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6月18日(水) <br /><br /> 午前6時、目覚ましに起こされた。いつしか眠ってしまったようだ。起き上がって眩暈の事を思い出した。良かった!!。眩暈をしてない。感謝、感謝。<br /><br /> 台所へ行ってセントレアで買ったコーヒーの最後のやつをつくる。準備してあった小さな薄いパンをトーストし、バターを塗りオレンジジャムをつけて食す。ビスケットみたいなのをコーヒーに浸して食べる。<br /> トイレに行って戻ると携帯が光っている。家内から電話があったみたいで掛ける。家内が出ていきなり「お父さん今どこ?」と言うので「ローマだよ」と答えると、「あれっ、今日帰るんじゃなかったの」と言う。私が帰ると思っていたのに帰らないので、心配になりセントレアにまで電話したと言う。こちらの日付で18日に帰るが、日本時間では19日なるから残してきた計画表にそう書いてあるだろうと言う。どうも家内は日本時間の欄を見てそう思ったみたいだ。「19日のお昼にセントレアに着くから」と言って切る。<br /><br /> 荷物をパッキングし予定より早いが8時19分に宿を出る。32分、駅に着く。ちょうど52分のレオナルド・エキスプレスがあったので、忘れず刻印し一番隅の24番線のホームへ行く。<br /> 43分、電車が入ってきた。ダ・ヴィンチの顔が横に付いている。大勢の人が降りてたくさんの人が乗り込んだ。席について暫くすると満員になった。皆、荷物がおおいので狭くなって隙間が無い。それでもどんどん人が乗り込んでくる。<br /><br /> 55分、列車が動き出した。9時8分、トラステヴェレ駅通過。本日は晴天である。日差しがきつい。昨日が雨のせいか遠くの山が煙っている。<br /><br /> 9時25分、空港着。狭いホームを前から来る人を避けながら真っ直ぐ空港への通路を歩いていく。どんどん進みターミナルの分岐点に来ると案内のモニターが幾つかあった。まだ早すぎて私の乗る便の表示は出ていない。12時45分までの便しか表示されていない。仕方なく立って待っていた。10分ほどしてようやくAF1505 PARIS CDGの表示が出てBターミナルと分かった。分岐点を右に曲がり長い通路を行って表示に従い突き当たりを左に曲がると、すぐに出発ロビーであった。しかしこの二階は売店ばかりで、チュエックインカウンターみたいなものは見当たらない。少し焦る。人の流れを観察すると、ロビーにやって来た人はエスカレーターで一階に降りていく。それでついて降りていくとチェックインカウンターがあった。<br /> <br /> いくつかモニターがあり便毎のカウンターの番号を表示していた。私の便はデスク221とあったので行ってみる。パスポート、アメックスのカード(支払い証明)、eチケットのプリントを用意してデスクに差し出す。係りの女性は「ナゴヤ?」と訊くので「シ」と返事して、大リュックを見せ「スルー・トゥ・ナゴヤ」と言うと、「ノー、ノー」と言った。えっ、パリまで持っていくのか?と思ったら「テン……??」とか言って指差した。そちらを見てもわからない。他の場所へ行けというのかと思ったら、時計を指したみたいでプリントに{10:30}と書いて「この時間になったら来い」と言った。早すぎたのだ。早すぎるのも考え物だな、余計な心配をしてしまう。<br /> とりあえずほっとして二階にあがり、ロビーの椅子に座って日記を書く。あの感じでは搭乗券も貰えそうだしな。<br /> <br /> チェックインした後の事も調べなくてはと思い一階に降りていく。チェックインカウンターの奥にデパーチャーゲートがあって、チェックインを済ませた人がどんどん入っていく。ここへ来ればいいのだなと思った。そのままそこらあたりで時間を潰し、時間になったので221のデスクに行く。すでに4組くらいの家族が並んでいる。そこへ並んで待ち次が自分の番になったら、222のデスクのお姉さんが手招きしたので寄っていく。そして三点セットを差し出すと、「バゲッジ」と言うので大リュックを計量台に載せる。7キロだ。「ベルトに載せて」というので載せるとタグを付け、私のパスポートの表紙にクレームタグを貼った。貰った搭乗券は二枚でパリー名古屋間のもあった。<br /><br /> 搭乗券も全部貰え身軽になって、ゲートの列に並ぶ。皆、搭乗券とパスポートを手にしているので私も倣う。係員がその二つをチェックし、そのあと手荷物検査。トレイにベスト、コインケース、キーリングなど入れ、生意気にも「テレフォニーノ?」と係員に携帯を見せると「置け」と言った。ゲートを通るとピッと鳴ってしまったが、ボディチェックでOK。荷物のところへ行くと綺麗なお姉さんが、私の飲みかけのペットボトルをリュックから抜き取り「ダメよ」と言う風に首を振った。その表情の粋な事。手まねで「捨てて」というと、飲む仕草をして「ここで飲むか?」ともいってくれたが「捨てて」と言って荷物を受け取る。こちらの女性はこういう時の仕草や表情が可愛いし粋だな。<br /><br /> 10時50分、出発のB6ゲートにたどり着く。時間は充分ある。又、日記をつける。するとボールペンが壊れてしまった。ペン先のボールが外れたみたいだ。他の筆記用具は大リュックの中だ。とりあえずバールに行く。カプチーノ(1.2ユーロ)、クロワッサン(0.9ユーロ)を頼む。まだ何かで必要になるかも知れないので、ユーロを使い切るわけにはいかない。売店に行きボールペンを買う。水彩画(印刷)と小さなおもちゃがあったのでついでに買う。ボールペンは日本のメーカのものだった。<br /><br /> またB6ゲートに戻り息子にメールを打つ。朝、宿でトイレに行ってから4時間経つので、Serviza というトイレに行くと無料だった。<br /><br /> 12時30分、搭乗時間になっても受付が始まらない。係員が3人ほど集まって何か深刻そうに話をしている。横のパソコンの画面には真っ赤な文字列が。何かあったのか心配になる。もうすでに気の早い人が並んでいる。私も並ぶ。<br /> 12時40分、やっと受付が始まった。搭乗券を二枚持っている人もいるので私も二枚持って待つ。番が来て係員に二枚とも渡すと半券を千切り渡してくれた。受け取って歩きかけると呼び止められた。何事と戻ると何か言って大きい券を渡してくれた。名古屋行きのだ。これは渡してはいけなかったのである。<br /><br /> 12時46分、ようやく17番の窓側(機種に向かって右)に落ち着く。両側3列の座席だ。隣は若いカップル。前席ポケットに緊急用パンフレットがあったので見ると機材はエアバスA121とあった。飛行機に乗る時コクピットのドアが開いていて初めて操縦席を見た。<br /><br /> こうして離陸を待っていると、まだ気が早いが(乗り継ぎと言う難問がある)この旅の事が頭を巡ってくる。あとは無事日本に帰ることのみだ。<br /> 13時9分、機がバックしだした。いよいよ離陸だ。<br /> 13時22分、滑走路に出て加速する。無事離陸する。上昇する時綺麗な海岸線が見えた。砂浜にパラソルや人影も見えた。イタリアって本当に綺麗な国だなと思った。地中海も真っ青。島などを夢中になって撮っていると思いがけず昼食が出た。<br /> <br /> ふと座席を見るとカメラを取り出そうとした時、邪魔になりパリで買ったポテトチップの袋を出したのだが、気圧が薄いのかパンパンに膨らんでいた。破裂して「パン!!」と音でもしたら「テロだ!」という騒ぎになると思い、必死でリュックに入れようとするが膨らんでいるので入らない。何とか押し込みチャックを閉めると、チャックに食い付かれたのか袋がしゅーっと音がして小さくなった。これで湿気てしまうが仕方ない。<br /><br /> 安堵して昼食をいただく。フランス料理は食べた事無いが、色々手を掛ける料理と聞いていて、あまりいい印象を持っていなかったが、手間を掛けたようなパイ包みとかゼリーで固めた色んなものが詰まったものとか、今まで経験の無い味でおいしかった。<br /><br /> コーヒーをいただきまったりとする。14時10分、雲の上に尖がった峰が見えてきた。真っ白な山が幾つか見えた。写真に収める。15時すぎ機がどんどん降下していく。モザイク模様の耕作地が広がっている。見る見るうちに村々の家が大きくなってくる。<br /> 15時10分、パリCDGに無事着陸。さあ、いよいよ乗継だ。緊張する。