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 イタリア旅行3日目に訪れたベネチアの旅行記です。朝から曇り空でしたが、昼前からは大雨になってしまいました。おかげで町をゆっくりと見て回ることは出来ませんでしたが、午前中に撮り溜めした写真を紹介していきたいと思います。

イタリア一人旅2008(2)曇天のベネチア

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2008/09/13 - 2008/09/13

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mick

mickさん

 イタリア旅行3日目に訪れたベネチアの旅行記です。朝から曇り空でしたが、昼前からは大雨になってしまいました。おかげで町をゆっくりと見て回ることは出来ませんでしたが、午前中に撮り溜めした写真を紹介していきたいと思います。

同行者
一人旅
一人あたり費用
30万円 - 50万円
交通手段
鉄道
航空会社
ANA
  •  宿泊地のベローナから列車で東に向かい、ベネチアを目指します。毎度の事ながら、予定を詰め込みすぎているため、ベネチアの滞在予定時間はわずか半日です。少しでも長く時間を使えるように、早朝から出発します。約2時間弱で、列車はベネチア本島へと続く橋に差しかかり、いよいよ到着です。

     宿泊地のベローナから列車で東に向かい、ベネチアを目指します。毎度の事ながら、予定を詰め込みすぎているため、ベネチアの滞在予定時間はわずか半日です。少しでも長く時間を使えるように、早朝から出発します。約2時間弱で、列車はベネチア本島へと続く橋に差しかかり、いよいよ到着です。

  •  駅前から1番のヴァポレットに乗り、大運河巡りを楽しみながらサン・マルコ広場へ向かうことにします。雲の多い空模様ですが、たまに雲間から太陽が顔をのぞかせます。

     駅前から1番のヴァポレットに乗り、大運河巡りを楽しみながらサン・マルコ広場へ向かうことにします。雲の多い空模様ですが、たまに雲間から太陽が顔をのぞかせます。

  •  ヴァポレットに乗って景色を眺めていると、すぐに多くの特徴的な建物が視界に入ってきます。運河には、ヴァポレットの他にも、水上タクシーなどの多くの船が行き交っています。

     ヴァポレットに乗って景色を眺めていると、すぐに多くの特徴的な建物が視界に入ってきます。運河には、ヴァポレットの他にも、水上タクシーなどの多くの船が行き交っています。

  •  運河沿いには、美しい装飾が施された芸術品のような建物が、当たり前のように軒を並べています。今までは本で読んだり話に聞いたりしていただけだった水の都ベネチアに、自分が今実際に来ているんだなあという実感が次第に湧いてきて、感動的な気分になります。

     運河沿いには、美しい装飾が施された芸術品のような建物が、当たり前のように軒を並べています。今までは本で読んだり話に聞いたりしていただけだった水の都ベネチアに、自分が今実際に来ているんだなあという実感が次第に湧いてきて、感動的な気分になります。

  •  運河沿いの建物の中では比較的有名な、カ・ペーザロです。この対岸付近には同じく有名なカ・ドーロがあり、実は、どちらかといえばそっちの方を見たかったのですが、混んでいて場所が確保できなかったため、こちら側(船の右側)に乗っていたという経緯があります。それでも、実際に目の前で見たカ・ペーザロは、事前に写真で見ていたよりもずっと美しく、見ごたえがありました。負け惜しみかもしれませんが、反対側にチラッと見えたカ・ドーロよりも、カ・ペーザロの方が見る価値があったように思います。

     運河沿いの建物の中では比較的有名な、カ・ペーザロです。この対岸付近には同じく有名なカ・ドーロがあり、実は、どちらかといえばそっちの方を見たかったのですが、混んでいて場所が確保できなかったため、こちら側(船の右側)に乗っていたという経緯があります。それでも、実際に目の前で見たカ・ペーザロは、事前に写真で見ていたよりもずっと美しく、見ごたえがありました。負け惜しみかもしれませんが、反対側にチラッと見えたカ・ドーロよりも、カ・ペーザロの方が見る価値があったように思います。

  •  というわけで、もう1枚、別の角度からのカ・ペーザロです。壁面は平坦ではなく、組み合わされた切石が細かな陰影を描き出していて、上階は数多くの円柱や彫刻で飾られています。美しい建物が多い運河沿いの町並みの中でも、存在感が際立っています。

     というわけで、もう1枚、別の角度からのカ・ペーザロです。壁面は平坦ではなく、組み合わされた切石が細かな陰影を描き出していて、上階は数多くの円柱や彫刻で飾られています。美しい建物が多い運河沿いの町並みの中でも、存在感が際立っています。

