2008/08/12 - 2008/08/14
7065位(同エリア7815件中)
oyajimodeさん
- oyajimodeさんTOP
- 旅行記13冊
- クチコミ0件
- Q&A回答4件
- 36,273アクセス
- フォロワー0人
ポルトからリスボンに向かって観光地を巡りました。
アヴェイロ~コインブラ~アルカバッサ~ナザレ~オビドス~ロカ~シントラ。
-
アベイロ駅のアズレージョ。
私たちの訪ねたポルトガルの駅舎は、いずれもアズレージョで飾られていました。
「ぬけぬけと抒情的で、音楽でいえばリズムよりもメロディの感じ」と司馬遼太郎は言っていますが、本当にその通りです。日本で言うと「銭湯のタイル絵」にも印象は近い。あれもぬけぬけと叙情的。 -
日本の銭湯のタイル絵は、定番の富士山がそうであるように、必ずしもご当地がテーマにはなっていません。でも、ポルトガルのアズレージョはその地の名所や歴史が描かれています。
たとえばアヴェイロの場合、「塩田」での作業の様子が紹介されたりしています。 -
「銭湯のタイル絵」にも似ていますが、見ようによってはそっちの筋のお兄さんの背中に描かれた見事な彫り物の風情もあります。どっちも物語性もありますし。そして綺麗なモンモンです。
-
アヴェイロのカテドラル。修道院と共に、地味ながら味わいのある教会でした。物語もありますし。
-
ベニスにたとえる表現もありますが、どうでしょうか。舟遊びもする時間もありませんでしたし、短時間の滞在では残念ながら水の都ぶりはさほど感じることはできませんでした。
街並みはどこかしらディズニーシーやハウステンボスのような、「作られた」わざとらしさが少し漂います。 -
名物で日持ちもするのでお土産には最適とかで、「オヴォシュ・モーレシュ」を買い求め。言ってみれば「卵餡の最中」。好き嫌いはあるでしょうが、卵風味が好きな方ならOKじゃないでしょうか。
夏場の暑い季節でも、冷蔵庫で冷やしたりすると、コーヒー・紅茶・日本茶、お茶請けとして何でも合いそうなプティフールだと私は思います。まぁ、一度に何個もガブガブ食べるものではないでしょうが。 -
コインブラ大学の「無情の門」。
-
コインブラ大学の「無情の門」の前には、まるで私たちを待ち受けてくれてたかのようにマントを着た学生さんたちが。今でも弊衣を着るのが伝統らしく、それも先輩から擦り切れたものを譲り受けるのが普通なのだとか。昔の旧制高校のバンカラのよう。
-
聞けば資金集めのために観光客にこの絵葉書を売っているのだとか。気のいい我がツアー客の何人もがお買い求め。
-
添乗員がそれにつけ込んでくれて、やれ「マントをはおってみてくれ」だの、「記念写真を撮らせてくれ」だの、はては「大学の校歌(寮歌?)を歌え」などと矢継ぎ早に注文。ポルトガルのエリートたちも、大阪のオネエチャンのパワーにあれよあれよと言う間に寄り切られてしまい、「いや、ヘタだから・・・」と尻込みしつつも、結局は注文どおり歌ってくれました。
まぁ、確かにヘタでしたが、それはさておき、本当にありがとう。とても素晴らしい旅の想い出となりました。
機を見て敏なる添乗員さんの旅の演出力(サービス精神とド厚かましさ)には心から感謝したい。あんたはエライ! -
大学の構内。
-
大学の構内の像。
-
大学内にある礼拝堂。
ここで結婚式をあげる学生もいるのだとか。 -
コインブラ大学の図書館。
ネット時代となって以降、いわば情報を消費・浪費しがちな私たち。「知識」に対する尊厳なり、「知識」そのものが持つ威厳なりが、知らず知らずに軽々しくなってしまってはいないか?・・・・などとツラツラ考えさせられる、それほどまでに威厳、尊厳のある図書館でした。 -
大学校舎のパテオ。
学校はお休みとあって、とても静か。 -
大学の裏手の壁に描かれた落書き。
「無能な教授をゴミ箱に捨てて、大学を綺麗にしましょう」という学生からのメッセージだそうな。落書き禁止のお達しに対する学生たちのリアクションなのだとか。風刺の効いた応酬です。
何もかも白けてしまっていてコミュニケーション自体が成り立ちがたい現代日本人の目には、むしろ新鮮、且つ、健全なコミュニケーションとも映ったりします。 -
旧カテドラルと後方・山の手には大学。
-
コインブラのお菓子屋(カフェ)にてポルトガル発祥の「金平糖」(コンフェイトconfeito)を遂に発見。
-
コインブラ近郊、コンデイシャ・ア・ノーヴァの「ポザーダ・デ・サンタ・クリスティーナ」で宿泊。
リゾートホテルが立地するような見とれるほどの景色でも何でもない。ポサーダの周囲に広がるのは言わばありきたりの田舎の風景なのですが、不思議と気持ちがゆっくりとします。
3階の部屋の窓を開けば、馥郁とした田園からのそよ風が入りこみ気持ちいい。エアコン要らず。 -
ポサーダの夕食。どうってことは無い夕食ではありましたが、寛いで楽しめました。
これはパスタのオーブン焼きのような一品。私としては久しぶりに食べるパスタ(麺類)で美味しかった。 -
ポサーダの夕景色。
-
レストランのかたわらでは地元の陶器・コニンブリガ焼の絵付けを実演。
あちこちの店で見たコニンブリガ焼の絵柄は全て手描きのようですが、作者それぞれに微妙にデザインやタッチや色合いが異なっていました。粘り強く、好みに合うものを探す楽しみもありそうです。 -
