吹雪の猿ヶ京?

2009/01/10 - 2009/01/11

猿ヶ京の旅最後の旅行記は猿ヶ京のたくみの里を後にして、ホテルん宿泊特典についていたいちご狩り無料券や、沼田まで足を伸ばしてまたまたお寺などを巡りました。
たくみの里は体験も楽しいですが、飲食店やお土産屋さんがすごく充実しているので、そういった場所を巡るのもとても楽しいです。
特に飲食店では美味しいお蕎麦を食べる事が出来るのが蕎麦好きの私にとってはとても満足できました。

沼田で訪れた吉祥寺はとても素晴らしい庭園を持つお寺で、このあたりの観光名所にもなっているようです。
まだまだ周りたい場所はたくさんありますが、このあたり、春の桜もとても綺麗な場所ですので、桜の季節にももう一度訪れたいです。

エリア 猿ヶ京温泉(群馬)

今回訪れた猿ヶ京のシャトウ猿ヶ京ホテルより、宿泊した特典として色々クーポン券を頂きました。
月夜野びーどろパークの無料体験チケットやいちご狩り無料券などです。

そのいちご狩りのチケットを使って、久しぶりにいちご狩りに挑戦です。訪れたのは桃李館で、ここではいちご狩り以外にも季節によってぶどう、桃、ブルーベリーなど色々な果物狩りが楽しめます。

いちご狩りは冬の花の少ない季節でも楽しめます。小さなカップをもらってそこにたくさんのいちごを詰めました。

詰めすぎたいちごが家に帰って多少つぶれてしまったのですが、それでもハウスの中で真っ赤になっているいちごを２０個ぐらいは狩ることができました。

それから沼田市の方に移動して、川場村にある吉祥寺を訪れました。

吉祥寺は南北朝時代に開基されたお寺で、立派な山門や一年を通して楽しめるたくさんの花々が有名なお寺です。

こちらも雪がたくさん降ったようで、境内は一面雪景色となっていました。

遠くに見えているのは立派な山門です。周りには池や湧き水などがたくさんあって、自然をたくさん感じることができます。

綺麗に整備された庭園のいたるところに湧いている湧き水。

ここは花で有名なので、この時期には訪れる人も少ないでしょうか。あたり一面は華やかさは無く、真っ白に幻想的に白で染められています。

山門の２階部分には階段を使って上ることができます。上には十六羅漢があり、そこから周囲を眺めると美しい庭園、建物などがよく見えます。

そんな素敵な吉祥寺ですが、来た時間がおそかったせいか中はすごく空いています。入り口で入園料を払って中に入ったのは良いのですが、誰もおらず、食事どころっぽい建物も閉まっていました。

そんななんだか淋しい雰囲気も漂っています。
空はどこまでも遠くに突き抜けるような青です。

巨大な松の木も降り積もった雪で、白いコートを着ているようです。

ここ川場村は湧き水が豊富な地域だそうで、この吉祥寺でも至るところに湧き水が出ています。
そして水が美味しいのでこの地方でとれるお米もとても美味しいそうです。

空には面白い形の雲がなびいていました。

建物の屋根に降り積もった雪は時おり風に舞ってキラキラ空気中を漂っています。粉雪のような小さな雪の結晶。

百花園となっている庭園を歩きながら、雪化粧を楽しみます。

太陽が西に傾きはじめました。昨日の泰寧寺もそうですが、なんだか夕方になるとお寺に来ている気がします。

吉祥寺の本堂には無料で入ることが出来ます。
中から眺める庭の美しさも筆舌しがたいものでした。

庭には雪釣りも見る事ができます。

傾きかけた強い西日に加えて、地面の雪に反射した太陽の光がとってもまぶしいです。

本堂の中の柔らかい畳を歩きながら、外の風景を楽しみます。

裏手まで外廊下を使って歩いていくと、雄大な自然が広がっています。小高い丘の頂上あたりから水が流れているようです。

今は雪化粧ですが、秋の紅葉の季節なんかもきっと素晴らしい風景を見る事ができそうです。

今回の旅では素敵なお寺を巡ることが出来ました。
あまり家の近所には無い立派な山門を持つ寺。

美しい建造物に素敵な文化財など、たまたま訪れた場所でそういった貴重で美しい日本の文化を感じる事が出来ました。

結構無計画で旅していても新たな発見、地図に無い場所にも美しいものがあることなど、色々勉強になります。
吉祥寺も泰寧寺もどちらも有名なお寺ですが、そこに行き着くまでの道端で見たお地蔵さんや、春の開花が待ち遠しくなるような立派な桜の木。

それらを見ていると、雪の季節だけでなく、一年を通して季節の移り変わりを眺めて見たくなります。

私が持っている桜の名所の本では沼田をはじめ、群馬県には美しい一本桜や桜の名所がたくさんあり、４月ごろからが本格的に開花のシーズンを迎えるようです。
埼玉県とはお隣の群馬、また別の季節に是非訪れたいです。