機から出てしばらくは出国する人も乗り継ぎする人も(フライトコネクション)一緒に進んで行ったが、途中で分かれていった。そこの表示には私のF52ゲートはF41〜F56のグループにあった。近くにいた女性係員に念のためにチケットを見せて、案内表示を指差すと「OK」と言った。表示に従い通路を歩いていくとゲートがありパスポートチェックがあった。<br /> ゲートは二つあり右のゲートに行くと、係りは坊主頭の強面のお兄さんだ。チケットとパスポートを差し出しながら「ヴォンジュー」と言うと、ニッコリして「コンニチハ」と言ってくれた。パスポートなどを受け取り「メルシー」と言うと「アリガト」と言いながらウインクした。かっこいいウインクだった。<br /><br /> 気持ちの良い対応と「これで済んだ」という気持ちでルンルンで歩いていくと、また前方にヒモゲートが見えた。取っ付きに女性係員がいて、またチケットとパスポートのチェック。ローマで引き千切ったチケットをみて何か言っている。「ローマエアポート、スタッフ、ブレーク」と言うと何か言って「ワン?」と言うので「ワン」と答えると通してくれた。私の後ろにたくさんの日本人がいて恥ずかしかった。次は手荷物検査だ。厳しそうにみえたので前の男性に習って、ズボンのベルト、隠し財布二つも外して行くと無事通過した。するとまた女性の係りがいてまたチケットとパスポートを見せろと言うので、トレイの中のベストから取り出し見せた。かなり厳重なチェックだな。<br /><br /> 時間を掛けて忘れないように出したものを収める。隠し財布とりあえずリュックに入れた。これで無事通過だ。トイレに寄ってから表示に従い行くと先には何も無い。エスカレーターがあったので上にあがると、目の前にF52の表示とJAL NAGOYA 18:00という文字が飛び込んできた。あぁ、乗り継ぎを済ませられたと安堵した。<br /> 旅行関係サイトでよく乗り継ぎが心配という質問があるが、確かに私も本当に心配したが、考えてみれば乗り継ぎが難しければ、あちこちの空港で乗りそびれた人が続出するはずだが、そんな事は聞かれない。ちゃんと乗り継ぎが出来るようにシステムが出来ているのだと思った。<br /><br /> 名古屋行きの反対側には成田行きの表示があった。そのせいか日本人が多い。落ち着いたところでユーロを減らすために下に降りていく。まずバールに行きコーラ(1.8)とアクア・ノンガス(2.1)を買う。これでコインは0.1ユーロのみ残った。残してあったユーロ札を使うためお土産屋に行く。入っていくと日本人観光客がたくさんいた。<br /><br /> 「あんた、それ似合うがねー」とか「そんなの合わんわー」と名古屋弁が飛び交っている。何か嬉しくなってきた。名古屋弁を聞いて嬉しくなるのは初めてだ。やっぱり俺は日本人で、名古屋人だなと思った。<br /> そこで手帳を二つ買った。店番のインド人らしき女性が何か言ったが分からない。すると「トウジョウケン」と言った。そうか搭乗券を見せないと買えないのだな。おつりが2ユーロのコインだった。これは持って帰ろうかな。<br /><br /> ゲートの前に戻り椅子に座って日記の続きを書く。日本語でアナウンスがあり「機内の掃除が遅れ搭乗受付が少し遅れます」との事。あぁ、もう日本式だと思った。<br /><br /> 17時42分、搭乗開始。チケットが千切ってあるので、二人の係員のうち日本人スタッフの列に並ぶ。「ローマの空港で千切られました」と差し出すと、係りの女性は座っているスタッフにセロテープで張り合わさせ、機械に通させた。<br /><br /> 17時50分、予約したH46の席に座る。またも右側の3列通路側。そして他の2席は誰も来ない。リュックからスリッパ、空気枕、プラハから持ってきた靴スベリを出し、リュックを棚にしまう。カメラは出さず。前も後ろも二人ずつ、往きの時より乗客は少ないみたい。<br /> 18時、キャビンクルーのフランス人のお姉さんが新聞を配ってくれたので、久しぶりに日本のスポーツ新聞を読む。段々と身体からヨーロッパが剥がれていく様な感じがする。<br /><br /> 18時7分、タキシング開始。また延々と走る。<br /> 18時15分、ようやく離陸。さらばパリ、さよならヨーロッパ。<br /><br /> 18時40分、「お飲み物は」と来たのでホットコーヒーを頼む。往きと同じおつまみが付いてきた。そういえば往きの時のおつまみはプラハで食べたような気がする。<br /> 18時44分、座席モニターがこわれていたのが復旧した。4年前の帰りの便もモニターが写らず、成田までこわれたままだったな。お詫びといってクーポン券をくれたが使わずしまいだった。腕時計を日本時間に変える。6月19日午前1時46分だ。<br /><br /> やはりJALに乗るともう日本と同じ感じがする。(AFだがコードシェア便)<br /> 映画「相棒」を見た。飛行機のなかで初めて最初から最後まで映画を見た。<br /> 2時24分、機長の挨拶、「只今、コペンハーゲン上空」との事。一回目の食事。日本食を選択、チキンカレーだった。涙が出そうな程うまかった。日本の味だ。<br /> 旅行中、日本の食べ物が恋しいとは思った事が無いが、食べてみればやはりいい。<br /><br /> 4時頃から映画「釣りバカ日誌 お遍路編」を見る。見終わって横になって寝る。<br /> 11時頃、二回目の食事。食後、高血圧の薬を飲む。<br /> 11時50分、荷物を片付ける。トイレに行き着陸の準備をする。<br /> 12時半過ぎ、段々降下し出した。前方の海のなかに小さくセントレアが見えてきた。あんなところに着陸するのかと不安になる。だんだん大きく見えてくるが、戦争映画で見た航空母艦みたいにしか見えない。<br /> 12時38分、無事着陸。あぁ、旅は終わった。<br /><br /><br /> 出国審査を終えて荷物が出てくるのを待ちつつ、携帯を国内向けにセットしなおし家に掛ける。<br /><br /> 荷物を受け取り出ようとすると税関でまたチェックがあった。申請する人もしない人も全員書類を提出せよと言う。4年前は無かったのに。書類を書いて係りの女性に見せると「荷物はそれだけですか」というので「そうです」と答えるとびっくりしていた。なんで。<br /><br /> 何の苦労も無くキップを買って電車に乗り込む。「白い線の内側でお待ちください」「電車が参ります、ご注意ください」「ドアが閉まります、ご注意ください」。アァ、これはまさしく日本だ。<br /><br /> 金山橋で名鉄を降り地下鉄に乗換え我が家へ。昔の通勤コースだ。<br /><br /> 14時57分 我が家のある街の駅へ。ホームから下を見ると家の車が停まっている。改札口に降りて行くと、珍しく家内がそこで待っていた。家に帰る途中、スーパーに寄って行く。<br /><br /> 家に着き玄関を開けると猫のデブ君が待っていた。2週間も家を空けていたので忘れられ、逃げられると覚悟していたが、寄ってきて散歩をせがんだ。良かった、忘れていない。嬉々として首輪をつけ庭を散歩する。<br /> もう完全にヨーロッパは身体から剥がれていた。<br /><br />(反省と心残り)<br /> 1、市内交通(バス、トラム)を全く利用する能力が無く、行き先を限定された。(ウイーン=ヴァーグナー・ヴィラ)(パドヴァ=サンタントニオ聖堂)(ラヴェンナ=イン・クラッセ教会)(ローマ=ヴァチカン)<br /> 2、予約、並びが嫌いで幾つか入れなかった、見れなかった。<br />(ヴェネツィア=鐘楼)(パドヴァ=スクロヴェーニ礼拝堂) (フィレンツェ=アカデミア美術館)<br /> 3、ミラノをパスしたこと(須賀敦子さんの足跡を歩きたかった)<br /> 4、ウイーンでカフェに入らなかった事。<br /> 5、年齢によるものか、旅の後半では好奇心が磨り減ったのか、意欲が無くなってしまった。<br /><br />(良かった事)<br /> 1、行った先すべて。そして各国の親切な人々に出会えた事。<br /> 2、パリで出会った、日本の素晴らしき青年たちと知り合えた事。<br /> 3、あの狭いヨーロッパに固まっている国々が、それぞれの個性を失わずにいることが、自分の目で少しは確かめられた事。<br />                             <終わり>長文、駄文にお付き合いくださった方(殆どいないと存じますが)有難うございました。<br />