  •  市場周辺の様子です。これまで白色系の建物が多い景色の中を進んできたので、この辺りの色鮮やかな景色は、新鮮な感動を与えてくれます。

     市場周辺の様子です。これまで白色系の建物が多い景色の中を進んできたので、この辺りの色鮮やかな景色は、新鮮な感動を与えてくれます。

  •  有名なリアルト橋の付近の町並みです。さすがにこの辺りは、かなり賑わっていて、町並みの様子も、歴史的な芸術品、というよりも、今現在のベネチアの活気を表しているような感じです。

     有名なリアルト橋の付近の町並みです。さすがにこの辺りは、かなり賑わっていて、町並みの様子も、歴史的な芸術品、というよりも、今現在のベネチアの活気を表しているような感じです。

  •  ベネチア名物のゴンドラが、何艘も並んで出番を待っています。

     ベネチア名物のゴンドラが、何艘も並んで出番を待っています。

  •  こんな建物もあります。壁面いっぱいに、金色をベースにした絵画が描かれていて、かなり目立ちます。

     こんな建物もあります。壁面いっぱいに、金色をベースにした絵画が描かれていて、かなり目立ちます。

  •  ベネチアの代表的な建物の1つ、サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会・・・は、残念ながらクーポラ部分が修復工事中です。それでも、入口の巨大な扉や円柱、数多くの彫刻などは、近くで見るとかなりの迫力です。

     ベネチアの代表的な建物の1つ、サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会・・・は、残念ながらクーポラ部分が修復工事中です。それでも、入口の巨大な扉や円柱、数多くの彫刻などは、近くで見るとかなりの迫力です。

  •  ヴァポレットは運河を抜け、いよいよ前方にサン・マルコ広場が見えてきました。大鐘楼が雲を衝くようにそびえ立っています。

     ヴァポレットは運河を抜け、いよいよ前方にサン・マルコ広場が見えてきました。大鐘楼が雲を衝くようにそびえ立っています。

  •  船上から見たサン・マルコ広場の様子です。ドゥカーレ宮殿のいくつも連なるアーチ型の柱が見事です。

     船上から見たサン・マルコ広場の様子です。ドゥカーレ宮殿のいくつも連なるアーチ型の柱が見事です。

  •  ドゥカーレ宮殿の開館時間まであと数分というところでしたが、すでに入場口前には行列が出来ていました。列に並び、対岸のサン・ジョルジョ・マッジョーレ島の方などを眺めながら、入場を待ちます。

     ドゥカーレ宮殿の開館時間まであと数分というところでしたが、すでに入場口前には行列が出来ていました。列に並び、対岸のサン・ジョルジョ・マッジョーレ島の方などを眺めながら、入場を待ちます。

  •  ドゥカーレ宮殿の中庭です。周囲一面を取り囲む純白の造形美は圧倒的です。宮殿の内部は多数の色鮮やかな絵画や天井画で埋め尽くされていて、すべてが見所、といった感じです。

     ドゥカーレ宮殿の中庭です。周囲一面を取り囲む純白の造形美は圧倒的です。宮殿の内部は多数の色鮮やかな絵画や天井画で埋め尽くされていて、すべてが見所、といった感じです。

  •  大鐘楼にエレベーターで上ると、ベネチアの町を見渡すことができます。手前にサン・マルコ寺院のクーポラが並んでいるのが見え、その向こうには赤い屋根の家々、さらにその向こうには海が広がっています。

     大鐘楼にエレベーターで上ると、ベネチアの町を見渡すことができます。手前にサン・マルコ寺院のクーポラが並んでいるのが見え、その向こうには赤い屋根の家々、さらにその向こうには海が広がっています。

  •  前の写真より少し南の方角です。宮殿の真っ白な屋根の向こうに、海岸線が弧を描くように続いています。

     前の写真より少し南の方角です。宮殿の真っ白な屋根の向こうに、海岸線が弧を描くように続いています。

  •  さらに南の方角、サン・ジョルジョ・マッジョーレ島が見えます。こうして見ると、まさしく海の上にプカプカと浮かんでいるように見えます。行き交う船が、波で海面に白い模様を描いています。

     さらに南の方角、サン・ジョルジョ・マッジョーレ島が見えます。こうして見ると、まさしく海の上にプカプカと浮かんでいるように見えます。行き交う船が、波で海面に白い模様を描いています。

