バングラデシュ・黄金のベンガル紀行2008　～Chapter6 ロケットスティーマー篇?～

2008/04/27 - 2008/04/27

バングラ半周の船旅(笑)・ロケットスティーマーの旅も中盤に差し掛かりました。

頑丈なロケット号は泰然自若とベンガル湾に注ぐ大河を進みゆき、その両岸には自然豊かな、黄金のベンガルの大地が広がっていました。改めて、バングラデシュは海と川と緑の国だなぁーと感じることができます。(^^)

27時間の長ーい船旅の間、ロケット船内ではタイタニック号みたいに様々な乗客との出会いがありました。(笑)

そして真っ赤な太陽がベンガルの大地に昇って沈みゆくまでの間、川とともに生きる人々の素朴な暮らしぶりも垣間見ることができ、どんな高級クルージング船にも劣らない、じつに素晴らしい船旅を楽しむ事ができました！！

長いようで、あっという間だったRocket Crusing Love。
ロケット号には、現役引退する前にまた乗ってみたいです！(^^)

エリア その他の都市(バングラデシュ)

一等室の乗客でクルナまで行くのは、バングラデシュの上級階級者達と小市民の私だけ…。(笑)
デッキで座っていると、バングラデシュ軍隊を退役したというおじさん達に話しかけられました。彼ら4人のグループはこれからクルナへ行き、その後バゲルハット南方のサイクロン｢シドル｣被災地に行き、しばらく支援活動をするとの事でした。
｢マルオも、興味があったら一緒に来るか？？｣
2007年11月にバングラ西部沿岸地帯を襲ったサイクロン｢シドル｣のニュースは日本でも大きく取り上げられていたし、被災地がどういう状況なのか、とても気にはなっていました…。
しかし、私は時間が限られたリーマン弾丸トラベラー…。学生旅行のように時間がたーっぷりあれば、またとない機会だし、一緒に支援活動についていきたかった……。

泥んこになって遊ぶチビッ子。

次の港に到着。

じつはこの港、2006年7月に日本の円借款プログラムで建造されたそうです！ここでは多くの人々の役に立っているようだし、このODAは評価ができるのではないでしょうか？？
一方で、遙かイスラエルのヨルダン川にかかる、あのムダムダODA橋を思い出してしまいました…(爆)（※カイロ・エルサレム聖地巡礼2007 Chapter6に記述）

ガイジンさん、め〜っけ！！

港を出発。

ちょっくら船内探検。

ハロー・ボンドゥー！！（ベンガル語で友達）
ここに座っていきなよ！

このロケット船の本名はレプチャ号。
1938年に建造、1983年に蒸気船からディーゼル船に。
あと、昼と夜で乗船の定員が大きく変わるらしい…。謎だ…(笑)

井戸水ならぬ、ダッカから積み込まれたロケット水。(笑)クルナ到着前の寄港地モングラでは、多くの村人達がこの船に水汲みにやって来ていました。

ロケット号の心臓部・ディーゼルエンジン。

日陰でおヒルネ。

ベビースターっぽいお菓子を売る男の子。

トランプをする乗客。私が自発的に撮ったワケではなく、私についてきた少年達が｢あのトランプ撮って撮って！｣とねだるから撮って、みんなに見せてあげました…(^^;;

この赤ん坊はまだ首がすわってません。。。

テレビの次はチャリを運ぶ船。(^^)

のどかな村の風景。真ん中の木でできた橋、すごいなぁ。

川沿いの民家。バングラの地方では、このように堤防のない所が殆どで、日本とは全く違います。ここで水位が1mも上昇すれば、この民家は流されてしまうのでは……？心配です。

自然河川の向こうには学校が。洪水・サイクロン時には格好の避難所ですね。

川べりで牛を放牧する女性と、木船を引き上げる男性。(^^)
負のイメージが多いバングラデシュでも、乾季には、こーんな平和な風景が広がっています。

ロケットをまだまだ探検してると(笑)、一等室の真上にある操縦室に招かれました。そこで、ロケットの船長さん達としばらくだべってました。

やっぱ、操縦室からの眺めは最高！！

操縦室。

ロケット号の先頭。あそこでタイタニックごっこをした日本人がいたと、船長さんが言ってました(笑)。

ロケット号の後ろを振り返る。

奥に見える大きな池は、エビの養殖場になっています。主に中国・日本に輸出されるそうです。

ロケット号で迎える夕焼け。コックスバザールの夕焼けも絶景でしたが、このように大河に沈む夕日も、すばらしく綺麗です。

操縦室の横で、ぽーっと夕焼けを眺めていました。ロケット最高！！！

もうすぐモングラ港。

モングラに到着！！町の中心部は対岸側にあり、ロケットが停まるこっち側はのどかな村です。

｢六甲のおいしい水｣ならぬ、｢ロケットのおいしい水｣(?!)を汲みに、村人達がわんさかロケット号に乗り込んできます。
ロケット号、輸送だけでなく生活支援にも大活躍！！(^^)

列になってロケット水を汲む人々。

モングラ商店。

モングラに停泊している間、船長さんに連れられ、チャイをご馳走になってしまいました…！ドンノバット！m(_ _)m

チャイに練乳混ぜてます！(^^)

チャイを飲んで船に戻ると、水汲みが終わった子供達が10人ほどぞろぞろとついてきて、写真撮って撮ってと言ってきます。(笑)
ちょっとフセイン似のパパに(笑)、｢うちのカワイイ娘も撮ってくれ！｣とお願いされ、もう一枚パチリ！

モングラを出て、夜10時にクルナに到着しました。本当に楽しい船旅でした。