2008/10/08 - 2008/10/08
1877位(同エリア3748件中)
まゆままさん
久々の京都一人歩き。
この日は京都駅周辺の龍谷大学をはじめとする近代建築巡りをした後、岡崎の近代美術館でやっていたアーツ&クラフツ展へ。
その後河原町へ戻り、陶芸のギャラリーへ寄った後、麩屋町通りにある革島家住宅を見学し、帰途についた。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 私鉄 徒歩
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この日はバスの一日券を買って、まずは河原町から河原町七条へやって来た。
交差点には昭和初期頃?に建てられたという加藤ビルが。 -
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柳原銀行記念資料館(旧・柳原銀行)
明治40年築
現存する数少ない明治末期の貴重な洋風木造の銀行建築。
内部も見れるようだったが、まだ時間が早くて開いてなく残念・・ -
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柳原銀行記念資料館の中をガラス越しに。
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ろうそくを模した?といわれる京都タワー
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京都中央信用金庫(旧・不動貯蓄銀行七条支店)
昭和5年築 -
富士ラビット(旧・日光社)
大正14(1925)年築
登録有形文化財
一階は牛丼の「なか卵」やカフェが入っている。
日光社の社名、「日光」をデザインした正面玄関上のアーチやあちこちにあるレリーフ、
柱のオーナメント、ステンドグラスなど見どころもたくさんな楽しい建物。 -
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なか卵の入り口上部などに三箇所ステンドグラスが入っていたので、中に入って写真を撮らせてもらった。
その時に牛丼を買いに並んでたおじさんが、ここは昔アメリカの自動車会社フォードの代理店だったお店で、当時のステンドグラスが残されていてこの正面にはタイヤ、そして両脇にはフォードの車が描かれてる、と教えてくれた。 -
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若林仏具店
昭和元年築
登録有形文化財 -
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若林仏具店、純和風な建物だったが、細部にはこんなオリエンタルチックな柱の装飾も。
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グランヴェルジュ京都七条倶楽部(旧鴻池銀行、旧若林仏具製作所)
昭和2年築 -
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セカンドハウス西洞院店(旧・村井銀行七条支店)
大正3年築
正面にそびえ立つ四本の列柱が極太で威圧感が。 -
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セカンドハウス西洞院店の西面の入り口
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村瀬本店
昭和初期
戦前は薬局だったそう。 -
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西本願寺までやって来た。
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そして龍谷大学へ。
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龍谷大学は明治12年に竣工され、本館、北黌、南黌、旧守衛所、正門、渡廊下がそれぞれ重要文化財となっている。
う〜ん、一箇所でこれだけまとめて見れるなんて、幸せ〜 -
龍谷大学大宮学舎・正門
明治12年築
国指定重要文化財
日本年の軍艦などを造っていたイギリスのアーム ストロング社製。
現在の扉はレプリカで本物は東黌に展示されているそう。 -
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龍谷大学大宮学舎・本館
明治12年
国指定重要文化財
龍谷大学の前身は西本願寺学寮。
本館は現存する学校建築の最古のもので、日本の大工が西洋建築を見よう見まねで建てた「擬洋風建築」といわれる。
外観は石の柱が立ち並ぶが実際は木造で石材を柱に貼り付けた木造石貼り建築。
木造の石貼建築で現存するのは本館のみだそう。 -
龍谷大学大宮学舎・旧守衛所
明治12年築
国指定重要文化財
昔は守衛所として利用されていたが、現在は龍谷大学のオリジナルグッズが展示されている。 -
龍谷大学大宮学舎・南黌
明治12年築
国指定重要文化財
建設当時は寮として使用され、現在は教室として使われている。
ベランダの連続アーチは、木を弓形に組み、石灰モルタルを使って石造りに見せている。 -
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龍谷大学大宮学舎・渡り廊下
