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2日目の朝、ホテルのしょーもない朝食を食べ、2日目にしてこの旅のハイライト、世界遺産タージ・マハルのある約200km先のアグラに向けてガイド、ドライバー共に出発。<br /><br />大通りの交差点で信号待ちしていると、乞食が赤ちゃんをネタに窓越しにお金をせびってきたが視線を合わさないようにするのがやっとだった。その後も町の交差点、観光地には足が不自由な乞食を何人か見た。その悲惨さには考えさせられるものがある。<br /><br />デリーの街を離れるにつれ、だんだんとインドの田舎の街並みが見え始め、野良牛、野良犬、ヤギ、豚、ラクダ、象とまるでサファリパーク状態。地方の町も、車窓から見ているだけで十分。ガイドさんに「果物買いますか?」と聞かれたがお断りした。<br /><br />途中、休憩のため、外国人用のドライブインで空港、ホテル以外での初めてのトイレ。インドでは昔のカースト制度のなごりだろうかトイレで働く人がいる。用を足した後、手洗いの水出し、お手拭のペーパータオル出しをしてもらいチップ10R(30円)を渡した。これ以降、観光地、ドライブインのトイレのほとんどに、トイレで働く人がいた。<br /><br />200kmの道のりを4時間かけ、ようやくアグラに到着。<br /><br />まずレストランでインドに来てはじめてのカレー。インドのカレーは日本で食べるインドカレーと変わりなくとてもおいしく頂くことができた。<br /><br />そして、今回の旅のハイライト、世界遺産タージ・マハルへ<br />近くまで、環境問題で車両が入場門まで乗り付けることができず、500m手前から電気バスで入場門へ。最近、タージ・マハルが汚れてきているらしく、近隣の工場もすべて閉鎖されたとのこと。<br />タージ・マハルとはムガル帝国の第5代皇帝シャー・ジャハーンが若くして亡くなった妃ムムターズ・マハルのために22年の歳月を費やして建造した、総白大理石の高さ67mお墓。<br />妃ムムターズ・マハルは19年間で14人の子供を授かり、14人目の子供を出産してまもなく病に臥せてしまい、賢い妃は王様に2つの約束をさせた。1つ目は再婚しないこと。2つ目はアグラ城から見えるヤムナ河のほとりに霊廟を建造すること。王様はその妃との約束どおり、全ての情熱と国力をタージ・マハル建造に傾けたとのことです。<br />そのヤムナ河の対岸に王様自身のタージ・マハルと同じような建造物の墓を黒大理石で造る計画でしたが、自身の3男の王位継承争いによりアグラ城に幽閉されてしまい、叶わぬ夢となってしまった。結局、王様はタージ・マハルに眠る妃の左側に墓が据えられ見事なまでのシンメトリーが崩れてしまっていた。<br />日本でインドのガイドブックを見ていたときは、王様が自分お妻のために富と権力の象徴のような建物をインドに行くからには見ておくべきものの1つぐらいにしか思っていなかったが、哀しく愛の物語の象徴であることをこの美しい建物前に聞くと孤独であった王様に哀しみを感じ、改めてこの建物の美しさに魅了されてしまった。<br /><br />帰りの電気バスへの道のり、野良牛を発見。ヒンドゥー教では神聖なる動物である牛だが、いたるところに牛はいる。街中はもちろん、道路を横切っていたり、ど真中に座り込んでいる牛までいた。<br /><br />続いて世界遺産アグラ城へ。<br />ムガル帝国の権力の象徴のお城。各代王様により、城壁内にいろいろな建物がある。<br />アグラ城から見る、タージ・マハルもまた美しく、第5代皇帝シャー・ジャハーンが幽閉されていて毎日、タージ・マハルを眺める日々を思うと、また切なくなってしまった。<br /><br />そして、2日目のホテル(Jayee Palace)へ.<br />1日目のホテルとは大違いのデラックスホテル。敷地の大きさはもちろん、部屋も広くとても綺麗。塀に囲まれた異国のようにも感じた。サービスととても良く。食事はやっぱりカレーがメインだがそれ以外の食物、デザートも充実していて大満足。大きなふっくらした枕で、NHKを見ながら就寝。<br />

インド旅行記? AUG 14 THU NEW DELHI→AGRA

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2008/08/13 - 2008/08/17

769位(同エリア991件中)

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14

コルブ

コルブさん

2日目の朝、ホテルのしょーもない朝食を食べ、2日目にしてこの旅のハイライト、世界遺産タージ・マハルのある約200km先のアグラに向けてガイド、ドライバー共に出発。

