丹沢・大山旅行記(ブログ) 一覧に戻る
これまで何度となく登った丹沢の山も、丹沢最高峰・蛭ヶ岳(1673m)の東に位置する丹沢山(1567m)のピークは踏んだことがなかった。<br />丹沢山は、深田久弥の日本百名山の一つに挙げられているが、丹沢山単体を選んだのではなく、丹沢山地全体を百名山として選んだと考えられている。もともと丹沢山という名前の由来も、明治の陸地測量において一等三角点が置かれたときに仮の名称として名前が用いられたのが、そのまま定着したそうだ。<br />山頂周辺には美しいブナ林があると聞いていて、そのブナに会いに、いつかは登ろうと思っていたが、これまでは堂平のブナ林で満足しては丹沢山に上がることなく下山していたのだ。今回はツツジの綺麗な時期でもあるので、堂平経由で丹沢山へ登り、塔ノ岳から長尾尾根を周りこむ、初めて歩く長いルートを選んでみた。<br />最初の予定では、キュウハ沢出会いから、地図には載ってないルートで丹沢主綾線に取りつくことを考えていたが、歩きだす直前に足の指の付け根をヒルにやられ、どくどくと血が出るのを見たら、沢沿いに歩く気が失せてしまった。でも、あとから考えると、これも不幸中の幸いだったといえる。足の手当をしたりして多少の時間をロスしたが、塩水橋に車を置いて、車止めのゲートをくぐり、6時過ぎには林道を歩きだした。<br /><br />空には梅雨入り前のさわやかな晴天が広がり、新緑の山肌は萌黄色や若葉色など、緑が濃淡になって朝日に輝いている。その緑の中をところどころ薄紫色に染めているのはヤマフジ。初夏の山、その清々しさは格別だ。<br /><br />ヒノキの樹林帯を過ぎるとブナの美しい堂平となる。崩壊地を通り過ぎ、さらに一登り。ここからが初めて歩くルートとなる。<br />ブナの森がずっと続いている! ブナの若葉が太陽の光に透けて森をやさしく照らしている。<br />なんて美しいのだろう! 心洗われるブナの森! 上も下も、見回すかぎり優しい緑に包まれる幸福感といったらない。時の経つのも忘れ、まるで野ウサギのように森のあっちへこっちへ、誰もいない森を散策して愉しんだ。<br /><br />森を抜けるとキレットとなり、ここを怖々渡ると短い鎖場で、ここから丹沢山へはもう一息。さらにブナの森となって、バイケイソウの生える木道の道を進むと尾根に上がり、ようやく山頂が近くなってくる。このあたりシロヤシオは、まだ固い蕾がほとんどだ。<br /><br />山頂は曇っていて、あいにく富士の姿は見えなかった。<br />みやま山荘でコーヒーをいただきながら、小屋番さんに帰りのルートを聞いて確認する。長尾尾根から塩水橋へのルートは、特別危険なところはないという。ただ途中に県民の森の道がいくつか出てくるので、へたに道を入ると迷いやすいとのことだった。<br /><br />塔ノ岳への綾線では雲もとれ、明るい陽射しのなかにシロヤシオとトウゴクミツバツツジが幾重にも咲いて、花の綾線になっていた。白とピンクのツツジが入り乱れるようにして山肌を染める、ツツジの山として人気の丹沢だけに見事な眺めだ。歩を進めるたびに花に見とれ、塔ノ岳までずいぶん時間がかかった。でもいいのだ、そうしてゆっくり山を歩くことが愉しいのだから。<br /><br />花に景色に時間を費やし、写真も撮ってなので、休憩時間は節約し、腰を下ろして休んだのはわずかだった。<br />塔ノ岳を後に新大日へ向かう。新大日から主綾線を離れ長尾尾根に入ると、それまで銀座通りのように登山者がたくさんいたのが、嘘のようにいなくなった。というか誰一人いない、静まり返った尾根道だった。<br />ようやく人の話し声が聞こえてきてほっとしたら、山仕事の人たちで、どこへ行くと聞かれて塩水橋へと答えたら、「へぇ〜、一人で!」と驚いた顔をされたが、気をつけて行きなさいと、丁寧に道を教えてくれた。<br /><br />うんざりするくらい長い尾根道で、誰も行きかう人がいないこともあって、歩いていても不安な思いだった。キュウハ沢と札掛との岐路で沢の方向に進んだが、しばらくしてなんだか嫌な雰囲気の道となり、薄暗い森へ入っていくのが不安に思えた。札掛へは30分となっていた表示を思い出し、すでに時刻は4時に近かったので安全な林道に出るのがよいと判断して、遠回りになるが来た道を引き返し、札掛に下りることにした。ところが、登山道をトラバースしてしばらく進むと、登山道に架けられていた桟橋が崖崩れとともに落ちてぶら下がっているではないか!<br />どうしよう! 引き返すこともできない。しばらく途方に暮れたが、どうにかしてここを渡るしかない。うまく渡れなければ谷底へ真っ逆さまだ。こんな薄暗い谷で最期となるのは避けたい、など、いろいろ考えてしまう。<br />崩れた崖の部分をよく見ると、一ヵ所足あとがあった。ここを渡った人がいるのだ!そう確認できたら勇気が湧いてきて、木の根に掴まり、片足をその足あとのところに乗せ、素早く身をかわして通過した。やってみたら、あっけないほど簡単にできた。恐怖感に打ち勝つ、これが大事なのだが、同時に難しい。<br />それからも桟橋をいくつか渡り、やっと札掛に着いた。ここから塩水橋まで1時間45分の林道歩きだ。時計はあえて見なかった。いつも時刻を予想して時計を見ると、5分と差がなく合っているのだ。たぶんもう17時近くだろう。とぼとぼと林道を1時間ほど歩いたところで、蛭ヶ岳へ登ってきたという親切な女性ドライバーの車が拾ってくれた。たいへん有難かった。<br />塩水橋に着いたのは18時15分だった。時間はかかったが、丹沢の奥深さが感じられ、変化にとんだ山歩きができた一日だった。

