■製作中■　アイスランド２日目　～ヨークルサルロン氷河湖ツアー～

2008/09/04 - 2008/09/04

勢いでアイスランドの航空券を取ってみたものの
はて、アイスランドには一体何があるのかしら？



友達の話を聞いていたら、
なんだか無性にアイスランド行ってみたくなっちゃって
衝動的に旅行を決めてしまったけど、
実際その友達にしても彼自身は行ったことがなくって、
なんというか、そう、あまりにも現実味がないというか・・・
一体どこから手をつけていいのか分からない私。


そもそも、私の友達がアイスランドに行きたい、行きたいって
騒ぎ出したのも、自分の友達がアイスランドに行ったから。

私が、「アイスランドって何があるの？」って聞いたら、
『さあ・・・、でも１人でツアーに参加して、
いろいろな場所に行ったらしいですよ』と、友達。
「ツアーかぁ・・・、
ツアーってあれよね、やはり英語よね・・・」
『当たり前じゃないですか！！』と、容赦ない友達。

う～ん、英語かぁ・・・
英語って本当に全く分からないんだもの・・・
イヤ、悲しいことに謙遜じゃなく・・・

「ねぇ・・・、その子は、ほらあれよね、
英語しゃべれるのよね、きっと・・・」
と、いじけて私が聞くと、
『え、イヤ、ほとんど話せないですよ』と言い切る友達。


私の友達も決して英語が話せるというレベルではないと思う。
（まぁ、私よりは大分ましなのだけれど・・・）

何より、根が正直なその友達は、
友達であろうが、知り合いであろうが
社交辞令やお世辞というのを全く言わない。

彼が「話せない」と言ったら、本当に話せないんだろう。

英語をほとんど話せない日本人の女の子が
（・・・私が女の子の年齢を超えているのはともかくとして）
１人でツアーに参加して何とかなるのなら
思ったよりもハードルは高くないのかもしれない・・・



と、いう考えが、今回の旅行を決める際、
大きな後押しになってくれたわけなのですが・・・




とはいえガイドブックの類もほとんどない国なので、
頼みの綱はインターネット、
特にこちらの４トラベルのサイトには、大変お世話になりました。



で、他の方の旅行記を拝見させて頂いて、
１番興味がそそられた場所が、
今回私が参加したこのツアーなのでした。

エリア その他の観光地(アイスランド)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 観光バス

フライトの時間的に、
ホテルに到着するのは夕方近くなりそうだったので、
翌日のツアーだけは
あらかじめネットで申し込んでおいた。

IcelandExcursionsという会社の主催するツアーで、
価格は１８９００ISK。

もちろん上記の会社のサイトから
申し込み可能なのだけれど、

↓こちらのサイト
http://www.icelandvisitor.com/
のスペシャルオファーから申し込むと、
なぜか１割引きになる模様。



（４トラベルのeme10さんのクチコミを
参考にさせて頂きました。非常に役立ちました、
どうもありがとうございます）


オンライン申し込みした際、
バウチャーの受け取り方法を選ぶ箇所があって、
はっきり全ては覚えていないものの、
「郵送」
「事務所に直接受け取りに行く」
「ホテルに配達してもらう」
っていう選択肢があった。


旅行２日前に申し込んだので
郵送はまず無理として、
ホテルに配達でもいいかな・・・とも思ったけれど、
夕方前にはホテルに到着するだろうし、
街の散策がてら、事務所に受け取りに行けばいいや、
と思い、事務所受け取りを選択。


で、アイスランドに到着後、
ホテルに荷物を置いて、指示された事務所の場所に
受け取りに行ったら、入り口には鍵がかかり、
透明のドアの向こうは無人の様子・・・

時刻は１７時５０分少し前・・・


いや〜な予感がして
営業時間を確かめたところ、
朝１０時（←多分・・・）〜１７時３０分


早いよ、早すぎるよ・・・・


ツアーの申し込みが出来る観光案内所は
たいていどこも１９時までだから、
きっとここもそうだろうと
勝手に思った私も悪いけど、それにしても早する。

バカンスシーズンのピークは過ぎたとはいえ、
それでもまだ９月の初めよ？？



一体この場合はどうなるのだろうか・・・？？
勝手にキャンセル扱いになっちゃうのかしら、
その場合代金はどうなるのかしら・・・


しばし呆然としながら解決策を考えたものの
頭が働かず、少しの間町をさまよってみる。


・・・が、いい考えはさっぱり思い浮かばず、
とりあえずホテルに戻ってホテルの人に相談するしか
ないのかなぁ、イヤだなぁ、英語・・・
あぁ〜、なんてついてない・・・