CDGで名古屋弁*遊路(ユーロ)半突きの旅(十五日目)

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2008/06/18 - 2008/06/18

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16

14

たぽじい

たぽじいさん

6月18日(水) 

 午前6時、目覚ましに起こされた。いつしか眠ってしまったようだ。起き上がって眩暈の事を思い出した。良かった!!。眩暈をしてない。感謝、感謝。

 台所へ行ってセントレアで買ったコーヒーの最後のやつをつくる。準備してあった小さな薄いパンをトーストし、バターを塗りオレンジジャムをつけて食す。ビスケットみたいなのをコーヒーに浸して食べる。
 トイレに行って戻ると携帯が光っている。家内から電話があったみたいで掛ける。家内が出ていきなり「お父さん今どこ?」と言うので「ローマだよ」と答えると、「あれっ、今日帰るんじゃなかったの」と言う。私が帰ると思っていたのに帰らないので、心配になりセントレアにまで電話したと言う。こちらの日付で18日に帰るが、日本時間では19日なるから残してきた計画表にそう書いてあるだろうと言う。どうも家内は日本時間の欄を見てそう思ったみたいだ。「19日のお昼にセントレアに着くから」と言って切る。

 荷物をパッキングし予定より早いが8時19分に宿を出る。32分、駅に着く。ちょうど52分のレオナルド・エキスプレスがあったので、忘れず刻印し一番隅の24番線のホームへ行く。
 43分、電車が入ってきた。ダ・ヴィンチの顔が横に付いている。大勢の人が降りてたくさんの人が乗り込んだ。席について暫くすると満員になった。皆、荷物がおおいので狭くなって隙間が無い。それでもどんどん人が乗り込んでくる。

 55分、列車が動き出した。9時8分、トラステヴェレ駅通過。本日は晴天である。日差しがきつい。昨日が雨のせいか遠くの山が煙っている。

 9時25分、空港着。狭いホームを前から来る人を避けながら真っ直ぐ空港への通路を歩いていく。どんどん進みターミナルの分岐点に来ると案内のモニターが幾つかあった。まだ早すぎて私の乗る便の表示は出ていない。12時45分までの便しか表示されていない。仕方なく立って待っていた。10分ほどしてようやくAF1505 PARIS CDGの表示が出てBターミナルと分かった。分岐点を右に曲がり長い通路を行って表示に従い突き当たりを左に曲がると、すぐに出発ロビーであった。しかしこの二階は売店ばかりで、チュエックインカウンターみたいなものは見当たらない。少し焦る。人の流れを観察すると、ロビーにやって来た人はエスカレーターで一階に降りていく。それでついて降りていくとチェックインカウンターがあった。
 
 いくつかモニターがあり便毎のカウンターの番号を表示していた。私の便はデスク221とあったので行ってみる。パスポート、アメックスのカード(支払い証明)、eチケットのプリントを用意してデスクに差し出す。係りの女性は「ナゴヤ?」と訊くので「シ」と返事して、大リュックを見せ「スルー・トゥ・ナゴヤ」と言うと、「ノー、ノー」と言った。えっ、パリまで持っていくのか?と思ったら「テン……??」とか言って指差した。そちらを見てもわからない。他の場所へ行けというのかと思ったら、時計を指したみたいでプリントに{10:30}と書いて「この時間になったら来い」と言った。早すぎたのだ。早すぎるのも考え物だな、余計な心配をしてしまう。
 とりあえずほっとして二階にあがり、ロビーの椅子に座って日記を書く。あの感じでは搭乗券も貰えそうだしな。
 
 チェックインした後の事も調べなくてはと思い一階に降りていく。チェックインカウンターの奥にデパーチャーゲートがあって、チェックインを済ませた人がどんどん入っていく。ここへ来ればいいのだなと思った。そのままそこらあたりで時間を潰し、時間になったので221のデスクに行く。すでに4組くらいの家族が並んでいる。そこへ並んで待ち次が自分の番になったら、222のデスクのお姉さんが手招きしたので寄っていく。そして三点セットを差し出すと、「バゲッジ」と言うので大リュックを計量台に載せる。7キロだ。「ベルトに載せて」というので載せるとタグを付け、私のパスポートの表紙にクレームタグを貼った。貰った搭乗券は二枚でパリー名古屋間のもあった。

 搭乗券も全部貰え身軽になって、ゲートの列に並ぶ。皆、搭乗券とパスポートを手にしているので私も倣う。係員がその二つをチェックし、そのあと手荷物検査。トレイにベスト、コインケース、キーリングなど入れ、生意気にも「テレフォニーノ?」と係員に携帯を見せると「置け」と言った。ゲートを通るとピッと鳴ってしまったが、ボディチェックでOK。荷物のところへ行くと綺麗なお姉さんが、私の飲みかけのペットボトルをリュックから抜き取り「ダメよ」と言う風に首を振った。その表情の粋な事。手まねで「捨てて」というと、飲む仕草をして「ここで飲むか?」ともいってくれたが「捨てて」と言って荷物を受け取る。こちらの女性はこういう時の仕草や表情が可愛いし粋だな。

 10時50分、出発のB6ゲートにたどり着く。時間は充分ある。又、日記をつける。するとボールペンが壊れてしまった。ペン先のボールが外れたみたいだ。他の筆記用具は大リュックの中だ。とりあえずバールに行く。カプチーノ(1.2ユーロ)、クロワッサン(0.9ユーロ)を頼む。まだ何かで必要になるかも知れないので、ユーロを使い切るわけにはいかない。売店に行きボールペンを買う。水彩画(印刷)と小さなおもちゃがあったのでついでに買う。ボールペンは日本のメーカのものだった。

 またB6ゲートに戻り息子にメールを打つ。朝、宿でトイレに行ってから4時間経つので、Serviza というトイレに行くと無料だった。

 12時30分、搭乗時間になっても受付が始まらない。係員が3人ほど集まって何か深刻そうに話をしている。横のパソコンの画面には真っ赤な文字列が。何かあったのか心配になる。もうすでに気の早い人が並んでいる。私も並ぶ。
 12時40分、やっと受付が始まった。搭乗券を二枚持っている人もいるので私も二枚持って待つ。番が来て係員に二枚とも渡すと半券を千切り渡してくれた。受け取って歩きかけると呼び止められた。何事と戻ると何か言って大きい券を渡してくれた。名古屋行きのだ。これは渡してはいけなかったのである。