丹沢/ツツジ咲く綾線

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2008/05/27 - 2008/05/27

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そよ風

そよ風さん

これまで何度となく登った丹沢の山も、丹沢最高峰・蛭ヶ岳(1673m)の東に位置する丹沢山(1567m)のピークは踏んだことがなかった。
丹沢山は、深田久弥の日本百名山の一つに挙げられているが、丹沢山単体を選んだのではなく、丹沢山地全体を百名山として選んだと考えられている。もともと丹沢山という名前の由来も、明治の陸地測量において一等三角点が置かれたときに仮の名称として名前が用いられたのが、そのまま定着したそうだ。
山頂周辺には美しいブナ林があると聞いていて、そのブナに会いに、いつかは登ろうと思っていたが、これまでは堂平のブナ林で満足しては丹沢山に上がることなく下山していたのだ。今回はツツジの綺麗な時期でもあるので、堂平経由で丹沢山へ登り、塔ノ岳から長尾尾根を周りこむ、初めて歩く長いルートを選んでみた。
最初の予定では、キュウハ沢出会いから、地図には載ってないルートで丹沢主綾線に取りつくことを考えていたが、歩きだす直前に足の指の付け根をヒルにやられ、どくどくと血が出るのを見たら、沢沿いに歩く気が失せてしまった。でも、あとから考えると、これも不幸中の幸いだったといえる。足の手当をしたりして多少の時間をロスしたが、塩水橋に車を置いて、車止めのゲートをくぐり、6時過ぎには林道を歩きだした。

空には梅雨入り前のさわやかな晴天が広がり、新緑の山肌は萌黄色や若葉色など、緑が濃淡になって朝日に輝いている。その緑の中をところどころ薄紫色に染めているのはヤマフジ。初夏の山、その清々しさは格別だ。

ヒノキの樹林帯を過ぎるとブナの美しい堂平となる。崩壊地を通り過ぎ、さらに一登り。ここからが初めて歩くルートとなる。
ブナの森がずっと続いている! ブナの若葉が太陽の光に透けて森をやさしく照らしている。
なんて美しいのだろう! 心洗われるブナの森! 上も下も、見回すかぎり優しい緑に包まれる幸福感といったらない。時の経つのも忘れ、まるで野ウサギのように森のあっちへこっちへ、誰もいない森を散策して愉しんだ。

