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(4日目)<br /><br />地中海沿岸の街バレンシアを出発し、南部のアンダルシア地方へ向かいました。バスに揺られること6時間、オリーブとアーモンドの木の植えられた乾いた大地の間の高速道路をずーっと走って、ようやくグラナダのアルハンブラ宮殿に到着です。バスを降りると、紫外線がとても強く、刺すような熱さに驚きました。<br /><br />チケットで指定された王宮への入場時刻まで時間があったので、糸杉の並木道を歩いてヘネリフェ庭園に行きました。並木道は、糸杉とその他のたくさんの木々で太陽の光が遮られ、とても涼しいものでした。並木道を過ぎ、アーチ型に剪定された木の間を潜ると、夏の離宮が見えました。夏の離宮までの小道の中央には水の張られた池が真っ直ぐに延びていました。池の両淵からは一定間隔に並んだ一筋づつの水が腰丈の高さで反対側の淵に向かって弧を描きながら噴き上げ、池の周りには、季節の花々が緑の葉々と共に植えてありました。これが、ヘネリフェ庭園なんだなぁと思っていると、ガイドさんが、スペインの乾いた大地にヘネリフェ庭園を作れたのは、シェラネバダ山脈の雪解け水のおかげだと話してくれました。<br />次はカルロス5世宮殿です。アルハンブラ宮殿は、イスラム支配時代の史跡だとばかり思っていたので、カルロス5世と名のつくものがあることに驚きました。カルロス5世といえば、レコンキスタを完成させたイザベル女王の孫に当たります。中は、屋根の無い円形の広場のようになっており、その日は、数日後に行われる音楽祭のためたくさんのイスが並べられていました。プラスチックのイス郡には興ざめです。<br />王宮見学まではまだ時間がありましたが、ガイドさんの案内で、王宮入口前に並んで指定時刻まで待つことになりました。スペインの午後4時15分。指定時刻までは、あと45分もありました。木陰すらないところで、さんさんと日を浴びながら入場時刻を待ちました。少しでも早く入れるようガイドさんが窓口にいる係員と交渉をしてくれましたが、ダメだったようです。<br />王宮は全体的に修復途中という感じで、ライオンの中庭のライオンも白いシートで覆われていたため見ることができませんでした。ただ、全てが完全に修復されその優美さに目が奪われない分、色あせた壁や天井、柱や床から伺えるかつての栄華は、当時の権力の誇示や王権の争いを思い起こさせ、一層に想像力を掻き立てるものがありました。<br /><br />夜は、ホテルでビュッフェ形式の食事でした。別にこのホテルの食事がまずいというわけではなかったけれど、このツアーは食事にはあまり配慮されていないのだなということがわかって、パンフレットに載っていた“本場の味を堪能できる”は期待薄だと思いました。<br />夕食後は、フラメンコとライトアップされたアルハンブラ宮殿の夜景の鑑賞です。小さなバスに揺られ坂道を登り、洞窟を改装して造られたフラメンコ観賞用のお店(タブラオ)に行きました。ジプシーはその貧しさ、迫害のため洞窟に住み、そこでフラメンコが生まれたそうです。狭い店内の壁際に置かれた椅子に私達旅行ツアーのメンバーとイギリス人中学生の団体が座り、飲み物が配られました。踊り手の女性3人と男性1人、歌が1人、ギターが1人が出てきました。いよいよフラメンコの始まりです。洞窟の中なので、歌い手の声とギター・手拍子が響き、険しい顔をした女性が足を強く地面に打ちつけてスカートをめくり上げフラメンコを踊ります。強い情念というか、熱情というか、泣く子も黙るような強い圧力のある踊りでした。夫に後で感想を聞いたところ、「黄色のドレスを着て踊っていた人がキレイだった」と。えっ、感想はそれだけ?<br /><br />白い家並みが続く迷路のような路地を歩き、ライトアップされたアルハンブラ宮殿の夜景が見えるサン・ニコラス広場へ行きました。夜の涼しさを感じながら、のんびりとアルハンブラ宮殿を遠くから眺めることができて、旅行っていいなぁと思いました。世界史の資料集でしか見たことのなかったアルハンブラ宮殿をただぼんやりと見ているのです。<br /><br />5日目につづく・・・<br />

スペイン9日間☆グラナダ(4日目)

