2003/09/17 - 2003/09/21
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Shuntatatataさん
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なにかと危険なイメージのある『ヨルダンの首都アンマン』、でもそれは今は昔の話。
イスラエルと正式な国交が開けてからは、平和が訪れた・・・ように見えます。
シリアでもそうだったようにイスラムの人々はとにかく人が良い!
とにかくフレンドリー、それでいてアジアのようなうさん臭さがない(少ない?)!
いったい何度コーヒーやお茶をご馳走になったことか・・・
なんでもイスラム教の教えには”旅人にはもてなしを”という素晴らしい教えがあるそうな。。。
信仰心ってのはすごいもんです。
無宗教・無関心の日本人には、理解困難な世界です。
それだけに、イスラム世界は面白いんだろうな♪
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー ヒッチハイク
- 航空会社
- エミレーツ航空
-
前夜の11時近くにアンマンに着いたにも関わらず、翌朝6時にはホテルを後にした。
目指すはインディージョーンズで有名なぺトラだ。
何気に僕は、小学生の頃からのインディージョーンズフリークである(笑)。でも、あの遺跡が実在するってことは、ネパールで合ったヨシマサさんに聞くまで知る余地もなかった。
あの谷が、あの神殿が本当にあるってことなんだ。
すごくね?
あの谷の裂け目のような道(シーク)の前に立つ。
ちなみに、例の学生証はここでもグッジョブをする。 -
1.2kmに及ぶシークが続く・・・
そして、その先にあの巨大で荘厳な神殿が突然姿を現す。。。感動で叫びたくなる。
これじゃー何百年もの間,誰にも発見されなかったというのもうなずけるってもんだ。 -
圧倒的!
『エル・カズネ "AL KHAZNEH"』
ぺトラ・・・『インディージョーンズ』の舞台となった遺跡。
”パルミラ”が霞んでしまうほど、そのスケールは桁違い!素晴らしかった! -
石を積み上げたのではなく、石を削って作られた都市・・・巨大な彫刻ってことになる!
その岩肌は赤く、”赤い薔薇の都市”と言われるそうな。まさにっ・・・ -
意外に中には何もない(笑)
でも外観の美しさだけでも十分満足さ。 -
ぺトラはエルカズネやエドディルに代表される「遺跡群」である。実際、ものすごい数の建造物がものすごい広範囲に渡って点在してるわけだ。
暑さも半端じゃなく、持っていた2Lの水が底を着きそうだ・・・ -
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道を塞ぐ巨大な岩
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エドディルへは、こんなゴツゴツした岩場をしばらく登って(けっこうキツイ)いく。
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しばらく行くとエルカズネに匹敵する規模の『エド・ディル "AL DEIR"』が姿を現す。
-
この辺りになると、遺跡だけじゃなくその景色も見応えありっスな。
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ぺトラから、運良くワディラムへ直行するツアーに参加することができた。実はこれ、人数が集まらないと催行されないらしいんだけど、たまたま参加することができた。運がよかったと思う。
メンバーはスイス人の女の子2名、ベルギー人1名、フランス人のカップル2名。 実に多国籍だ♪
さて、どうなるのか?
正直、このツアーの内容はまったく聞かされてない(笑)。知っていることは、ただワディラムへ行き、1泊して紅海沿いの街アカバへ行くということだけだ。
行ってすぐに、最低限の荷物を持って、トラックの”荷台”に乗せられる。 そうなのだ、日よけもないトラックの荷台で砂漠を突っ走る。それがこのツアーだ。
こいつがまた、揺れる揺れる(笑) -
風景はこんな感じ。砂と岩・・・写真じゃわかりずらいけど、この岩は「山」って行ってもいいんじゃないかってデカさです。
-
アラビアのロレンスの世界。ワディラム。
映画自体はものすごく古いらしいんだけど、この映画だけはと思って、旅の前に予習してきたんだ。
その映画の中で、ロレンスがのどを潤す泉がある場所があるんだけど、そのロレンスの泉からの眺め。
絵になるなー。 -
お昼休憩中。
岩陰で火をおこして、パンとあまーい紅茶の簡単な昼食。このあまーい紅茶は病みつきになります。
食後は昼寝のお時間。
しっかし、ハエがあまりにうるさくって、寝れる人は相当ずぶとい。 -
赤い砂の砂丘。
なぜかここの砂だけが赤い。
気合入れて登ってしまったら最後、靴と靴下が赤くなる(笑) -
自然にできた岩の橋。
この岩の橋。。。意外にでかいのだ。この写真でいうと人間は5mmくらいかね。 -
僕の影です。
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今日のお宿、ベドインのテントへ。
ちなみに、写真に写っているトラックみたいなのが僕たちの足であり、この荷台に乗っかって移動します(笑) -
テントの中、この中でみんな思いも思いの方向を向いて寝ます。 センスはよいね。
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テントの眼前にそびえる巨岩。
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テントから見えるサンセット。
沈む太陽を背に、ベドインの子供たちを砂漠サッカーをしました。
砂漠サッカー 一生に一度の体験っすな♪
スライディングしても何をしても怪我しません! -
砂漠のサンセット・・・今まで見た中で一番かもしんない。
砂漠の星空もまた・・・今まで見た中で一番かもしんない。 -
晩飯は、穴を掘ってその中に薪を入れて作る原始的なベドイン料理。鶏肉がゴロゴロ入ってて、味もそんなに悪くなかったよーな。
-
早朝、太陽も登りきらないうちに、出発。
この日はそのままアカバへ向かい、そこで皆解散。
僕はなぜかツアーが一緒だったベルギー人と一緒に、アカバをちょっとだけ回って、アンマン行きのバスに乗り込んだ。
写真はアカバから眺める紅海。
対岸はエジプト。 -
なんかクールな猫。
バスの時間までまったりしていると、ベルギー人がおもむろにカバンからチョコレートを出した。
そいつ曰く、ベルギーで有名なチョコらしい。
「I can't travel without this」
お前は何歳だ? 明らかに40過ぎである。
でも、それを一切れもらって納得した。
すげぇーうまかったのだ。なんだろ上品な感じ(笑)
それ以来僕はなんとかしてそのチョコに再度ありつこうと、ベルギー旅行を計画するもまだ達成するには至っていない。。。。
おそるべし、ベルギーチョコ。
後日談、ボリビアで会ったベルギー人にそんな話をしたら、彼は「おれはチョコが嫌いだ」っと。
どっちなんだ、ベルギー人? -
クリフのホテル員サーマル(かなりオモロイ)に死海・マダバへの行き方をたずねる。なんでも、死海からマダバへはヒッチハイクで行け!っというではないか?