森を抜けるとキレットとなり、ここを怖々渡ると短い鎖場で、ここから丹沢山へはもう一息。さらにブナの森となって、バイケイソウの生える木道の道を進むと尾根に上がり、ようやく山頂が近くなってくる。このあたりシロヤシオは、まだ固い蕾がほとんどだ。

山頂は曇っていて、あいにく富士の姿は見えなかった。
みやま山荘でコーヒーをいただきながら、小屋番さんに帰りのルートを聞いて確認する。長尾尾根から塩水橋へのルートは、特別危険なところはないという。ただ途中に県民の森の道がいくつか出てくるので、へたに道を入ると迷いやすいとのことだった。

塔ノ岳への綾線では雲もとれ、明るい陽射しのなかにシロヤシオとトウゴクミツバツツジが幾重にも咲いて、花の綾線になっていた。白とピンクのツツジが入り乱れるようにして山肌を染める、ツツジの山として人気の丹沢だけに見事な眺めだ。歩を進めるたびに花に見とれ、塔ノ岳までずいぶん時間がかかった。でもいいのだ、そうしてゆっくり山を歩くことが愉しいのだから。

花に景色に時間を費やし、写真も撮ってなので、休憩時間は節約し、腰を下ろして休んだのはわずかだった。
塔ノ岳を後に新大日へ向かう。新大日から主綾線を離れ長尾尾根に入ると、それまで銀座通りのように登山者がたくさんいたのが、嘘のようにいなくなった。というか誰一人いない、静まり返った尾根道だった。
ようやく人の話し声が聞こえてきてほっとしたら、山仕事の人たちで、どこへ行くと聞かれて塩水橋へと答えたら、「へぇ〜、一人で!」と驚いた顔をされたが、気をつけて行きなさいと、丁寧に道を教えてくれた。

うんざりするくらい長い尾根道で、誰も行きかう人がいないこともあって、歩いていても不安な思いだった。キュウハ沢と札掛との岐路で沢の方向に進んだが、しばらくしてなんだか嫌な雰囲気の道となり、薄暗い森へ入っていくのが不安に思えた。札掛へは30分となっていた表示を思い出し、すでに時刻は4時に近かったので安全な林道に出るのがよいと判断して、遠回りになるが来た道を引き返し、札掛に下りることにした。ところが、登山道をトラバースしてしばらく進むと、登山道に架けられていた桟橋が崖崩れとともに落ちてぶら下がっているではないか!
どうしよう! 引き返すこともできない。しばらく途方に暮れたが、どうにかしてここを渡るしかない。うまく渡れなければ谷底へ真っ逆さまだ。こんな薄暗い谷で最期となるのは避けたい、など、いろいろ考えてしまう。
崩れた崖の部分をよく見ると、一ヵ所足あとがあった。ここを渡った人がいるのだ!そう確認できたら勇気が湧いてきて、木の根に掴まり、片足をその足あとのところに乗せ、素早く身をかわして通過した。やってみたら、あっけないほど簡単にできた。恐怖感に打ち勝つ、これが大事なのだが、同時に難しい。
それからも桟橋をいくつか渡り、やっと札掛に着いた。ここから塩水橋まで1時間45分の林道歩きだ。時計はあえて見なかった。いつも時刻を予想して時計を見ると、5分と差がなく合っているのだ。たぶんもう17時近くだろう。とぼとぼと林道を1時間ほど歩いたところで、蛭ヶ岳へ登ってきたという親切な女性ドライバーの車が拾ってくれた。たいへん有難かった。
塩水橋に着いたのは18時15分だった。時間はかかったが、丹沢の奥深さが感じられ、変化にとんだ山歩きができた一日だった。

  • 塩水橋へ向かう林道の途中に咲いていたジャケツイバラ。<br />木にからまって枝を伸ばし、緑のなかにひと際目立つ鮮やかな黄色が印象的な花です。優雅な芳しい香りを放っていました。<br />花に夢中になっていて、このときヒルが足に忍び寄っていたのを気付かなかった。

    塩水橋へ向かう林道の途中に咲いていたジャケツイバラ。
    木にからまって枝を伸ばし、緑のなかにひと際目立つ鮮やかな黄色が印象的な花です。優雅な芳しい香りを放っていました。
    花に夢中になっていて、このときヒルが足に忍び寄っていたのを気付かなかった。

