中国と東南アジアの観光旅行・Ｎｏ２９（ベトナム・ハノイ⇒フエ⇒）

2007/03/06 - 2007/03/06

内容 ： 東南アジアと中国に旅行をしてきた。

コースは以下の通り。

・１月２４日成田発
　成田→シンガポール経由→インドネシア・バリ島→ジョグジャカルタ→ボロブドール→バリ島→シンガポール→マレーシア・ジョホールバル→コタキナバル→ブルネイ・バンダルスリブガワン→コタキナバル→ジョホールバル→シンガポール→インドネシア・バタム島→シンガポール→タイ・バンコク→マカオ→中国・珠海→広州→桂林→陽翔→重慶→楽山→成都→昆明→孟力　月昔→磨芯→ラオス・ビエンチャン→タイ・ウドンタニ→コラート→チャンタブリー→トラート→ハートレイク→カンボジア・コッコン→シアヌークビル→プノンペン→シアヌークビル→シダック島→コッコン→タイ･トラート→バンコク→成田２月２１日

・２月２２日成田発→韓国・インチョン→中国・北京→西安→昆明→景洪→大孟龍→孟力　月昔→磨芯→ラオス・ボーデン→中国・磨芯→孟力　月昔→昆明→蒙自→河口→ベトナム・ラオカイ→ハノイ→フエ→ダナン→ホイアン→ダナン→ホーチミン→バベット→カンボジア・プノンペン→シアヌークビル→シダック島→コッコン→トラート→パタヤ→バンコク→マカオ→中国・珠海→広州→韓国・インチョン→成田３月２０日

・思い出となった事柄

　シンガポール空港のトランジェット
　ボロブドールの遺跡
　バタム島の釣り
　ブルネイ・サンダル・スリ・ブワガンの水路
　陽翔の山紫水明
　楽山の大きな大仏
　峡谷寝台列車（成都→昆明）
　シダック島の釣り

　万里の長城は長かった
　北京の春節（花火、天安門の国旗掲揚、列車バスの混雑）
　北京から西安の列車
　秦始皇・兵馬俑
　四方壁の町、西安
　ラオス国境の町、磨芯での盗難
　ベトナム国境の町、河口
　ラオカイからサイゴンまでの列車の旅
　シダック島の３回目の釣り
　マカオの回力
　ソウルの明太子

