2008/12/13 - 2008/12/14
386位(同エリア1145件中)
エムさん
何となく気忙しい師走の半ばだというのに、親孝行の旅を姉と計画し、母を連れて下田に行って来ました。
幕末開港、開国の舞台となった下田で歴史に触れ、温泉に浸かってリフレッシュをしてきました。
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フリープランのバスツアーに参加して下田へ!
伊東の道の駅で1時間のフリータイム(昼食)です。
北欧をイメージして造られたそうな・・・ -
順調に下田に到着したのでホテルのチェックインまで1時間位あります。
時間が勿体無いので、荷物を預けてタクシーで奥石廊崎まで行ってみることにしました。
写真は最初に立ち寄った玉泉寺。
玉泉寺は安政元年(1854年)3月、日米和親条約により下田が開港され、5月に下田条約が結ばれると米国人休息所、埋葬所に指定されました。
1856年タウンゼント・ハリスが米国総領事として下田に着任、ここに日本最初の米国領事館が開設されました。
篤姫を見ていたので、タクシーの運転手さんの説明がとても解りやすかったです。 -
日本で最初に星条旗が揚がったのも玉泉寺です。
1979年に来日したカーター大統領が玉泉寺を訪ね、黒船ペリー艦隊将兵墓地をお参りされたとか。
この時は後ろの山の中まで警備が大変だったそうです。 -
今では日本最初の米国領事館だったとは感じない普通のお寺です。
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日本で最初に牛乳が伝えられたので、『牛乳の碑』があります。
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境内の墓地には、アメリカ人5基とロシア水兵4基のお墓があります。
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玉泉寺を後にして、下田自然公園にやって来ました。
今日は師走の半ばとは思えないほどのポカポカ陽気で、気持ちが良いです。 -
海が青くて綺麗!
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近付いてみると、少しだけ水仙が咲いています。
この緑の斜面が水仙畑になったら綺麗だと思います。 -
アロエの花は今が盛りです。
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ここは田牛(とうじ)にあるサンドスキー場です。
田牛→とうじ・・・とは読めませんね。地名は難しい。
海からの強風で砂が吹き上げられ、自然に出来た砂の山です。
砂が下に落ちても、また吹き上がって砂の山が出来るという面白い地形なのです。 -
浜辺は石がゴロゴロしてますが、どこから砂が飛んで来たんでしょう?
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急斜面を子供がソリで勢いよく滑っていました。
あっと言う間に滑り下りた後は、砂の山を登るのが大変そう・・・
こんな天然の砂のスキー場があるなんて、恵まれていますね。 -
サンドスキー場からさらに25分車を走らせると、奥石廊崎に到着!
展望場所が通称『あいあい岬』で男性的な海岸が一望できます。
さっきまで良く晴れていたのに、急に雲行きが怪しくなって海の色は灰色です。
ここの夕日は素晴らしいというのに残念です。 -
伊豆の最南端の奥石廊崎では東の海と西の海では表情が違い、一方が荒れていると、一方は静かな海なんだそうです。
この日は風も無く、どちらも静かでした。 -
15:50
奥石廊崎から30分で了仙寺に到着。
了仙寺はペリーを初めアメリカ使節の接待所兼、徳川幕府との交渉場所であり、日米下田条約13条が締結されたところです。
日米の異文化交流がここから始まったのです。
外国人が自由に歩けた最初の町が下田でした。 -
本堂に掲げられた『ペリー提督黒船陸戦隊調練の図』
交渉の際、了仙寺で行われた日本で最初の洋楽コンサートの図です。
羽織袴のお侍さん達、カルチャーショックだったのでは? -
『唐人お吉』がハリスのいる玉泉寺へ通うのに使われた籠が展示されています。
※唐人お吉について
