花桃発祥の地、はなもも街道。清内路村の国道２５６号は木曽谷と伊那谷を結ぶハナモモの道。　/　長野県下伊那郡清内路村（せいないじむら）

2008/04/29 - 2008/04/29

阿智村、はなももの里を後にした私はそのまま清内路村に向かいました。

清内路村の清内路峠、伊那谷と木曽谷を結ぶ、重要な路です。
その道路は国道２５６号線。
その名もはなもも街道。
街道沿いに数千本の花桃が植えられています。
４月下旬から５月上旬の頃、ドライブ、ツーリングには注意。
脇見運転で事故をしますよ〜。(笑）

それは冗談として、本当に素晴らしいドライブを楽しむことができます。

はなもも街道は花桃発祥の地として知られます。
赤白ピンクの三色に咲き分ける花桃は、
大正１１年、電力会社社長であった福沢桃介（福沢諭吉の娘婿）が、
ドイツのミュンヘンで華麗に咲く三色の花桃を見かけ、
その美しさに魅せられ３本の苗を購入し帰国、
木曽の発電所庭に植えたのが始まりだそうです。
その後、村の人々の手で苗木が植えられて現在に至っているとのこと。

飯田ＩＣ周辺から水引の里、天竜峡、伊那谷道中、
阿智村（駒場、昼神温泉、月川温泉）、清内路村、
南木曽（富貴畑温泉、南木曽温泉、妻籠宿）までが
はなももで結ばれます。

エリア 阿智・平谷(長野)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満

国道２５６号線、清内路村村役場近く。
このような素晴らしい風景に出会える街道。

清内路村、村役場近く、黒川沿いに春が訪れる。
新緑と花桃が競い合う。

黒川沿い、黒船桜の袂より。

街道脇、山肌も花桃が彩る。

中央が黒船桜。
見頃を過ぎて墨色となる。。
黒船桜より襷を受けた花桃が辺りを彩ります。


黒船桜：
ペリー来航時に植えられた「しだれ桜」で、
通称黒船桜と呼ばれる。
枝振りが良く一本の木とは思えない花をつけます。
清内路村指定天然念記念物。

墓地の中に立つので、撮影にはアングルを選びますが、先祖の霊とともある見事な桜で多くのカメラマンも訪れます。来年、もう少しいい時期に訪れたいと思います。ただ、駐車場がないので大変とのこと。


おわり。