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2008年7月13〜15日の3日間、珍しく招待でマレーシアの首都、クアラルンプールへ慌ただしく行って来ました。メディカル・ツーリズム(医療観光)に国を挙げて取り組んでいるマレーシア観光局の招待によるもので、関西空港経由でしたが、めったに乗ったことのないビジネスクラスで快適でした。特に、帰りは夜行便にもかかわらずおかげで熟睡できました。<br /><br />今年は福岡も毎日30度以上の日が続いていて、そのせいか、たまたま曇って、時々雨が降っていたKL(クアラルンプール)のほうが29度とむしろ涼しいくらいでした。<br /><br />今回は時間もないので、空港とホテルとペトロナス・ツインタワーの近くの学会場のみでした。8年ほど前に、シンガポールの学会のついでに、商社マンの友達に会いに来た時も少ししか観光する暇はありませんでした。<br /><br />空港に着くと、成田からほぼ同時に着いた日本旅行医学会専務理事の篠塚先生と合流し、迎えの現地のガイドの案内でホテルまで直行です。夕方は、早速学会主催の派手なパーティでした。国として力を入れている証拠に、厚生大臣まで列席していました。我々は、ドバイのジャーナリストの女性とタイ、インドネシアの医者とマスコミの関係者と同グループでした。マレーシア料理はアジア料理でそれなりにおいしいとは思いますが、あまり洗練した感じはありません。インドネシア料理のサティ(串焼き肉)やタイ料理のトムヤムクン(スープ)やカレー風味の料理なども多く、どれがマレー料理なのか厳密にはわかりません。まぁ、あまりこだわることもないのでしょうが。<br /><br />翌日は、迎えのバスが来て再び昨夜の学会主催パーティと同じ学会場へ。学会は、主に医療サービスに関するものでした。マレーシアでの学会ですが、少なくとも演壇に立って喋る人はみな英語も上手でした。<br /><br />昼休みの休憩時間に、展示室を篠塚先生と見て回りましたが、たぶん多くの日本人の偏見と違い、少なくとも首都、KLの一部の有名な病院は施設も医者もそんなにレベルも心配なさそうです。<br /><br />アジアでも、シンガポール、インド、マレーシアなどはメディカル・ツーリズムに国を挙げて、力を入れています。もちろん、外国から患者を呼び込むことによって外貨を獲得するのが目的です。物価の違いもあり、医療費が安いので、医療費のとてつもなく高いアメリカやイギリスなどから患者を呼ぼうとしているのです。英語も平均的日本人よりははるかに上手だと思われます。ただ、一部は偏見もあるのですが、医療の質も保証されないと外国の患者は呼べません。だから、今回我々日本旅行医学に招待状が来たようです。日本の医者によるお墨付きが欲しいのです。私は用事があり先に帰ったので、残念ながら翌日の病院見学には参加できませんでしたが、外国の病院の正確な視察に定評のある同行の篠塚先生も問題ないと後で言っていました。<br /><br />むしろ、観光業、観光行政に関して日本は相当世界に遅れています。一年間に外国を訪れる日本人は約1,700万人(アウトバウンド)なのに、日本を訪れる外国人(インバウンド)はわずか800万人たらずです。世界の多くの国では観光を主要産業に位置付けて力を入れているのに、日本では、観光は「遊びの延長」と軽視されてきたからです。今年、平成20年の10月1日にようやく「観光庁」が国土交通省から独立したのです。まだ、うまく機能するかどうかも定かではありません。<br /><br />夕方は、観光局の近くのダンスを見ながら食事のできるバイキング形式のレストランで、円を描く中国風やイスラムの影響の強いダンスや南部のマレーシアダンスなど、少し説明を聞いていたので、多彩なマレーシアダンスのそれぞれの違いがわかり、かなり楽しめました。食事も前夜以上に食べ放題で、色々多彩な料理が選べます。アジア料理という感じで、厳密には周辺の色々な国の料理もあります。でも、おいしかったです。<br /><br />ところが、残念ながら私はどうしても翌日までに帰らないといけない娘の学校の用事があり、ダンスの途中でみんなとお別れし、郊外の空港まで車で送ってもらいました。さすがに、真夜中出発のフライトで、食事もたっぷり食べてきたばっかりだし、朝ごはんも早く起きてまで食べたくないので、一切断わってひたすら関西空港まで寝ていました。ビジネスクラスのおかげで熟睡できました。ですから、1泊3日の強行軍でしたが、疲れも全くありませんでした。ただ、病院の見学を自分の目でできなかったのは残念でした。<br /><br /><br />私は本邦初の海外旅行添乗専門医師を目指しています。今回の招待旅行はその学会(日本旅行医学会)への招待でした。<br /><br />こんな私が自分の旅行記を中心に書いた著書「機内にお医者さんはいませんか?」空飛ぶドクターの海外旅行と健康管理、悠飛社を読んでもらえれば、旅行時の病気の予防法等がわかります。<br />