  • 塩水側に沿って林道を歩きだすと、いまは使われていない?錆びた橋が木立のなかに見えてくる。<br />橋がアーチを描くあたりに、薄紫色のヤマフジがたわわに咲いているのを遠望できる。

    塩水側に沿って林道を歩きだすと、いまは使われていない?錆びた橋が木立のなかに見えてくる。
    橋がアーチを描くあたりに、薄紫色のヤマフジがたわわに咲いているのを遠望できる。

  • 新緑に萌える山肌

    新緑に萌える山肌

  • 1時間ほど歩いたところで林道をショートカットする山道に入る。

    1時間ほど歩いたところで林道をショートカットする山道に入る。

  • ジグザグに登っていく山道にはハンショウズル(まだつぼみ)や、

    ジグザグに登っていく山道にはハンショウズル(まだつぼみ)や、

  • 涼しげなガクウツギ、

    涼しげなガクウツギ、

  • ヤマツツジが咲いて出迎えてくれた。

    ヤマツツジが咲いて出迎えてくれた。

  • 一汗かいたところで林道に飛び出し、ここからは堂平へ向かってヒノキの樹林帯を登る。<br />林床には葉緑素を持たないギンリョウソウがあちこちに咲いている。

    一汗かいたところで林道に飛び出し、ここからは堂平へ向かってヒノキの樹林帯を登る。
    林床には葉緑素を持たないギンリョウソウがあちこちに咲いている。

  • 崩壊地を横切り、丹沢山と書かれた道標の山道に入ると、すぐにブナ林が広がる。<br />朝日にブナの若葉がみずみずしく輝いている。

    崩壊地を横切り、丹沢山と書かれた道標の山道に入ると、すぐにブナ林が広がる。
    朝日にブナの若葉がみずみずしく輝いている。

  • ブナの特徴ある美しい木肌

    ブナの特徴ある美しい木肌

  • 白雪姫と7人の小人でもひょっこり飛び出してきそうな、メルヘンチックなブナの森。<br />

    白雪姫と7人の小人でもひょっこり飛び出してきそうな、メルヘンチックなブナの森。

  • トウゴクミツバツツジのピンクが、森に明るいアクセントを添えている。

    トウゴクミツバツツジのピンクが、森に明るいアクセントを添えている。

  • 首都圏に近い丹沢は、排気ガスなど大気の汚れをまともにうけ、尾根筋のブナは立ち枯れが目立つ。都市部の大気汚染が相模湾より上昇して、霧とともに樹木に付着することで、ブナを弱らせてしまう。この付近はそういった大気の汚れをまぬがれているようで、元気なブナの姿を見ることができる。

    首都圏に近い丹沢は、排気ガスなど大気の汚れをまともにうけ、尾根筋のブナは立ち枯れが目立つ。都市部の大気汚染が相模湾より上昇して、霧とともに樹木に付着することで、ブナを弱らせてしまう。この付近はそういった大気の汚れをまぬがれているようで、元気なブナの姿を見ることができる。

  • 若葉を繁らせるブナを見上げ、太い幹をなでながら、「あなたは森のお母さんだからね、がんばってね」とブナを励ました。<br />ブナの木があってこそ、森は豊かに潤い、森に生きるすべての命を育むことができる。

    若葉を繁らせるブナを見上げ、太い幹をなでながら、「あなたは森のお母さんだからね、がんばってね」とブナを励ました。
    ブナの木があってこそ、森は豊かに潤い、森に生きるすべての命を育むことができる。

