2008/12/07 - 2008/12/07
458位(同エリア625件中)
もろずみさん
都内の銀杏並木の人気スポットは神宮外苑でしょう。次いで昭和記念公園か?
でも、隠れた名所は本郷の東大構内で、ここが以前からお気に入り。
大学の構内なのでそんなに混まないのも良いです。来ている人たちも公園感覚です。
銀杏並木だけでは物足りないので周辺散歩。
上野に出るか、根津から谷中に回るか、東大を起点にするといろいろ選択肢があります。今回は久しぶりに本郷界隈を歩いてきました。
一葉、啄木など縁りのスポットがあったり、文学散歩の定番コースです。
紅葉が終わると春までは街歩きくらいしか楽しみはありませんが、結構奥が深くて面白いものです。
- 交通手段
- 私鉄
-
「本郷もかねやすまでは江戸の内」。
昔、この地で兼康祐悦という歯科医が歯磨き粉を売り出し繁盛してました。
亨保の大火のあと大岡越前がこの北側に火除け地を造り、南側は土蔵造りにするように命じました。
北側は普通の町家のままだったので、江戸はここまでと言われたのでした。 -
加賀百万石・前田家の上屋敷だった東京大学の敷地。
赤門は御守殿門で輿入れした姫様の通用門として使われました。
文政10年(1827年)に建てられた国の重文。
やはり構内へはここから入りましょう。 -
構内でお気に入りの紅葉は弓道場にあります。
まだ完全には色づいていませんでした。残念。
これが真っ赤になると綺麗なんですけどね。 -
紅葉を探してぶらぶらと歩いていきます。
この程度の風景ならいくらでもあります。
何しろ広い構内ですからね。 -
御殿下グランドまで来ました。
向こうの建物は医学部付属病院です。
やっと真っ赤な紅葉を見つけました。 -
そのまま三四郎池へと降ります。
普段の殺風景な三四郎池も紅葉を添えると絵になります。
山奥の湖の畔を歩いているみたいです。 -
誰もが撮りたくなる文学部3号館のアーチ。
ここから銀杏が顔を出しているのです。
あれ?銀杏に陽があたってない・・・。(^^; -
見事な正門前の銀杏並木です。まずまずの見頃。
なるほど陽当たりは半分だけですね。 -
見上げれば空が隠れるほどの枝振り。
何と言っても大木がずらりと並んでいるので圧倒されます。 -
お洒落な街灯ですが、並木を撮ると灯柱が入ってしまいます。
これを嫌うカメラマンも多いです。
せっかくですから主役にしてみました。 -
この絵は法学部3号館の辺りだったかな。
ヨーロッパの都市の晩秋の景色みたいですよね。
落ち葉をそのままにしてあるのが良いです。 -
トップ写真で正門から安田講堂を狙ってみました。
もう少し近づいて、講堂をメインにしてみました。
1968年東大闘争の主戦場で、今は撮影スポットです。 -
一時期は荒れ果てて廃墟のようだった安田講堂も綺麗な元の姿になりました。
日溜まりでスケッチをする人たち。長閑ですね〜。
下手な公園より余程落ち着きます。 -
あれ?こんな所にスタバがありましたっけ。
構内にはいろいろな食堂があってそれぞれ贔屓があったりします。
私は安田講堂地下の中央食堂の雰囲気が好きかな。
でも、今日はスタバでお茶にしましょう。 -
構内には日本の夜明けに立ち会った外国人教師の像がたくさんあります。
折を見て探索してみようと思ってます。
代表して工学部に建つ建築家フランク・ロイド・ライト。 -
ここまで来たらやはり東文研のヒマラヤ桜の様子を見て行かなくちゃ。
咲き始めの2分咲きというところでした。
先客のカメラマンさんがメジロを撮っていたので写真談義してきました。
その間メジロは来ませんでした。やれやれ。(^^; -
広い構内をあちこち行ったり来たり。
銀杏の黄葉も堪能したし、そろそろ撤収です。 -
赤門前の信号を渡って、樋口一葉縁りの法真寺へ。
『ゆく雲』に、
「上杉の隣家は何宗かの御梵刹(おてら)さまにて、
寺内広々と桃桜いろいろ植わたしたれば、
此方の二階より見おろすに、雲は棚曳く天上界に似て、
腰ごろもの観音様、濡れ仏にておわします。
御肩のあたり、膝のあたり、はらはらと花散りこぼれて」
とあります。幼き日々を過ごした桜木の宿のあった場所です。 -
三丁目交差点方向に少し戻ると本郷薬師が見えてきます。
家の建ち並んでいる場所に何でお薬師さんが?