 12時46分、ようやく17番の窓側(機種に向かって右)に落ち着く。両側3列の座席だ。隣は若いカップル。前席ポケットに緊急用パンフレットがあったので見ると機材はエアバスA121とあった。飛行機に乗る時コクピットのドアが開いていて初めて操縦席を見た。

 こうして離陸を待っていると、まだ気が早いが(乗り継ぎと言う難問がある)この旅の事が頭を巡ってくる。あとは無事日本に帰ることのみだ。
 13時9分、機がバックしだした。いよいよ離陸だ。
 13時22分、滑走路に出て加速する。無事離陸する。上昇する時綺麗な海岸線が見えた。砂浜にパラソルや人影も見えた。イタリアって本当に綺麗な国だなと思った。地中海も真っ青。島などを夢中になって撮っていると思いがけず昼食が出た。
 
 ふと座席を見るとカメラを取り出そうとした時、邪魔になりパリで買ったポテトチップの袋を出したのだが、気圧が薄いのかパンパンに膨らんでいた。破裂して「パン!!」と音でもしたら「テロだ!」という騒ぎになると思い、必死でリュックに入れようとするが膨らんでいるので入らない。何とか押し込みチャックを閉めると、チャックに食い付かれたのか袋がしゅーっと音がして小さくなった。これで湿気てしまうが仕方ない。

 安堵して昼食をいただく。フランス料理は食べた事無いが、色々手を掛ける料理と聞いていて、あまりいい印象を持っていなかったが、手間を掛けたようなパイ包みとかゼリーで固めた色んなものが詰まったものとか、今まで経験の無い味でおいしかった。

 コーヒーをいただきまったりとする。14時10分、雲の上に尖がった峰が見えてきた。真っ白な山が幾つか見えた。写真に収める。15時すぎ機がどんどん降下していく。モザイク模様の耕作地が広がっている。見る見るうちに村々の家が大きくなってくる。
 15時10分、パリCDGに無事着陸。さあ、いよいよ乗継だ。緊張する。機から出てしばらくは出国する人も乗り継ぎする人も(フライトコネクション)一緒に進んで行ったが、途中で分かれていった。そこの表示には私のF52ゲートはF41〜F56のグループにあった。近くにいた女性係員に念のためにチケットを見せて、案内表示を指差すと「OK」と言った。表示に従い通路を歩いていくとゲートがありパスポートチェックがあった。
 ゲートは二つあり右のゲートに行くと、係りは坊主頭の強面のお兄さんだ。チケットとパスポートを差し出しながら「ヴォンジュー」と言うと、ニッコリして「コンニチハ」と言ってくれた。パスポートなどを受け取り「メルシー」と言うと「アリガト」と言いながらウインクした。かっこいいウインクだった。

 気持ちの良い対応と「これで済んだ」という気持ちでルンルンで歩いていくと、また前方にヒモゲートが見えた。取っ付きに女性係員がいて、またチケットとパスポートのチェック。ローマで引き千切ったチケットをみて何か言っている。「ローマエアポート、スタッフ、ブレーク」と言うと何か言って「ワン?」と言うので「ワン」と答えると通してくれた。私の後ろにたくさんの日本人がいて恥ずかしかった。次は手荷物検査だ。厳しそうにみえたので前の男性に習って、ズボンのベルト、隠し財布二つも外して行くと無事通過した。するとまた女性の係りがいてまたチケットとパスポートを見せろと言うので、トレイの中のベストから取り出し見せた。かなり厳重なチェックだな。

 時間を掛けて忘れないように出したものを収める。隠し財布とりあえずリュックに入れた。これで無事通過だ。トイレに寄ってから表示に従い行くと先には何も無い。エスカレーターがあったので上にあがると、目の前にF52の表示とJAL NAGOYA 18:00という文字が飛び込んできた。あぁ、乗り継ぎを済ませられたと安堵した。
 旅行関係サイトでよく乗り継ぎが心配という質問があるが、確かに私も本当に心配したが、考えてみれば乗り継ぎが難しければ、あちこちの空港で乗りそびれた人が続出するはずだが、そんな事は聞かれない。ちゃんと乗り継ぎが出来るようにシステムが出来ているのだと思った。

 名古屋行きの反対側には成田行きの表示があった。そのせいか日本人が多い。落ち着いたところでユーロを減らすために下に降りていく。まずバールに行きコーラ(1.8)とアクア・ノンガス(2.1)を買う。これでコインは0.1ユーロのみ残った。残してあったユーロ札を使うためお土産屋に行く。入っていくと日本人観光客がたくさんいた。

 「あんた、それ似合うがねー」とか「そんなの合わんわー」と名古屋弁が飛び交っている。何か嬉しくなってきた。名古屋弁を聞いて嬉しくなるのは初めてだ。やっぱり俺は日本人で、名古屋人だなと思った。
 そこで手帳を二つ買った。店番のインド人らしき女性が何か言ったが分からない。すると「トウジョウケン」と言った。そうか搭乗券を見せないと買えないのだな。おつりが2ユーロのコインだった。これは持って帰ろうかな。

 ゲートの前に戻り椅子に座って日記の続きを書く。日本語でアナウンスがあり「機内の掃除が遅れ搭乗受付が少し遅れます」との事。あぁ、もう日本式だと思った。

 17時42分、搭乗開始。チケットが千切ってあるので、二人の係員のうち日本人スタッフの列に並ぶ。「ローマの空港で千切られました」と差し出すと、係りの女性は座っているスタッフにセロテープで張り合わさせ、機械に通させた。

 17時50分、予約したH46の席に座る。またも右側の3列通路側。そして他の2席は誰も来ない。リュックからスリッパ、空気枕、プラハから持ってきた靴スベリを出し、リュックを棚にしまう。カメラは出さず。前も後ろも二人ずつ、往きの時より乗客は少ないみたい。
 18時、キャビンクルーのフランス人のお姉さんが新聞を配ってくれたので、久しぶりに日本のスポーツ新聞を読む。段々と身体からヨーロッパが剥がれていく様な感じがする。

 18時7分、タキシング開始。また延々と走る。
 18時15分、ようやく離陸。さらばパリ、さよならヨーロッパ。

 18時40分、「お飲み物は」と来たのでホットコーヒーを頼む。往きと同じおつまみが付いてきた。そういえば往きの時のおつまみはプラハで食べたような気がする。
 18時44分、座席モニターがこわれていたのが復旧した。4年前の帰りの便もモニターが写らず、成田までこわれたままだったな。お詫びといってクーポン券をくれたが使わずしまいだった。腕時計を日本時間に変える。6月19日午前1時46分だ。

 やはりJALに乗るともう日本と同じ感じがする。(AFだがコードシェア便)
 映画「相棒」を見た。飛行機のなかで初めて最初から最後まで映画を見た。
 2時24分、機長の挨拶、「只今、コペンハーゲン上空」との事。一回目の食事。日本食を選択、チキンカレーだった。涙が出そうな程うまかった。日本の味だ。
 旅行中、日本の食べ物が恋しいとは思った事が無いが、食べてみればやはりいい。