  •  こちらは北側、優美な白い時計塔の向こうには、赤い屋根の家々がひしめきあうように立ち並んでいます。

     こちらは北側、優美な白い時計塔の向こうには、赤い屋根の家々がひしめきあうように立ち並んでいます。

  •  鐘楼の内部はこんな感じになっているので、恐怖感はなく、ゆっくりと360度のパノラマを楽しめます。

     鐘楼の内部はこんな感じになっているので、恐怖感はなく、ゆっくりと360度のパノラマを楽しめます。

  •  サン・マルコ寺院です。ものすごい人だかりになっています。内部の見学もしたかったのですが、ものすごい行列ができていて、いったい何時間待てば中に入れるのか見当もつきません。時間が限られている中で、さすがにこれは待っていられないと思い、仕方なく内部の見学は諦めました。

     サン・マルコ寺院です。ものすごい人だかりになっています。内部の見学もしたかったのですが、ものすごい行列ができていて、いったい何時間待てば中に入れるのか見当もつきません。時間が限られている中で、さすがにこれは待っていられないと思い、仕方なく内部の見学は諦めました。

  •  サン・マルコ広場の全景です。多くの観光客で賑わっていますが、空模様がかなりあやしくなってきました。時折、雷鳴も聞こえてきます。そして、しばらくすると、やっぱり雨が降り始めました。

     サン・マルコ広場の全景です。多くの観光客で賑わっていますが、空模様がかなりあやしくなってきました。時折、雷鳴も聞こえてきます。そして、しばらくすると、やっぱり雨が降り始めました。

  •  こんな天気なので、あまりあちこち移動する気にもなれず、サン・マルコ広場の近辺の路地を適当に歩いてみることにしました。このあたりの路地は基本的にどこもものすごい混雑ぶりですが、所々でこのような風情のある水路の風景を目にすることができます。そうこうしているうちに雨足が強くなってきたので、適当にその辺のレストランに駆け込み、早めの昼食をとることにしました。

     こんな天気なので、あまりあちこち移動する気にもなれず、サン・マルコ広場の近辺の路地を適当に歩いてみることにしました。このあたりの路地は基本的にどこもものすごい混雑ぶりですが、所々でこのような風情のある水路の風景を目にすることができます。そうこうしているうちに雨足が強くなってきたので、適当にその辺のレストランに駆け込み、早めの昼食をとることにしました。

  •  昼食を食べている間も雨はどんどん強くなり、ちょっとした豪雨状態です。店であまり長い時間粘るわけにもいかないので、少し小降りになった頃を見計らって出発します。サン・マルコ広場は完全に水溜りと化しています。冬場にはアクア・アルタと呼ばれる高潮でこんな状態になることがあるというのは聞いていましたが、まさかこんな形でアクア・アルタもどきを経験することになろうとは・・・。そろそろ帰りの列車の時刻も近づいてきていたので、観光はここで切り上げ、ヴァポレットで駅へ直行、ベネチアの旅はこれで終了となりました。<br /> ベネチアは、今回の旅行で最も楽しみにしていた場所だっただけに、こんな風に中途半端な終わり方をしたのは残念ではありますが、まあ旅行というのは何もかもが上手くいくというものでもありません。少なくとも、朝のヴァポレットの船上から眺めた運河の風景は、ずっと心に残る思い出になるでしょう。さて、午後は宿泊地のベローナに戻り、ベローナ市内を観光する予定なので、少しでも天気が回復に向かうことを祈りつつ、帰りの列車に乗り込みます。<br />

     昼食を食べている間も雨はどんどん強くなり、ちょっとした豪雨状態です。店であまり長い時間粘るわけにもいかないので、少し小降りになった頃を見計らって出発します。サン・マルコ広場は完全に水溜りと化しています。冬場にはアクア・アルタと呼ばれる高潮でこんな状態になることがあるというのは聞いていましたが、まさかこんな形でアクア・アルタもどきを経験することになろうとは・・・。そろそろ帰りの列車の時刻も近づいてきていたので、観光はここで切り上げ、ヴァポレットで駅へ直行、ベネチアの旅はこれで終了となりました。
     ベネチアは、今回の旅行で最も楽しみにしていた場所だっただけに、こんな風に中途半端な終わり方をしたのは残念ではありますが、まあ旅行というのは何もかもが上手くいくというものでもありません。少なくとも、朝のヴァポレットの船上から眺めた運河の風景は、ずっと心に残る思い出になるでしょう。さて、午後は宿泊地のベローナに戻り、ベローナ市内を観光する予定なので、少しでも天気が回復に向かうことを祈りつつ、帰りの列車に乗り込みます。

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