ベルリンの壁を世界遺産に

2008/06/07 - 2008/06/07

ベルリンの壁を世界遺産に
と、この旅で思いました。

わずか20年前
わずか数十年メートル
わずかな時間差

政治的な思惑で多数の市民が悲劇に巻き込まれたこのベルリンの壁を、原爆ドームやアウシュビッツなどとともに負の世界遺産として今後も記憶を風化させないようにし欲しいと思いました。

エリア ベルリン(ドイツ)

壁それ自体は分厚いものではありません。

地面のプレートと石でかつての壁の位置を示しています。

かつての壁の上を通過する自動車

もちろん人も行き来しています。

右、西ベルリン
左、東ベルリン

西から東へ行こうとした人はあまりいなかったとは思いますが、この建物の上階からなら容易に飛び越えられそうです。もし壁の向こうに会いたい人がいたなら？少なくない人が飛び越える術を考えたのも理解できます。

チャーリーズチェックポイント
西ベルリンと東ベルリンの窓口。
ここで捕虜交換も行われたそうです。

亡命するために車に隠れたり

自家製飛行機を作ったりと壁を越えるために様々な努力がなされました。

この写真は、壁完成前からあった東西ベルリンをまたぐ地下鉄の駅を通過する地下鉄の電車です。警備の兵隊は不正に東から西に行く人を見張っています。
壁完成前には当然、東ベルリンや西ベルリンという隔たりのない普通の市民生活があったものを、大国の政治的思惑で二つに分けてしまったという、20世紀の悲劇です。

（上の写真とは違う駅ですが）
今は西も東もなく縦横無尽に走る地下鉄。
旅行者ももちろん自由に乗れます。

ブランデンブルク門
かつては壁が往来を阻んでいました。
現在はどこからが旧東ベルリン地区でどこからが旧西ベルリン地区か地図で確認しないとはっきりとはわかりませんでした。
それぐらい現在は一つの町としてまた融合しているのだなあとおもいました。

この旅行記へのコメント （2）

• haraboさん 2009/01/13 00:02:45

  すれ違っていたかな？

  みつひとさん、ご無沙汰しています。
  
  僕も同じ頃にベルリンへ行っていました。
  どこかですれ違っていたかもしれませんね。
  同時期の同じ場所でも
  撮影する方が違うとまた違って見えるのが楽しいです。
  
  ちなみにはじめのベルリンの壁はどの辺ですか？
  
  harabo

  みつひとさん からの返信 2009/01/22 20:20:58

  RE: すれ違っていたかな？

  ご覧いただきありがとうございます。
  
  今回の旅で、ベルリンの歴史について全くと言っていいほど知識を持ち合わせていなかったことを悔みました。
  帰国後勉強し、改めて訪問したいとおもいました。
  
  この時は季節もよく歩いているのがとても楽しかったですねぇ。
  わずか二日のみしか滞在しなかったのがもったいなかったです。
  hraboさんの旅行記も拝見し、行っていないところがたくさんあったのでもっとゆっくり行きたかったです。
  
  また別の季節に行きたいと思います。
  
  みつひと