ポサーダの庭に植えられた果樹。
-
アルコバッサの教会のファサード。
後光?が差しております。
周囲は割りと殺風景なのですが、内部は実にフォトジェニックで予想以上に素晴らしいものでした。写真的構図にこと欠かない楽しさがありました。 -
教会の入口。
ファサードの華やかさとは対照的に、中は極めて清廉なインテリア。禅寺のような、気持ちの良い張り詰めた空気が漂っていました。それでいて、フォトジェニック。とても気に入りました。 -
ペドロ1世と愛妾イネスの悲恋ゆかりの教会。
二人の棺はなるほどとても素晴らしい細工が施された見事なものでした。宝物を狙ってなのか、ナポレオン時代に壊されかけた痕跡も残されていて、かえって生々しい。 -
ペドロ1世とイネスの棺は教会の左右にあり、目覚めたときには丁度お互い顔を合わせられるよう向かい合わせに配置されているのだとか。
しかし、イネス嬢、寝起きの顔のままではマズイだろうに。 -
教会の回廊にて。
-
教会の一室で何やらコンサートのようなものが。録音された伴奏の後に綺麗なカウンターテナーの歌が流れ出す。
彼のあまりにも「成りきりモード」の表情に、「口パク芸か?何だかあやしい奴やな?」と怪訝に思っておりました。ところが、客席に下りて近づいてくるに従い、これが何と生歌と判明。少なからずサプライズ。場所がら音響もよく、また、美しい教会というシチュエーションもあって、少なからず感激。
歌手の名はルイス・ベカスとか。プロモーション効果もバツグンで、即売していたCDも実によく売れました。「サインぐらいしてよ!」との添乗員さんの要請(圧力)にも、快く引き受けて(屈服して)くれました。 -
教会の台所。これは今風に言うとレンジフード?
-
メタボ、メタボとうるさい日本の差別社会から解放されてはるばるポルトガルまでやってきたのに、ここでもメタボ検査を強要されてしまう始末。いやはや。正面からダメなら横ではどうだ!?
-
ナザレ。上の街から眺めたビーチの広がり。どうしても教会見物が中心の観光が続く中で、ナザレのリゾッチャな明るい雰囲気は気分転換に最高でした。
-
十二単(じゅうにひとえ)ならぬ多重スカートのおばさん。ドライフルーツやナッツの類を売ってます。
-
ナザレの海岸。
とても泳げるような静かな海でもないし、また気候でもありません。やはり甲羅干しが彼の地での海での楽しみ方なのでしょう。8/15の聖母子昇天日を前に、大勢の観光客がヨーロッパ中から押し寄せていました。 -
とても明るいリゾート風景。日ざしも強烈。
-
ナザレのシーサイドレストラン。なかなか素晴らしい眺めのレストランでした。
-
出ました、待ってました、イワシの塩焼き。サルディーニャス・アサーダス。割と大ぶり。美味しいです。
気の効いた添乗員さんのことですから、「こんなのありますけど、どうです?」と醤油を持って来てくれるのではないかと思いましたが、残念ながらそれは無し。 -
オビドス。
確かにここもフォトジェニックではありますが、言ってみればポルトガル版の「おかげ横丁」(ローカルネタで失礼、三重県伊勢市の江戸時代街並み)といった感じでしょうか。 -
私の訪れたことのある海外で言えば、チェスキークルムロフとか、あるいは、マルタのイムディーナを明るく(白く)したような感じでしょうか。
-
なかなかシャレたショップがちょこちょこあります。
-
城壁に登って眺めたオビドスの街並み。
-
オビドス名物のジンジャー酒があちこちで売られてました。サクランボのお酒。
チョコレートの小さな盃に注いでくれたものを頂きました。もちろん最後にはチョコも食べます。この飲み方(食べ方)が一番の向いているようなお酒に感じました。 -
ユーラシア大陸の西の果て、ロカ岬を訪れます。
ガイドさんから北京オリンピック情報。北島君の二種目連覇の報には一同大いに沸きました。
商売商売気配は全く無し。たとえば岬の突端まで延々と続くような土産物屋も無し。ありがちな「イカ焼き屋」も「タコ焼き屋」も無し。土産物屋は一軒のみ。 -
天気晴朗だったゆえなのか、とてもいいところ。最果ての荒んだ、寂しい雰囲気はない。
水平線は丸く、また、海と空の境が微妙なグラデーションとなって一体化してました。 -
「証明書」を発行してくれる・・・もちろん有料で・・・事務所の入口にて。犬入室禁止のメッセージに従順に従う、とても聞き分けのいい犬でした。
-
シントラの王宮の入口。
-
王宮の食堂。
天正の使節団もここで歓待されたそうな。また、今でも現役で、国賓クラスはこちらでもてなされるそうです。 -
こちらは現役ではないでしょうが。台所です。
-
色々な種類の美しいタイルを鑑賞できます。
-
クレーの絵みたい。
-
-
-
-
-
-
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ポルトガル の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
ポルトガル の人気ホテル
ポルトガルで使うWi-Fiはレンタルしましたか?
フォートラベル GLOBAL WiFiなら
ポルトガル最安
488円/日~
- 空港で受取・返却可能
- お得なポイントがたまる
0
56