本日閉館　姫路市立水族館

2008/11/03 - 2008/11/03

開館して42年、流石にボロボロ。
この日、開館以来最高の入館者を記録したそうです。
昨今は大水槽の展示が標準となっていますが、ここは古き時代の展示施設で、昔の水族館を見る事が出来て、有る面貴重な施設だったかもしれません。
四年後をメドに再開されるそうですが、事態は流動的です。
海から離れているし、狭いし、カネ無いし、という現状では廃止の可能性も考えられます。

エリア 姫路(兵庫)

遠くに、お城が。

カラフルに塗られているものの「捕鯨砲」です。
どうして、こんなカラーリングにしたのか理解できません。
「クジラを殺すモリの発射機」というイメージを払拭したかったのかな？
でも、捕鯨砲を展示している水族館なんか珍しいのでは。
館内の展示はスナメリがあるものの鯨の展示がありません。
狭すぎて展示出来ないのでしょうか。

閉館後の展示物は別の水族館に預けるそうです。
見たところ、水族館行きより魚屋行きになりそうな展示物が多い気もするけどなぁ。

ウミガメの研究では定評があるそうで、ウミガメ多数が狭い水槽に押し込められています。

入場料無料のせいもあり、とにかく大変な人出でしたが不満なのは職員の姿が無いこと。
来客への展示説明や雑踏事故防止のためにも、前面にでてもらいたかった。
こういう体制が廃館の元になったのかもしれません。

これが屋外展示水槽。
淡水水槽には錦鯉まで泳いでます。
ショボさは一級品。

タッチプールという、実際に生物を触る事が出来る施設。
生物と言ってもヒトデ位ですが。

フンボルトペンギン。
展示品のサカナを食べてしまう、館内の害獣なので隔離されています。

なんか、遺構化した様なコンクリート構造物。
モノレールの橋桁ですが、撤去には莫大な費用が掛かるので野晒しになっています。

これは、元はモノレール駅で、トンネル型の壁がモノレール出入り口です。
この建物には、日本初の実用都市型モノレール（ロッキード製）が今も格納されています。
近いうちに整備され、車体を負の遺産として公開されるそうです。

関西テレビのクルー。
こんな所に来るのはサンテレビ位と思っていましたが。

入場料は大人200円。
安いですが、施設の貧相さから考えると高い様な気もしますが。

ウミガメは、漂うビニール袋を餌と間違えて飲み込んでしまい、それが元で死ぬ事があるそうです。
これは水槽に落ちたビニール袋をウミガメが食べようとしているところです。
驚いて飼育員に知らせて除去して貰いましたが。

こんなに混雑しているのにもかかわらず職員による巡回が行われていないから、こんな事になるのです。
それに、これだけ入場者が居るのに、みんな知らん顔とはね。