2008/10/04 - 2008/10/04
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《覚書》
2008年10月4日(土) 快晴
大清水駐車場 2:35 出発
一ノ瀬
三平峠
三平下
沼尻平 6:30 出発
白砂峠
見晴
赤田代分岐
東電小屋 9:00 出発
ヨッピ橋
牛首分岐
山の鼻 13:10 出発
鳩待峠 14:00 乗合タクシー出発
戸倉P 路線バスに乗換
大清水駐車場 14:35 到着
歩行距離 約25km
所要時間 12時間(歩行時間とは異なる)
-
深夜2時頃、大清水駐車場に着くと満天の星が煌いていた。
西の空には天の川がしっかりと肉眼で確認できる。
駐車しているクルマの主は殆どが山小屋泊と思われる。
仮眠をとっているクルマはガラスが曇っているので一目瞭然。
ヘッドライトを装着して真っ暗の林道を、まずは一ノ瀬休憩所に向けて出発。
林道入口のゲートの横には山神様を祀る社があり、まずは道中の安全を祈願。
一ノ瀬休憩所までは、約1時間ほど緩やかな林道(砂利道)を3kmほど歩く。
当然、この時間ハイカーは誰も居ない。
シーンと静まりかえった林道に歩く都度、砂利の音と、熊除けの鈴の音が辺りに響く。
時折、瀬音が近くなったり遠くなったりするのも面白い。
ヘッドライトの照射範囲は、たかだか足元を照らすに過ぎず、辺りは闇のベールに包まれた黒の世界。
ちょっとした物音にも五感が素早く反応する。 -
誰も居ない一ノ瀬休憩所でトイレを済ませ、体温調節のためインナーを一枚脱ぐ。
余談だが、尾瀬のトイレは全て有料。
沼尻平の200円、それ以外は100円必要。
その処理に莫大な費用が掛かるらしいので、これも致し方ない。
一ノ瀬を出ると直ぐに林道は行き止まりになる。
行き止まりになる手前左側に登山道の入口がある。
種子除去の人工芝がハイカーに植生保護の意識付けを促している。
ここから三平峠までは、3km弱の登りになるが、その殆どは木製の階段と木道なのでとても歩きやすい。
三平峠付近は霧が立ち込めていてヘッドライトの明かりに照らされた範囲が幻想的な異界の入口の様にも見える。
睡眠不足も影響しているのか。
三平下の尾瀬沼山荘に着いた頃には、ヘッドライトが無くてもある程度視界が利くほどになっていた。
そこから、小一時間ほど沼畔を歩いて沼尻休憩所に到着。
写真は沼尻平から撮った尾瀬沼 -
早朝のため、沼尻休憩所の小屋番の人はまだ来ていない様子。
200円払って2回目のトイレ休憩。
ここ沼尻休憩所は長蔵小屋が管理している
そのため小屋番の人は毎日長蔵小屋から3.3kmの道のりを小1時間掛けて通っているので夕方から早朝は無人になる。
ここから見る燧ケ岳は当に間近に迫っている。
右の方に見えるのがミノブチ岳。
影になった谷間がナデッ窪道と呼ばれる登山道。
因みにナデとは雪崩のことで、雪崩の起きやすい急峻な窪(谷筋)という意味になる。 -
沼尻平から見晴を目指し、白砂峠超えの尾瀬沼林道に入る。
沼尻から暫くは、尾瀬らしい湿原の中の平坦な木道を歩くが、1km程で登りが始まる。
峠までは岩が多く滑りやすく歩きにくい。
白砂峠付近を過ぎると木道と木の階段が多くなり幾分歩き易くなる。
林道は途中、小さな沢を幾つも渡る。
写真はイヨドマリ沢。
今日は土曜日だが、未だ7時を少し回った時間なので、すれ違う人も疎ら。
恐らく鳩待峠付近はかなりの人出だろう。 -
沼尻から見晴までの距離は約5km。
見晴は沼尻平に比べ250mほど標高が低くなる。
従って、沼尻から見晴に出るよりも見晴から沼尻に出る方が当然キツくなるし、時間も余分に掛かる。
見晴は6軒の山小屋と約100張りのテントを張れるキャンプ場があるので、いつも人で賑わっている。
ここまでの歩行距離は14.2km。
3回目のトイレ休憩をする。
ビジターセンターで飲料用の水(水道水)の補給が出来ることは有難い。
因みに、ミネラルウォーター500mlは350円。
見晴からは、尾瀬ヶ原一帯がその名の通り見晴らすことが出来る。
写真は紅葉した草紅葉と至仏山。 -
東電小屋を過ぎて、只見川に掛かる東電尾瀬橋の上から。
木々の紅葉には、もう少し時間を要すると思われる。