 4時頃から映画「釣りバカ日誌 お遍路編」を見る。見終わって横になって寝る。
 11時頃、二回目の食事。食後、高血圧の薬を飲む。
 11時50分、荷物を片付ける。トイレに行き着陸の準備をする。
 12時半過ぎ、段々降下し出した。前方の海のなかに小さくセントレアが見えてきた。あんなところに着陸するのかと不安になる。だんだん大きく見えてくるが、戦争映画で見た航空母艦みたいにしか見えない。
 12時38分、無事着陸。あぁ、旅は終わった。


 出国審査を終えて荷物が出てくるのを待ちつつ、携帯を国内向けにセットしなおし家に掛ける。

 荷物を受け取り出ようとすると税関でまたチェックがあった。申請する人もしない人も全員書類を提出せよと言う。4年前は無かったのに。書類を書いて係りの女性に見せると「荷物はそれだけですか」というので「そうです」と答えるとびっくりしていた。なんで。

 何の苦労も無くキップを買って電車に乗り込む。「白い線の内側でお待ちください」「電車が参ります、ご注意ください」「ドアが閉まります、ご注意ください」。アァ、これはまさしく日本だ。

 金山橋で名鉄を降り地下鉄に乗換え我が家へ。昔の通勤コースだ。

 14時57分 我が家のある街の駅へ。ホームから下を見ると家の車が停まっている。改札口に降りて行くと、珍しく家内がそこで待っていた。家に帰る途中、スーパーに寄って行く。

 家に着き玄関を開けると猫のデブ君が待っていた。2週間も家を空けていたので忘れられ、逃げられると覚悟していたが、寄ってきて散歩をせがんだ。良かった、忘れていない。嬉々として首輪をつけ庭を散歩する。
 もう完全にヨーロッパは身体から剥がれていた。

(反省と心残り)
 1、市内交通(バス、トラム)を全く利用する能力が無く、行き先を限定された。(ウイーン=ヴァーグナー・ヴィラ)(パドヴァ=サンタントニオ聖堂)(ラヴェンナ=イン・クラッセ教会)(ローマ=ヴァチカン)
 2、予約、並びが嫌いで幾つか入れなかった、見れなかった。
(ヴェネツィア=鐘楼)(パドヴァ=スクロヴェーニ礼拝堂) (フィレンツェ=アカデミア美術館)
 3、ミラノをパスしたこと(須賀敦子さんの足跡を歩きたかった)
 4、ウイーンでカフェに入らなかった事。
 5、年齢によるものか、旅の後半では好奇心が磨り減ったのか、意欲が無くなってしまった。

(良かった事)
 1、行った先すべて。そして各国の親切な人々に出会えた事。
 2、パリで出会った、日本の素晴らしき青年たちと知り合えた事。
 3、あの狭いヨーロッパに固まっている国々が、それぞれの個性を失わずにいることが、自分の目で少しは確かめられた事。
                             <終わり>長文、駄文にお付き合いくださった方(殆どいないと存じますが)有難うございました。

同行者
一人旅
一人あたり費用
30万円 - 50万円
交通手段
鉄道 高速・路線バス
航空会社
エールフランス

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  • ローマのB&Bの部屋。何故か壁の絵は日本風。

    ローマのB&Bの部屋。何故か壁の絵は日本風。

  • 肝心な時に眩暈を起こしはしないかと不安の一夜を。

    肝心な時に眩暈を起こしはしないかと不安の一夜を。

  • 帰るのが嬉しいような、寂しいような。

    帰るのが嬉しいような、寂しいような。

  • 空港までのキップ。

    空港までのキップ。

  • AF1505が出発するBターミナル。チェックインカウンターが無くて慌てる。

    AF1505が出発するBターミナル。チェックインカウンターが無くて慌てる。

  • 人の流れが下に行くので、付いていくとカウンターがあった。

    人の流れが下に行くので、付いていくとカウンターがあった。

  • 13時22分、無事離陸。ちらっと見えたビーチの美しかった事。

    13時22分、無事離陸。ちらっと見えたビーチの美しかった事。

  • 思いがけなく食事が出た。食後のコーヒーを頂きまったりとしていて、ふと気付くとリュックからカメラを出すとき、邪魔になった<br />「パリ初日にモノポリで買ったポテトチップ」<br /> が気圧の関係かパンパンに膨らんでいた。破裂したら「テロ!?」と騒ぎになるとあせってリュックに仕舞おうとしたが、膨らんでいてなかなか入らない。無理やり入れ込むと、チャックに食いつかれたか空気が抜けてやっと入った。冷や汗をかいた。

    思いがけなく食事が出た。食後のコーヒーを頂きまったりとしていて、ふと気付くとリュックからカメラを出すとき、邪魔になった
    「パリ初日にモノポリで買ったポテトチップ」
     が気圧の関係かパンパンに膨らんでいた。破裂したら「テロ!?」と騒ぎになるとあせってリュックに仕舞おうとしたが、膨らんでいてなかなか入らない。無理やり入れ込むと、チャックに食いつかれたか空気が抜けてやっと入った。冷や汗をかいた。

  • アルプスの山が見えてきた。

    アルプスの山が見えてきた。

  • 湖が見えてきた。14時22分。

    湖が見えてきた。14時22分。

  • この旅で最後の写真です。CDGで数枚撮ったと思ったのですが、残っていません。???<br /><br /> このあと15時10分 CDGに着陸。無事乗り継ぎを済ませ、ユーロを減らすために入った土産物店で、名古屋弁を聞いて嬉しく思った。<br /><br /> 18時発の飛行機で無事帰国しました。<br /><br /> 長々とお付き合いをいただき有難うございました。<br />              ((おわり))

    この旅で最後の写真です。CDGで数枚撮ったと思ったのですが、残っていません。???

     このあと15時10分 CDGに着陸。無事乗り継ぎを済ませ、ユーロを減らすために入った土産物店で、名古屋弁を聞いて嬉しく思った。

     18時発の飛行機で無事帰国しました。

     長々とお付き合いをいただき有難うございました。
                  ((おわり))

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この旅行記へのコメント (16)

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  • tensobaさん 2010/07/29 18:15:41
    カレー
    たぼじいさん、こんばんは

    たぼじいさんの旅行記を改めて拝見していて、ふと思いました。これです↓

    >日本食を選択、チキンカレーだった。涙が出そうな程うまかった。日本の味だ。

    実は、先月6月に母親が同じことを言ってました。
    ずうっとホノルルにいて、食事がぜんぜん合わなかったようで、帰国便でカレーが出たのです。
    母が、「カレー美味しかったわ」と。

    人間なんだかんだいって古里の味が一番なんですね。
    その母親がセントレアに着いたとき、なぜか「白い恋人」が食べたいと突然言い出しました。一番上の姪が空港内を探して買いに行ったのですが、免税エリアでしか買えないとのことでした。それで今月7月に私がいつものように一人でハワイへ行った際に成田で「白い恋人」を購入し、帰国時に成田から宅急便で母のところへ送りました。自分が若かった頃(20代とかの話です)、よく母が職場に東海市の名物「平洲焼」や「坂角のゆかり」とか送ってきたのですが、その気持ちが少し今になって分かったような感じです。
    ちなみにこの「平洲焼」や「坂角のゆかり」ってそこのせがれども(いまは社長やその兄弟みたいですが・・・)はいずれも自分の同級生なんです。

    たぽじい

    たぽじいさん からの返信 2010/07/30 14:21:12
    RE: 意外なつながりですね
    tensobaさん こんにちは。

    > >日本食を選択、チキンカレーだった。涙が出そうな程うまかった。日本の味だ。

     私は人並みに「おいしいもの」が好きですが、目の前にあるものでも済ませます。海外にいても日本食を食べたいと思わなかったですが(無理に押さえ込んでいたかも)、あの時のカレーの美味しさは「日本食飢餓状態」であったかと思っております。やはり慣れ親しんだものはそうそう変えられませんね。

