2008/09/14 - 2008/09/14
10475位(同エリア13496件中)
アリヤンさん
三重県から笠置山地を突破して奈良盆地まで進めたということは、この先大阪までは邪魔するものは大したことのない生駒山系のみで、あとは平坦な道のみ。
これで、一日で大阪湾にまでサイクリングできる自信が付きました。
しかし悲しいかな、三重山中に帰らねばなりません。
復路は車でよく通った奈良、水間、月ヶ瀬経由で帰ろうと思います。往路のあの地獄の「笠間峠」を考えると、ひょっとしたら奈良経由の北まわりコースのほうが楽でいいカモ?
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自転車
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復路は奈良市経由で。
往路よりは距離は少し長いかも知れないが登坂率は低かろう、っと見積もる。
午前中で体力を大分消耗したし、往路の最初にあった「笠間峠」が最後に来るのでそれを越える自信がない。
よってやっぱり東大寺・春日大社の裏から東に延びる道で帰ろう。
まず国道24号線で奈良へ。 -
地図では大地の褶曲運動の結果は中々つかめません。
北側の緑色の線が復路を表しているのですが、これが大変な山道の連続であったことはワタクシは未だ知りません。
平坦な道を気楽に奈良の町を目指してサイクリングしています。
拡大版⇒http://www.geocities.jp/ariyan9911/Yamato.jpg -
イチオシ
さて、順調に奈良の裏道にでました。
高円山ドライブウェイ(奈良裏山ドライブウェイともいう有料道路)の入り口を通過。
ここらから上り坂が続きます。
延々とヘビのとぐろ九十九折急坂が、、、、、 -
今まで車でこの道は何度も往復したことがあるが、車ではこんなキツイ坂があったとは!
実感できてませんでした。
自転車ならではの本当の地獄坂でした。
後悔あとに立たず。
途中何回かへたり込む。
お茶、水をガブガブ飲む。
飲んでも飲んでも滝の汗で水分を欲しがる。
登坂中、若いチャリダーが追い越しざまに振り返り;
チャリダ「どこまで行くんですか?」
アリ「名張までじゃ」
チャリダ「エエーッ!名張までえ!そんな自転車じゃあシンドイでしょう。大丈夫ですかあ?」
アリ「アンタみたいな自転車ならやっぱり楽か?」
チャリダ「そりゃあ、ゼンゼンラクですよ。ボクも以前はママチャリで遠出したことありますが、しんどかった。今のこの自転車に変えてゼンゼン違いますよ。パンクは直せますか?」
アリ「パンク?パンクなんかセンやろ」
チャリ「パンク修理道具も持ってないんですかあ?パンクは結構するんですよネエ」
アリ「パンクしたらそこらのタイヤ屋さんにでも駆け込むよ」
チャリ「自転車が趣味や、っていうと結構周りから変人扱いされるんですよ」
アリ(なにが変人じゃあ。ママチャリに乗っている我が輩はチョー変人じゃ、っと言うとるのとおんなじじゃあナイカ!):「なんで?変人なんかではあらへんやろ。キョウビそんな自転車に乗ってそんな格好した若い連中はヨウケおるやんか。なんにも心配いらんでえ」
双方とも汗ダラダラ流しながら、漕ぎながらこんな会話を交わしながらしばらく併走。
若者が心配してくれてのことだろう。
「お腹がタップンタップンになるくらい飲んで、水分補給は充分したほうが絶対良いですよお」っと、当方の健康に気遣ってくれた。
サンキュー!! -
でも「苦あれば楽あり」で、下り坂もある(少なかったケド)。
「は~れたソラ~♪、そ~よぐカゼ~♪みなと、出船のド~ラがあナ~ル♪ア~アッ、青春の鐘があ、な~るっ♪」とまた岡晴夫がでてくる。 -
田原ブルーベリー園。
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水間峠入り口付近の山あいの田園風景。
稲刈りが始まっている。
奈良裏のエライ峠を越して来たというのに、また、峠である。
さっきの若いチャリダーが言っていた「イヤーッ、水間峠もキツイっすよお」 -
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でも今は新しいトンネルがあって随分と助かる。
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この「水間トンネル」、
自転車道か歩道かの道、の巾が2メートルくらいあって快適に走れる。
ありがたい。
でも自動車が疾走する時の騒音はトンネル内で反響してものすごい! -
イチオシ
近くにダムでもあるのか?
このようなノンビリした釣り風景が。
自転車を止めて一枚。
このころ、上り坂がもうキツくてちょっと走っては一休み、チョット走っては降りて歩く、を繰り返していた。 -
オオッ、名張の標識が見えてきた。
でもまだ24kmもある。
ここらで進路を北に振って、月ヶ瀬方面に進む。
ゆるい坂ばかりで比較的ラクだ。 -
「大和茶の里、月ヶ瀬」
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月ヶ瀬まで来ると、もうすぐ名張だ、という気分になってくる。
ペダルも少し軽く感じられた。 -
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月ヶ瀬梅林を抜けて、もうすぐ名張だ、名張川の上流も見えている。
しかし道の神様は非常にも、又もワレに試練を与え給うた。
最後に丘陵地帯を与え給うた。
もう余力わずかでたびたび歩いてしまう。
陽はかげり、周りは暗く成りゆき、タヌキにでもばかされそうになりにけり、、、 -
-
かくして十五夜の日の自転車走行軍は終わりました。
総走行距離112km。
疲労困憊、精も根も尽き果てた!
帰ってシャワーを浴びて、チューハイを飲んでひっくり返りました。
-FIN-
*後日分かったこと。
国道165号⇔桜井⇔大和郡山のルートが高度差が一番低く比較的疲れにくい。
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