初代アメリカ総領事ハリスが慣れない異国暮らしで体調を崩してしまい、ハリスの看護係を役所に依頼したところ、妾の斡旋依頼だと勘違いをして、下田随一の美人芸妓のお吉に白羽の矢が当たってしまった。
幼馴染の婚約者がいたお吉は固辞したが、断り切れずハリスのもとで奉公することになった。
最初は同情的だった人々から蔑まれ、ハリスの具合が回復した後、再び芸妓に戻るが『らしゃめん』と呼ばれることに堪えられず、下田から横浜へ移り住む。後に下田に戻って小料理屋を開いたが、アルコール依存症のため2年で廃業となり、身を投げて自殺した。
タクシーの運転手さんの話ではハリスとお吉に男女の関係は無かったそうな・・・
偏見、イジメは幕末の頃もあったんですね。 -
了仙寺から下田港に出る細いペリーロードを通ってペリー上陸記念碑にやって来ました。
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お吉が横浜から下田に戻り、40歳を過ぎた頃に始めた『安直楼』という小料理屋。
当時の頃の建物がそのまま残っています。
下田に多い『なまこ壁』は壁に瓦を貼り、白い漆喰で繋ぐことで潮風や湿気から守り、とても丈夫なのだとか。
この白い漆喰の盛り上がりがナマコに似ているので、『なまこ壁』と呼ぶそうです。 -
お吉のお墓がある宝福寺
お吉の死後も『唐人お吉』と呼ばれて、亡骸を引き取る者がおらず、宝福寺の住職が葬ったそうです。
波乱に満ちたお吉さんの生涯を思うと、何とも哀れです。 -
16:10
タクシーで奥石廊崎と開国にまつわるお寺など、説明を聞きながら有意義に巡ってホテルに戻りました。
写真は下田プリンスホテルの前に広がる白浜の海岸。 -
浜辺に咲くイソギク
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八重の水仙がチラホラ咲いていました。
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海岸から見上げた下田プリンスホテル。
横浜駅で捻挫して足を痛めた姉に湿布薬を頂いたり、夜部屋に入り込んだ蚊に刺されて困った時、ベープを持って来てもらったり、何かと従業員の方にお世話になりました。m(_ _)m
下田はこの時期も蚊がいるんです!
4箇所も刺された私・・・(~_~;) -
翌14日
朝から雨が降って朝日は拝めませんでした。(~_~;)
朝食の前に先ず温泉〜!
帰りは2時半の出発だし、何もすることがないので下田の町を散策することにしました。
下田のシンボル、なまこ壁の家が続き、とても風情があります。 -
11:05
下田開国博物館に到着!(入館料 大人1,000円)
先ず1号館から入ります。
吉田松陰が海外密航を企て、ペリーの黒船艦隊に乗り込んだものの、追い返されて牢に繋がれた様子が再現され、遺品が展示してありました。 -
1号館の見学が終わって、2号館に入ります。
ここにはお吉さんの写真が展示してありました。
お吉さんは日本人離れした美しい女性でした。
ペリーやハリスの愛用品や衣類の展示もあります。
米国の紋入りの羽織?に描かれた紋をよく見ると、何とイーグルの絵でした。
イーグルはアメリカの国鳥です。
どうせ外は雨なので、思いを馳せながらジックリ見学し、見ごたえがありました。 -
開国博物館を1時間かけてゆっくり見学して外に出ると、小雨になっていました。
昨日は車で通り過ぎただけのペリーロードを散策します。
写真は了仙寺に入る石橋です。
ペリーもこの趣のある石橋を渡ったのでしょうか? -
小雨でも風が強いので、傘を差して写真を撮るのは一苦労でした。
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その昔、ペリー提督の歩いた了仙寺から港までをペリーロードと呼ばれています。
昨日はタクシーで通っただけなので、レトロな雰囲気のある通りを散策するのはとても楽しい。 -
橋の上から写したペリーロード。
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趣のある建物がたくさんあります。
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柳橋を渡った処にあるかなり年代モノの建物・・・
『土佐屋』と看板が出てたので、ここで昼食を、と思ったら準備中でした。残念〜!
