チャイニーズ・ニューイヤーのパレードを見物に、ナコンサワンへ行ってきましたぁ。

2009/01/27 - 2009/01/29

バンコクから北に約２４０キロ、北部から流れてくる４つの川が合流し、“チャオプラヤ川”となる所にある街、ナコンサワンの住民は、８割ほどが中国系タイ人。と言うことで、チャイニーズ・ニューイヤーは、おそらくタイでも一番賑やかに祝われます。今年は、例年以上に大きなお祭り・・・らしいので、ちょっと見物に行ってきましたぁ。

エリア その他の都市(タイ)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 高速・路線バス

バンコクからバスで３時間半ほどで、ナコンサワンに到着。左手がピン川、右手は・・・・。ま、兎に角、この合流点が、バンコクを流れているチャオプラヤ川の始点ですぅ。

今回泊まった、ピマーン・ホテル。ナコンサワンでは古くから街で１番のホテル。街の中心からはやや離れていますが、バス・ターミナルの目の前にあるので便利です。でも、設備的には、やっぱり古さが目立ちました。
私は、某ウェブサイトを通して予約をいれました。チェックインの際、後から来た客が、“一泊いくら？”って尋ねると、フロントのカワイイ女性が“ＸＸＸバーツです”　　んんん・・・、ウォーク・インの方が安いじゃねぇ〜か。orz......

部屋のベランダから街を眺めるとこんな感じ。右手、すぐの所にバス・ターミナル。ず〜っと向こうにチャオプラヤ川が流れています。

ナコンサワンのチャイニーズ・ニューイヤーのお祭りは実は今年は、１９日から３０日まで１２日間。
でもハイライトは、２８日の夜のパレードと２９日の昼のパレード。２８日の夕方、パレードの出発点となる、市役所近くにある噴水広場には、続々と参加者や見物人が集まってきました。

小さなステージ上で記念写真を撮る獅子舞の一団。

パレードに参加する子供達。

こちらは、強面のおじさん・・・・。

ここでも、参加者らが、記念撮影。
彼らにとっても、こんな衣装を着る機会は、余り無いでしょうね。

予定時間になり、ＶＩＰも揃ったところで司会者の、中国語とタイ語による挨拶に続き、中国各地の獅子舞の披露。演じるのは全員、地元ナコンサワンの人です。　　この獅子舞の一団は、本場中国でも演じたことがあり、獅子舞コンテストでも優勝したことがあるとか・・・・。　演じる二人の息がぴったり合わないと、結構危険な演技。　

獅子舞の間には、カワイイ女の子らによる踊りも・・・。

パレード開始前の催しでは、中国各地の獅子舞８種類が披露されることになっています。これは・・・・、どの地方の獅子舞だったかは、忘れましたが・・・。

この獅子舞には、福々しい面をかぶった人やお猿さんの面を被った人も登場。

このころになると、カメラを持った見物人は、前え、前え・・と、仁義なき撮影合戦。演じている人のスペースは狭くなるばかり。少し高い場所で椅子に腰掛けながら見物していたＶＩＰも、これじゃ、さっぱり見物出来ない様子・・・。司会者が“下がってください！”とか、“前の人はしゃがんで・・・”とお願いしても、馬耳東風・・・。

出し物はまだあったし、恐らく、最後の方には相当の見せ場もあったのでしょうが、混雑に嫌気をさして、場所を変えることにしました。パレードが進む沿道に向かうと、そこでは、先頭を飾るブラスバンドが地べたに腰を下ろして休憩中。ミニ・スカートの女性指揮者は、そういうわけにも行かずか・・、素人カメラマンのモデルに・・。

これは、パレードが通過する通りに面した商店の前に作られていた門。

スタート地点で花火が上げられた後、やっと、パレードが開始されました。沿道で待ちくたびれていた見物人達も、ざわざわ・・・・。

賑やかな獅子舞。

お待ちかねの、美人が乗った山車。

カラフルな衣装に身を包み、中国舞踊？を披露。

七福神みたいな人達・・・？

団体の獅子舞。やっぱり１６頭くらいか・・・・（笑）

おじいさんにおんぶされた孫娘。

下は車、上は飛行機の変な乗り物。チャイニーズ・ニューイヤーとは、関係なさそうですが、便乗パレード？

扇子を手にした美女のパレード。

シャボン玉が一杯放たれる中での踊り。なかなか凝ったアイデアですねぇ。

前が渋滞中。進まぬ前の隊列を眺めるプラカードガール。

これはトラの舞？

パレードが始まる前に記念写真を撮っていた女の子達が乗った山車。楽しそうに踊りを披露しています。

この山車の上には、獅子が２頭。踊らずに山車の上でぐ〜たら、ぐ〜たら・・・・・。

これ、船の格好をした山車の上での踊りです。シャボン玉の他、足元から時折スモークをだしてなかなか凝ったエフェクト。

強面の化粧をした男の一団。

パレードの最後の山車には、主役の美人。

今年のパレードを広報するポスターにも彼女の、この姿が載っています。

パレードの締めは、大きなドラゴン。
勢いよく暴れ回ります。

パレードはチャオプラヤ川の堤まで、練り歩きそこで終了となるのですが、パレードを一通り見たので、ホテルに引き上げました。最後まで見れば多分、午後１１時くらいまで掛かるので・・・。