    > 実は、先月6月に母親が同じことを言ってました。
    > ずうっとホノルルにいて、食事がぜんぜん合わなかったようで、帰国便でカレーが出たのです。
    > 母が、「カレー美味しかったわ」と。

     素晴らしい親孝行をなされましたね。私は20代で両親を亡くしましたので(年取っての子でしたので)孝行らしいこともできませんでした。

    > 人間なんだかんだいって古里の味が一番なんですね。
    > その母親がセントレアに着いたとき、なぜか「白い恋人」が食べたいと突然言い出しました。一番上の姪が空港内を探して買いに行ったのですが、免税エリアでしか買えないとのことでした。それで今月7月に私がいつものように一人でハワイへ行った際に成田で「白い恋人」を購入し、帰国時に成田から宅急便で母のところへ送りました。自分が若かった頃(20代とかの話です)、よく母が職場に東海市の名物「平洲焼」や「坂角のゆかり」とか送ってきたのですが、その気持ちが少し今になって分かったような感じです。
    > ちなみにこの「平洲焼」や「坂角のゆかり」ってそこのせがれども(いまは社長やその兄弟みたいですが・・・)はいずれも自分の同級生なんです。

     「白い恋人」って北海道の菓子ですね。私も好きです。娘夫婦が毎年夏に北海道旅行をしていて、お土産がこれで「楽しみ」でしたね。
     お母様のためにがんばられましたね。

     平洲焼なんてあるんですね?細井平洲先生の名前をつけたのですね。知りませんでした。坂角は良く知っています。家内の実家の近くに工場がありました。(名古屋市南区道徳)
     tensobaさんの同級生が経営者なんですね。ご実家はすると東海市あたりになるんですね。聚楽園の大仏さんは海水浴の行き帰りに見ました。あの大仏さんが見えると間も無く海に着くと大喜びした物です。
     ああ、海水浴と夏休み、懐かしいな…。

     ところで最近ますますご体調のほうはよろしいようで嬉しい限りです。

     熱中症にお気をつけて元気に飛び(潜り)回ってくださいね。
  • Rainy☆Wongさん 2010/01/24 17:47:46
    はじめまして!
    taka1といいます。
    たっぷりとした文章と、ていねいに撮られた写真が印象的な旅行記でした。
    写真もたくさんあって、とても楽しく拝見させて頂きました!

    色々な国、場所に行かれていて、羨ましいですね。旅慣れた感じがかっこいいです!!
    他の旅行記もじっくり拝見させて頂きます。

    taka1

    たぽじい

    たぽじいさん からの返信 2010/03/21 23:44:39
    RE: はじめまして!お返事が大変遅れて申し訳ありません
    taka1様 こんばんは。そしてはじめまして。

     今年に入り一度も自分の旅行記を見ず、今日、久しぶりに覗いてみたら
    taka1さんのコメントが入っているのに気付きました。コメントが入ればメールで知らせてくれるようになっているのに、何ででしょう?

     ともあれ、2ヶ月以上も経ってからのお返事で、大変失礼では有りますが、どうかお許しくださいますようにお願い申し上げます。
     どうか、これに懲りずに、今後とも宜しくお願いいたします。

    > taka1といいます。
    > たっぷりとした文章と、ていねいに撮られた写真が印象的な旅行記でした。

     皆さんに読んでいただきたいというよりも、自分の覚えの積りと、これから個人旅行される方に少しでも参考になればと、事細かく書いてみました。そんな冗漫で長ったらしい駄文を読んでいただいて感謝いたします。

    > 写真もたくさんあって、とても楽しく拝見させて頂きました!

     どちらかというとスケッチがしたいほうですが、時間の制約もあり、また、デジカメになって枚数を気にしなくても良くなって、ついつい写真をいっぱい撮ってしまいます。

    > 色々な国、場所に行かれていて、羨ましいですね。旅慣れた感じがかっこいいです!!

     いえいえ、まだ2回しか行っておりませんし、旅慣れたなんて飛んでもありません。恥ずかしことばかりです。

    > 他の旅行記もじっくり拝見させて頂きます。

     ありがとうございます。私もこれからtaka1さんの旅行記にお邪魔させていただきます。

     どうか、お返事が遅れました事、お許し下さいませ。
                      平成22年3月21日 たぽじい  
  • tensobaさん 2009/05/04 20:13:24
    私も愛知(常滑線)出身です
    たぼじいさん、こんばんは

    私は今は横浜にずうっと長く住んでいますが、高校までは愛知でした。

    名鉄常滑(河和)線の聚楽園という駅から歩いて15分くらいのところです。

    たぼじいさんの旅行記の金山橋という駅名に思わず、懐かしさを感じました。
    まだ、名古屋高速やナゴヤドーム、それに中部国際空港は一度も見たことがないです。

    たまにゃあ、にゃごやにもいってみんとあかんぎゃなも・・・。

    たぽじい

    たぽじいさん からの返信 2009/05/04 21:11:04
    RE: 私も愛知(常滑線)出身です
    tensobaさん こんばんは。

    > 私は今は横浜にずうっと長く住んでいますが、高校までは愛知でした。
    > 名鉄常滑(河和)線の聚楽園という駅から歩いて15分くらいのところです。

     そうでしたか。聚楽園は大仏で有名ですね。子供の頃の夏休みの最大イベント「海水浴」はたいてい知多の海でしたので、電車の中から大仏を良く見たものです。


    > たぼじいさんの旅行記の金山橋という駅名に思わず、懐かしさを感じました。

     常滑線河和線の停車駅ですものね、昔、海水浴、今、空港ですね。

    > まだ、名古屋高速やナゴヤドーム、それに中部国際空港は一度も見たことがないです。

     もう離れて随分経つんですね。そうそう、私、まだ名古屋城に行ったこと無いんです。こんなものですかね。

     そういえばtensobaさん、旅行記のなかで述べておられましたが、京都、滋賀、そして三重にもお住まいになっていたそうですね。私は名古屋で生まれその近くを2度引越ししただけです。半年ほど川崎に単身赴任したことがあるのみで、狭い範囲で生きてきました。

     もし、名古屋へ来られる時はお知らせください。きっとご親戚、知人が名古屋にもおられると存じますが、よろしければ一度お会いしてご案内させていただければと思っております。
  • 修羅さん 2008/12/31 23:43:50
    最高の旅行!

     2度目、読み終えました。

     私と同様、たぽじいさんも後悔してますね。

     でもね、もし完璧な旅行ができたら、それはツアーと同じ感覚になってしまうと思います。

     また、たぽじいさんは幸運の連続です。たとえば、私の場合、行きも帰りも飛行機は窓側で、隣の席は知らない外国人が2人、トイレに行くタイミングがなくて困りました。その点、たぽじいさんはとても幸運でした。

     ということで、後悔は個人旅行の醍醐味。そして知らないだけで、幸運の連続だったんですよ。きっと私も。

      *** *** ***

     2008年が終わろうとしています。

     私の場合、今年も旅行ができませんでした。でも、たぽじいさんが行けたから満足しています。嬉しいです。

     今年の年末は沢木耕太郎ではなくたぽじいさん。私の中では沢木耕太郎とたぽじいさんは同格です。そして、たぽじいさんの旅行記に他のトラベラーさんがつけられたコメントも楽しく拝読させていただきました。

     たぽじいさん、感謝です。よいお年を。 

    たぽじい

    たぽじいさん からの返信 2009/01/01 01:06:05
    RE: あけましておめでとうございます
    >
    >  2度目、読み終えました。
    >
    修羅さん