  • 美しいブナの森をぬけ、コルから鎖場を通過して丹沢山へ。

    美しいブナの森をぬけ、コルから鎖場を通過して丹沢山へ。

  • ふたたびブナの森となり、登山道には植生保護のための木道が敷かれ、シカ除けの柵も見える。<br />林床の緑はバイケイソウ。

    ふたたびブナの森となり、登山道には植生保護のための木道が敷かれ、シカ除けの柵も見える。
    林床の緑はバイケイソウ。

  • 森のいたるところで咲いている花は、ツルシロカネソウ。

    森のいたるところで咲いている花は、ツルシロカネソウ。

  • 木道を登りきると丹沢の主綾線となり、右は蛭ヶ岳、左が丹沢山となる。

    木道を登りきると丹沢の主綾線となり、右は蛭ヶ岳、左が丹沢山となる。

  • やがて山頂となり、なだらかな山頂には新しく建て替えられたみやま山荘が霧のなかに見えた。

    やがて山頂となり、なだらかな山頂には新しく建て替えられたみやま山荘が霧のなかに見えた。

  • 丹沢山から塔ノ岳へ、気持のよい尾根道がつづき、開花したツツジもすこしづつ増えてくる♪

    丹沢山から塔ノ岳へ、気持のよい尾根道がつづき、開花したツツジもすこしづつ増えてくる♪

  • シロヤシオがこぼれるように花をつけているのもあって、ワクワク胸は高鳴る^^

    シロヤシオがこぼれるように花をつけているのもあって、ワクワク胸は高鳴る^^

  • シロヤシオは、5枚の葉を輪生してつけるところから五葉躑躅とも呼ばれている。

    シロヤシオは、5枚の葉を輪生してつけるところから五葉躑躅とも呼ばれている。

  • いかにも山の花らしい清楚な花、シロヤシオ。<br />愛子様御印の花としても知られている。

    いかにも山の花らしい清楚な花、シロヤシオ。
    愛子様御印の花としても知られている。

  • トウゴクミツバツツジも、負けてはいない^^<br />新緑をバックに放つ鮮やかなピンクが美しく、出会うごとに目が引かれる。

    トウゴクミツバツツジも、負けてはいない^^
    新緑をバックに放つ鮮やかなピンクが美しく、出会うごとに目が引かれる。

  • 山の急斜面でも、白とピンクのツツジが競演。

    山の急斜面でも、白とピンクのツツジが競演。

  • 雲がきれて陽射しがもどってくると、綾線はいっそうツツジが鮮やかに映える。

    雲がきれて陽射しがもどってくると、綾線はいっそうツツジが鮮やかに映える。

  • あまりに見事なツツジの景観に、登山者たちから歓声があがる。<br />「綺麗ですね〜」<br />すれ違う登山者同士で交わす言葉はこの一言に尽きる。

    あまりに見事なツツジの景観に、登山者たちから歓声があがる。
    「綺麗ですね〜」
    すれ違う登山者同士で交わす言葉はこの一言に尽きる。

  • 正面に見えているのは蛭ヶ岳?

    正面に見えているのは蛭ヶ岳?

  • 塔ノ岳山頂まで、たっぷりとツツジをたのしんだ。<br />ここから先がまだ長い。<br />5分ほど休んですぐに歩きだす。

    塔ノ岳山頂まで、たっぷりとツツジをたのしんだ。
    ここから先がまだ長い。
    5分ほど休んですぐに歩きだす。

  • 丹沢主綾線は平日でも登山者がかなりいた。<br />暑いくらいの初夏の陽射しだが、山の気持ちよさをめいっぱい感じることができる爽やかな陽気だ。

    丹沢主綾線は平日でも登山者がかなりいた。
    暑いくらいの初夏の陽射しだが、山の気持ちよさをめいっぱい感じることができる爽やかな陽気だ。

  • 新大日の分岐から長尾尾根に入る。ここも樹林のなかに咲くツツジを見ながら歩ける。

    新大日の分岐から長尾尾根に入る。ここも樹林のなかに咲くツツジを見ながら歩ける。

  • ルンルンとたのしく歩ける長尾尾根だが、歩いている人は誰もいなかった。

    ルンルンとたのしく歩ける長尾尾根だが、歩いている人は誰もいなかった。

  • 山の斜面はツツジの花盛り

    山の斜面はツツジの花盛り

  • ツツジの花びら散る登山道<br />花が落ちたところもきれい〜<br /><br />下りの傾斜が強くなってきたので、カメラをザックにしまい、トレッキングポールを両手に下った。ポールのおかげで膝も痛くならず、しかも速く歩くことができた。道を間違えていないかどうか不安なこともあり、できるかぎりのスピードで休むことなく山を下りた。

    ツツジの花びら散る登山道
    花が落ちたところもきれい〜

    下りの傾斜が強くなってきたので、カメラをザックにしまい、トレッキングポールを両手に下った。ポールのおかげで膝も痛くならず、しかも速く歩くことができた。道を間違えていないかどうか不安なこともあり、できるかぎりのスピードで休むことなく山を下りた。

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この旅行記へのコメント (4)