クアラルンプール(メディカル・ツーリズム)

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2008/07/13 - 2008/07/15

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空飛ぶドクター

空飛ぶドクターさん

2008年7月13〜15日の3日間、珍しく招待でマレーシアの首都、クアラルンプールへ慌ただしく行って来ました。メディカル・ツーリズム(医療観光)に国を挙げて取り組んでいるマレーシア観光局の招待によるもので、関西空港経由でしたが、めったに乗ったことのないビジネスクラスで快適でした。特に、帰りは夜行便にもかかわらずおかげで熟睡できました。

今年は福岡も毎日30度以上の日が続いていて、そのせいか、たまたま曇って、時々雨が降っていたKL(クアラルンプール)のほうが29度とむしろ涼しいくらいでした。

今回は時間もないので、空港とホテルとペトロナス・ツインタワーの近くの学会場のみでした。8年ほど前に、シンガポールの学会のついでに、商社マンの友達に会いに来た時も少ししか観光する暇はありませんでした。

空港に着くと、成田からほぼ同時に着いた日本旅行医学会専務理事の篠塚先生と合流し、迎えの現地のガイドの案内でホテルまで直行です。夕方は、早速学会主催の派手なパーティでした。国として力を入れている証拠に、厚生大臣まで列席していました。我々は、ドバイのジャーナリストの女性とタイ、インドネシアの医者とマスコミの関係者と同グループでした。マレーシア料理はアジア料理でそれなりにおいしいとは思いますが、あまり洗練した感じはありません。インドネシア料理のサティ(串焼き肉)やタイ料理のトムヤムクン(スープ)やカレー風味の料理なども多く、どれがマレー料理なのか厳密にはわかりません。まぁ、あまりこだわることもないのでしょうが。

翌日は、迎えのバスが来て再び昨夜の学会主催パーティと同じ学会場へ。学会は、主に医療サービスに関するものでした。マレーシアでの学会ですが、少なくとも演壇に立って喋る人はみな英語も上手でした。

昼休みの休憩時間に、展示室を篠塚先生と見て回りましたが、たぶん多くの日本人の偏見と違い、少なくとも首都、KLの一部の有名な病院は施設も医者もそんなにレベルも心配なさそうです。

アジアでも、シンガポール、インド、マレーシアなどはメディカル・ツーリズムに国を挙げて、力を入れています。もちろん、外国から患者を呼び込むことによって外貨を獲得するのが目的です。物価の違いもあり、医療費が安いので、医療費のとてつもなく高いアメリカやイギリスなどから患者を呼ぼうとしているのです。英語も平均的日本人よりははるかに上手だと思われます。ただ、一部は偏見もあるのですが、医療の質も保証されないと外国の患者は呼べません。だから、今回我々日本旅行医学に招待状が来たようです。日本の医者によるお墨付きが欲しいのです。私は用事があり先に帰ったので、残念ながら翌日の病院見学には参加できませんでしたが、外国の病院の正確な視察に定評のある同行の篠塚先生も問題ないと後で言っていました。

むしろ、観光業、観光行政に関して日本は相当世界に遅れています。一年間に外国を訪れる日本人は約1,700万人(アウトバウンド)なのに、日本を訪れる外国人(インバウンド)はわずか800万人たらずです。世界の多くの国では観光を主要産業に位置付けて力を入れているのに、日本では、観光は「遊びの延長」と軽視されてきたからです。今年、平成20年の10月1日にようやく「観光庁」が国土交通省から独立したのです。まだ、うまく機能するかどうかも定かではありません。

夕方は、観光局の近くのダンスを見ながら食事のできるバイキング形式のレストランで、円を描く中国風やイスラムの影響の強いダンスや南部のマレーシアダンスなど、少し説明を聞いていたので、多彩なマレーシアダンスのそれぞれの違いがわかり、かなり楽しめました。食事も前夜以上に食べ放題で、色々多彩な料理が選べます。アジア料理という感じで、厳密には周辺の色々な国の料理もあります。でも、おいしかったです。

ところが、残念ながら私はどうしても翌日までに帰らないといけない娘の学校の用事があり、ダンスの途中でみんなとお別れし、郊外の空港まで車で送ってもらいました。さすがに、真夜中出発のフライトで、食事もたっぷり食べてきたばっかりだし、朝ごはんも早く起きてまで食べたくないので、一切断わってひたすら関西空港まで寝ていました。ビジネスクラスのおかげで熟睡できました。ですから、1泊3日の強行軍でしたが、疲れも全くありませんでした。ただ、病院の見学を自分の目でできなかったのは残念でした。


私は本邦初の海外旅行添乗専門医師を目指しています。今回の招待旅行はその学会(日本旅行医学会)への招待でした。

こんな私が自分の旅行記を中心に書いた著書「機内にお医者さんはいませんか?」空飛ぶドクターの海外旅行と健康管理、悠飛社を読んでもらえれば、旅行時の病気の予防法等がわかります。

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