     あけまして おめでとう ございます

     修羅さんにとって良い年でありますようお祈りいたします。

     本年もよろしくお願いいたします。

     さて、また喜び勇んでお返事させていただきます。

    >  私と同様、たぽじいさんも後悔してますね。
    >  でもね、もし完璧な旅行ができたら、それはツアーと同じ感覚になってしまうと思います。

     そうおっしゃっていただくと、凄く気分が安らぎます。

    >  また、たぽじいさんは幸運の連続です。たとえば、私の場合、行きも帰りも飛行機は窓側で、隣の席は知らない外国人が2人、トイレに行くタイミングがなくて困りました。その点、たぽじいさんはとても幸運でした。
    >  ということで、後悔は個人旅行の醍醐味。そして知らないだけで、幸運の連続だったんですよ。きっと私も。

     そういう考え方もあるんですね、どうも私は視野が狭いと言うか、一方的にものを見るようですね。
     それにしてもますます心が安らぎます。
    >   *** *** ***
    >
    >  2008年が終わろうとしています。
    >
    >  私の場合、今年も旅行ができませんでした。でも、たぽじいさんが行けたから満足しています。嬉しいです。
    >  今年の年末は沢木耕太郎ではなくたぽじいさん。私の中では沢木耕太郎とたぽじいさんは同格です。そして、たぽじいさんの旅行記に他のトラベラーさんがつけられたコメントも楽しく拝読させていただきました。

     沢木耕太郎さんと同じとは恐れ多いです。ただただ、自分の旅がそんなに悲観するものでないという事を感ずるようになりました。
     すべて修羅さんのおかげです。

    >  たぽじいさん、感謝です。よいお年を。

     修羅さん、こちらこそ、大感謝です。

      
  • しょうちゃんさん 2008/11/26 20:14:37
    RE: 次回は?
    拝復、たぼさんへ 一生に一度の一人旅のようでしたが、しばらくすると、きっと行きたくなります。次回はどこでしょうか?ベルギー?オランダ?フランス(ストラスブルグ?リョン?)、ドイツ(ミュンヘン?)、オーストリア(ザルツブルグ?)それともスペイン(バルセロナ?)あたりでしょうか。健康(高血圧)のため、2週間程度の旅行になるでしょうね。欧州のホテルは7月から上がりますから、できれば6月か、10月あたりか?オンシーズンを避ければホテルも込まないでしょう。私の方は、来年7月サンクトペテルブルグにいく予定です。フィルム・カメラの愛好者なので、4トラには掲載していません。
    では。失礼

    たぽじい

    たぽじいさん からの返信 2008/11/27 19:30:59
    RE: RE: 次回は?→あれば嬉しいですね!!
    しょうちゃん様 こんばんは。

    > 拝復、たぼさんへ 一生に一度の一人旅のようでしたが、しばらくすると、きっと行きたくなります。次回はどこでしょうか?ベルギー?オランダ?フランス(ストラスブルグ?リョン?)、ドイツ(ミュンヘン?)、オーストリア(ザルツブルグ?)それともスペイン(バルセロナ?)あたりでしょうか。

     まず経済的理由で(時間は嫌になるほどありますが)行けないと思います。勿論行ければ最高ですが。
     行きたい所は一杯あります。行ってない所は全部と云っていいでしょうね。特に上記のオランダ、ベルギー(絵を見たい)、ドイツ、フランス。
     あとポルトガルのポルトに何故か惹かれます。

    >健康(高血圧)のため、2週間程度の旅行になるでしょうね。欧州のホテルは7月から上がりますから、できれば6月か、10月あたりか?オンシーズンを避ければホテルも込まないでしょう。

     そうですね。今迄の二回の旅行も6月を選んでいきました。季節的にも良い時期と思いますが、他の季節の様子も知りたい気もあります。


    >私の方は、来年7月サンクトペテルブルグにいく予定です。フィルム・カメラの愛好者なので、4トラには掲載していません。

     羨ましいですね。凄く綺麗な街ですね。エルミタージュもあるし。写真を是非拝見したいですね。
  • おでぶねこさん 2008/11/20 22:14:04
    お帰りなさい。
    たぽじいさん、最終章しっかり読ませていただきました。
    改めて『お帰りなさい』を、言いたいです。

    ああすればよかった、こうすればよかった。。。
    きっと思うことはたくさんあったと思いますが、
    ご自分の足で歩き、ご自分の目で見てきた
    全ての事は、何にも変えがたい宝物ですね。

    たぽじいさんの旅行記を読ませていただいて
    やっぱり旅っていいなぁ。。。って、思ってしまいました。

    待っていてくれる人がいるから
    旅に出られるんですよね。

    素敵な旅行記をありがとうございました。(*^^*)

     おでぶねこ

    たぽじい

    たぽじいさん からの返信 2008/11/21 18:39:12
    RE: お帰りなさい。ただいまぁ!!
    おでぶねこ様 こんばんは。

    > たぽじいさん、最終章しっかり読ませていただきました。
    > 改めて『お帰りなさい』を、言いたいです。

     有難うございました。冗漫な文章にお付き合いいただき感謝いたします。
     そして「ただいま」と言わせていただきます。


    > ああすればよかった、こうすればよかった。。。
    > きっと思うことはたくさんあったと思いますが、
    > ご自分の足で歩き、ご自分の目で見てきた
    > 全ての事は、何にも変えがたい宝物ですね。

     旅の達人のおでぶねこさんのお言葉です、心に染み入ります。本当に反省や悔いは一杯ありましたが、私の見たものが私のヨーロッパと思っております。大変狭く浅いものですが。 


    > たぽじいさんの旅行記を読ませていただいて
    > やっぱり旅っていいなぁ。。。って、思ってしまいました。

     そう言って頂けるのは、身に余る光栄です、

    > 待っていてくれる人がいるから
    > 旅に出られるんですよね。

     そうですね。私の場合、きつくて怖い家内が待っていたんですが、私が旅に出ている間、かなり心配したみたいです。反対しながらも最後は快く送り出してくれましたから、とにかく無事で帰る事を最優先しました。

    > 素敵な旅行記をありがとうございました。(*^^*)

     いえいえ、しばらく自分の旅行記はお休みです、もっと素敵なおでぶねこ様の旅行記を、じっくり拝見するつもりです。

                       たぽじい
  • しょうちゃんさん 2008/11/20 15:51:04
    感想
    たぼさん 今日は。長文の旅行記楽しく読ませていただきました(2日間かかったけど)。初めての一人旅大変でしたね。幾つかコメントさせていただきます。パリからフランクフルトあるいはプラハにAF(パリで途中下車すると1万ほど払うことになりますが)で行ったほうがよかったのではないでしょうか。2週間で、あちこち回り過ぎです。移動に時間がとられて見たい所へ行けなくなってしまったようです。それと、ユーレイロパスなり(ウイーンからローマまで、フランスだけなら60歳以上のシニアレイルパス)を使ったほうが、毎回駅で切符を購入しなくてもすみます。また、ミラノの西側にある安ホテル(私の経験から)は探せば見つかったと思います。さらに、フィレンツエのB&Bの朝食は、そのホテルではなく、指定されたところにいき、部屋の鍵なりを見せればよかったのではないでしょうか(ロンドンのB&Bに泊まったときは、となりのB&Bでの朝食を指定されました)。以上

    たぽじい

    たぽじいさん からの返信 2008/11/20 17:27:34
    RE: 感想、アドヴァイスを有難うございました
    しようちゃんさん はじめまして。そしてこんにちは。


