惑がられ
孤独な絵描きをやっていますので、コミュニティのようなお話はとても心強いです。
近年、絵を描く若い方が滅法減っているようです。一方で団塊の世代が一線を退き時間ができたため絵に向かうといった方が増え、カルチャー大盛況と聞きます。絵の世界も高齢化がすすんでいますね。
バルファンさんもぜひ公募展チャレンジされることをお勧めします。
よろこんでご案内しますよ。
CHUN
> CHUNさん、こんばんは、
>
> 初めてこちらにおじゃまします。
>
> 「絵にする風景を求めて プラハ&ブタペスト」を見せていただきました。
> まず、タイトルからして、大きな期待でワクワクでした。
>
> どんな風景をきりとられたのかと・・・
> プラハはそんな目でみ、ブタペストはこの秋に行くので参考にと。
>
> 「聖鐘」100号の油絵、圧巻ですね。
> 静かで、厳かな感じが伝わってきます。
>
> まだ現役でお仕事をされている様なのに、よくこれだけの絵を描かれますね。
>
> 簡単にコミュニティにお誘いしましたがちょっと恐れ多かったかな?
> ま、絵を描く方は全て友達、ってことで、
> あたためてある絵がありましたら、是非コミュの方にアップして下さると嬉しいです。
>
> これからもよろしくお願い致します。
>
> パルファン
>
-
- トラッキー☆さん 2009/02/13 20:07:10
- 初めまして♪
- CHUNさん、初めまして。トラッキー☆といいます。
プラハ城はどこから見ても、絵になりますね。
いい絵の題材は見つかりましたか???
私もプラハが大好きです。
近いうちに再訪できたらいいなぁと思っています。
トラッキー☆
- CHUNさん からの返信 2009/02/16 14:34:56
- ありがとうございます。
- 早速の反響ありがとうございます。
あまりにも早かったのでびっくりしてます。
一方、返事がおくれましてすみません。仕事のPCなので週末は開けてません。
プラハは絵の題材の宝庫です。
年に2回、公募展に出品しており、その意味では向こう20年はモチーフに困らないと喜んでいます。
トラッキー☆さんの旅行記も参考にさせて頂いています。
エネルギッシュな旅で共感します。
阪神ファンなのでしょうか?トラッキーと聞けば思い当たるのはあの着ぐるみです。失礼しました。
CHUN
- トラッキー☆さん からの返信 2009/03/26 04:57:04
- RE:
- CHUNさん、お気に入り登録していただきありがとうございます☆
> プラハは絵の題材の宝庫です。
> 年に2回、公募展に出品しており、その意味では向こう20年はモチーフに困らないと喜んでいます。
改めてCHUNさんのプラハ旅行記を拝見しましたが、やっぱり、プラハ城を背景にした写真がとても美しいですね。
> 阪神ファンなのでしょうか?トラッキーと聞けば思い当たるのはあの着ぐるみです。失礼しました。
そうなんです・・・実は、阪神ファンなんです。
これからも、よろしくお願いしま〜す。
トラッキー☆
- CHUNさん からの返信 2009/03/26 09:30:16
- おおきに
- トラッキー☆さん
早速のご承認ありがとうございます。
とても早朝なのに、感動しました。
私も長い長い阪神ファンです。江夏に憧れた世代です。
今回のWBCの最後は藤川を最後に使わなかったことが唯一の心残りです。
またいろいろ教えてください。
CHUN
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
6
21