ヨセミテ（ホフマン山、Mt.Hoffmann、パノラマトレイル、モノレイク、Lake mono、タイオガロード縦断）

2008/07/05 - 2008/07/13

　(写真：Mt.ホフマン登山道から見たメイレイク)

　ヨセミテバレーとタイオガロードを中心に５日間圧倒連続の旅行
記です。

　・ヨセミテバレー、グレイシャーポイント
　・タイオガロードと、メイレイク（Mt.ホフマン登山）
　・マリポサのジャイアントセコイア
　・モノレイク(mono lake)の神秘的な景観
　・ワワナ、アワニー、テントキャビンなど宿泊施設

　ガイドによると、主要なルートはデイハイク（日帰り）で可能です。

　もちろん何日もかけた縦走も可能ですが、前年から許可書を押さえたり、かなりの土地勘が必要です。

　宿泊施設は完全予約制で、押しかけても泊まれません。また許可のない野宿、車内での宿泊は禁止です。
　
　準備を始めた２ヶ月前は、テントキャビンを除いて公園内は満室だったので、まずは周辺モーテルとカリービレッジのテントキャビンを押さえました。

　あとは毎日まめに予約サイトをチェックします。キャンセルがぽつぽつと出ますので、そのたびに公園内ホテルを予約して宿泊先を押さえてきました。

　ヨセミテ公園内の宿泊施設などは、DNCという営利会社がなぜか全部独占しているので、その会社のページで予約しました。
　http://www.yosemitepark.com/

　どうしてもアワニーを取りたければ、JTBあたりが押さえていることもあるようです。でも、雰囲気を感じたければ、ランチだけでも十分だと思います。
　ヨセミテバレー内は無料シャトルが頻繁に走っているので、どこに泊まっても利便性に大差はありません。

　なお、その後グランドキャニオンに移動していますので、四泊五日はサンフランシスコからの往復込み、予算もキャニオン込みです。

エリア ヨセミテ国立公園周辺(アメリカ)

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: レンタカー
• 航空会社: ユナイテッド航空

１）Yosemite: The Complete Guide
お薦めのガイドブックです。
　amazon等で入手可能です。外国のガイドブックはモノクロが多い中、フルカラーで、ガイドのみならず写真集としてもきれいです。

出版社: Destination Press (2007/06)
言語 英語
ISBN-10: 0967890470
ISBN-13: 978-0967890470
発売日： 2007/06

２）地球の歩き方「アメリカ国立公園編」
　他の日本語情報は見つけられませんでした。貴重です。
　

　朝に空港を出て、やっと着きました。
　夕方５時頃のエルキャプテン。圧倒です。

・治安状況
　多くの人がかなり安全と言ってますが、現地では警官をまず見なかったので、恐らくそうだと思います。
　
　常識的な行動をして、パスポートを常に身につけていれば大丈夫でしょう。

・日の出と日没
　７月上旬の現地は、日の出が朝の５時くらい、日没が８時過ぎです。
　日の出、日没近くの景観がすばらしいポイントも多いです。

・食料、水
　途中のスーパーで、ミネラルウォーターを滞在日数×人数×１日の必要量を調達しましょう。おそらく24本を4ドル程度で入手できます。
　公園内では500ml一本で1.5$くらいします。

夕方５時頃のトンネルビュー。ワワナホテルまでの通り道です。

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・レンタカー
　ハーツの保険とガソリン全部込みをあらかじめ予約していきました。このプランではガソリンを空で返してもお金は取られません。

　下から３番目程度の車を借りたのですが、3000ccクラスの結構大きな車でした。山道は結構対向車がはみ出してくるので、大型車の運転が苦手な私は怖かったです。

　あと、オプションで選べるカーナビは、ちゃち過ぎて余り役に立ちませんでした。

　借りるときにもらえる市街図と、ガススタンドで買う２ドルマップの方がはるかに役に立ちます。

　マリポサのジャイアントセコイア
　
　ついでだから行ってみたのですが、２５階建てビルに相当する巨木は想像をはるかに超えて圧倒されました。写真では感動が伝わらないのが残念です。
　数十分のほぼ平坦な森林を歩くコースにあります。

