２００９滝はじめは熊本・大分?　滝メグラーが行く７　日本の滝百選・四十三万滝　熊本県菊池市

2009/01/17 - 2009/01/18

2009年の滝はじめは熊本と大分への遠征となりました。もともと福岡への出張が予定されており、当初はおとなしく日帰りのつもりでしたが、ひと月以上も滝とはご無沙汰で禁断症状が出てしまいました。それで急遽九州での滝めぐりを敢行することに決めたのが１週間前。黒川温泉の宿も予約でき、レンタカーも予約OK。それからルートを大まかに決めました（事前にルートを決めるのは私にしては珍しい）。

２００９年記念すべき滝はじめは菊池渓谷の滝です。菊池渓谷の滝の中で盟主ともいうべき存在が日本の滝百選に選ばれている四十三万滝です。

四十三万滝滝見難易度：３
参考　滝見難易度０：道路から見える、１：片道徒歩５分以内、２：片道徒歩１５分以内、３：片道徒歩３０分以内、４：片道徒歩１時間以内、５：片道徒歩２時間以内、６：片道徒歩２時間以上もしくは２時間以内でも特別な装備が必要な場合など。私の旅行記ではほとんど出現することはないと思われる。
注意　滝見難易度はあくまで私の主観によるものであり、また季節や天候により難易度が上がる場合もあります。私の旅行記を参考にされて、「違うかったやんけ」とおっしゃられても責任は負えませんのでご了承ください。また、難易度が高い場合はできる限り単独行は避けるようお願いします。

エリア 菊池・合志(熊本)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: レンタカー 新幹線 JR特急

菊池渓谷に近づくと雪景色となりました。所々路面にも雪が残っていました。菊池渓谷はいくつもの駐車場がありますが、完全なシーズンオフでもちろん渓谷入口に一番近い駐車場に車を停めました。

菊池渓谷の入口にあるのが掛幕の滝です。

しかし、悲しいかな道路のほぼ真下に滝があるので全体の姿を見ることは困難です。

川を下流から遡上すると滝の下に行くことができるようですが今回は（多分永遠に）もちろんパス。この姿が限界です。落差は２０ｍ。

ところで、菊池渓谷への入渓は清掃協力金の名目でお金を徴収されます。冬はシーズンオフなので係員は居ませんがもちろん支払いましたよ。

渓谷に入って最初のうちは上流に向かって右岸を歩きますが、すぐに橋があり左岸に渡ります。右岸は林道のようですが帰りがけに通ることにします。その橋の上から見えるのが黎明の滝で、高さ３ｍほどの小さな滝です。

左岸はハイキングコースで積雪がありました。３分ほどで黎明の滝の横に出ました。正面からの撮影は不可能で、もう少し下流の岩の上からならもう少しマシな写真が撮れそうですが、凍結のため自重しました。２００９年滝はじめで川にはまったらお笑いです。しかも誰も居ません。

黎明の滝の上流部。小さな滝があります（もしかするとこの滝壺が紅葉ヶ淵かもしれません）。

次に現れる滝が天狗滝。落差５ｍです。天狗滝の滝壺が竜ヶ淵で美しい深みのある青さでした（写真で表現できないのが残念です）。

天狗滝と竜ヶ淵。

天狗滝のすぐ上流に百選滝の四十三万滝があります。落差は６ｍと規模は小さいですが、菊池渓谷の景観や四十三万滝の姿などトータルでの百選滝選出でしょう。

四十三万滝の右側の流れ。

四十三万滝の左側の流れ。

名前の由来ですが、新聞社が九州の景勝地投票を行ったところ４３万票を集めて１位になったところから名付けられたそうです。

四十三万滝のさらに上流にも小滝はあります。

菊池渓谷は名水百選でもあるようです。

こんな社がありました。

このあたりで右岸に渡る橋が架かっています。この上流が広河原です。さらに上流へもハイキングコースは続いていますが、多くの人はここで引き返します。私も当然引き返しました。

右岸は林道です。ところどころ渓谷に下りていく道がついています。右岸林道から見た四十三万滝ですが、木々に遮られています。他の滝もほぼ同様でした。葉の生い茂る夏から秋にかけては右岸から滝を見るのは難しそうです。

左岸を歩いている時には気付かなかった滝です。

名水百選の認定書。

渓谷の様子。

渓谷の様子。

渓谷の様子。

この小滝も左岸からは気付きませんでした。

林道からの黎明の滝です。

あとは一気に駐車場へ。写真を撮りながらで往復１時間２０分ほどかかってしまいました。この後の滝めぐりがピンチかも？