ここは吉田松陰ゆかりの歴史ある建物です。
松蔭が黒船に乗り込む数日前に土佐屋に立ち寄り、「渡米後に兄の梅太郎に日記を渡して欲しい。」と依頼したのですが、土佐屋の主人が不在で日記は兄に届かなかったとか。 -
どこで食事をしようかと、周辺を歩いて入ったのが、この『うさぎや』さんです。
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注文したエビフライ定食。
お味噌汁と和え物が付いて1000円。
海老がプリプリして美味しい!
夕べ、ホテルのバイキングで食べた海老より断然美味!
(^_^)v 満足でした。 -
『うさぎや』さんも大正時代の香りがする趣のある建物です。
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こちらは外壁に地元の伊豆石が使われた建物です。
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写真はペリーロードを散策中に見つけた絵
『異人写真を撮る』
当時、下田の人は写真を撮られると、魂まで取られると考えて、モデルになるのを嫌がったそうです。 -
この風情がある建物でコーヒーを飲みたかったのですが、母が時間ばかり気にするので下田駅に戻ることにしました。
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第50回黒船祭を記念して、米海軍横須賀基地司令官スティーブンH.ハウエル大佐から贈られた1837年製のカノン砲です。
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「買うのならここが美味しい!」と、タクシーの運転手さんお薦めのひもの屋さんです。
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黒船のアメリカ人達は下田沖で、食料を調達しなければならなかった時、地引網で赤い魚を採っていたのが絵に描かれていました。
お薦めはその赤い魚(金目鯛)だというので、お土産にパック入りを購入して、タクシーでホテルに戻りました。
一泊でしたが、とても充実した下田の旅でした。
次回はお花の季節に西伊豆を訪ねてみたいと思います。
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この旅行記へのコメント (6)
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- 義臣さん 2009/02/24 17:45:48
- 50年まえ
- 50年まえはロシア水兵の墓は苔むして
それは惨めな姿でした。
時代ですね。。
安政の大地震で日本人を海上から助けてくれたのもこのロシアの船なのに
義臣
- エムさん からの返信 2009/02/24 23:01:44
- RE: 50年まえ
- 義臣さん、こんばんは〜。
ご訪問とコメント、ありがとうございました。
> 50年まえはロシア水兵の墓は苔むして
> それは惨めな姿でした。
> 時代ですね。。
> 安政の大地震で日本人を海上から助けてくれたのもこのロシアの船なのに
義臣さんは50年前に玉泉寺へ行かれたのですか?
ロシア水兵のお墓を直接見ていないので、今でも苔むしているか分かりませんが、雰囲気は明るかったです。
元カーター大統領の来日に合わせて、綺麗にしたのかも分かりませんね。
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- Komuさん 2009/02/13 22:47:37
- 情緒が沢山あって、良い感じですね。
- エムさん、こんばんは。
一昨日、久々に国内ぶらぶらをしました。
訪れたのは鎌倉です。
たまには日本の古い街並みも良いななんて実感できましたが、
エムさんの下田の方が、趣があふれている感じでいいですね。
古い街並みを歩いて、ボクは、
やっぱり和食でしょ〜って気分になり、
どれどれ、エムさんは何を食べているのかなって、
期待してみたら。。。
和食が恋しくなるのって、自分だけでしょうか。
- エムさん からの返信 2009/02/14 21:46:30
- RE: 情緒が沢山あって、良い感じですね。
- Komu55さん、こんばんは〜。
今日は2月とは思えない陽気でしたね。
> 一昨日、久々に国内ぶらぶらをしました。
> 訪れたのは鎌倉です。
鎌倉はどうでしたか?