実はここは真光寺という大きなお寺があった場所です。
戦災で焼けてお寺は引っ越してしまいましたが、お薬師さんだけが取り残されたというわけ。 -
少し離れた所にある十一面観音座像。
この間50Mくらい。
真光寺はどれくらい大きかったんでしょうね。 -
すぐ近くにある桜木神社。
東大のお膝元というので絵馬のほとんどは合格祈願です。
小さな神社ですがここのお祭りは結構見応えがあります。 -
都内の宮神輿はずいぶん見ましたが、芸術品とも言える意匠の神輿はここと蔵前神社です。
惚れ惚れするような美しい神輿です。
写真は2007.9.23撮影。 -
本郷は台地ですので坂ばかりの町です。
その中でも菊坂が一番有名。
緩やかなカーブが雰囲気満点です。 -
さて、この辺から文学散歩になっていきます。
菊坂界隈は何度も来ていますが、このマップは初めて見ました。
これは全部探すのはちょっと大変かも。 -
一葉が通ったという伊勢屋質店は菊坂通りにあります。
何てことない佇まいですが、一葉が通ったというだけで観光スポット。
目の前に和菓子屋があります。 -
一葉といえばやはり井戸のあるこの場所。
この井戸を使ったはずだと言います。
先ほどの桜木の宿からも近いですが、一葉はこの界隈を転々としていたようですね。 -
今はきれいになって手すりもついている炭団坂。
急坂で転ぶと炭団のように真っ黒になったからだとか。
坂の左手に坪内逍遥の旧居跡があります。 -
坂を登ると「文京ふるさと歴史館」があります。
小さくても文士の多く住んだ本郷・小石川なので展示は充実しています。
野外展示には庚申塚とか板碑などがあります。 -
「晩菊の小径」なんて名前がついていますが細い露地です。露地を上ると菊坂に出ます。
観てませんが「晩菊」は成瀬巳喜男監督の映画。
映画のシーンでこんな露地が効果的に使われました。 -
今日は菊坂を行ったり来たり、効率悪い歩き方です。
長泉寺の参道から台地に登っていきます。
他にも胸突坂とかルートがありますが、結構な急坂ばかり。 -
この界隈は明治の頃から下宿や旅館が多くありました。
石川啄木が寄宿した蓋平館(現太栄館)もそのうちの一つ。
啄木は上京して最初は金田一京助の住む赤心館に身を寄せました。 -
玄関前には啄木の句碑があります。
『東海乃小島能磯の白砂に
我泣き怒れ天 蟹登たわむる』
でも、なんでこの句なのでしょう? -
築100年を越える下宿屋がそのまま残っています。
今は残っているのはこの本郷館だけでしょうね。
今も現役で学生が住んでいるため見学不可。 -
本郷館まで行ってしまったので坂を下って再び菊坂へ。
柴田商店の向こうの上りが本妙寺坂です。
本妙寺は明暦の大火(振袖火事)の火元になったことで有名です。
お寺は巣鴨に引っ越しました。遠山の金さんのお墓があります。 -
白山通りに下る手前の公園は右京山です。
高崎藩主大河内家・松平右京亮の中屋敷があったためです。
ということで本郷もはずれまで来てしまいました。 -
最後はシビックタワーから本郷界隈を鳥瞰してみました。
高いビルが衝立のように建っているのが本郷通りです。
その向こうの緑は上野公園ですね。
何とも体系的でない本郷界隈の散策でした。
東大の銀杏並木が目当てだったので、ついでの文学散歩でしたから。
次回はもう少し考えて回ることにしましょう。
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