明治12年
渡り廊下の天井は菱組天井といわれる。 -
とても美しい木組みの天井だ。
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本館のこの北側のドアが開いていたのでついフラ〜と入ってしまった。
本当は入ってはダメだった?! -
本館の内部一階には十字型廊下で仕切られた左右同型の室が六室、二階には東側に本尊阿弥陀如来像を安置する講堂、西側に階下と同型の二室があるそう。
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中央にあった階段の柱や手摺などには細かい洋風の装飾が。
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隣接する西本願寺・唐門
国宝
伏見城から移築したと伝えられるこの華麗な門は観ていると時を忘れるという事から日暮門と言われる。 -
龍谷大学・大宮図書館
昭和11年築
西本願寺境内にある大宮図書館には大谷探検隊のシルクロードから持ち帰った歴史的資料数々が収蔵されるほか、西本願寺から譲渡された国宝、重要文化財を含む国内外の貴重書が多数所蔵されている。 -
モザイクのタイルで囲まれた不思議な形の窓
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この大きな窓も形が微妙に面白い。
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京都市立淳風小学校
昭和6年築 -
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旧・京都市下京図書館
昭和7年築 -
この後、近代美術館で行われてる「生活と芸術ーアーツ&クラフツ展」へ行くことに。
アーツ&クラフツ展、思ったより幅広く各国の工芸品が展示されていて見ごたえもあり、どの作品からも手仕事の美しさを感じることができ、多種多用なもののデザインを見れたのがほんとに楽しかった。
やっぱりひとつひとつ人の手で丁寧に作られたものというのは量産品と違ってよい!
手仕事っていいな〜と思わされた。
三国荘の室内を再現した展示では民藝の作品がトータルコーディネイトされていてバラバラに展示されたものを見るより、黒田辰秋の家具、河井寛次郎や浜田庄司のやきものなどなどがしっくりと一つにまとまり、それぞれの作品が生かされた形の展示がよかった。
駒場の日本民藝館や河井寛次郎記念館で見る民藝品のように素敵な空間が作り出されていた。
飾り物ではなく、使われてこそ美しい、「用の美」を見出すことができた。 -
近代美術館内から大鳥居と京都市立美術館を望む。
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美術館の後は近くにいい感じの喫茶店がある、とおすすめされていたその喫茶店「和蘭豆」へ行くことに。
蔦の絡まるよい感じの外観。
おすすめフルーツサンドが食べたかったが、お待ちのお客さんがたくさんでかな〜り時間がかかるということだったので断念、お茶だけにしておいた。 -
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河原町通にある陶芸の先生が出展されてるギャラリーへ行く前にちらりと写真を撮りに寄った老舗の喫茶店「築地」
内部は短大時代に訪れたきりだけど、看板からして只者でない雰囲気を漂わせる喫茶店だ。 -
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この玄関周りのタイルが一際、美しく目に飛び込んで来る。
先日、旧甲子園ホテルの元酒場だった部屋の床に敷き詰められていた京都の泰山窯のタイルに似てるが、これもそうかなあ? -
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通っている陶芸教室へ来られていた先生が出展されてるということでハガキを頂いていたのでギャラリーへ立ち寄る。
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たしか以前、陶器と磁器の粘土を混ぜ合わせたもので作られてると聞いた。
陶器よりも繊細で磁器よりも温かみのある質感が独特で素敵。
花びらのようにふちがいろいろな小鉢。
今回は合同展ということで先生の作品は一つしかなく残念だったが、いろいろな作品が見れた。 -
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そしてこの日最後にもう一軒、見に行った麩屋町通にある登録有形文化財の革島家住宅。
ドイツ風の外観と建物を覆う蔦が美しいハーフティンバー様式の建物。 -
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玄関にはステンドグラスと洒落た外灯が。
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麩屋町通にあったちょっと気になったギャラリー兼レストラン、「french O・MO・YA 錦小路」。セカンドハウス系列のお店のようだ。
信楽焼の陶器ギャラリーとフレンチレストランになっていて、離れや蔵を利用した個室があるらしく信楽焼の器でフレンチが頂けるらしい。 -
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