2008/09/12 - 2008/09/12
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JOECOOLさん
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レンタカーで巡る初秋の東北4日間。
【その6】は、岩手県住田町にある鍾乳洞/滝観洞編です。
ココは、今回の旅行でぜひ訪れたかった場所の一つです。
『滝観洞』の最深部にある滝は、地底にかかる滝としては日本一の規模を誇り、映画「八つ墓村」のロケ地にもなったところです。
「たたりじゃ〜」というセリフで有名になったあの「八つ墓村」です→1977年制作、野村芳太郎監督、萩原健一(主演)、渥美清(金田一耕介役)、山崎努、小川真由美etc...
JOECOOLは“鍾乳洞ハンター”だった学生時代に一度訪れているのですが、“滝ハンター”となって以来、是非もう一度訪れてみたいと思っていました。
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- レンタカー JALグループ ANAグループ
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
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東北道・前沢SAで休憩をとりました。
前沢牛で有名な"前沢"です。 -
前沢は平泉にほど近い場所にあるので、それにちなんで源義経&弁慶の顔出し記念写真があります。
スヌ君が義経に?? -
弁慶のところから顔を出しているのは??
顔の大きさの割りに小さすぎましたね〜。 -
前沢SAには、第二代仙台藩主・伊達忠宗が鷹狩りをしたと伝えられている松があります。
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前沢SAには、芭蕉の句碑もあります。
「夏草や兵どもが夢の跡」 -
東北道を水沢ICで下り、ひたすら一般道を走ります。
滝観洞に到着したのは13時頃でした。
滝観洞は、JR釜石線・上有住(かみありす)駅から歩いて行ける場所にあります。 -
付近の案内図です。
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この橋を渡った向こうが洞窟の入口です。
でも入る前にしなくてはいけないことがあります。 -
鍾乳洞入口付近の渓流は水が澄んでいてキレイ!
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鍾乳洞入口付近の渓流は水が澄んでいてキレイ!
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滝観洞の入洞料は@1,000円、入口でヘルメット・合羽・ゴム長を貸してくれます。
何となく工事現場のオジサンのようですが、いざ洞窟探検に出発!! -
では、洞内に入ります。
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最深部にある滝までは880mの道のりです。
歩くところは整備されていますが、幅の狭い箇所や頭が閊えるところなどが数多くあり、同じ880mでも普通の道に比べてかなり疲れます。 -
歩いていると、至るところから水滴が落ちてきます。
合羽が無ければ、服は水びたしになります。 -
壁面の水平方向に線のように見えるのは、地層ではなく水の流れの痕跡です。
水量がもっと多い時には入洞禁止になるのでしょうねぇ〜。 -
かなり歩いたつもりなのに、まだ170mしか来ていません。
高齢のwifeの母はすでにグロッキー...。腰を屈めたままで歩くのがやはり辛いようです。
でも最後まで頑張りましたヨ。 -
『滝観洞』の洞内の風景。
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「乳房の岩」と呼ばれる鍾乳石。
フローストーンが発達したもので、膨らみ方が女性の乳房のように見えるとか...??? -
「八つ墓村」のロケ地であったことを示す立て札もありました。
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“ノッチ”と呼ばれる部分。
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洞内を流れる地下水は、澄み切っていて透明度抜群!
石灰分を多く含むミネラルウォーターです。 -
けっこう深いのですが、フラッシュを当てると底が見える程の透明度です。
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洞内を流れる地下水は、澄み切っていて透明度抜群!
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鍾乳洞内を流れる水はどこも澄んでいるのですが、特に東北の鍾乳洞(龍泉洞、安家洞、滝観洞etc.)は透明度が高いように思います。
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洞内床面にある“ポットホール”と呼ばれる穴。
普通、鍾乳洞ではこのような床面には石筍ができるのですが、水量が多いせいか水分中の石灰質の含有量が少ないせいか、穴ができています。
不思議ですね〜。 -
残り100m位の地点に「小滝」があります。
落差は1m程度のミニ滝です。 -
「小滝」をズームしてみると、奥にも水流がありますね〜。もしかするともっと大きな滝なのかもしれません。
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観音像が安置されていました。
洞内探検の無事を祈願して置かれているそうです。 -
奥の方でもの凄い轟音が聞こえています。最深部の滝が近付いてきたようです。
その手前部分でも、上から雨のように水がしたたり落ちています。 -
880mは長かったですが、やっと着きました!
とてつもない水しぶき・風・轟音とともに、天井の裂け目から滝が落ちています。
日本最大の地底滝『天の岩戸の滝』です。
落差は29mあり、水が枯れることはないそうです。
それにしても、この日の水量は半端ではありません!!