大通りの交差点で信号待ちしていると、乞食が赤ちゃんをネタに窓越しにお金をせびってきたが視線を合わさないようにするのがやっとだった。その後も町の交差点、観光地には足が不自由な乞食を何人か見た。その悲惨さには考えさせられるものがある。

デリーの街を離れるにつれ、だんだんとインドの田舎の街並みが見え始め、野良牛、野良犬、ヤギ、豚、ラクダ、象とまるでサファリパーク状態。地方の町も、車窓から見ているだけで十分。ガイドさんに「果物買いますか?」と聞かれたがお断りした。

途中、休憩のため、外国人用のドライブインで空港、ホテル以外での初めてのトイレ。インドでは昔のカースト制度のなごりだろうかトイレで働く人がいる。用を足した後、手洗いの水出し、お手拭のペーパータオル出しをしてもらいチップ10R(30円)を渡した。これ以降、観光地、ドライブインのトイレのほとんどに、トイレで働く人がいた。

200kmの道のりを4時間かけ、ようやくアグラに到着。

まずレストランでインドに来てはじめてのカレー。インドのカレーは日本で食べるインドカレーと変わりなくとてもおいしく頂くことができた。

そして、今回の旅のハイライト、世界遺産タージ・マハルへ
近くまで、環境問題で車両が入場門まで乗り付けることができず、500m手前から電気バスで入場門へ。最近、タージ・マハルが汚れてきているらしく、近隣の工場もすべて閉鎖されたとのこと。
タージ・マハルとはムガル帝国の第5代皇帝シャー・ジャハーンが若くして亡くなった妃ムムターズ・マハルのために22年の歳月を費やして建造した、総白大理石の高さ67mお墓。
妃ムムターズ・マハルは19年間で14人の子供を授かり、14人目の子供を出産してまもなく病に臥せてしまい、賢い妃は王様に2つの約束をさせた。1つ目は再婚しないこと。2つ目はアグラ城から見えるヤムナ河のほとりに霊廟を建造すること。王様はその妃との約束どおり、全ての情熱と国力をタージ・マハル建造に傾けたとのことです。
そのヤムナ河の対岸に王様自身のタージ・マハルと同じような建造物の墓を黒大理石で造る計画でしたが、自身の3男の王位継承争いによりアグラ城に幽閉されてしまい、叶わぬ夢となってしまった。結局、王様はタージ・マハルに眠る妃の左側に墓が据えられ見事なまでのシンメトリーが崩れてしまっていた。
日本でインドのガイドブックを見ていたときは、王様が自分お妻のために富と権力の象徴のような建物をインドに行くからには見ておくべきものの1つぐらいにしか思っていなかったが、哀しく愛の物語の象徴であることをこの美しい建物前に聞くと孤独であった王様に哀しみを感じ、改めてこの建物の美しさに魅了されてしまった。

帰りの電気バスへの道のり、野良牛を発見。ヒンドゥー教では神聖なる動物である牛だが、いたるところに牛はいる。街中はもちろん、道路を横切っていたり、ど真中に座り込んでいる牛までいた。

続いて世界遺産アグラ城へ。
ムガル帝国の権力の象徴のお城。各代王様により、城壁内にいろいろな建物がある。
アグラ城から見る、タージ・マハルもまた美しく、第5代皇帝シャー・ジャハーンが幽閉されていて毎日、タージ・マハルを眺める日々を思うと、また切なくなってしまった。

そして、2日目のホテル(Jayee Palace)へ.
1日目のホテルとは大違いのデラックスホテル。敷地の大きさはもちろん、部屋も広くとても綺麗。塀に囲まれた異国のようにも感じた。サービスととても良く。食事はやっぱりカレーがメインだがそれ以外の食物、デザートも充実していて大満足。大きなふっくらした枕で、NHKを見ながら就寝。

一人あたり費用
10万円 - 15万円
航空会社
エアインディア

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  • 地方の街並み

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  • 地方の市場

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  • インドでの初めてのカレー

    インドでの初めてのカレー

  • タージ・マハル

    タージ・マハル

  • タージ・マハル

    タージ・マハル

  • タージ・マハル

    タージ・マハル

  • タージ・マハル

    タージ・マハル

  • 野良牛

    野良牛

  • アグラ城からみたタージ・マハル<br />スコールが降っている。

    アグラ城からみたタージ・マハル
    スコールが降っている。

  • アグラ城

    アグラ城

  • アグラ城

    アグラ城

  • 2日目ホテル<br />Jaypee Palace Hotel Agra

    2日目ホテル
    Jaypee Palace Hotel Agra

  • ホテルでの食事

    ホテルでの食事

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