2008/04 - 2008/05
32位(同エリア206件中)
風神さん
シリアのダマスカスにある世界遺産、ウマイヤド・モスク。
巨大なモザイクで装飾されている礼拝堂のファサード、
このファサード、午前中は逆光です。
季節によって多少違いはあるかもしれませんが、中庭に立って撮影する限り、曇りであっても背景のかなりの部分は空です。
この礼拝堂ファサード、特に素晴らしいモザイク外壁を精密に撮影するためには、午後が訪れ時です。
陽の当たり具合は、出口になっている広場側の門から覗けばわかります。私の場合、一度出たあと出口から再入場しても特に咎めはありませんでした。おそらくチケットを提示すれば全く問題ないと思います。
私は飛行機の関係で順光になるまで待てませんでした。
大変残念です!
ウマイヤへ撮影目的で行かれるなら、午後になるよう時間調整されることをお勧めします。
また撮影位置としては、向かい側回廊の最上階(2階か3階)の広場寄りが早い時間から半逆光または順光になるはずです。
しかしこの回廊上階に上がれるのかどうかは、確かめる余裕がありませんでした。
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ウマイヤ。
右から礼拝堂、奥が「イエスの塔」、左はじが沐浴用水場です。
沐浴用水場と礼拝堂入口、礼拝堂内のミフラーブは一直線上にあり、礼拝者は水場から礼拝堂入口に向かう時点で、メッカの方向に歩き、向いていることになります。これは意図的な設計です。
ファサードは北向きで切妻屋根を戴き、巨大なモザイク壁画で装飾されています。
中央入口を入ると、正面奥にメッカの方向を示すミフラーブが見える構造・工夫があります。この工夫によって、礼拝者は広大な礼拝堂内で祈りの方向=メッカの方向を見失わずに礼拝が可能になります。 -
北向きのファサードは完璧に逆光です。
晴天の逆光です。
ウマイヤが建てられた場所ははるか昔から聖域でした。アラム人の時代の石版がウマイヤの囲壁の角に見られ、ローマ時代はユピテル神殿となり、さらにずっと時代が下がるとキリスト教のヨハネ聖堂が建設されました。
日本でも「狭い平地と丸太を組んだだけの粗末な鳥居、そしてあとは御神体の三輪山が望めるだけ」の場所が極めて神聖な場所として、原始的宗教の時代以降脈々と引き継がれているように、世界各地にそのような場所がたくさんあるのだと思います。
そのような場所は、時代、宗教、為政者、文化が変わっても「神聖な場所」であり続けるようです。
パルミラ遺跡のベル神殿、ウマイヤもそのような「もともと神聖な場所」「ずっと以前から神聖な場所」なのだと思います。 -
右奥は「西の塔」です。
そして今のウマイヤは705年カリフの位についたアル・ワリード1世(在位705-715)により建設が命じられました。
ウマイヤ朝はイスラム世界最初の王朝で、7世紀半ばから約1世紀の間、イスラム世界に君臨しました。
ダマスカスはそのウマイヤ朝の首都であり、そこのメインモスクであるウマイヤは、完全な形で現存する最古のモスクであり、他の多くのモスク建設のモデルとされました。 -
本来の礼拝堂正面入口です。
ここを入れば正面奥がミフラーブ、メッカの方向です。つまり祈りの方向です。
イスラム教は偶像崇拝を強く否定します。従って神の像や絵画に向かって祈りを捧げることはしません。
一方で、イスラム教徒がメッカに向かって祈りを捧げる気持ちの強さ真剣さは並大抵ではなく、まさに神に向き合う深い宗教心、神に帰依する宗教的境地に通じるものがあります。
ミフラーブの重要性はそのように考えた方が良いと思います。 -
光線も、補正も、
無理がありますが、
モザイクは良く見れば、こういう図柄なのです。
私はジグゾーパズルを連想してしまいます。 -
礼拝堂に入ります。
イスラム教徒の聖地です。沢山のグループが来ています。
この人たち観光とは少し違います。基本に信仰があります。
礼拝堂内部を歩いていても、この人たちには自然と「譲る」気持ちになってしまいます。 -
礼拝堂内は広大です。
正面ファサードから奥のミフラーブを見る縦軸(つまりメッカの方向)と直行する横軸は三廊式でとても広く、各廊の上は別々の三角屋根が覆っています。
写真は三廊のうちの一廊分だけです。この3倍が横軸の幅です。 -
女性だけのグループです。
偉そうなイスラム指導者の話を聞いています。 -
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この写真と・・・
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この写真は、全く同じ写真です。
画像補正でステンドグラスを極端に強調するか、
前の写真のように柱・壁面等も描写するか、
色々選択肢があります。 -
中庭は綺麗な大理石に覆われています。
ピカピカ光っているのがわかると思います。
見たところ凸凹もありません。
奥は「花嫁の塔」です。 -
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「花嫁の塔」です。
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右手前、何か不思議な設定の宝物殿と、
中央奥「西の塔」。 -
この美しいアーチの連続がなければ、このモスク中庭の雰囲気はまるで違ってしまうでしょうね。
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宝物殿です。
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西門(広場に面している)の天井です。
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朝のうちに撮った広場からの「西の塔」です。
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東の門です。
ウマイヤは東西の軸と南北の軸を巧みに活かして構成されています。
私の考えでは、東西の軸は人が通る人の道であり、
南北の軸は、メッカに向き合う神の軸、です。
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