イタリア一人旅２００８（３）ベローナ・ジュリエッタの家とカステルヴェッキオ

2008/09/13 - 2008/09/13

　旅行３日目の午後は、今回の旅行で拠点としているベローナの町の観光です。ベローナ観光は最終日の月曜日にも予定していますが、月曜日の午前中は閉まっている施設が多いので、そういう場所を優先的に、ということで、ジュリエッタの家とカステルヴェッキオを訪問しています。雨は相変わらず降り続いています。

エリア ベローナ(イタリア)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道
• 航空会社: ANA

　ベローナといえば、「ロミオとジュリエット」の物語のモデルになった町として有名です。で、この家が、ジュリエットのモデルとなった、ジュリエッタの家と言われている所です。まあ普通の家なんですが、多くの蔦がからまり、何となく雰囲気を盛り上げています。

　「ロミオとジュリエット」の物語では、バルコニーのシーンが有名ですので、この家でもバルコニーが観光客の注目を集めています。

　建物内部への入場は有料ですが、駅の売店で買った周遊パス、「ベローナカード」が使えます。建物の中に入り、上の階から先程の中庭を眺めてみます。アレーナと並ぶ町最大の観光名所だけあって、雨にもかかわらず、たくさんの観光客が詰めかけています。

　建物の内部です。「ロミオトジュリエット」の物語の時代の生活用品などが展示されています。

　同じく建物の内部です。ロミオとジュリエットも、こんな洋服を着ていたのかもしれません。

　中庭にある、ジュリエッタの像です。像の右胸に触れると幸せな結婚ができるという言い伝えがあり、多くの観光客が代わる代わる像の横に立って右胸を触り、記念撮影をしています。なので、とても１人で触りに行く気にはなれません・・・。ちなみに、この中庭までは開館時間外でも入れるようで、月曜の朝に訪れた時も、やっぱり観光客でいっぱいでした。

　入口の門の付近には、多分、恋愛成就の願掛けなのでしょう、メモ用紙のような物が壁一面に貼り付けられていました。

　場所を移して、こちらは川沿いにそびえ立つ古城、カステルヴェッキオです。内部は現在、市立美術館になっています。先程の「ジュリエッタの家」と同じく、中庭までは無料で入れます。

　城壁の様子です。高くそびえる城壁は、近付いてみると、かなりの迫力です。

　城のすぐ横に架かる、スカリジェロ橋です。独特の形の欄干のレンガ色が鮮やかです。

　橋は歩行者用のもので、人々が行き交っています。

　欄干に開けられた小窓からのぞき見た城と川の様子です。

　対岸側から見た橋の様子です。城と一体のものとしてデザインされている感じで、全体として整った風景を作り出しています。

　橋の側面です。下部の石積みの白い部分と、レンガの赤色の対比が美しいです。

　城にも「ベローナカード」で入ることが出来ます。内部は美術館ですが、絵画を見る楽しみ以外にも、城の色々な部分を見学できるという利点もあります。例えばこんな部分など。私にとっては、絵画よりもこっちの方が主目的だったりします。

　城の最上部付近です。大きな時計が間近に見えます。

　天気が良ければ、きっと気持ちの良い眺めが広がっているんでしょうが・・・。それでも一時と比べると、雨も小降りになり、だいぶ回復してきています。

　城から見た川の様子です。遠くにベローナの町並みが見えます。

　城内から川沿いに伸びる通路です。人一人がやっと通れるぐらいの道幅です。こういった場所にも、城内に入場しなければ来ることができません。

　前の写真の通路から見た風景です。遠くにはサン・ゼーノ教会の鐘楼が見えます。橋全体が大きく見渡せて、なかなか良い眺めです。こんな感じで、美術関係にあまり興味が無くても、城のあちこちを回ってみるだけでも十分に楽しめますので、ベローナ訪問の機会がありましたら是非、城に入ってみられることをおすすめします。
　城を観光している間は何とか天気がマシになってくれていたのですが、城を出た頃には再び雨が強くなってきました。他にもこの日にしか見ることが出来ない場所がいくつかあったんですが、さすがにもう雨の中の移動にも疲れたので、このあたりで諦めることにしました。次の日はミラノとガルダ湖に向かう予定になっているのですが、天気は回復してくれるんでしょうか・・・？