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2008/06/16 - 2008/06/24

21159位(同エリア23750件中)

0

5

あおこ

あおこさん

(4日目)

地中海沿岸の街バレンシアを出発し、南部のアンダルシア地方へ向かいました。バスに揺られること6時間、オリーブとアーモンドの木の植えられた乾いた大地の間の高速道路をずーっと走って、ようやくグラナダのアルハンブラ宮殿に到着です。バスを降りると、紫外線がとても強く、刺すような熱さに驚きました。

チケットで指定された王宮への入場時刻まで時間があったので、糸杉の並木道を歩いてヘネリフェ庭園に行きました。並木道は、糸杉とその他のたくさんの木々で太陽の光が遮られ、とても涼しいものでした。並木道を過ぎ、アーチ型に剪定された木の間を潜ると、夏の離宮が見えました。夏の離宮までの小道の中央には水の張られた池が真っ直ぐに延びていました。池の両淵からは一定間隔に並んだ一筋づつの水が腰丈の高さで反対側の淵に向かって弧を描きながら噴き上げ、池の周りには、季節の花々が緑の葉々と共に植えてありました。これが、ヘネリフェ庭園なんだなぁと思っていると、ガイドさんが、スペインの乾いた大地にヘネリフェ庭園を作れたのは、シェラネバダ山脈の雪解け水のおかげだと話してくれました。
次はカルロス5世宮殿です。アルハンブラ宮殿は、イスラム支配時代の史跡だとばかり思っていたので、カルロス5世と名のつくものがあることに驚きました。カルロス5世といえば、レコンキスタを完成させたイザベル女王の孫に当たります。中は、屋根の無い円形の広場のようになっており、その日は、数日後に行われる音楽祭のためたくさんのイスが並べられていました。プラスチックのイス郡には興ざめです。
王宮見学まではまだ時間がありましたが、ガイドさんの案内で、王宮入口前に並んで指定時刻まで待つことになりました。スペインの午後4時15分。指定時刻までは、あと45分もありました。木陰すらないところで、さんさんと日を浴びながら入場時刻を待ちました。少しでも早く入れるようガイドさんが窓口にいる係員と交渉をしてくれましたが、ダメだったようです。
王宮は全体的に修復途中という感じで、ライオンの中庭のライオンも白いシートで覆われていたため見ることができませんでした。ただ、全てが完全に修復されその優美さに目が奪われない分、色あせた壁や天井、柱や床から伺えるかつての栄華は、当時の権力の誇示や王権の争いを思い起こさせ、一層に想像力を掻き立てるものがありました。

夜は、ホテルでビュッフェ形式の食事でした。別にこのホテルの食事がまずいというわけではなかったけれど、このツアーは食事にはあまり配慮されていないのだなということがわかって、パンフレットに載っていた“本場の味を堪能できる”は期待薄だと思いました。
夕食後は、フラメンコとライトアップされたアルハンブラ宮殿の夜景の鑑賞です。小さなバスに揺られ坂道を登り、洞窟を改装して造られたフラメンコ観賞用のお店(タブラオ)に行きました。ジプシーはその貧しさ、迫害のため洞窟に住み、そこでフラメンコが生まれたそうです。狭い店内の壁際に置かれた椅子に私達旅行ツアーのメンバーとイギリス人中学生の団体が座り、飲み物が配られました。踊り手の女性3人と男性1人、歌が1人、ギターが1人が出てきました。いよいよフラメンコの始まりです。洞窟の中なので、歌い手の声とギター・手拍子が響き、険しい顔をした女性が足を強く地面に打ちつけてスカートをめくり上げフラメンコを踊ります。強い情念というか、熱情というか、泣く子も黙るような強い圧力のある踊りでした。夫に後で感想を聞いたところ、「黄色のドレスを着て踊っていた人がキレイだった」と。えっ、感想はそれだけ?

白い家並みが続く迷路のような路地を歩き、ライトアップされたアルハンブラ宮殿の夜景が見えるサン・ニコラス広場へ行きました。夜の涼しさを感じながら、のんびりとアルハンブラ宮殿を遠くから眺めることができて、旅行っていいなぁと思いました。世界史の資料集でしか見たことのなかったアルハンブラ宮殿をただぼんやりと見ているのです。

5日目につづく・・・

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