翌朝ですぅ〜。
この日は、朝７時からパレード開始との事。
（夕べは１１時までパレード、この日は、朝の７時から夜８時まで街中をパレード・・。皆さん元気ですねぇ〜）　私には、つきあい切れません orz....

写真は、パレード、スタート地点で、スタンバイ中の美人達。

こんな美人の獅子になら、噛みつかれてみたい・・と思うのは、私だけではない・・・ハズ。

ナコンサワンの名物と言えば、何故か“もち”。
国道沿いには、色んな味の“もち”を山積みにしたお土産屋さんが軒を並べています。

パレードが通過する通りに面した商店などでは、店先にテーブルを出してお供え物を並べています。赤い服を着た一団が、各テーブルに寄り、何やらお祈りのような儀式を行っていきます。その後は、おきまりの爆竹・・・。

これは、政府系銀行支店前。
やはり、銀行さんは、こんな行事には派手に参加。

パレードが通過する通りにあった歯医者さんの看板。時代にマッチしたユニークな看板だったので、思わず撮影。

携帯電話会社の支店前。カメラを向けると、並んで会社の宣伝。ちゃっかりしてマス。

パレードの先頭は、やはり国王陛下の肖像。
中国系の人達のお祭りとは言え、住んでいるのはタイ、それに既にタイ国籍なので、王室への敬意を表すことを怠りません。

先頭のグループは、獅子舞のようです。
パレードの内容は、夕べとほぼ同じ・・・。
但し、今日のコースは昨夜と異なり、距離も夕べより遙かに長くなっています。

この一団、獅子舞だけかと思ったら、交差点でこんな離れ業を披露。　人間の三段重ね？

客家の獅子舞の一団。

福よかなおっさんと子供達。

これは凄い！ですね。　先ほどの３段重ねより更に１段高い４段重ね。おまけに最上段では、小さな女の子が、ニコニコと笑って、手を振っています。

美人は、山車の上ばかりじゃありません・・。
旗を持った行列の中にも・・・・。

爆竹の上で飛び跳ねる人達。

カラフルな衣装の子供達。
順番入れ替えれば、信号機みたい・・・（笑）

通常、山車の上には踊り子さんが２チーム乗っていて、数回づつ踊っては交代で休憩をとっているようでした。そうしないと、朝から晩までのパレードでは、体が持たないでしょうねぇ〜。

この子達も、ニコニコ顔で、踊りを繰り返していました。

ここからは、〈一部を除いて）美人＋将来の美人のオン・パレード。

最後尾の山車には、夕べと同じ主役のお姫様。

やはり主役はいい被写体なので、この通り・・・。

パレードの締めは今日もドラゴン。

口から勢いよく水を吹き出しています。

ドラゴンから少し距離を置いて、ホントのしんがりがやって来ましたぁ。

ナコンサワン市の清掃車。

この旅行記へのコメント （2）

• ワヤジャさん 2011/02/24 11:13:01

  はじめまして

  「ワヤジャ」といいます。
  各地の「お祭り」の旅行記をいくつか、楽しく読ませて頂きました。
  
  動く被写体の多い、パレードやステージはとても難しいものと思いますが、
  写真が一枚一枚、しっかりした構図で丁寧に取られていて感心します。
  お祭りに参加している人達の「高揚感」が伝わってきます。
  
  また、私の「タイの田舎でのんびり〜」にたくさんの投票をして頂いて有難うございました。
  お礼が遅くなってすみません。
  4travel初心者・ど素人−ですのでホントに恐縮です。
  
  これからも楽しみに旅行記、読ませて頂きます。
  『ありがとう御座いました。』
  

  ないはん男前さん からの返信 2011/02/25 00:04:33

  RE: はじめまして

  ワヤジャさま
  
  初めまして。
  この度は、コメントありがとうございます。
  ワヤジャさんの旅行記、変に飾ったところがなく、旅行記の基本を見たようで、立て続けに、読ませていただきました。
  
  カンペンペットでは、私も、偶々、あのホテルに泊まりましたよ。
  窓のある部屋でしたが・・（笑）
  
  動きのある被写体は、ご指摘のように、ちょっとやっかいですが、
  実は、撮影後、トリミングなどで、構図を調整しています。
  
  これからも、飾りのない旅行記、楽しみにしてます。
  
  ないはん男前