2009/01/10 - 2009/01/18
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asakoさん
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暑くもなく、寒くもない、ベストシーズンに個人旅行で訪れたカイロ&ルクソール。添乗員付きのパッケージツアーでは訪れる機会がないルクソールの貴族の墓や労働者の町(オススメ!)にも訪問しました。
- 交通手段
- タクシー
- 航空会社
- シンガポール航空
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カイロへまず到着したその日は、カイロ博物館へ。こちらの写真は、ホテルのすぐ脇を流れるナイル河の夜明け。
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カイロのホテルは、Four Seasons Hotel Cairo at The First Residenceにしました。カイロには、フォーシーズンズは2つあるのですが、地元のタクシーの運転手さんには、この長ったらしい名前を言っても通じず、Four Seasons Gizaという名称で覚えられているようです。ギザと呼ぶほどピラミッドが近いわけでなく、部屋からもピラミッドが見えることがあるとフロントの方から説明もありましたが、実際には、まったくピラミッドの姿を見ることはできませんでした。
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朝食は、かなり充実したビュッフェで、朝0630〜1130(金曜は1100まで)です。生野菜や氷入りの飲み物でお腹を壊すことが多いカイロですが、ここでは、安心して好きなものを食すことができました。
ちなみに、日本人用に部屋には浴衣(!)が用意されており、日本人のスタッフの方もいらっしゃるので、いろいろと親切に現地での注意事項などを説明して下さり助かりました。 -
ホテルのコンシェルジュで、プライベートの観光ツアーを手配してもらい、いざ出発。費用は、利用する車種やどこに行くのかにより異なるのですが、7-8時間くらいのツアーで、トヨタのカローラクラスで2名でUSD300近くでした。立ち寄る場所は、当日ガイドさんと相談して臨機応変に組み立てることができました。結局、メンフィス、サッカラ、そしてギザのピラミッドを回る内容に決定。
車からカイロ郊外の街並を眺めていると、ロバや牛がかなり活躍していることがわかりました。 -
サッカラの階段ピラミッドです。ギザのピラミッドに比べて、ひとつひとつのブロックがかなり小さいとの事。
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遠くに、ダハシュールの屈折ピラミッドも眺めることができます。
観光スポットには、必ず絵葉書を売る人やラクダに乗らないかと声をかけてくる人たち(時には子供)がいます。曖昧に対応していると、かなりしぶとくセールストークをするので、その気がないのであれば「ラーシュクラン(no thank you)」と言って断った方が良いです。 -
街中に公衆トイレはありません。
よって、トイレ休憩をする場所として、サッカラの絨毯学校へ立ち寄ります。ここは、10代の子供たちがウールやシルクの絨毯を織る技術を学ぶための学校で、販売拠点も兼ねているので、トイレを利用した後に、少々のセールスが行われます。(すみません、何も買いませんでしたが・・・) -
いよいよ、ギザのピラミッドへ移動。一番大きいクフ王のピラミッドは、午前と午後で中に入れる人数が各150名と決まっているようです。午後の入場チケットは、13時から販売開始。
朝7時にホテルを出発し、この13時の時点でお昼ご飯は食べていません。いつ食べるんだろう・・・?と疑問に思いつつ、クフ王のピラミッドへ。ガイドさんは、内部に入ることが出来ないので、外で一通り説明を受けてから、自由行動となります。
ちなみに、ガイドさん(右側の女性)は英語で説明してくれますが、USD50多く払うと日本語がしゃべれるエジプト人のガイドさんにすることも出来ました。 -
まずピラミッドに近づくと、50mほど手前でエジプト人のおじさんに「チケット」と言われました。こんな処でピラミッド内部に入るチケットを要求される訳がない、と思って無視をしましたが、それで正解でした。もし、そこでチケットを渡していたら、それを奪われて、頼んでもいないピラミッドの説明をされてチップを請求されていたかもしれません。
内部は思ったよりも混雑していなく、においや埃っぽさも感じられませんでした。夏はとにかく熱気でにおい等が気になるとのことだったので、マスクも用意して行きましたが、この時期は利用せずに済みました。
ちなみに、内部へ入る際は、ピラミッド入口の警備員さんにカメラを自己申告で預けなければいけません。一瞬、ちゃんと自分のデジカメが正しく返却されるのか、不安に思いましたが大丈夫でした。 -
その後、太陽の船を見るためにピラミッドのすぐ脇にある建物へ。ガイドさんが、全て入場チケットを買ってきてくれます。