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  • rokoさん 2008/06/14 19:24:49
    丹沢山
    続いて丹沢山を拝見しました。

    丹沢山は以前から興味ありました。
    田中澄江さんの花の百名山でも有名ですね。

    丹沢にもヒルがいるのですね!
    こちらもヒルが多くて、これからの季節、近場の山には近づけないです。
    シロヤシオも大好きですが、今年はこちらは不作で余り咲かなかったそうです。

    ほんとに美しいブナの森
    メルヘンチックな雰囲気


    > なんて美しいのだろう! 心洗われるブナの森! 上も下も、見回すかぎり優  い緑に包まれる幸福感といったらない。時の経つのも忘れ、まるで野ウサギの  うに森のあっちへこっちへ、誰もいない森を散策して愉しんだ

    素晴らしい時間を過ごされましたね・・・

    そして最後の桟橋のがけ崩れ
    恐怖との戦い、よくぞ足跡を見つけられて
    数ヶ月前、友人が後ろから渡っていて、ドスン
    幸い谷底が浅かったのとリュックが身代わりでした。


       roko


    そよ風

    そよ風さん からの返信 2008/06/15 19:37:48
    RE: 丹沢山
    rokoさん、丁寧にごらんいただき恐縮です。

    日帰りですと、アプローチがすこし不便な丹沢山、
    これまで近くまで行ってはいてもピークを踏むことなく終わっていました。
    今回ブナの森の素晴らしさを知って、
    これからはブナに会いにもっと頻繁に登りたいと思いました。

    丹沢では、ヒルの出る範囲が広がっているようです。
    次回からは必ず塩持参でいかなくてはと思います。
    丹沢も、西丹沢では、沢にもヒルはいません。
    以前、東丹沢で沢登りをしたときは、かなりヒルにやられました。

    > 数ヶ月前、友人が後ろから渡っていて、ドスン
    > 幸い谷底が浅かったのとリュックが身代わりでした。

    危なかったですね!
    山歩きは危険と背中合わせでもありますから、
    ちょっとしたことが事故につながりますね。
    丹沢を歩いていた友人が獣道に迷い込み滑落したとき、
    やはりザックが身を守ってくれた話を聞きました。
    顔は擦り傷で腫れあがりましたが、背中をザックで保護され
    大事に至らなかったと、、、
    私もじゅうぶん気をつけて歩きたいと思います。

    そよ風

  • 旅猫さん 2008/06/08 15:15:28
    最高ですね♪
    そよ風さん、こんにちは!

    新緑の丹沢、堪能させていただきました!
    素晴らしいです。
    この写真のように、淡い色合いの森って素敵ですよね。
    躑躅の競演も美しい。

    ブナの大木に、
    「あなたは森のお母さんだからね、がんばってね」って声を掛ける。
    その気持ち、よく分かります。
    葉は土に、蓄えた水は、森のすべての生命を育んでいますものね。
    ミズナラも好きですが、やはりブナが一番美しい。

    それにしても、出だしに蛭にやられるとは災難でしたね。
    旅猫

    そよ風

    そよ風さん からの返信 2008/06/12 13:17:11
    RE: 最高ですね♪
    旅猫さん、いつもありがとうございます!

    これまで丹沢はいくどとなく登っているのですが、
    丹沢山だけ行きそびれていました。
    長丁場のルートでしたが、思いきって出かけてみて正解、
    ブナの立ち枯れが多い丹沢にあって、ここだけはそれもなく、
    美しいブナの森が広がっていて、うれしくなりました。
    みやま山荘の小屋番さんは、丹沢に唯一残る自然とおっしゃっていましたが
    崩れやすい丹沢も、ここの森はまだまだ元気です。
    たいへん貴重なブナの森ですね。
    ほんとうにブナは魅力的な樹です。

    ツツジも、シロヤシオとトウゴクミツバツツジが同時に咲いているのを
    見られたのもラッキーでした。
    本来ならシロヤシオが咲き終わった頃、ミツバツツジとなるのですが、
    天候の不順が影響したのか、丹沢山と塔の綾線は両者が咲きそろって
    とても得した気分です。

    秋のブナを見に、紅葉の時期にまた登ってみようと思います。

    ヒルはとても多くなっているそうです。
    夏場の丹沢山は、塩必携ですね^^

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