♪柳井、そこは白壁町家と金魚提灯のまち♪

2008/09/20 - 2008/09/20

数年前、芸能人が数日間をかけて列車で日本をリレー方式で旅をする企画の番組を観たことがありました。ちょうどその時、金魚の提灯を町おこしの一環として制作しているということを知ったのです。提灯や燈籠、お香などの和風の小物には目が無い私でございまして、これは一度、行ってみなければならぬ！！と思っておりました。
前日まで（当日もですが）広島にいたということもありまた、国の『重要伝統的建造物群保存地区』に指定されているということで行って参りました。
そこには昔ながらの「貝合わせ」や「ギターコンサート」など、観光客を楽しませてくれる様々な催しがされていました。

エリア 柳井・上関(山口)

柳井へとやってまいりました。
広島市内からバイパスと山陽自動車道を使って約１時間強。玖珂ICで降ります。
ここは柳井の観光案内所。ここでまずマップを手に入れましょう。

帰ってくるまで分かりませんでしたが、ホワイトバランスがおかしかったですね。

こちらは観光案内所の脇です。こちらから白壁町家の町並みへと向いましょう。

ホワイトバランスが直ったみたいです。張り切ってまいりましょう。
綺麗に整備された町並みです。屋根を見てください。左手前の家は「切妻屋根」の平入り。その奥は「入母屋屋根」の妻入り、といいます。この２パターンが入り乱れている町並みは関西と九州の間にある山口ならではではないでしょうか。

ここには昔、町家が立っていたのでしょうか。屋根に屋根の跡があります。

酒屋さんです。杉玉を見ると、ついつい欲しくなってしまいませんか？

アップで。
かわいいライトが夜の柳井を照らしてくれ、綺麗な姿を見せてくれることでしょう。

しらかべ学遊館です。
柳井の町並みや成り立ちについてはここでお勉強。

なるほど、「白壁土蔵町家」ではなく「白漆喰」を塗った「塗込（ぬりごめ）」の町家なんですね。
幾つかの町家に防火戸が今も残されていました。

もともとここは薬局だったのでしょうか。

こんな看板まで！！

学遊館の裏庭です。

中にはこんなものまで展示されておりました。

少し離れて・・・。
オルゴール屋さんの前のくまさんのぬいぐるみ。
心が癒されます。

なにやら書いてあります。元鳥取県民が訳すと・・・
「この奥に難波庵というとてもいい喫茶専門店があることを知ってる？１回騙されたと思ってきてみてください。絶対に気に入るよ。ほんとだよ」

この小路を行くと・・・

カニさんに出会えます☆
分かります？

冗談はさておき、左手に朝日新聞の販売所をすぎると・・・

元船着場に出ます。
海運で栄えた柳井楢ではの光景が今も残ります。
ちなみに川から道に上る階段ですが、「雁木（がんぎ）」といって昔の岸壁です。

洋風の建物が顔をのぞかせていますね。
変わった風景です。

白壁町家だけが柳井の魅力ではないようです。

雑貨屋さんの一角におせんべい屋さんがありました。
お若いおねーさんが美味しいおせんべいを焼いてくれます。
暖簾が素敵ですね☆

重要文化財「国森家」です。
18世紀後半に建てられた豪商の家です。
お１人200円で内部観覧ができます。が、受付に誰１人おらず各自、箱の中にお金を入れます。田舎ならではの光景がありました。

入ってすぐ、通り土間です。かなり大きな町家でした。

帳場です。何故かあの帳場に座ってみたくなりませんか？私は・・・もちろん座ってみました。

帳場に座るとこのような風景が見えます。

国森家の坪庭です。机に綺麗に反射しています。まるで岩倉実相院の「床もみじ」ですね。

その坪庭を２階の座敷から。

こんな数寄屋の床の間です。国森家の細部意匠は流石に素晴らしい☆

この日はこんな素晴らしい青空でした。白壁と空の青がとても綺麗です。

金魚提灯が〜、私の目の前に〜、キターーーーーー！！
可愛いですよね〜。欲しいですよね〜。

こんなのや・・・

こ〜んな小さくて可愛い物まで☆

柳井の大通りから。
かなり綺麗な町並みに整備されていますね。

町並み資料館です。
毎週、なにかしらの催し物が開かれているようです。
この日は女性２人組みがギターで弾き語り♪

「商家博物館むろやの園」です。
油商であった小田家の屋敷で、南北に119mの奥行きがあります。
１人450円で、はじめに現当主の方が建物の説明をしてくださいます。