JOECOOLが学生時代に来た時には、この日の十分の一程度の水量だったかと思います。 -
この場所は大きなドーム状になっているのですが、大量の水しぶきは逃げ場が無く、一気にこちら側に押し寄せてきます。
真正面からも見ることはできるのですが、そこはとてもカメラをじっくりと構えられる状況ではありません(何とか撮影できたのが一つ前の写真)。
でもそこは4トラ魂、写真を撮らずに戻ることなんてできません!!
ドームの入口付近なら何とかなりそうなので、ココに三脚をセット。
それでもすぐにカメラがビショビショになってしまうため、三脚上のカメラにタオルを被せてセットし、シャッターの瞬間だけタオルを取るという苦肉の策で何とか数枚の使える写真が撮れました。
"to be continued"
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この旅行記へのコメント (4)
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- たらよろさん 2008/10/03 21:43:29
- 滝観洞
- こんばんは〜〜
鍾乳洞・滝観洞ってとても美しい場所ですね。
水しぶきが真っ白で綺麗です。
あの八つ墓村のロケ地になったようなところなんですね。
確かに東北は横溝正史が好きそうな場所がいっぱいありそう(笑)
ヘルメット・合羽・ゴム長を貸してもらっての鍾乳洞、
なんともマニアックで素敵です。
そして、鍾乳洞の中に滴り落ちる美しい水。
言葉に言い表せないほどの美だと思いました。
たらよろ
- JOECOOLさん からの返信 2008/10/03 22:10:34
- 滝観洞は自然の驚異
- こんばんは!
マニアックな滝と鍾乳洞の旅行記を見ていただいてありがとうございます。
東北の鍾乳洞といえば「龍泉洞」が有名ですが、
「滝観洞」は隠れた名所です。
学生の頃に横溝小説を読み漁っていたこともあって、
当時は鍾乳洞マニアだったんです。
鍾乳洞だけで全国の30ヶ所ほど見て回りました。
ココは最も印象に残っていた一つだったんです。
訪れる観光客も少ないし、洞内を流れる水の透明度はピカイチだろうと思います。
ヘルメット・合羽・ゴム長を借りての880mの探検は、同行した高齢のwifeの両親にはちょっとキツかったかもしれません。「エライところに連れて来られた!」と思っていたかもしれません(笑)。
この日は水量が多すぎて、写真を撮るのがひと苦労でしたが、童心に返って探検気分を味わうことができました。
by JOECOOL
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- GOTOCHANさん 2008/09/30 19:56:19
- この滝だと思っていました
- こんばんは!
無事帰還しました。かなりハードな旅でした...
滝どころか、我々のルート上には川すらほとんどありませんでした...
内緒の滝はこれだろうと思っていましたが、やはりそうでしたか。こういう一風変わった滝には惹かれますよねぇ。兵庫ではやはりシワガラの滝でしょうか。
それにしても東北でのこの精力的な滝めぐり。すごいですね。私は10月18、19日に秋田・青森県境付近を彷徨いますが、おそらく安の滝、JOECOOLさんも行かれた七滝、あとできればくろくまの滝か暗門の滝に行く予定です。もちろんルート上にあるお手軽滝はハントしておきます。岩木山にも登ります。岩木山の紅葉はピークかもしれません。ちょっと楽しみです。時間に余裕があれば奥入瀬をさっと流します。
トルコ旅行記のことを考えると頭が痛い...養老の滝もまだだし。
GOTOCHAN
- JOECOOLさん からの返信 2008/09/30 21:58:16
- 実はこの滝ではないんです...
- こんばんは!
無事に帰国できて良かったですね。
早速アップされていたトルコ旅行記を写真だけ見せていただきました。
コメントも楽しみにしています。
> 内緒の滝はこれだろうと思っていましたが、やはりそうでしたか。こういう一風変わった滝には惹かれますよねぇ。兵庫ではやはりシワガラの滝でしょうか。
いやあ〜、実は内緒の滝はこれではないんです。
もちろんこの日本最大の地底滝も主目的の一つだったのですが、もう一つあるんですよ。
ホントの"内緒の滝"は、現在作成中の奥入瀬の次に登場しますので、あと少々お待ち下さい。
シワガラの滝は一度見てみたいですね〜。
安の滝、くろくまor暗門などの写真も楽しみにしていますね。
私はwifeの両親連れだったので、ハードな滝は予定に入れていませんでした。次回東北に行くことがあれば、日本海側を回ろうと思ってはいるのですが...。
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