エリア フエ(ベトナム)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 鉄道 タクシー

寝台列車の旅は快適でした。

そして、定刻の朝８時３７分フエ駅に到着しました。

世界遺産の地域なので立派なホームや駅を想像していたんだけど、
中小レベルの普通の駅でした。

ここで、ﾍﾞﾄﾅﾑの紙幣を紹介します。

これは２０万ベトナムドン紙幣。

この時は大よそ１４００円でした。

１０００００ドン紙幣。

１００００ドン紙幣と２００００ドン紙幣。

紙幣は全てホー・チ・ミンさんの肖像。

インフレが進んでおり、５０万ドンも出回っているようです。

フエ駅の表示板です。


　　『ＧＡ　ＨＵＥ』

先ずは、明日のダナン駅行きの時刻を調べてから、そしてホテルを見つけてから観光をしようと・・・。

駅の時刻表です。

う〜ん、良い時間があります。



もしかしたら今日中にダナンに行けるかもしれない。

そうしたら今日の宿泊はダナンです。

空席があるかな〜。

フエ１６：３８発のチケットがＧＥＴできました。

ダナン到着は約３時間後の１９：３２です。

チケット代金は３００００ドン(約２４０円）。

ダナンに着いたら直ぐに宿を探さなければなりません。

でも、明日はダナンやホイアンの観光が可能となりそうです。

さてと、
これから出発までの約６時間あります。
フエの王宮など、
ユネスコの世界遺産（文化遺産）に登録された「フエの建造物群」を観光しようと思います。

駅前にいる屯しているバイタクの運ちゃんと交渉です。

『駅⇒フエ観光⇒駅』

幾らかな〜。

ガイドブックを見たら３箇所ほど良いところがありそうです。

・Ｄａｉ　Ｎｏｉ：阮朝王宮
・Ｔｕ　Ｄｕｃ：トゥドゥック（帝廟）
・Ｔｈｉｅｎ　Ｍｕ：ティエンムー寺

６時間１０００００ベトナムドン（約約７５０円）で交渉成立。
コースがあって５箇所ほど回ってくれるそうです。
勿論入場券は都度自分で支払います。

先ずは『ＴＵ　ＤＵＣ』。
入場料が５５０００ドン（約４００円）。

写真は『ＴＵ　ＤＵＣ』のチケットです。

入り口の説明版です。

池が広くて古い建物があるようです。

説明版を見ると、１８６７年３月完成。

ベトナムの阮朝第４代皇帝トゥドゥック(Tu Doc)は１８３０〜１８８３（５４歳で没）。

在位１８４８〜１８８３年（３６年間）。

池と古い建物との景色がベトナムの昔を偲ばせます。

見える建物はスンキエム殿。

池には蓮があり、季節には蓮の花でいっぱいになるとのことです。

大きな建物です。

ミンキエムの間。

劇場だったそうです。

広い敷地にたくさんの古い建物がありました。

嗣徳帝廟(トゥドック帝廟)とさようならです。

引き続きバイタクに乗って次の地へ観光です。

大きな川の川辺にある７層８角の高さ２１．２４ｍの塔です。

１６０１年に建てられました。

川辺で大きくて高いので、フエのシンボルになっています。

幸福と天からの恵みを、と慈悲の心で建てたようです。
その為か名前はトゥニャン（慈悲）塔と呼んでます。

本殿です。

寺の名前は『霊姥寺』。

大きな釣鐘がありました。

川を渡って少し行くと、王宮に到着します。

その真ん前に、
大きな軍事基地の本部のような感じの建物が見えます。

かなり目立っています。

長い旗竿の上の方に大きな赤と一つ星の『ベトナム国旗』が、はためいている。

で、、、フラッグタワーと呼んでいるそうです。

１８０９年のザーロン帝のとき建てられた木製だったようです。

今は１９６９年、鉄筋コンクリートで立て直したそうです。

フラッグタワーの対面に王宮があります。

王宮ではチケットが必要で右側の入り口に入って、
カウンターに１０００００ドンを出しました。
私の顔ををジロリと見て、何か言っています。
分らないので、『セイ、アゲイン、プリーズ』、とブロークンイングリッシュで言ったら、
向こう側の入り口に指を向けました。

ベトナム人の入り口（右側）と、外人の入り口（左側）は違って、
ベトナム人の入場料はかなり安い。

ちなみに外人は『５５０００ドン』（約４００円でした。

王宮です。

第二次世界大戦終戦までは宮殿の全ての建物が残っていたそうです。

しかし、ベトナム戦争で、フエは激戦地となりました。

その為多くの建物が破壊。
今は復元に向けた調査などを行っています。



戦争で世界の重要な遺産がたくさん破壊されてます。

『戦争は止めようよ！！！』

王宮は広い敷地です。

大きな建物の大和殿です。

良く見ると一つ一つの物（彫り物、装飾等々）が贅を尽くしていました。



大和殿と言う名はいろんな所にありますが、

思い出すのは、中国・故宮の大和殿。

この旅行ブログシリーズの最初のほうにあったかな。

大和殿の室内は赤の基調で立派な感じです。

室内撮影禁止になっています。

中国人やベトナム人は気にせず写真を撮っています。

係員に『フォトＯＫ？』と聞くと『ノー』首を振ります。

怪訝な顔をしてみました。

すると、赤い立派な柱に指を向け、『ＯＫ、ＯＫ』と言います。

ならば数枚と『パチリ、パチリ』。

撮った写真です。

やはり中国と同じくベトナムも龍が守り神のようです。

透かし彫りでしょうか。

素晴らし〜。

大和殿を過ぎると大きな広場に出ます。

昔の壁のな残りです。

王宮には建物が点在しています。

柱が何本も立てた回廊です。

なんだか奈良の法隆寺を思い出しました。

大和殿や王宮の屋根に有る龍のかわら飾りです。

立派な龍です。

変わった建物です。

駅に戻る時間が来ました。

バイタクですっ飛ばして細い橋を渡ったりして戻りました。

再度見たＨＵＥの駅は行く前に見た同じ駅が、大きく見えました。

駅舎のテッペンにはベトナム国旗。

出発時間が近づいて来たからか、人も多くなってきました。

チケットを出して、ホームに入りました。

日本のホームと違うところは、ホームの高さが殆ど無いことでしょうか。

列車に乗るときはよじ登るような感覚です。

列車は到着し２号車両に入りました。

入ったんですが殆ど誰もいない。

エアコンが効いてきれいな室内でした。

乗る前に通ったとき覗いた室内は窓が開け放たれ人がいっぱいいました。

外人優遇でしょうか。

列車は出発しました。

窓からの眺めです。

列車に乗って退屈なときは窓から外を眺めることです。

次々と新しい景色が現れたまに珍しいものが見えます。

列車のたびの醍醐味の一つです。

列車のたびは良いものです。

ベトナムは南北に細長い。

南北のちょうど中央にあるのがダナンです。

ダナンはベトナム戦争の南北の要の地区でした。

戦争終盤では激戦だったようです。

そのダナンに夜到着しました。

駅からバイタクに乗って宿探しです。

行く先々で最初はＯＫ。でも話をすると外人はだめ。

何件も回りましたが駄目ばかり。

何故かと言うとホテルでは無く、安宿のため。

１０００００ドンで泊まれる宿はベトナム人用ばかりです。

チョット遠い大きなバスターミナル付近で漸く探し当てました。

部屋が４つほどの民家風の宿です。もしかしたら民家かも知れない。

写真は宿の中です。エアコン付きで１２００００ドン（約９００円）。

さて、明日はダナンとホイアンの見学です。