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ラクダに乗る費用の交渉も、ガイドさんがやってくれます。確かshort ride(短距離、5分ほどで、自分のデジカメを使って写真を4枚とってくれます)で一人1000円くらいでした。一度ラクダに乗ると、いろいろ他の費用を請求されて、それを拒否するとおろしてくれない、という悪質なケースもあるようですのですが、地元のガイドさんが交渉してくれるので便利ですし、余計なサービスも提供されることはありませんでした。
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ギザの3大ピラミッド&スフィンクスです。
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ようやくお昼です。御飯代はツアー料金に含まれていなく、別払いでした。なんと、エジプト人のお昼時間は、通常3-4時らしいです。当然、夕飯も遅くなり22-23時くらいみたいです。信じられません。。。
エジプト料理は、基本的に揚げ物が多く、個人的には美味しいと思うものではありませんでした。 -
豆やナスのペーストなどを、パンにつけたり、挟んだりして食べます。
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翌日からは、国内線をインターネット(エジプト航空の英語版ウェブサイト)で手配したので、ルクソールへ移動。往路は6時出発の便だったので、機内で日の出を見ました。
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この便は、エコノミークラスの席がとれなかったので、少しだけ値段の高いビジネスクラスを利用。たった1時間のフライトなのに、朝食が提供されました。飛行機はB737だったのですが、とにかく古いし、汚い!驚いたことに、垂直尾翼にエジプト航空のロゴが入っていなく、トイレも今まで見たことがないくらい不衛生なものでした。おそらく、トイレの清掃はしていないと思われます。。。座席もリクライニングが壊れているのか、何も操作をしていないのに、もたれかかるだけで背もたれが倒れていました。
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無事にルクソール空港に到着した後、タクシーでホテルへ。カイロもルクソールもタクシーは全く明朗会計ではなく、毎回毎回交渉しなければいけません。タクシーの運転手も、ほとんど英語が話せないので、ちゃんと正しい場所へ当初の料金で行ってくれるか、神経をすり減らします。
ホテルはウィンターホテルの本館ではなく、パビリオンと呼ばれる同じ敷地内の格が下がる建物でした。部屋はけっこう古く、清掃も手抜き感が感じられます。アコーホテルグループなのですが、部屋はウィンターホテルのほうが、かなり良さそうでした。 -
カルナック神殿です。あまりのスケールに圧倒されます。
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数千年前に建てられ、色づけされたものが、いまもこんな鮮やかに残っていることが奇跡のようです。
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ウィンターホテルの庭は、かなり手入れがされており、散歩するだけでも気分爽快になります。排気ガスと砂埃だらけのカイロに比べると、緑豊かな庭でゆっくり出来ることがありがたく思えます。
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翌日は、またまたホテルでプライベートのツアーを手配してもらい、ルクソールの西側(王家の谷など)へ。こちらも、当日行きたい場所をガイドさんと相談して決めることができます。7時間ほどのツアーは、運転手付きの車を貸切り、ガイドさんと各所の入場チケット代を含んで2名で2.3万円ほど。
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王家の谷にある墓の構造が、この模型でわかります。どの墓が一番深いか、どの墓が一番長いか・・・など。それにしても、すごい数の墓です。
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各墓の前には、このような看板があり、どのような構造になっているか、中でどんなものが見られるのか展示してあります。わかりやすいです。こちらでも、ピラミッド同様、ガイドさんは内部に入ることはできないので、入口付近で説明を受けてから、自由に中へ入って見学します。
ちなみに、王家の谷では、チケット一枚につき3つのお墓に入ることができます。が、ツタンカーメンはこちらに含まれず別料金です。 -
現在もいろいろはお墓で発掘作業が進行中。こちらは、カイロ大学のチームのようです。かなりの人海戦術。