この東電尾瀬橋は架け替えられて真新しい。
11月には、尾瀬に掛かる橋の殆どが雪に備えて撤去が行われる。 -
景鶴山の山裾を抜け牛首を目指す。
右手に見える景鶴山は植生保護のため、現在積雪期以外の登山が禁止されている。
一時期、至仏山でも登山禁止のルートがあった。('89年〜'97年 山の鼻〜至仏山頂ルート)
やはりオーバーユースにより踏み荒らされた登山道の復旧が目的。
観光資源として客を呼び込みたいが、オーバーユースは避けたいという受け入れ側のジレンマは常につきまとう。 -
快晴の空の下、紅葉した草紅葉と燧ケ岳。
数時間前にはあの山の反対側に居たということ、歩いて此処まで来たということに改めて感慨深く思う。
牛首分岐までの歩行距離は19kmを越えた。
流石にこの辺りまで来ると人の数が多くなる。
とにかく、見晴〜山の鼻〜鳩待峠はシーズン中には木道が数珠繋ぎになることも珍しくないという。
山で不思議なのは、普段街中で見ず知らず者同士がすれ違いざまに挨拶を交わすことなど無いが、山ではお互い挨拶を交わすということ。
しかし、これもある程度のパーソナルエリアを確保出来てのこと。
パーソナルエリアのキャパを超える様な濃いエリア密度になると街中でのそれと変わらない希薄な人間関係になるのも面白い。 -
紅葉する池塘のヒツジグサ。
夏には未の刻(午後二時)頃に開花するというのでこの名があるが、花は午前中開き夕方にしぼむらしい。
空の青を映す池塘の水の色が印象的。 -
湿原を貫く木道は実に快適な歩行が出来る。
尾瀬の木道の総延長は何と60kmにも及ぶという。
木道網が整備されていることも人気の要因。
一定の距離毎に休憩スペースが設けられていることも有難い。
写真は、その休憩スペースから撮った一枚。 -
牛首分岐から山の鼻までは2.2km。
平坦な木道を池塘を眺めながら進む。
本格的な機材を持ち込むカメラマンも多い。
銀塩カメラからデジタルカメラに変わって女性カメラマンの姿が目立つ。
かたや、写生に興ずる一団も。
個々其々思い思いに楽しむ。 -
山の鼻に到着したのは12時30分頃。
ここでトイレを済ませ、簡単に栄養補給。
ここまで来れば、あとは鳩待峠まで3.3kmの登りを残すのみ。
歩行距離も21kmを越えた。
背骨を伸ばすためベンチで横になる。
全身筋肉痛と睡魔が襲う。
山の鼻では、昼時と重なり簡易コンロで調理する人を多く見かけた。
その殆どがカップラーメン。
一番簡単で手っ取り早いのだが、みんなスープを全部飲み干すのだろうか。
大量の発汗のあとは塩分が不足する。
カップラーメンのスープを全部飲み干せば汗と共に失ったナトリウムの補給には打って付け。
環境保護にもなる。
土壌に染み込ませ栄養過多にさせないことを切に願う。 -
山の鼻を13時10分に出発。
ここから鳩待峠までは標高差は193m、距離3.3kmの登り。
出だしの2kmまでは緩やかではあるが、ヨセ沢から残り1km余りの登りが蓄積された疲労の身に堪える。 -
然しながら、道は木の階段なのでとても登り易い。
途中、団体さんの渋滞に巻き込まれながらも14時前に鳩待峠の広場に無事到着。
ここから、戸倉までは乗合タクシーで行くことになる。
乗合タクシーとは8人位が乗れるハイエースクラスのクルマで料金は一人900円。
鳩待峠ではシーズン中、マイカー規制をして環境保護に努めている。
マイカー規制解除後も他の駐車場よりも駐車料金を高くしてオーバーユースを防いでいるという。
(他の駐車場は一日500円〜1000円に対して鳩待峠駐車場は一日2500円) -
約10分程で戸倉に到着。
その後、路線バスに乗り換えて大清水まで戻る。
料金は一人590円。
バスは山道を安全運転で上って行く。
乗客は二人だけ。
大清水に到着したのは14時35分。
ちょうど12時間前に出発したことになる。
12時間前にご挨拶した山神様の社で無事に戻れたことをご報告感謝詣で。
その後、車中で2時間程仮眠をとり帰宅の途に着く。 -
ガマズミの赤い実
完熟した実は、野鳥の大好物。
道中、野鳥の排泄物に混じっているのを幾度と無く目撃。
尾瀬 2 に続く。
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