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宿）ワワナホテル(Wawona Hotel)
　毎日Webをチェックしてたら空きが取れました。

　ディナーは５人以下なら予約不要なようです。伝統的なアスパラガスのスパゲティは普通に暖かくておいしかったですが、豚の串焼きは、冷たくて最悪でした。（調理ミスではなく、そういうものらしい）。

　あらかじめどんな料理か、暖かいかなど確認した方がいいかもしれません。

　なお、これ以降の宿はすべて大人３人で予約したのですが、アワニーを除きクイーンサイズベッドが２つの部屋でした。少々きついです。

　建物は歴史を感じさせますが、夏に泊まるなら問題ないでしょう。その他の季節は暖房設備がちっちゃなスチームだけなので寒いと思います。

メイレイク(May Lake) とMt.ホフマン (Mount Hoffman)

　ガイドブックによると、ヨセミテで暇な日があったら、ホフマンに登ってボーとするのが幸せと書かれてたので、登ってきました。

　タイオガロードの中間点付近にある案内板を左折、駐車場から徒歩です。駐車場は十数台しかありませんが、１０時頃到着しても駐められました。
　
　駐車場からは別の方面に向かうルートもあり、最初は間違えちゃいました。
　May Lakeまで30分近く軽い登りが続きます。
　メイレイクは、写真で見るより全然きれいです。

　そこからはオフィシャルでないホフマンまでの登山道を進むことになります。でも多くの歩行者跡があり、まず道には迷わないと思います。
　私は一応GPSに登山ルートを読み込ませて持って行きました。

右手に見えるこれは山頂ではありません。

　登山道はレンジャーも見廻りに来ているようです。アンオフィシャルとは、登山禁止の意味ではありません。公園として公式に整備していない程度の意味です。

　Mt.ホフマンはヨセミテの中心にあり、360度の壮大な眺めが楽しめます。高低差はおよそ700mで、それほど難所もありません。

　山頂には太陽パネルと避雷針があります。近くに行くと、山頂と信じていた岩は山頂ではないことがわかります。山頂は登山道の左前方です。

　私たちはゆっくり歩いたので、往復で６時間程度を要しました。

　GPSデータは
http://www.everytrail.com/view_trip.php?rip_id=401

左手に山頂の避雷針が見えてきました。

　ＧＰＳがなくても道に迷わないと思いますが、あると気休めになります。
　山頂には合衆国の碑(コイン状)が埋まってます。

山頂からはハーフドーム他ヨセミテが一望できます。

　山頂からの展望です。3000m級の山々が続きます。

　暑かったです。フリースは不要でしょう。翌日ハーフドームに登った方も、暑かったと言ってました。

日本ではあまり見かけない高山植物が沢山みられます。

ヨセミテ滝の水量はだいぶ少なくなってました。

日没直前のハーフドーム

カリービレッジのテントキャビン。

　電池で動くベープを持ってきて正解でした。テントなだけで、清潔です。公衆シャワーも清潔で、宿泊者は鍵を持って行けば無料です。

　ここのピザハウスは、庶民的な値段でおいしくて、一番幸せでした。

グレイシャーポイントツアー

　ヨセミテの最大の楽しみ、グレイシャーポイントまでバスで登り、パノラマトレイルを降りてきます。

　バスは一週間前から電話で予約が必要です。朝一番のバス（ヨセミテロッジを８:００発）は結構早く満席になります。

　ちなみに、ヨセミテ公園内の宿と同様に、バスも予約すると同時にカードから代金が引き落とされて、２４時間以上前にキャンセルしないと変更は不可です。

　谷まで降りるルートは二つ選べますが、公園の公式サイトでは明らかにパノラマの方がお勧めのようで、実際にも感動の連続です。

　途中から軽い登りがしばらく続きますが、基本的には降りてくるコースです。また、ミストトレイルを通らないとしても、ネバダ滝は必見です。

ネバダ滝です。迫力満点。

花の種類も豊富です。

　アワニーホテル

　こちらも毎日Webをチェックしてたら空きが出ました。

　本館ではなく、コテージでした。調度品のセンスもいいです。でも見かけ重視かな。大人３人なのにキングサイズベットが一つだけだったので、簡易ベッドを１つ持ってこさせました。

