2008/09/22 - 2008/09/22
7411位(同エリア9443件中)
katorinaさん
- katorinaさんTOP
- 旅行記121冊
- クチコミ3件
- Q&A回答0件
- 143,567アクセス
- フォロワー6人
・・・って大げさではなく、本当にきつかったです。
いつもは楽しく登ることを心がけ、お花を楽しむことが私の山登りの目的であったはずなのに、何のはずみか、こんなにきついルートを選んでしまいました。ただ、翌日が休みというだけの理由で。
名水で知られる男池(おいけ)からセリグチ谷を通り、風穴で急斜面に取り付きます。何度引き返そうと思ったことでしょう。なんとかピークにはたどり着きました。
帰り道は、もう脚が上がらない。夫ともども2~3回ずつ転んで、向こう脛を何度も打撲。あまりに疲れすぎて温泉はパスでした。当然次の日は体中の筋肉が悲鳴を上げていました。
PR
-
黒岳の全容です。
山間の田んぼはもう刈り取り間近。彼岸花も咲いています。 -
男池の入り口。協力金100円です。
朝の7時半です。きついコースとは思っていましたが、こんなに長い一日になるとはまだ想像もしていませんでした。 -
男池橋。きれいな水が流れています。
-
男池、湧水池です。ここでお水を汲んで行けます。
-
さあ、いよいよ樹林帯です。
-
こんな大きなブナの木がたくさんあります。
-
倒木から生えているツリフネソウ。たぶんハガクレツリフネかな。
車で来る途中、道路わきにも群生していました。 -
倒木もいたるところにあって、ゲージツしてます。
-
岩を抱え込んだ木。
凄みがあります。 -
のけぞる木。
-
こんなにシダが丸く生えてるのを見るのは、ニュージーランドの森の中以来。気候が似ているのかしら?
-
岩を抱え込んだ木、その2。
こっちはまだ若い。
がんばれ〜。 -
すごい倒れ方。
そのうち色々な植物の苗床になるんでしょうね。 -
ルート沿いで一番大きかった木の根。
-
木の根の階段・・・と言えば聞こえがいいですが、早い話が、障害物競争みたいです。こんな道が延々続きますよ。
行きは、木の根を傷つけないように、と心がける余裕がありましたが、帰りは転ばないようにするのに精一杯でした。 -
森の中は光があまり入りません。本当は写真よりもうちょっと薄暗かったんですよ。
それに湿度も高くて、カメラのレンズが結露。あせりました。 -
-
やっとソババッケです。
ちょっと開けた湿地です。
やっぱりレンズ、曇ってましたか。
いえ、こんな感じ。
なんだか現実の空間とは違うような気がしました。 -
昨日の雨のせいか大きな池のような水溜り、周囲は湿地のようです。アザミや・・・
-
これは何かしら?
シソ科の花みたいですが、カワミドリでいいのかな? -
そして、オタカラコウ。
初めて見ました。
2mくらいあります。 -
湿地を抜けてさらに進むとシャクナゲの木がたくさんみられます。花のころはいいでしょうねえ。
-
サナシナショウマも樹林の中でたくさん見られました。
-
これはきっとアキチョウジ。
今回は日陰の植物がたくさん見られました。
きついルートではありますが、唯一よかったのはあまり日に焼けなかったことです。 -
さらに林の中を進むのですが、だんだん石ゴロゴロになってきました。
-
わずかな木々の隙間から黒岳。
やっと姿が拝めました。 -
ひたすらこんな石だらけの道を歩きます。
-
風穴までは緩やかな登りなのですが、だんだん足の裏が痛くなってきました。
-
風穴。その名の通り穴です。降りられるらしいのです。
-
いよいよ、本当の登りです。
ここまででかなり消耗してしまいました。
帰れるかなあと思いながら休み休み登りました。 -
路面はかなり悪いです。ロープを渡しているところもあります。休憩のたびに引き返そうかなあ〜と考えていました。
途中一人で登っている方に、「もうすぐですよ」と声をかけられなんとか上を目指しました。 -
やっと高塚山と天狗岩の分岐にたどり着きました。
仕方がない、ここまで来れば天狗岩を見るだけ見てみましょう。
このあたりもシャクナゲの木が多いですね。 -
ああ、やっぱりこんな道。
-
天狗岩がやっと見えてきました。これから岩登り。
そろそろカメラを収納します。後は頂上で! -
山頂です。
今日は嘆き節の連続でしたが、やっぱり頂上は気持ちがいいです。左の稜線は大船、中央のちょっとくぼんだ山が平治(ひじ)、そして右が黒岳の高塚山です。 -
これは大船山方向。左肩の向こうには阿蘇・根子岳がうっすら見えていました。
雲が流れて来ますが、この谷に入ると消えていました。天気は崩れずにすみそうです。 -
あんまり気持ちがよくて、1時間ほど過ごしました。
-
帰りは想像したとおりくたくたでした。午後の時間は早くに日が陰ります。暗い時って、疲れが倍増しますね。
湿度が高かったのでかなり水も消費してしまいました。みず〜と思っていたころ、「かくし水」に到着。冷たい水がたっぷり。顔を洗って気分一新。
駐車場に到着したのは4時半。なんと出発から9時間。途中1時間休憩したとはいえ、こんなに長時間歩いたのは3年ぶりです。
歩いた距離自体はたぶん往復で8Kmそこそこ、標高差も600〜700mくらいでしょう。路面の厳しさはまさに体力が問われるものだと実感しました。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- tsunetaさん 2008/09/28 21:52:40
- 黒岳への登山は凄いですね!
- katorinaさん! こんばんわ。 9月連休での黒岳登山は大変でしたね。
九州では未だ夏の気温ですから、山行時間が九時間とはきついですね。
学生の頃、大船山に登ったときに黒岳は独立峰で凄い山だなあ・・と思っていたのを思い出します。
余り多くの人が踏み入れない場所ですから、自然が一杯ですね。
大きな木の根っこや羊歯の類、大きな広葉樹林とか・・・
黒岳を紹介していただきありがとうございました。
tsuneta
- katorinaさん からの返信 2008/09/28 22:13:15
- RE: 黒岳への登山は凄いですね!
- tsunetaさん、こんばんは。
黒岳、私の体力ではかなり厳しかったです。
途中で、ほんとに引き返そうと思いながらの登山でした。
でも最近、ただ山を歩くだけでなく、
ピークに到達した充実感がとても大事だなあと思うようになりました。
へろへろになっても幸せというか、そんな感じです。
この分では大船は私には厳しいでしょうね。
紅葉を見たかったのですが。
この次は以前のラクチン登山に戻りそうです。
tsunetaさんのアイガーはすごいですね。
スイスはまだ未踏の地です。
いつか行ってみたいと思っています。
katorina
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
2
38