2008/11/29 - 2008/11/29
1594位(同エリア5482件中)
ishicameraさん
- ishicameraさんTOP
- 旅行記292冊
- クチコミ35件
- Q&A回答6件
- 877,980アクセス
- フォロワー186人
旧豊田佐助邸へ
白いタイル造りの洋館と棟続きの日本家屋からできている。
洋間は洋館1階部分のみ。
古いままの状態で保存され、細部に当時の面影を残す。
ガイドさんに説明をお願いできるが、自由見学も可能です。
洋館もステキでしたが、美しい日本間の装飾も見ごたえ有り。
この辺りの邸宅は、慨して同じような造りだったそうです。
PR
-
白壁は、名古屋城の北側に位置する住宅街。
そもそも武家屋敷が建ち並んでいたのだが、明治期の近代産業の発達に伴い勃興した実業家達の邸宅街となった。
現トヨタの創業者の豊田佐吉、そしてその一族、
陶磁器のノリタケを創業した森村市左衛門、
ソニーの創業者・盛田昭夫の実家
などなど、錚々たる面々がこの地に居を構えていた。
今では、豊田佐吉の弟・豊田佐助の旧邸宅のみが現存し一般公開されている。 -
門を抜け正面に2階建ての洋館が、その西側に棟続きで木造2階建の和風座敷が建てられている。
訪れる来賓たちを、洋風の応接にてもてなし、その奥にはしっかりと格式ある純和風の邸宅を設える。
何かと形式にはこだわるお土地柄ゆえか、洋館の中に和室の設えるのではなく、しっかりと和の建築を造るコダワリに好感がもてた。
さあさあ、まずは洋館へ。
白いタイル張りのエントランス!!
中にはどんな空間が広がっているのでしょうか。 -
玄関を入って左手に、応接間がある。
大きな窓に高い天井、上品な照明。
こちらは、古い建物のまま保存されていて、壁や窓枠の古びた感じが独特の雰囲気を持ち、美しい。
新しく改築されたものよりも、やはり歴史、時を感じる。 -
漆喰の天井。
美しい装飾。
華美すぎぬ照明が気持ちよい。 -
高い窓を覗くと、西側には日本家屋が見える。
-
排気口にはトヨタのマークと鶴を表した模様が。
細かな所にコダワリが見られる。 -
窓越しのススキ。
冬の陽射しは暖かい。 -
玄関右側の客間。
こちらも古い雰囲気がよく残っている。
古い洋画のワンシーンみたい。 -
高い窓から光が入る。
穏やかな午後の陽射し。 -
和室との境界に灯された照明。
まさに和洋折衷。 -
さあ、階段を登って和の世界へ。
-
そこには黄金に輝く襖が待っていた。
午後の光を浴び、襖は鈍く輝く。
暗闇から沸き立つような金色(コンジキ)。 -
襖に浮き立つ渦巻き模様。
拭い切れないシミのようだ。
金色に浮き上がる。
ぬぐえないものはぬぐいようがない。 -
金って派手な色のようだけど光の加減で渋みや地味さを感じることもある。
色彩は状況によって全く異なる印象をあたえる。
もしかしたら、常に生成しているのかもしれない。
私自身のように。 -
障子
日本間は非常に解放的。
日本の風土や文化ゆえだろう。
日本の家族や社会、個の在り方はこうした家屋の中でつくられてきた。
障子の灯りが心地よいのは、
外界とのこの距離感が好きだからなのかもしれない。 -
日本の庭は自然を模し小さな宇宙をそこに再現する。
池を配し丘を造り流れを持たせる。
シンメトリーに圧倒的な力を持って造られた、模様のような西洋庭園とは真逆の世界観。
開放的な日本間の向こう側に、ふと広がっている小さな宇宙。自然の全てを取り込もうとするなんて、ちょっと欲張りだからかな。。。 -
欄間にはつがいの鳳凰が。
羽ある生物の王が雄=鳳と雌=凰からなっているのは興味深い。 -
朝靄の中、陽に光る森を見ているかのよう。
仕切り・区切られる
日本の美意識 -
二階の窓から覗き込む。
白いタイルの洋館が見えた。 -
廊下の静寂
-
窓硝子のやわらかさ
-
鍵は扉をつなぐ
-
黒電話がつなぐ過去と現在
-
庭に宇宙を
庭園において
時に石は道となり
川となり
山となる
当たり前に転がっている石は
時としてそこに世界を表出する
河口付近の玉砂利の艶は時と流れを
玄武岩の黒はマグマの熱と激しさを
琥珀の神秘は太古の夢と遺伝子を
在るがままを楽しむだけではなく
模倣から世界を想起する
その引き金として石がおかれる -
襖に鶴が描かれていた
-
よ〜く見ると
口を開けたり -
口を閉じたり
阿吽 -
再び洋館へ
-
最初に見た応接間に戻ってきました。
-
高い窓
-
気になった襖の細部を以下お届けします。
-
-
-
-
-
-
-
そしてやはりこの空間へ
-
黄金の襖よ”さらばだ”
思い残すことはない。 -
お庭から日本家屋の部分を
-
-
ここにも秋が
-
-
さようなら
ずっと輝いていてください
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (10)
-
- Lahiriさん 2008/12/12 04:38:17
- ご無沙汰です!