　ディナーは、Today's special はやめた方がいいかも。その日は海鮮パスタでしたが、余りおいしくなかったです。

　また、あたかもコース料理のように説明されますが、前菜、メイン、デザートと全部別料金です。

　私が頼んだベジタリアンパスタは、パルメザンチーズとバジル味でとてもおいしかったです。ビールとチップを合わせても３３＄程度でした。

　ディナールームは、これまた歴史を感じる格式に圧倒されます。予約が必要でドレスコードがありますが、ジーンズ以外で、襟付きシャツを着ていれば、茶色のトレッキングスニーカーでも大丈夫でした。

ミラーレイク
　もう干上がって、ちっちゃな水溜まりしかありませんでした。

クラウドレスト
タイオガロード中心付近の道路沿いです。ハーフドームがよく見えます。

　モノレイク-south tufa

　タイオガロードを抜けた先のリーバイニングという小さな町でモーテルをとりました。
　清潔で快適でした。近くにスーパーとレストランがあります。
　http://www.bwlakeviewlodge.com/


　mono lake は塩分が海水の数倍高い死の湖で、Tufa という鍾乳洞を逆にしたようなオブジェが神秘的なのです。
　リーバイニングから南に１０分、左に１０分、mono lakeの南側に行けば見ることができます。

　プロのカメラマンがさらに神秘的に撮影しています。
　http://dc.watch.impress.co.jp/cda/dialy/2008/07/09/8815.html

　帰りがてら、タイオガロード沿いのLembert dome に登りました。往復1時間程度、toulumne meadows とMt.dana が一望できます。

　昼食はタイオガロード入り口脇ガススタンド併設のスーパーでサンドイッチを調達しました。

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　帰り道。　
　フリーウェイは無料ですが、サンフランシスコで空港がある島に入るときはお金を取られます。（出るときは無料）。

　また、いつの間にかフリーウェイが始まって、いつの間にか信号がある市街地を走っているので、混乱しました。

この旅行記へのコメント （4）

• Muffinさん 2008/09/07 23:53:17

  はじめまして

  maneoさん、はじめまして
  
  ヨセミテのハイキングを満喫されたようですね。
  Mt.ホフマンは知らなかったので、こちらで拝見して是非行ってみたくなりました。
  ヨセミテのComplete Guideも探してみようと思います。
  
  Muffin

• maneoさん 2008/07/23 20:12:47

  どうもURLが正しく書き込めてなかったようです。

  http://www.everytrail.com/index.php
  にアクセスして、hoffman で検索してください。すみません。

• Tedさん 2008/07/21 14:26:00

  ヨセミテ満喫ですね

  ｍａｎｅｏさん、こんにちは
  
  ジャイアントセコイア、Mt.Hoffman,　Panorama Trail、そしてアワニーホテルとヨセミテを満喫されたようですね。
  
  May Lakeには行った事があるのですが、Mr. Hoffmanは登ったことが無かったので、とても参考になりました。今度行って見たいですね。
  
  Panorama Trailも良さそうですね。何と言っても下りのみって言うのが良いですね(^-^)
  お薦めコースですね。機会があったら行ってみたいです。
  
  WikiTravel（日本語）のヨセミテページも結構参考になりますよ。
  http://wikitravel.org/ja/ヨセミテ国立公園
  
  これからも宜しく
  
  Ted

  maneoさん からの返信 2008/07/23 19:38:31

  RE: ヨセミテ満喫ですね

  Ted　さん
  
  コメントありがとうございます。
  パノラマトレイルはほんとお勧めですよ。
  
  > WikiTravel（日本語）のヨセミテページも結構参考になりますよ。
  > http://wikitravel.org/ja/ヨセミテ国立公園
  
  これは知りませんでした。
  日本語の情報源は少ないのでいいですね。