サーイ川の氾濫

2008/08/03 - 2008/08/28

タイとミャンマーの国境となっているサーイ川、普段は歩いて渡れるような穏やかな川だが、雨期には突如としてその猛威を振うことがある。
今回、この川沿いのゲストハウスに宿泊していて、幸か不幸かこの川の氾濫に遭遇することになった。

エリア メーサーイ(タイ)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 高速・路線バス
• 航空会社: ユナイテッド航空

メーサイの位置です。

普段のサーイ川、国境の橋の上から撮影しました。
川の右側がミャンマー（タチレイ）、左側がタイ（メーサイ）になります。
私が宿泊した場所は、ここから１００ｍぐらい上流です。

もう少し詳しく地図で説明します。

サーイ川はメーサイに入る手前で、右側に蛇行していますが、水量が増すとまっすぐな方向へ氾濫してしまいます。ちょうどその方向に道路が延びており、道路が川と化してしまいます。

８月２０日メーサイは雨空で、雨足も次第に強くなっておりました。
８月２１日午前２時３０分ごろ、広報車の大音響の音で目を覚ましました。
何事かと窓を開け外を見てみると、隣の空き地が既に冠水していました。

これは氾濫前の写真です。
前の写真と比べてください。

土嚢の向こう側がサーイ川本流です。
手前は空地です。

私が泊まったゲストハウスの１階です。
ここは５段の石段の上に建設されていますが、１階は足首ほどまで泥水が流入してきました。

ゲストハウスの前の道路です。
石段は全く見えません。
看板が無残に破壊されています。

道路の反対側の食堂です。

避難が遅れ放置された自動車。

中２階の階段から水量を注視しているゲストハウスの主人

２階から道路を撮影

隣の空地の様子

２階から道路を撮影

２階から道路を撮影

空地で買われていた、シェパード犬とニワトリ数十羽は溺死してしまった。

反対側の食堂（だいぶ水量が減ってきた）
ニコニコしているが、さすがタイ人。

車が通れるようになると、軍の救援車？が来た。

このワンちゃんもここに逃れて命拾いした。

上流から流れてきたココナツ、早速ココナツジュースをいただいた。

水も引き、泥を掃除したゲストハウスの１階

ゲストハウスのワンちゃんも一安心

水もほとんど引いてきた。

水が引き始めると、お土産屋のリヤカーが仕事を始めた。

これは、翌朝の写真です。実は２日続けて氾濫したのです。

子供を２日続けて休ませることもできず、２日目は父親がおんぶして登校。

この旅行記へのコメント （2）

• ゆみナーラさん 2008/12/23 21:57:13

  何だかショックでしたが

  bobymickさんご無沙汰しております。
  私も6月に同じ場所で心地良い2日間を過ごしたのですが、あの道が川の氾濫で見事に冠水している写真を見て驚きました。
  でもあの川ならば降水量が多ければこうなるのも納得、、、ですが、この辺りではよくあるんでしょうかね？
  ニワトリなどは、可哀想でしたね。
  でも、bobyさんも周りのタイ人も無事だったようで何よりです。
  それよりも、きっと現場は大変だったと思いますが、雨が引いた後のタイ人達が割と笑っている写真が多くて、やっぱりタイっていいな〜〜〜〜、と思いました。
  では、また〜！

  bobymickさん からの返信 2008/12/23 23:00:47

  RE: 何だかショックでしたが

  ゆみナーラさんお久しぶりです。
  私は８月にメーサイに行きましたが、ゆみナーラさんは６月にメーサイを旅行されたのですね。
  最近は仕事の関係で年１回しか訪タイしていませんが、そのかわり1ヶ月弱の期間滞在するようにして、メーサイには必ず行くようにしています。
  ゆみナーラさんの旅行記も興味深く拝見しました。
  私も、イミグレ近くで商売している「たこ焼き屋」さんは何度か利用していますし、そこのご主人ともお話しました。
  今回は、車かバイクで近隣を廻ろうと考えていましたが、結果的にバイクで
  タートンやドイメーサロン、ゴールデントライアングルを廻ってみました。
  その様子は「癒しの国タイの旅」（http://www.ttharu.net/index.html）という私の拙いＨＰにＵＰしておりますので、よろしかったらご覧になってください。
  サーイ川の氾濫は、毎年１回ぐらいはあるようです。
  そのためか、住民は結構落ち着いた対応をしていたように思います。
  １９９０年代にメーサイプラザゲストハウスに長期に滞在していた方からは、その当時は氾濫などなかったと聞きましたので、近年多くなったのでしょうか。
  ゆみナーラさんの旅行記を楽しみにしています。
  それでは。