    > たぼさん 今日は。長文の旅行記楽しく読ませていただきました(2日間かかったけど)。

     長駄文にお付き合いしていただき有難うございました。


    >パリからフランクフルトあるいはプラハにAF(パリで途中下車すると1万ほど払うことになりますが)で行ったほうがよかったのではないでしょうか。

     もっともです。私は欧州内では出来るだけ列車かバスで移動したかったものですから、飛行機は全く思いもしませんでした。とにかく移動に時間が取られた事は事実ですが、車窓からの眺めも楽しみにしていました。

    >2週間で、あちこち回り過ぎです。移動に時間がとられて見たい所へ行けなくなってしまったようです。

     そうなんです。多分今回の旅が最後になると思い、行った事の無い国を出来るだけ見たかったのでこうなりました。

    >ユーレイロパスなり(ウイーンからローマまで、フランスだけなら60歳以上のシニアレイルパス)を使ったほうが、毎回駅で切符を購入しなくてもすみます。

     パスは大変迷いました。パスを買っても長距離列車ならまた別に指定席等を買うために並ぶ事になると思い断念しました。イタリアパスだけでも買おうかと考えたんですが、結局時間切れで買えませんでした。イタリアの駅で結構ユーレイルパスを手にした人が並んでいましたので、やはり並ぶのは同じかなと思いました。でも、一等はちょっと魅力ですね。




    >ミラノの西側にある安ホテル(私の経験から)は探せば見つかったと思います。

     私も後になってなぜもっと手があったのにと(他のエリア、近郊の街、金額を制限しない)後悔しました。

    >さらに、フィレンツエのB&Bの朝食は、そのホテルではなく、指定されたところにいき、部屋の鍵なりを見せればよかったのではないでしょうか(ロンドンのB&Bに泊まったときは、となりのB&Bでの朝食を指定されました)。

     そういえば係りの女性(英語ダメ)に訊いたんですが、ようやく通じたら近所のリストランテのカードを出してくれました。手振り身振りで「無料」か訊いたら、自分のサイフから出せというジェスチャーをしたようで、諦めました。それにリストランテでは高級すぎると思ったし。
     しょうちゃんさんのコメントで「そうだったかも」と……。


     懇切丁寧なアドヴァイス有難うございました。

     また、ひょっとして海外へ行ける事が出来ましたら、大いに参考にさせていただきます。有難うございました。
  • 修羅さん 2008/11/20 10:46:40
    おかえりなさい

     たぽじいさんの旅行記を読んで、いつもすごいと思うのは、(海外初ひとり旅なのに)現地の人とふれあっていること。私は、
     1.語学力がない
     2.旅券センターでもらった「旅行者を狙う犯罪」のパンフレットを見て、「現地の人とふれあうのは諦めよう」と思った
     ので、挨拶以外は必要最低限の会話しかしませんでした。ちなみに、女子学生が二人しかいないコンパートメントでも私は挨拶もしませんでした。(これってエチケット違反だってこと、帰国してから知りました。)

     あと、すごいのは、たぽじいさんは、バールやらカフェやらどんどん入っていること。私は、周りに人がいると必要最低限の会話も焦ってしまうので、客がガラガラじゃないと入れませんでした。(もっとも、客がゼロだと準備中かもしれないと思って入れませんでしたが……。)

     ところで、「チェックインカウンターが無くて慌てる」とか言いながら、しっかり写真を撮っている余裕もすごいですね。

     帰りのレオナルド・エキスプレス以降は全くたぽじいさんと同じ心境でした。

     私の場合、ローマを飛び立ったとき、「旅行が終わって残念だなという気持ち」と「初めての海外ひとり旅。どうやら無事帰国できそうという思い」が複雑に絡み合って、飛行機の窓から見たイタリアの海岸線が(ビールの酔いもあって)天国からの風景に思えました。

     そして、セントレアから乗り換えた名鉄の社内広告「浜乙女」にたぽじいさんと同じ気持ちを抱いたものです。

     それでは、年末、もう一度読みまくり、感想を書きますね。

     お疲れ様でした。(旅行記を書いてくださり)ありがとうございました。


    たぽじい

    たぽじいさん からの返信 2008/11/20 12:56:01
    RE: ただいま!!
    修羅さん こんにちは。

     いつも、早々に旅行記をお読みいただき、清き一票(積み重なり凄い事に)までも頂き、なにより嬉しかったのは、そのつど感想を頂いた事です。
     本当に有難うございました。


    >  たぽじいさんの旅行記を読んで、いつもすごいと思うのは、(海外初ひとり旅なのに)現地の人とふれあっていること。私は、
    >  1.語学力がない
    >  2.旅券センターでもらった「旅行者を狙う犯罪」のパンフレットを見て、「現地の人とふれあうのは諦めよう」と思った
    >  ので、挨拶以外は必要最低限の会話しかしませんでした。ちなみに、女子学生が二人しかいないコンパートメントでも私は挨拶もしませんでした。(これってエチケット違反だってこと、帰国してから知りました。)

     そんな事はありませんよ。私も最小限の会話で済む「マック」ばかりで食事してましたし。特に旅が終わりに近づくとますますその傾向になりました。
     修羅さんは現地の人々との交流は少なかったかもしれませんが、ご自分の心や聖人との深い心の交流を為されたと思っております。

    >  あと、すごいのは、たぽじいさんは、バールやらカフェやらどんどん入っていること。私は、周りに人がいると必要最低限の会話も焦ってしまうので、客がガラガラじゃないと入れませんでした。(もっとも、客がゼロだと準備中かもしれないと思って入れませんでしたが……。)

     もともと、喫茶店に入るのが大好きでして、国内の旅行先でも必ず入ります。その街のたたずまいを感じるには最適と思っています。
     今回の旅行の目的も海外の事物を見たいということもありますが、幾つかのカフェに入りたいというのが大きな目的でしたので。でも、ズボラな性格で折角ノートに入りたいカフェをメモしていったのに、現地では見ることなく、その場の雰囲気で行動し活用しませんでした。おかげで本場のウイーンでカフェに入らずしまいでした。

    >  ところで、「チェックインカウンターが無くて慌てる」とか言いながら、しっかり写真を撮っている余裕もすごいですね。

     余裕というより「どこかにあるだろう」とタカを括っていました。椅子に座って写真を撮っていて、人の流れに気付きわかったしだいです。時間に余裕があったのでできた事です。

    >  帰りのレオナルド・エキスプレス以降は全くたぽじいさんと同じ心境でした。
    >  私の場合、ローマを飛び立ったとき、「旅行が終わって残念だなという気持ち」と「初めての海外ひとり旅。どうやら無事帰国できそうという思い」が複雑に絡み合って、飛行機の窓から見たイタリアの海岸線が(ビールの酔いもあって)天国からの風景に思えました。

     では、全く同じ感想を持ったんですね!!。
     飛行機が上昇するとき、窓からビーチとパラソルが見えました。久しぶりの快晴の眺めに「天国」を感じ、イタリアの美しさに今更ながら驚きました。帰心矢の如しでしたが、一瞬「帰りたくない」と後ろ髪を引かれる思いをしました。

    >  そして、セントレアから乗り換えた名鉄の社内広告「浜乙女」にたぽじいさんと同じ気持ちを抱いたものです。

     「浜乙女」でしたか。私も電車に乗り込んで発車を待つ間、何か変な感じがしてなりませんでした。慣れ親しんだものばかりを目にしているのに、一枚ヴェールが掛かっているようでした。でも、それも家に帰ったらさっぱり消えていましたが。

    >  それでは、年末、もう一度読みまくり、感想を書きますね。

     有難うございます。嬉しいような、恥ずかしいような気がします。

    >  お疲れ様でした。(旅行記を書いてくださり)ありがとうございました。

     とんでもありません、あんな文章を読んでいただいて、お礼の申し上げようもありません。

     急に寒くなってきました、お体を大切になさってください。
    >
    >

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