> エムさんの下田の方が、趣があふれている感じでいいですね。
開港、開国の舞台となった下田は異国情緒溢れる町で、散策が楽しかったですよ。
倉敷を思い出させる独特な白漆喰のなまこ壁がいい感じでした。
> 古い街並みを歩いて、ボクは、
> やっぱり和食でしょ〜って気分になり、
> どれどれ、エムさんは何を食べているのかなって、
> 期待してみたら。。。
>
> 和食が恋しくなるのって、自分だけでしょうか。
下田っていうと、新鮮なお刺身や焼き魚かと思いきや・・・
ペリーやハリスの影響なのか?意外に西洋料理が目立ってました。
開国博物館にハリスだったか?が食したエビフライが展示してあったので、
インプットされてしまい、三人とも迷わずエビフライを注文しました。(~_~;)
さすがにぷりぷりして美味しかったです。
あの「うさぎや」さんのメニューはコロッケ、生姜焼きなどどちらかというと、
洋食系が多かったような・・・
でも、お浸し、お味噌汁、香のものが並ぶと、洋食だというイメージは薄かったですね。
タクシーの運転手さんの話では伊勢海老が食べたかったら民宿がお薦めだそうです。
-
- morino296さん 2009/01/02 13:32:50
- おめでとうございます
- エムさん
新年明けましておめでとうございます。
ご無沙汰しています。
穏やかなお正月となりましたが、如何お過ごしでしょうか?
(まとめて拝見しました。)
”初冬の鎌倉〜葉山”
長者ヶ崎の夕照、綺麗ですね!
二人のシルエットがなんとも良いですね。
”箱根から望む富士山”
雲ひとつない青空にそびえる富士山、これも素晴らしいですね。
箱根ガラスの森も良いですね。
天山湯治郷も混雑していたのではないでしょうか?
天気が良い日で、皆さんお出掛けになっていたのでしょうか、
渋滞はお疲れ様でした。
”親孝行旅行〜下田を訪ねて”
親孝行の温泉旅行ですね。
お母さま、お姉さまと、ゆっくりお楽しみになったようですね。
下田へ行ったのは随分前になりますが、懐かしく楽しませていただきました。
今年も、健康で楽しい旅が沢山出来るといいですね。
ps.
昨年、逗子海岸の流鏑馬で撮った写真が、
「散歩の達人」テーマ版MOOK 祭り&イベントカレンダー2009に掲載されました。
4トラの写真を雑誌ライターが見て、使わせて欲しいとのことでした。
morino296
- エムさん からの返信 2009/01/03 11:48:34
- RE: おめでとうございます
- morino296さん、
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
こちらこそ、すっかりご無沙汰でしたがコメント嬉しかったです。
> 穏やかなお正月となりましたが、如何お過ごしでしょうか?
こちらは次男がワーキングホリデービザを取って、元日早々オーストラリアへ飛び立ち、慌しい始まりとなりました。
(まとめて拝見しました。)→ありがとうございます。m(_ _)m
> ”初冬の鎌倉〜葉山”
> 長者ヶ崎の夕照、綺麗ですね!
> 二人のシルエットがなんとも良いですね。
長者ヶ崎の夕日はロマンがあって素敵でした。
> ”箱根から望む富士山”
> 雲ひとつない青空にそびえる富士山、これも素晴らしいですね。
> 箱根ガラスの森も良いですね。
> 天山湯治郷も混雑していたのではないでしょうか?
> 天気が良い日で、皆さんお出掛けになっていたのでしょうか、
> 渋滞はお疲れ様でした。
大涌谷から眺める富士山はホントに綺麗でした。
いつまでも眺めていたかったですね。
天山湯治郷は混んでましたが、駐車場待ちが無かっただけマシでした。
> ”親孝行旅行〜下田を訪ねて”
> 親孝行の温泉旅行ですね。
> お母さま、お姉さまと、ゆっくりお楽しみになったようですね。
> 下田へ行ったのは随分前になりますが、懐かしく楽しませていただきました。
下田は大昔に行って以来でしたが、開国、開港に触れて楽しめました。
今度は桜の咲く頃に、伊勢海老を食べに行きたいですね。
> 昨年、逗子海岸の流鏑馬で撮った写真が、
> 「散歩の達人」テーマ版MOOK 祭り&イベントカレンダー2009に掲載されました。
> 4トラの写真を雑誌ライターが見て、使わせて欲しいとのことでした。
流鏑馬の写真は私も素晴らしいと思ってました。
やはり目に留まったのですね。(^_^)v
今年もお互いに素敵な旅が続けられますように!
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