泣きたい思いで、とぼとぼとホテルに帰り、
自分の部屋に戻った時、机の上に封筒が。

さっき出かけた時にはなかったのに・・・・


まさか、ひょっとして・・・


ドキドキしながら中を開けたら案の定
翌日のツアーの領収書と、
集合時間が書かれたメッセージが！



あぁ〜、よかったぁ〜
旅行会社の人、どうもありがとう！！！

朝７時３０分にホテルに迎えに来てもらえるというので、
ホテルの入り口で待つこと２０分（！？）、
朝７時５０分にミニバンがやってきた。


大きな観光バスで出発するものとばかり
思っていたので、
「人数が集まらなかったのかな？」
と思いながら、バンに乗り込む。

その後数箇所ホテルを廻ったのち、
町の少し外れにある事務所に到着。
そこには大型の観光バスが待機していた。


どうやら数台のバンで
各ホテルを廻って参加者を拾っていたらしい。

で、ここで皆が合流して
一台のバスで出かけるようだ。


なるほど、合理的


・・・と、思いながらバスに乗り込み、
運転手さんにあいさつしながら、
ふとその反対側の席を見て、目を疑う。

「○×（←友達）クン！？」


私がアイスランドに行きたくなった元凶（！？）の
友達にそっくりの男の子がそこにいた。


一瞬ぎょっとしたものの、
「イヤ、でも彼は今、銀座で個展しているはずだし、
いくらアイスランドに行きたいと騒いでいたとはいえ、
まさかこんなところにいるハズが・・・」
と思い、じっくり見たら案の定別人。
あ〜、びっくりした。

でも、よく似ている・・・


おかげで眠気がだいぶ覚めてくれた。

アイスランドの首都レイキャビクは
人口のほとんどがそこに集中して住んでいるとはいえ
とても小さい。


車で少し離れると、
見る見る間に大自然が広がっていく。


しばらくすると
モミの木がたくさん生えている森を
バスが横切った。


クリスマスの時期になると、
パリの花屋さんの店先にたくさんの生のモミの木が
並ぶので、一体これだけのモミの木を
どこから運んでくるんだろう？と
思ってみていたのだけれど・・・

なるほど、こういう場所があるわけね・・・


実際モミの木がぎっしり生えている森を見ると
小さな頃によく読んだ、
グリム童話の世界を思い出す。

アイスランドに到着した昨日のレイキャビクの天気は
とてもよかったのに、この日は雲が多くて
晴天ではなかった。



とはいっても天気は
ころころ変わりやすいので、
雲がなくなり青空が広がり
太陽が出たと思ったら、
またすぐ一面雨雲が黒く立ち込めたり、
とにかく忙しい。

文字通り何にもない、
（かろうじて車道が1本長く走っているものの）
ただただ荒野が続いているだけなのに、
バスの窓から眺めていて
全く飽きないし、
むしろこの先には何があるんだろうってワクワクしてくる、
そんな景色が
ずっと続いていた。

雲に吸い込まれそうだ

１４時間のツアーなので、
トイレ休憩がわりと頻繁にあるらしい。
出発してから１時間ほどのドライブインで早くも休憩。

行けるうちに行っておこうと
トイレに向かう途中、後ろで声がする。

「Lahiri・・・さん？」



うん？一瞬名前を呼ばれた気がしたけど、

・・・・

気のせいかな、
っていうか、気のせいに決まってる・・・



すると、もう一度声が聞こえた。


「Lahiriさん！」


今度はハッキリ聞こえた、え、誰！？



とびっくりして後ろを振り向くと、
そこにはパリで数回会ったことのある知り合いが！



え〜、ど、どうして、
こんなところで？？

こんなアイスランドで、
それも同じツアーに参加してるなんて！




話を聞いてみると、
どうやら彼女も昨日アイスランドに到着したばかりで、
事前にこのツアーを申し込んでいたらしい。



それにしてもこんな偶然って・・・