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岡山県津山市井口に所在する、天台宗の古刹「長法寺」<br />別名「あじさい寺」と言われている。<br /><br />梅雨のうっとおしい季節に、しっとり華やいだ気持にさせて<br />くれる紫陽花をみてきました。<br /><br />長法寺の山門をくぐり、参道から小高い本堂までの寺域に約3千株<br />一万数千本の紫陽花が山寺の境内を埋め尽くしていた。<br /><br />少し時期を逸したかに思えたが、盛はすぎたとはいえまだ十分<br />七色に変化する紫陽花の美しさを楽しむ事が出来ました。<br /><br /><br />※【たぬち庵ブログ】<br />http://fabon.cocolog-nifty.com/blog/<br /><br /><br /><br /><br />

ぶらり美作みてある記 (?) あじさい寺

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2008/06/30 - 2008/06/30

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たぬち庵

たぬち庵さん

岡山県津山市井口に所在する、天台宗の古刹「長法寺」
別名「あじさい寺」と言われている。

梅雨のうっとおしい季節に、しっとり華やいだ気持にさせて
くれる紫陽花をみてきました。

長法寺の山門をくぐり、参道から小高い本堂までの寺域に約3千株
一万数千本の紫陽花が山寺の境内を埋め尽くしていた。

少し時期を逸したかに思えたが、盛はすぎたとはいえまだ十分
七色に変化する紫陽花の美しさを楽しむ事が出来ました。


※【たぬち庵ブログ】
http://fabon.cocolog-nifty.com/blog/




  • 長法寺の山門。<br /><br />山門の左右の格子の中には「仁王さん」が安置されています。<br />怒りを表情に顕す形相の「阿形」と怒りの表情を押し殺した表情の「吽形」が左右一対で山門を守っていらしゃいます。私の知るかぎり、悠に50年は同じ姿でここにあるな。古びてしまっているが子供のころみた「仁王さん」と同じだね。

    長法寺の山門。

    山門の左右の格子の中には「仁王さん」が安置されています。
    怒りを表情に顕す形相の「阿形」と怒りの表情を押し殺した表情の「吽形」が左右一対で山門を守っていらしゃいます。私の知るかぎり、悠に50年は同じ姿でここにあるな。古びてしまっているが子供のころみた「仁王さん」と同じだね。

  • 山門のわらじ。<br /><br />昔からある習わしで参拝する旅人は古くなった「わらじ」を、山門に掛けてある新しいものに履きかえてまた参拝の旅に出る。次の札所へは新しい「わらじ」を掛けて行きます。<br />今では実用むきでない「習わし」だが、近年では祈願成就の御礼に新しい「わらじ」を奉納しているようです。<br />

    山門のわらじ。

    昔からある習わしで参拝する旅人は古くなった「わらじ」を、山門に掛けてある新しいものに履きかえてまた参拝の旅に出る。次の札所へは新しい「わらじ」を掛けて行きます。
    今では実用むきでない「習わし」だが、近年では祈願成就の御礼に新しい「わらじ」を奉納しているようです。

  • 参道の両脇に咲く紫陽花。<br /><br />山門をくぐると、参道の両脇のアジサイの花がむかえてくれます。<br /><br />桜の葉の繁みが覆いかぶさるように、雨上がりの中、アジサイの七変化の美しさを、強調しています。

    参道の両脇に咲く紫陽花。

    山門をくぐると、参道の両脇のアジサイの花がむかえてくれます。

    桜の葉の繁みが覆いかぶさるように、雨上がりの中、アジサイの七変化の美しさを、強調しています。

  • 参道から鐘つき堂を見上げる。<br /><br />うっとおしい梅雨の時期、日本人のこころへ和らぎをもたらしてくれるのが、あめの中で咲く紫陽花ですね。<br />

    参道から鐘つき堂を見上げる。

    うっとおしい梅雨の時期、日本人のこころへ和らぎをもたらしてくれるのが、あめの中で咲く紫陽花ですね。

  • 鐘つき堂。<br /><br />文豪「田岡嶺雲」は津山中学校教師として明治29年に赴任して来た。<br /><br />若き文豪「嶺雲」は津山を立ち去る日の朝の「長法寺」の鐘の音は、生涯脳裏にしみ込んでいると述懐しています。<br /><br />当時の鐘は大東亜戦時中に供出され、現在の鐘は昭和33年に再鋳造されたもの。

