2007/11/09 - 2007/11/09
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harihariさん
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2007年の秋の特別公開。
古都奈良・興福寺では、秘仏・聖観音菩薩立像(本坊大円堂)の公開でした。
休みが取れたので、奥さんと二人で行くことに...。
そして、せっかくなので、ちょっといいものでも食べて帰ろうってことで、興福寺境内の「搭の茶屋」で名物茶粥懐石をいただいてきました。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 私鉄
-
昼食後、近鉄電車で奈良に到着。
猿沢池までやってきましたが、生憎の天気です。
大阪からだと、奈良にしても京都にしても、昼近くまで朝寝坊してから遊びに来れるので便利です。 -
南都七大寺の一つ、興福寺。
建立以来、藤原氏との密接な繋がりで勢力を増していった興福寺でしたが、1180年、平氏による南都焼き討ちにより、ほとんどの伽藍が焼失しました。
向こうに見える建物が、五重搭と東金堂。
手前の礎石は中金堂のもの。現存していれば東西約40m、南北約25m、高さ約20mの大伽藍だった建物の遺跡。 -
今回の目当ては、通常非公開の本坊・大圓堂。
寺内初公開という秘仏・聖観音菩薩立像(鎌倉時代・重要文化財)を拝観します。
狭い拝観スペースだったので、入場制限をしながらだったのですが、よいものを見させていただきました。 -
興福寺瓦。
何パターンかあるようですね。 -
国宝館。
この期間中は、阿修羅像を代表とする八部衆などを公開。
常設としても、興福寺食堂本尊であった5mを超える千手観音菩薩立像、685年製造の旧山田寺の仏頭など、まさに日本の歴史と宝が凝縮されているような宝物館。
本来であれば、この中だけで朝から夕方まで楽しめます。少なくとも2時間は覚悟しておいた方がいいですね。 -
手前が東金堂。奥が五重搭。ともに、室町時代の再建。(国宝)
東金堂は内陣も素晴らしくて、本尊の薬師如来坐像をはじめ、十二神将や四天王立像など国宝、重要文化財がずらりと横一線に並んでいる姿は、まさに圧巻。 -
高さ50.1メートルの五重塔は、京都・東寺に次いで国内2番目の高さ。
東大寺大仏殿と並んで、古都・奈良のランドマークです。 -
奈良のシカは、国の天然記念物に指定されています。
そして、春日大社の御神体でもあるんですね。
万葉集にも登場しているように、奈良時代からこのあたり一体に生息している鹿ですが、近代社会の街中にもそのまま存在しているなんて、なんかすごいことです。 -
夕食まであと少し時間があったので、少し北に歩いて「エルムンド」という喫茶店に。
-
建物の細い階段を上がった2階にあるので、少し見つけにくいかもしれませんが、ここは大好きな喫茶店。
奈良に行って少し時間があれは、ここでコーヒーを飲むようにしています。
店内も広すぎず、落ち着いた雰囲気。
クラシックレコード(CDじゃなくアナログ盤)を豊富に所蔵していて、音楽に耳を傾けながらホッと一息つくような場所。
喋りに行くというのではなく、美味しいコーヒー、音楽、ゆったりとした時間を楽しみに行く喫茶店です。 -
僕は炭火コーヒー。奥さんはサントスだったかな?
そしてレアチーズケーキ。 -
PM5:00頃、すっかり暗くなって観光客のいなくなった興福寺に戻ってきました。
今日の夕食を予約してある「搭の茶屋」は、興福寺の境内にあります。 -
古都に来て食事をするなら、まさにこんな佇まいでいただきたいと誰もが思うような外観。
五重塔の真下、敷き詰められた砂利を音を立てて歩きながら暖簾の前まで来ると、期待で気分も高揚します。 -
靴を脱いで上がります。
古材の柔らかさが気持ちを落ち着かせてくれる廊下。
お店の方に案内されて、左奥の襖の開いている部屋に通されました。 -
通されたのは、6畳間。
床の間に花と掛け軸が飾れらていて、窓を開ければそこは興福寺の境内。
テーブルはなく、座布団が差し向かいで2枚。
内部の壁の下部には、ぐるりと取り囲むように、東大寺や興福寺、大安寺、法隆寺、元興寺など南都の古寺の瓦拓が貼ってありました。 -
いよいよお膳が運ばれてきます。
茶粥懐石。8,000円。
先付。
菊の花のゼリー寄せ、むかご、白身魚の練り物、生麩。 -
鯛の昆布〆。
絶品。昆布の旨味で鯛の甘味が引き出されて、どれだけ噛んでも甘くて美味しい。
これだけを食べに、また行ってもいいとさえ思う。 -
野菜たっぷりのけんちん汁と柿の葉ずし。
奈良といえば柿の葉ずし。吉野で食べたのも美味しかったけど、ここのも美味しかった。
一品食べ終えて余韻を楽しんでる頃に、次の膳を運んでくれるので、慌しくもなく間が開きすぎることもなく、ちょうどよかったです。 -
炊き合わせ。茄子、里芋、ひろうす。
だしが効いて、我々関西人にはホッとする味。 -
白身のすり身を浮かべたお吸い物。
柚子の香りが清清しくて、お料理の途中のよいアクセントになってます。
塗りの器も見事ですね。 -
箸休め。
栗の甘露煮。
スイーツとしての和栗の美味しさは、世界中のどこに出しても誇れると思う。 -
鮎の姿煮とイタドリの胡麻和え。
一度焼いて香ばしさを出した鮎をダシで煮たもの。
鮎をこのようにして食べるのは初めてでしたが、とても美味しかったです。 -
そして名物茶粥。
お茶の苦味と清涼感で、さらさらといただくお粥。
かなりのボリュームのある懐石だったのですが、その後でも軽く完食できるくらいの味わいです。 -
奈良といえば柿の産地。
数少ない日本の果物なので、柿は大好きです。
学名にも「kaki」という文字が入っているのは、日本から1789年にヨーロッパへ、1870年に北アメリカへ伝わったことからだとのことです。 -
最後に、お膳を引いてもらってお抹茶とわらび餅。
二人だけの個室なので、プライベート感があるということと、時間を気にせずに自分たちのペースでゆっくりと食べさせてくれるので、本当に期待通りの充実した時間でした。
食後も急かされることなく、お茶をいただきながら、あれこれ喋るひとときもあるし。
お昼のお弁当もよさそうですが、オススメは絶対に夜の茶粥懐石ですね。 -
期待通り...若しくは期待以上の満足感を味あわせていただきました。
奈良から自宅までは数十分あれば帰れるので、もう少しだけ夜の興福寺を歩いたりして、PM9時ごろの近鉄電車で大阪に帰りました。
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