こちらでは「貝合わせ」をしていました。懐かしいですね〜。って、私はやったことがありませんが・・・。似たような貝殻でどれがどれだか分かりません。

ここ、奥行き側ではありません。道路に沿って撮影しています。
これだけでもその大きさが分かりますね。

食事室の様子。当然、奥が旦那様の場所です。

坪庭。
でっかい灯篭が際立ちます。

こちらも坪庭。丸窓が印象的です。

ここには昔、倉があったそうです。

大小、様々な建物があり、もう何がなんだか・・・。とにかくでかい！！

左の平屋は雇い人たちの部屋だそうです。

「甘露醤油」です。手前に地下水が流れていて飲んでみました。
この水、とっても柔らかいのです。醤油は軟水がいいのでしょうかね。

元醤油蔵でしょうね。
ここでは様々な種類の醤油が買えます。私は「卵かけご飯の醤油」を買いました。

おまけ１
こんな郵便ポスト、初めて見ました。へんちくりんですね。

おまけ２
柳井のためのマンホール。

金魚提灯の町並み、小さな夢が１つかなった瞬間がこの日でした。次はぜひ、金魚提灯が火を灯し、町並みを優しく包む光景に出会いに行きたいですね。またいつか、その時がくるまで・・・

この旅行記へのコメント （2）

• 白い華さん 2008/11/11 22:48:05

  柳井・・・　行ってみたいなぁ〜。

  今晩は。　広島の　近く！　柳井・・・って、
  行ってみたいなぁ〜と　憧れ！は　するけれど、　なかなか　行けない！　町・・・デス。
  
  でも　今日は、　旅行記で　拝見し、
  柳井の　魅力！が　様々な　シーン！や　雰囲気　タップリの　家々！の　写真で　感じられ、
  ずい分と、　旅　気分！！！を　味わえ　嬉しかったデス。
  
  ホント、　お写真が　上手！なのに　加え、　お天気の　青空が、
  白壁の　町！を　更に　素敵！に　魅せてくれていますよね〜。
  
  行った　気持ち・・・。
  いえいえ、　益々、　行って　歩いてみたくなるような　柳井！デスネ〜。
  
  錦帯橋は、　かつて、　行ったことが　あるんです。
  ホント、　日本でも　稀！な　形の　橋。。。
  素晴らしい！　歴史の　遺産。。。ですよね。
  
  　　　それでは　また
  
  

  Junjunさん からの返信 2008/11/11 23:34:10

  RE: 柳井・・・　行ってみたいなぁ〜。

  こんばんは、はじめまして。ご訪問ありがとうございます。
  柳井、とてもきれいに整備されており、また白い壁と金魚提灯がかわいらしいイメージを町全体に与えていましたよ。
  
  写真が上手だなんて、もったいないお言葉ありがとうございます。カメラを始めたのもここ１〜２年のまだヒヨッコですが、私の感じたままを白い華さんにも感じていただけたようで、たいへんうれしく思います。
  
  錦帯橋は行かれていたのですね。本当に直線的な日本建築の中ではかなり稀で貴重だと私も思います。
  
  建築学科上がりで（現在も、そして今後も建築に携わっていきますが）理系な人間なっものですから、建物ばかりの旅行記になってしまうかもしれませんがこれからも宜しくお願いします。
  私も白い華さんのように、綺麗、可愛い、素敵、などを身近な生活の中で見つけられるようになりたいと思います。そしてその状況を旅行記でみていただけるようになりたいと思います。
  
  それでは失礼します、、、