    鐘つき堂。

    文豪「田岡嶺雲」は津山中学校教師として明治29年に赴任して来た。

    若き文豪「嶺雲」は津山を立ち去る日の朝の「長法寺」の鐘の音は、生涯脳裏にしみ込んでいると述懐しています。

    当時の鐘は大東亜戦時中に供出され、現在の鐘は昭和33年に再鋳造されたもの。

  • 石段の正面の本堂。<br />天台宗金光山長法寺、本山は行基菩薩開山の古刹で津山城主・森忠政公中興のお寺です。<br /><br />1874年廃城令により取り壊すことになった津山城の本丸にあった腰高障子を当寺が拝領した。<br /><br />腰高障子に「紫陽花(あじさい)」が描かれていたことから、当時の住職が植栽を始めたと伝えられています。

    石段の正面の本堂。
    天台宗金光山長法寺、本山は行基菩薩開山の古刹で津山城主・森忠政公中興のお寺です。

    1874年廃城令により取り壊すことになった津山城の本丸にあった腰高障子を当寺が拝領した。

    腰高障子に「紫陽花(あじさい)」が描かれていたことから、当時の住職が植栽を始めたと伝えられています。

  • いろいろな種類の紫陽花。<br /><br />紫陽花は日本原産で奈良時代から万葉集にも詠われ、古くから親しまれている花ですね。<br /><br />現在のように一般的に栽培されるようになったのは、 19世紀に欧州に渡り品種改良されて「ハイランジア(水の器)」の名で逆輸入されてからだそうです。<br /><br /><br />

    いろいろな種類の紫陽花。

    紫陽花は日本原産で奈良時代から万葉集にも詠われ、古くから親しまれている花ですね。

    現在のように一般的に栽培されるようになったのは、 19世紀に欧州に渡り品種改良されて「ハイランジア(水の器)」の名で逆輸入されてからだそうです。


  • 額紫陽花(ガクアジサイ)<br /><br />紫陽花の原種に近いもので外側の花が中性化で、中央部のつぼみは両性花です。<br />中央部の両性花は実を結ぶが、周辺の開いた花は、実をつけることはない。 <br /><br />花びらをつけた周辺の花(装飾花)が額縁のように見えるところから、この花の名の由来となっているんだそうだ。

    額紫陽花(ガクアジサイ)

    紫陽花の原種に近いもので外側の花が中性化で、中央部のつぼみは両性花です。
    中央部の両性花は実を結ぶが、周辺の開いた花は、実をつけることはない。 

    花びらをつけた周辺の花(装飾花)が額縁のように見えるところから、この花の名の由来となっているんだそうだ。

  • 紅山紫陽花(ベニヤマアジサイ)。<br /><br />山あじさいの珍種で、額の花びらも多くなく少なくもなく、バランスがとれた花形になっている。<br /><br />山アジサイが自然交配や人口交配で、額の中性化が増えてゆき、手毬のような普通のアジサイになったと考えられています。

    紅山紫陽花(ベニヤマアジサイ)。

    山あじさいの珍種で、額の花びらも多くなく少なくもなく、バランスがとれた花形になっている。

    山アジサイが自然交配や人口交配で、額の中性化が増えてゆき、手毬のような普通のアジサイになったと考えられています。

  • 上の「紅山あじさい」の接写です。<br />元画像で是非、ご覧になって頂きたいですね。とてもきれいで「万華鏡」を覗いているような画像が現れます。うす紅色がしみ込んで、いい色合いをしています。<br /><br />愛好家のあいだで、人気のある珍種「伊予薄墨」に酷似しているが、定かではありません。<br /><br />津山の「あじさい寺」に咲く多くは、原種の「山あじさい」の可憐な花で彩られています。

    上の「紅山あじさい」の接写です。
    元画像で是非、ご覧になって頂きたいですね。とてもきれいで「万華鏡」を覗いているような画像が現れます。うす紅色がしみ込んで、いい色合いをしています。

    愛好家のあいだで、人気のある珍種「伊予薄墨」に酷似しているが、定かではありません。

    津山の「あじさい寺」に咲く多くは、原種の「山あじさい」の可憐な花で彩られています。

  • 実家の庭。<br /><br />長法寺からほど近いところにある、私の父(87歳)の自慢の庭です。<br /><br />私の子供時代は、キュウリやナスを作っていた畑でした。ほとんどの木は山から移植して、長い年月をかけて育てたものです。高齢の父であるが、まだ植木屋さんにはお世話にならないと言っています。<br /><br />毎朝明け方には、長法寺の鐘の音が聞こえてきて、心癒されるとてもいい庭です。

    実家の庭。

    長法寺からほど近いところにある、私の父(87歳)の自慢の庭です。

    私の子供時代は、キュウリやナスを作っていた畑でした。ほとんどの木は山から移植して、長い年月をかけて育てたものです。高齢の父であるが、まだ植木屋さんにはお世話にならないと言っています。

    毎朝明け方には、長法寺の鐘の音が聞こえてきて、心癒されるとてもいい庭です。

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この旅行記へのコメント (6)

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  • 前日光さん 2008/07/07 00:02:32
    紫陽花はもちろんですが・・・
    こんばんは!

