★トップ・オブ・ヨーロッパの車窓から★　

2008/10/10 - 2008/10/10

　標高３，４５４ｍ。ヨーロッパで最も高所にある鉄道駅「ユングフラウヨッホ」への鉄道の開通は１９１２年（大正元年）、日本ではまだまだ汽車の時代…。そんな頃にアイガーやメンヒの岩壁に穴を堀り、世界一の登山列車を走らせたスイスは意外？にスゴイ国なんです。

エリア インターラーケン(スイス)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 鉄道
• 航空会社: JAL

★ベルン駅
朝寝坊のため、ゆっくりの出発です。スイスの表示はとても見やすい！全部大文字が終点です。ミラノ行きでまずはシュピーツまで。

★インターラーケン・オスト駅
インターラーケンから、ユングフラウヨッホまでは、ベルナー・オーバーランド鉄道、ヴェンゲンアルプ鉄道、ユングフラウ鉄道の３本を乗り継ぎします。
運賃高額のため、この駅内のテレビで山頂の天気を見てから切符を購入することをオススメします。

★シュタウプバッハの滝
クライネ・シャイデック駅までの道のりは、グリンデルワルト経由の左回り、ラウターブルンネン経由の右回りかお好きな方で…今回は右回りを選びました。写真はヨーロッパ第２位の３００ｍの落差を誇るシュタウプバッハの滝とラウターブルンネンの町。

★ヴェンゲン駅
ラウターブルンネンから急勾配を上り、断崖の上に出ました。電気自動車が走る静かな町だそう。

★急勾配に挑む
ヴェンゲンを出発すると、グングン上ります。

★ヴェンゲン〜クライネ・シャイデック間

★ヴェンゲン〜クライネ・シャイデック間
スイスらしい牧歌的な景色が続きます。

★ヴェンゲン〜クライネ・シャイデック間
アルプスの村々を眼下に。

★ヴェンゲンアルプ付近
進行方向右手に３山と氷河が見えてきたら、まもなくヴェンゲルンアルプ鉄道の終点クライネ・シャイデック。

★クライネ・シャイデック駅　標高２，０６１ｍ
クライネ・シャイデックとは「小さな峠」という意味。ユングフラウ、アイガー、メンヒに最も近い展望台。

★クライネ・シャイデックを出発
クライネ・シャイデックからのアイガー等山々は絶景です。

★ユングフラウ鉄道
アイガーの真下、アイガーグレッチャー駅までは、草原をしばし走ります。この先は、アイガー、メンヒの山の中をトンネルで上ります。

★下り列車
ユングフラウ鉄道は、１９１２年に頂上まで開通したが、人類がアイガー北壁を初登攀するよりも２６年も前のことらしい。

★アイガーヴァント駅　標高２，８６５ｍ
「アイガーの壁」という意味のアイガーヴァント駅。アイガーの山中を行くトンネルの中に造られた駅で５分ほど停車します。アイガー北壁の真ん中に掘られた展望台からは絶景が…

★アイガーヴァント駅
現在でも、アイガー北壁の真ん中に掘られたこの駅が救助隊の出発地となっています。

★アイガーヴァント駅
アイガー北壁から下を覗く。高所恐怖症にはキツイです…

★アイスメーア駅　標高３，１６０ｍ
前の停車駅「アイガーヴァント」の裏側にまわって、次の停車駅「アイスメーア」も山の中。

★アイスメーア駅からの眺め
ユングフラウ連山の南側を望む。

★アイスメーア駅
アイスメーアの意味は「氷の海」。
設計時には、いろいろな案があったそうだが、あまりにも短時間で高所へ到達するため、アイガーとメンヒの山の中を迂回するプランが選択されたそう。

★ユングフラウ鉄道車内
急勾配すぎて、進行方向後ろ向だと、座り心地がイマイチ。

★ユングフラウ駅　標高３，４５４ｍ
乗車時間の４分の３はトンネルの中なので、眠くなります…

★スフィンクステラスからアレッチ氷河を望む
世界遺産に登録された、ヨーロッパ最長の氷河「アレッチ氷河」を見下ろす。天気が良く、眩しすぎてサングラスは必需品でした…

★アレッチ氷河
全長２２ｋｍ、氷の厚さ９００ｍ、１年に１８０ｍの速さで流れる大氷河。

★メンヒ　標高４，０９９ｍ

★ユングフラウ　標高４，１５８ｍ

★外気温、風速等

★ユングフラウ　標高４，１５８ｍ

★下からみたスフィンクステラス
展望台にある天文台は、町の公害も無く、大気も綺麗な絶好の観測地。プレアデス星団で星が誕生する瞬間を追い続けているとか。
自分が踏んだ雪が、何十万年後かには氷河になるのでしょうか。

★北側を望む
眼下に、クライネ・シャイデックが見えます。
ドイツの黒い森までも見えるらしい…

★氷の宮殿入口
日本語あり。

★氷のトンネル

★トップ・オブ・ヨーロッパ
展望台のセルフレストランで昼食をとりましたが、思ったよりは安かったです。スイスだから高いのですが…
売店には「アイガーの石」等おみやげ品が充実しています。

★クライネ・シャイデックからアイガーを望む

★クライネ・シャイデックからアイガーを望む
このあたりのホテルに泊まってみたいですw

★クライネ・シャイデック駅　標高２，０６１ｍ

★クライネ・シャイデックから眼下を望む

★ヴェンゲルンアルプ鉄道車内
ヴェンゲルンアルプ鉄道はラウターブルンネン⇔クライネ・シャイデック⇔グリンデルワルト間１９ｋｍを結ぶ世界最長の登山鉄道。
車内はほとんど韓国人の個人旅行客。日本人はどこに行ったのかな…

★クライネ・シャイデック〜グルント間
アイガーの真下を下って行く。クライネ・シャイデックからは進行方向右側がオススメ。牧歌的なスイスらしい光景が続きます。

★グリンデルワルト
韓国の人は１つ手前のグルントで降りる人が多かった。

★グリンデルワルト〜インターラーケン・オスト間

★インターラーケン・オスト駅で発車を待つベルン方面行きインターシティ
物価の高いスイスでのお土産、食料品の調達は、インターラーケン・オスト駅前のＣＯＯＰか、インターラーケン・ヴェスト駅前のミグロをオススメします。

この旅行記へのコメント （2）

• マチャさん 2008/12/12 19:38:30

  本日の1枚からやってきました。

  ワーゲンさん、はじめまして。
  本日の1枚の写真の美しさにつられ飛んで来ました。
  どの写真を見ても絵葉の様ですね。
  富士山レベルの山もぐんぐん登るスイスの鉄道はすごいです。
  私はレンタカーだったのですが、ところどころで電車と競争しながら走り楽しかったです。
  橋もすごく高い所に架かってるんです。
  （こんな高い所に誰がどうやって作ったんだろうと思いました）
  電車の旅もいいですね。
  
  楽しませていただきました。
  

  ワーゲンさん からの返信 2008/12/14 19:14:04

  RE: 本日の1枚からやってきました。

  マチャさん、お褒めいただきありがとうございます。
  スイスが好きで、何度か行っています。山々の景色
  は素晴しいし、交通機関は便利だし、人々のホスピ
  タリティも高く、快適に旅ができる国だと思っています。
  物価が難点ですが…
  次回こそは、私もレンタカーで旅してみたいです。