・・・大丈夫なのか?
「大丈夫です。全然大丈夫です。」
本当か?
「どういたしまして」
「?」
彼の口癖になっている片言の日本語を聞いて、さらに不安になるも、とにかく行ってみるしかないだろう。
海外初ヒッチハイクである(つっても2度目の海外旅行だけど)。 -
ぼろぼろの乗合バスを2度乗り継いで、目的地・死海に辿り着いた。DEAD SEA!直訳”死海”。地球上でもっとも低い場所!
ネパールで地球上でもっとも高いエベレストを見てるから、地球の最高点と最低点を制覇だ!
着いたところは何もない、ただ死海だけがある殺風景なところ。人も誰一人として見えない。
水はかなり透明できれいである。
奇妙な興奮を感じながら水着に着替えて、一歩、一歩湖に入ると不思議な浮力を感じてそのまま体が浮き上がった!
思ったこと、それは新聞が読みたい(笑)
昔の教科書に載っていたあの姿をしてみたいってことだ。
でも実際、一人だと写真を撮るのが一苦労。 -
水面で横になったことがありますか?
水から出ると、濃い塩が身体の表面で乾き、きらきらと光りだす。なんか不思議な体験だったなァ。
そしてここからが問題だ。
ヒッチハイクをせにゃいかん。
そんな折、水を借りた小さな売店に一台の巨大なトラックがやってきた。牛乳だかなんだかを積んでいるようだ。この車を逃すともう後はないかもしれない。
トラックのおっちゃん曰く、アンマンまで行くとのこと。よしじゃーアンマンとマダバの分岐点まで連れてってくれと、身振り手振りと都市名だけ告げて頼んでみる。
なんとOK。
一撃必殺である♪
イスラムはとにかく親切な人が多い。
このおっちゃんも車に乗せて、さらにコーヒーまでご馳走してくれた。他にも旅の間、多くの人にコーヒーや紅茶をご馳走になった。あのちょっと危ない印象とはちょっと違うようだ。
その後、もう一度ヒッチハイクをして目的地のマダバに辿り着いた。 -
旧約聖書、モーゼが民を率いてこの場所で叫んだ「あれが約束の地(エルサレム)だ!」
大昔に『十戒』を観たけど、内容をあんま覚えてない、復習せねば。 -
この”ネボ山”からは、肥沃なイスラエルの大地が見渡せます。
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モーゼゆかり(?)の地ってことで、ここではイスラム色がちょっと薄れて、キリスト教色が強くなる。
-
教会の内部はこんな美しいモザイクで装飾されている。確か世界地図か何かのモザイクもあったはず。
マダバからの帰りアンマン郊外を歩いていると、一人のおじいちゃんに話しかけられた。
片言の英語でとても友好的。
おっちゃんは言う。
「この辺りにはジャパニーズガールがいっぱい居るんだ」
「女性(ガール)が?」
一人旅の僕にはちょっと耳寄りな情報である。
「ほらあそこにも」
え? いないんだけど・・・
「ほらあそこにも」
え? いないんだけど・・・
そんな意味不明な会話をしていると僕はあることに気づいた。おっちゃんが指差す先には女性ではなく常に日本車があるのだ。
イスラム英語は全ての「R」をアールと発音するのだ。
つまり、僕に聞き間違えていたジャパニーズガールは、ジャパニーズガー、ジャパニーズカー
すなわち日本車なのだ。
なんて紛らわしい!
ドゥーユーアンダ"ル"スタン?
イスラムではここにもルが入る(笑) -
日本へ帰る日の朝、アンマン近郊の遺跡ジュラシュへ。たぶん素晴らしいけど、パルミラとぺトラを見た後ではさすがに、ちょっと物足りない。
-
でも人がほとんどいなくて、居心地はよろし。
-
シリア・ヨルダン 最高に面白かったー
この後数年間、イエメンを旅するまで
僕は一番面白かった国はシリア・ヨルダンと答えてきた。
それほど、この国は濃く、面白い。
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