    津山には長法寺というお寺があるのですね。
    別名あじさい寺ですか。

    津山城址の桜と言い、長法寺の紫陽花と言い、
    津山には素晴らしいところがたくさんあるのですね。

    でも、お父上様丹精のお庭が最高かもしれませんね!
    庭師を入れずにご自分で手入れされているとのこと、
    そういった庭仕事が、また健康の源かもしれません。

    私の父も生存していれば、93歳になるのですが、
    ちょうど20年前の今頃に亡くなりました。

    お父様の、ますますの健康を願っております。

    たぬち庵

    たぬち庵さん からの返信 2008/07/07 21:23:01
    RE: 紫陽花はもちろんですが・・・
    どうも、こんばんは。

    はいこのお寺、子供時分から馴染みの深いお寺さんなんですよ。
    このお寺の前を小川が流れていまして、今ではコンクリートの護岸で整備されています。昔は野積みの石の岸辺でした。

    タンポポやすみれが咲いて、彼岸のころの土用干しには、小川の水は極端に少なくなってフナやどじょうを手ずかみで獲って遊んだところです。

    夕暮れ時まで時間のたつのも忘れて遊び、母によく叱られたものです。その母が昨年亡くなりまして、父がさびしそうにしております。幸い大好きな庭いじりの趣味がありましたので心の平静が保たれているのではないかと感じています。

    近頃は2時間ばかり離れていますが時々帰省して、実家の縁側に座り父と二人して、茶をすすっては想い出話などの時間を持つようにしています。

    お心遣いのコメント嬉しく思います。ありがとうございました。

    それでは、また。 たぬち庵



  • M-koku1さん 2008/07/06 01:37:18
    見事なお庭ですネエ
    たぬち庵さん

    アジサイもそれはそれは風情があって、
    バックの城壁ともマッチしていて素敵でしたが、
    ご実家のお庭の見事さには脱帽です。
    片瀬の大叔父の庭を思い出してしまいました・・・
    今は亡き・・・

    お父様もまだお庭を楽しめるぐらいお元気で何よりです。
    どうぞ大切にしてあげてくださいね。

    ではまた M

    たぬち庵

    たぬち庵さん からの返信 2008/07/07 20:58:18
    RE: 見事なお庭ですネエ
    旅の姫さま、こんばんは。

    はい、私も無くなった母も、菜園の畑をつぶして父が始めた築山仕事は反対をしていましたが、後になってその素晴らしさを感じるようになりました。

    父は石切り場の仕事の傍らに山で、気に入った樹木を手入れしてね。
    いい具合な格好にしてから畑地に次々と植え込んでいきました。

    専門の植木屋さんでも感心するほどのものです。趣味もここまでになると尊敬しますよ。今少しずつ父から手ほどきを受けていますが、体力がなくてね「なあに、ちゃんと受け継いで代々に残していくよ。」と言っていますが植木屋さんにお世話にならなければ無理かなと心の中では感じています。

    長法寺を訪ねたのも、父の様子を見に帰ったついでの事でした。今回は車検の時期になった父の「愛車」件でねえ。高齢ですから車の運転はやめていただくよう説得をしてきたところです。父は泣く泣くあきらめてくれましたな。気が変わったらいけないのですぐに廃車の処理をしてきましたよ。

    あとトラクターやらコンバインなどの農業機械なども処分します。
    無理をしない程度に余生を楽しんでくれたらと思っているところです。

    それじゃ、また。こころ温まるコメントどうもありがとう。
    もう飛行機に乗っていらっしゃる頃かな、お気をつけて。

    たぬち庵
  • comevaさん 2008/07/05 02:27:10
    長法寺
    たぬち庵さん

    こんばんは〜
    今年狙ってたんですが、結局行けませんでした!

    それにしてもとっくに終わってるのかと思いきやほんの1週間前でも結構咲いてたんですね(紫陽花)

    comeva

    たぬち庵

    たぬち庵さん からの返信 2008/07/05 08:34:25
    RE: 長法寺

    comevaさん、おはようございます。

    そうなんですよ、もう時期は逸したなと思いましたがねえ。
    時々父の様子を伺に帰るのですが、その時はよく参拝します。

    「あじさい」はあたりがひっそりとして、雨模様のほうが風情があります。
    ここの長法寺のあじさいは、花の大きな改良種のものはなく、原種の額あじさいや古種の花が多く、寺域全体の雰囲気と相まってひっそりとしていて、とても癒される場所と思います。

    この日も、ちょうどそれまで降っていた雨が止んで、雨上がりの参道を
    あじさいに囲まれて、ゆっくり歩いてきました。

    それじゃ、どうも。 いつもありがとうございます。  たぬち庵

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