- ishiさん
お久しぶりです、Lahiriです。
やっぱりishiさんの切り取られる風景はステキですね。
見慣れた「日常」が特別なものに見えちゃいますもの。
じっくり何度も見てしまいました ^^
和室の写真が本当にいいですね。
最近、豪華絢爛なお城ばかりみているせいか、
この凛とした佇まいにひどく惹かれてしまいます。
余分な物を一切排除した潔さって、素晴らしいですね。
日本にいた時には気付かなかったり、
気付いても気に留めなかった部分が少しずつ見えてきた気がします。
(こういうことを言うとリアルな知人からは
また外国にかぶれて〜と失笑を買ってしまいそうですが ^^;)
もみじの燃えるような赤さも新鮮でした。
ishiさんに感謝です!
Lahiri
- ishicameraさん からの返信 2008/12/13 01:03:57
- お久しぶりです
- Lahiri さん こんばんは。
冬の巴里はいかがですか?
クリスマス綺麗だろうなぁ。
久しぶりに名古屋に行き、いろいろ建物を撮ってきました。
私もお城・洋館大好きなのですが、
やはり日本家屋も美しいですね。
シンプルで洗練された美があるよねぇ。
でもでも、私は巴里のクリスマスのほうが見たいなぁ。
パレルモの写真を拝見し、
寒い東京からちょっとだけ現実逃避できました。
Lahiriさんがとると、やさしく温かく写るね。
ishi
-
- シンバさん 2008/12/11 12:08:32
- う〜ん・・・
- 渋いっっー♪
文才なくて・・・文犀で失礼<(_ _)>
しんば
- ishicameraさん からの返信 2008/12/12 00:49:50
- 洋館のダンディズム???
渋いでしょ〜♪
ブロンソンでマンダムみたいな感じです。
ishi
-
- バートンさん 2008/12/10 21:13:02
- 私なんかスタバでぬくぬくしてたのに。。。
- いしちゃん、こんばんは♪
短時間の間に、こんなに行ったの?
凄い行動力だ!
500枚の威力は思う存分発揮してるね。
どれも綺麗な写真ばかりで感動しました。
金の屏風がめちゃ素敵!
名古屋は洋館の宝庫だね。
ばーとん
- ishicameraさん からの返信 2008/12/11 00:59:29
- いつもの早足で♪
- ばーとんさん こんばんはぁ。
スタバの友情も素敵ですよん♪
あの日は意外と暖かかったので、お散歩も快適でしたぁ、ちょっと汗かいちゃったくらいで・・・。
名古屋は見所多いですよぉ。
市内のほかの場所にも洋館あるし。
しかも郊外には犬山【明治村】がありますから♪
【リトルワールド】もね。
東海道の宿場の風情を残す街並みなんかも、ちょいと足を延ばせば点在してますよぉ。
また、行きましょうね名古屋。
ジュピターに遊びにいく途中で♪
宇宙船はテレビ塔の下から出発しますので。
ishi
- バートンさん からの返信 2008/12/12 00:09:21
- 小池です
- 早足でこれだけ撮るなんて凄いなぁ。
私は考えちゃうからこんなに撮れないや。
確かにあの日は暖かったね。コート脱いじゃったしな。
>市内のほかの場所にも洋館あるし。
むむむ、名古屋は侮れん。
ジュピター&洋館めぐりんしようね。
あ、ヒンバ族訪問も忘れずに(^^ゞ
- ishicameraさん からの返信 2008/12/12 00:53:02
- 思い出しちゃった
- 小池さん・・・(爆)
思い出しちゃった。
やっぱり、駄目だバートンさん。。。
私は頂上に到達できません。
ishi
-
- とんちゃん健康一番さん 2008/12/07 22:27:08
- こういうショット♪
- 大好き♪
Mの返事ありがとう!!
見落としていました。
ごめんね☆
- ishicameraさん からの返信 2008/12/08 04:07:20
- RE: こういうショット♪
ありがとうございまぁーーーす。
あまりこういうの好いてくれる方も少なく、本当に嬉しいっす♪
私、M苦手なので・・・
あまりチェックしてないのですが。。。
あちらでも、よろしくお願いしまぁーーす。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
10
44