2008/11/02 - 2008/11/02
246位(同エリア198件中)
がりさん
沢木耕太郎さんの講演会「旅する力」を聴きに、早稲田大学の学園祭へ行ってきました。
さすが早大、規模も熱気も半端ない!!
そして、相変わらずかっこいい沢木さん、とても素敵なお話ばかりでした。
すべての旅人に聴かせたいメッセージがいくつもありました。
沢木さんが語る「旅」とは?
-
新宿駅から早稲田大学まで歩いて向かいました。
3kmくらいなので大してかかりません。
こうやって道をただ歩いてる時が、僕は一番好きですね。 -
早稲田大学に到着!
まだ午前中ですが、すでにたくさんの人で賑わってました。
今日と明日の2日間、学園祭が行われます。 -
よさこい踊り。
大隈講堂前のステージです。
翌日はこの場所に、ポニョの大橋のぞみちゃんが来たんだそう! -
キャンパス内はすごい熱気に包まれてました。
お天気にも恵まれ、ほんとに良かったです。 -
大隈先生こんにちは!
-
というライブを、チャットモンチーがやるんだって。
たぶんこれが今年の早稲田祭の一番のイベントではないかと思います。
実は僕も、チャットモンチーかなり好き…。
ですが、今回は諦めることにします。
いずれ染まるよ。 -
早稲田祭、さすがに規模が他とは違います。
サンボマスターがやってきたり、放送作家・鈴木おさむさんの講演会があったり。
グー!の人も、チョリース!の人もやって来ます。
そしてなぜか、加護亜衣ちゃんのトークライブまで。
いったい何を話すのかすごい気になるよね。 -
ですが、僕が今日来た一番の目的、というか唯一の目的は、作家・沢木耕太郎さんの講演会です!
直前まで行こうかどうしようか迷ってましたが、沢木さんが以前、「どんな旅でも、行かないよりは、行ったほうがいい」みたいなことを書いてたのを思い出し、行くことにしたのです。
まだ開場まで時間があったので、キャンパス内をうろうろ。
後で聞いたら、沢木さんの講演会に、朝から待ってる人もいたそうです。 -
一旦キャンパスを出て、三朝庵という店で昼食。
カツ丼を頂きました。
味は…、正直期待はずれという感じでした。 -
キャンパスに戻ると、ブラザートムさんが来てた!
-
開場の12時30分が近づいてきたので、講演会の行われる14号館へ。
-
すでにすごい行列ができてました。
さすが人気作家の沢木さんだけあります。
全体的には僕みたいな若者が多かったですが、なかには年配の方や、子供連れの人もいて、幅広い世代の人に支持されてるんだと実感です。 -
700人収容の大教室でしたが、立ち見が出るほどの混雑でした。
正直もっと前の席を確保したかった〜…。
けど話を聴けるだけで幸せです。 -
スクリーンには、この講演会を主催した世界旅行研究会の学生達が世界の旅先で撮影した写真が流されていました。
香港からはじまる『深夜特急』の旅ですね。
そして、午後1時、ついに講演会のはじまり!
沢木さんが風のように爽やかに登場してくると、大拍手がおこりました。
もちろんここからは撮影禁止!だったので、この2時間の講演会で沢木さんが話した印象深いお話の一部を、紹介したいと思います。 -
沢木さんのお話は、とても柔らかい語り口で、不思議と聴き心地が良いんです。
本でしか沢木さんを知らない人は、その話し方に少し意外な印象をもたれるかもしれません。
たとえば最初に、「最近若い女優とかの顔の区別がつかなくなってきてるんだけど、さすがに蒼井優ちゃんと宮崎あおいちゃんの区別だけはつくんです」と言って笑いを誘うなど、随所に笑いを入れて講演会を面白いものにしています。
講演会のタイトルは「旅する力」。
ドラマ版『深夜特急』に主演した大沢たかおさんの事や、『凍』の主人公であるクライマー・山野井泰史さんの事など、話は多岐にわたりました。 -
印象深い話のひとつに「旅をするうえでの財産とは何か」というのがありました。
沢木さんは、それは経験の無さと金の無さ、と言ってました。
経験が無いということは、旅でのひとつひとつの出会いや出来事をすべて新鮮に感じることができる。
そして、それが複数で行く旅ではなく、一人旅なら、旅はより深いものになる。
なぜなら、一人旅だと旅で感じた思いや感動が外に出ることなく、心に溜まっていくから。
それと、中田英寿の「自分探しの旅」を揶揄したり批判したりする人がいるが、そういう人は「旅」をしたことがない人。
自分が恐れていることを否定することでそれを正当化しようとしているだけ。
少なくとも彼には、自分が変わることを恐れない「勇気」がある、と語っていました。 -
では、本当に旅で人は変わるのか?
沢木さんは、旅をしたからといって必ず変わるとは限らない、と言います。
たとえば『深夜特急』を真似た旅をした猿岩石の二人は、旅をしても結局何も変わらなかった。
ただ、旅をすることによって、人生で予期せぬことが起きたときに、冷静にそれに対処できる能力を得ることができる。
つまり、旅をしてきた人は、思いがけない出来事に見舞われてもパニックに陥らずにそれにうまく対応することができる。
たとえば山野井さんが、先日熊に襲われたとき、冷静に対応できたのも、彼が「旅」をしてきたからだ、と沢木さんは語ります。 -
講演会のラストは、韓国版『深夜特急』のために特別に書いたという「あとがき」の朗読でした。
旅とは入るのも自由なら出るのも自由な「学校」。
教室は世界であり、先生は世界の人々。
そして、沢木さんは最後にこう言って、壇上をあとにしました。
「旅に教科書はない。旅の教科書は自分で作るもの」 -
あっという間の2時間の講演会でした。
それも沢木さんのお話がどれも素敵なものだったからだと思います。
この11月下旬には新潮社から『旅する力―深夜特急ノート―』という沢木さんの新しい本が出版されます。
こちらも必読ですね♪ -
講演会が終わって、さらに賑わいをみせているキャンパスを歩きながら、いろいろ考えました。
僕は、いつか『深夜特急』のような旅をしてみたい、と思っています。
ただ、その「いつか」を現実のものにできるのか、それに自信がありません。
今は、自分が求める旅をしていくだけ、のような気がします。
その旅はもしかしたら、『深夜特急』とは比較にならないようなちっぽけな旅かもしれません。
でも僕は、どこかで信じています。
この旅が、必ず次へ繋がっていくということを。
この旅の先に、ミッドナイトエクスプレスが走っているということを。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
20