関東から関釜フェリーで釜山・海印寺へ

2008/08/19 - 2008/08/24

釜山に行くには関東圏の人であれば９９％飛行機利用でしょう。というか、日本中どこに住んでてもフツー飛行機ですよね。しかし旅情などというものを期待した私はフェリーで行くという暴挙に出たのでした。

旅行記の中で紹介した情報はあくまで参考程度に考えてください。

ちなみに釜山まで移動費は概算ですが
フェリー代：１４４００円（学割）
港湾施設・燃油代：１４００円＋１１２００Ｗ（約１２００円）
高速バス代：１５７００円
１８きっぷ代：５０００円（ヤフオク）

計：３７７００円

飛行機と大して変わらないですねぇ…。

エリア 釜山(韓国)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス

前日夜に東京駅を出た夜行バスは朝には西条駅に到着しました。勿論私以外は通勤・通学客ばかりです。ここから青春１８きっぷを使い、山陽本線を西に向かいます。

岩国駅で途中下車し路線バスで錦帯橋に来ました。なぜ下関からフェリーに乗るのに広島県までのバスに乗ったかというと、これが見たかったんです。

橋の上から。

何が釣れるのかなぁ。

岩国寿司というやつで名物だそうです。
魚介類が入っていなかったのが少し寂しかった。

再び山陽本線に乗ります。

岩国から約３時間で下関に到着。山口県って結構広いんだなと感じました。

写真の建物は海峡ゆめタワーだそうです。

まず、フェリーターミナルで乗船手続きをします。まだ１４時ということで人はまばらでしたが、どこからか韓国語が聞こえてきます。

まだ時間があるので下関の観光地、唐戸に行きました。

唐戸市場にやってきましたが照明は落ち、がらんとしていました。市場はやっぱり朝でしょう。

マンホールも河豚。

「床屋発祥之地」だそうです。

本当でしょうか？

ターミナルに戻ると既に乗船口に大勢並んでます。

写真はターミナル内にある「はまゆう」の模型。

いよいよ出港。関門海峡は狭い海にたくさんの船が往来するので、列になって進んでいました。

海峡から出ると風に耐えれず、中に入りました。

翌朝、すでに船は釜山沿岸に停泊していました。

このような高層アパートがあちこちに見られます。

２等客室。

私の身長１８１．５?に対し、敷きマットは１８０?です。

釜山国際フェリーターミナルの到着ロビー。

ターミナルから釜山駅までシャトルバスを利用します。
韓国は人＜車だそうで、歩行者には容赦なくクラクションです。

所要１５分、９００Ｗ。

釜山駅から大邸駅に向かいます。不安だった切符購入も筆談で大丈夫でした。
しかし、筆談に使った手帳を置き忘れて窓口の人に呼び止められるというハプニング。


節約のためムグンファ号でしたが、日本の特急列車とさして変わらないと感じました。停車駅は多いですが。

所要１００分、７２００Ｗ。

大邸駅近くの大型スーパー「HomePlus」です。

ＥマートとHomePlusが韓国の２大スーパーだと船の中で日本語を話す韓国の方に教えてもらいました。

大邸駅から地下鉄で移動し、西部バスターミナルに来ました。

写真は切符うりば。

西部バスターミナルから海印寺へ向かいます。

運転手のおっちゃんに行先を確認して乗り込みました。


所要９０分、４２００Ｗ。

薄っぺらいバスの切符。

途中のガソリンスタンドで給油。

客を乗せたままってのは日本ではないですよね。

海印寺のバス停で降りると、こんな看板が…。

「！？」

海印寺まで１．２?の上り坂です。

撮影ポイント。

歩くこと２０分。ようやく海印寺の一柱門に着きました。

先ほどの写真の門の中です。

大仏殿のようです。中は撮影禁止ですが入ることはできます。

ユネスコ世界文化遺産に登録されている蔵経板殿です。格子の隙間から中を見ることが出来ます。中は天井付近まで大蔵経がズラーっと並んでいます。

日本人のツアー客もいました。

いったい何なのか分かりませんが、入口から出口まで一本道のようです。おばさんが手を合せながら歩き通していました。

西部バスターミナルに戻ってきました。

大邸地下鉄の切符です。乗車駅の改札ではタッチ＆ゴーで、下車駅の改札では投入口に入れれば通れます。

夕食は大邸名物のタロクッパプです。熱い上に辛いので格闘してました。

４５００Ｗ。

東大邸駅に着いたころには１９時をまわってしまいました。さすがに遅くなったのでＫＴＸで釜山に戻ります。

所要７０分、１０８００Ｗ。

エコノミーホテルに１泊。

虫よけスプレー？

翌朝、地下鉄で西面に移動してテジクッパプの朝食です。アミの塩辛やコチュジャンを入れて味を調節します。

４５００Ｗ。

釜山の地下鉄には３５００Ｗで一日乗車券があるので、釜山観光の強い味方です。
おばさんが券売機の使い方を聞いてきましたが、自分は日本人と告げると後ろで私が切符を買うのを見ていました。

釜山博物館に行ってみました。朝鮮通信使のことや戦争のことなど、日韓に関することもたくさん展示されていて、日本人も結構楽しめます。日本語の音声案内もあります。

新チャガルチ市場にやってきました。並んでいる魚介類は日本でもなじみのあるものが結構あります。

南浦洞から龍頭山公園につづくエスカレーターです。４段もあります。

釜山タワーは龍頭山公園の中にあります。

やはり日本の団体さんが多かったです。

釜山タワーは１１８ｍですが、龍頭山の分だけ高く見ます。

先ほどの新チャガルチ市場が中央に見えます。

１０００Ｗショップダイソー。

刺身定食を頼んだのに、チゲやサンマの塩焼きまで出てきました。
いくら若者でもこれはさすがに多いです。
刺身はサンチュに包んで食べます。

１００００Ｗ。

釜山国際フェリーターミナルに戻ってきました。
雨の中、帰国の途につきます。


船室に入ると韓国のおっちゃん３人が若い衆（カナダ人と中国人）を混ぜて円になり酒を飲みつつ語らっていて、私も呼ばれて輪に混ざることになりました。「これからはアナタの時代です！」とか力説されてました。船内のカラオケまでおごってもらいました。

下関８時着のフェリーで８時３６分の電車に間に合うとは思っていませんでした。手続きとかありますし。

ここから山陽本線で１０時間かけて新大阪に向かい、新大阪から夜行バスで東京に帰ります。

宮島口駅で途中下車。有名駅弁の穴子飯を食べます。
香ばしくておいしかったです。