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こちらは、ツタンカーメンの墓の入り口。どうして、未盗掘で残っていたのか、なぜハワード・カーターが発見することが出来たのか、など説明を一通り聞いてから内部へ。こちらでも、墓の入り口でカメラが没収されます。私の場合は、ガイドさんが預かってくれていました。
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王家の谷は、入口から墓付近まで、電気自動車らしきトローリーで移動します。ここでも、お土産品を売りに近づいてくる人が大勢いました。
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次にハトシェプスト女王葬祭殿へ。
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次は、団体旅行ではあまり行くことがない(らしい)貴族の墓へ。王の墓との違いなどの説明を受けてから内部へ入ると、王の墓よりもより鮮明な色彩が残った壁画が見ることができ、とても良かったです。(残念ながら、内部は撮影禁止)
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ディール・イル・マディーナと呼ばれる労働者の町。墓の盗掘を恐れた王が、墓の建設に従事する労働者とその家族を数百年に渡って住まわせた居住区。職業は息子に引き継がれていったそうです。
こちらの労働者のお頭のお墓の内部では、当時の生活の様子が色鮮やかに描かれていて、規模は小さいものの、とても行って良かったと思った場所でした。(貴族の墓同様、内部は撮影禁止) -
メディネトハブ(Medinet Habu)は、ラムセス3世の葬祭殿です。
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こちらの神殿は、後の王に削られてしまうことを恐れて、他の神殿よりも深めに彫られているのが特徴だとか。
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直接日光が当たらない天井部分は、特に鮮やかな色彩が今も残っているので、感動します。
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ルクソールでは、サトウキビの収穫が盛んらしく、サトウキビ専用のトロッコとその線路まであります。
このように、大量のサトウキビを運ぶトラックがスピードを落として曲がるコーナーには、ちびっこが待機しており、うしろからサトウキビを一本、二本と一生懸命引き抜いていました。引っこ抜いたものは、いったいどうするのでしょうか。。。 -
ルクソール最終日は、ウィンターパレスから徒歩で行けるルクソール宮殿へ。オベリスクの一本は、パリのコンコルド広場へ運ばれています。
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美しいレリーフ。ところどころ、鳩が住み着いていて、好き放題フンをしているのが気になります。悪い影響はないのでしょうか?
かと言って、屋外にあるこのスケールの大きい建物に鳩が近づかないようにする方法があるのか、わかりませんが。。。 -
ウィンターホテル(本館)のロビーです。靴磨きの少年もいます。
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ルクソール空港。小さいながらも、カイロの古いターミナルより、新しく清潔。
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カイロへ戻る飛行機も、またあの古くて汚い飛行機かと思ったら・・・なんとブラジル・エンブレア社の新しい飛行機。中もきれいでした。
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上空から見るルクソール。ナイル川の周辺は、緑が豊かなのがわかります。
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再び戻ったカイロのフォーシーズンズ。日中の気温は23度、朝夕は10度近く気温が下がります。プールはありますが、朝なので入っている人は誰もいません。
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部屋から見える景色。すぐ目は、カイロ動物園。その奥に、ギザのピラミッドが見える・・・こともあるらしい。
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カイロからシンガポールへ移動。シンガポールでは、コンラッドに一泊しました。
エジプトとはうって変わって、超清潔国家のシンガポール。空港から乗ったタクシーもメルセデスでメーター式の明朗会計ぶりに感激。治安の面でも、神経をすり減らす必要がなく、とても楽に過ごせます。 -
夜出歩いても安全なシンガポール。夜景もきれいです。エジプト料理は、揚げ物が多く、なかなか美味しいとは言えなかったので、シンガポールで美味しいシーフードや中華を堪能しました。
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