2008/04/16 - 2008/04/16
1288位(同エリア2032件中)
そよ風さん
新宿から電車で、登山口までわずか50分というアクセスのよさ、大都会に隣接する山でありながら、豊かな自然に手軽にふれることのできる高尾山。昨年は「ミシュランガイド」に三ツ星で紹介されたこともあって、高尾山を訪れる人が急上昇、四季をとおして楽しめる人気の山となっています。
高尾山とその周辺に生息する高等植物は 153科1,300種類という豊富さで、貴重な植物のサンクチュアリとしても評価が高い。
私も小学校の遠足以来、何度となく登り、馴染みのある山ですが、今回ひさしぶりに登ってみて、高尾の魅力をあらたに感じました。
高尾山は「すみれの山」と呼ばれ、数多くのスミレが見られます。
スミレの種類は世界に800種類ほどあり、日本では60種類くらいの自生が見られますが、高尾ではそのうち約40種類の自生があるといわれ、これはたいへん数が多く、このことからも高尾がすみれの山と呼ばれ、スミレの宝庫となっているのがわかります。
-
今回は裏高尾の日影沢から歩き出します。
沢沿いの林道で迎えてくれた花はニリンソウ♪
群落をつくっているところもあって、見事な眺めです。 -
2本に枝分かれした先に、二輪の花をつけるところから名前がついています。
葉のグリーンと白い花のコントラストが美しい群落をつくり、花が風にゆれる様子がとても素敵です。 -
まず最初に見つけたスミレは、タカオスミレ。
ここ高尾ではじめて発見されたので、タカオの名前がついています。 -
タカオスミレとよく似た、というかほとんど同じに見えるのがヒカゲスミレ。
葉がこげ茶色が特徴のタカオスミレとは、葉の色の違いで区別するそうです。 -
そうそう、いちばんポピュラーなスミレ、
タチツボスミレは、いたるところに咲いています。
そのなかでも、とびきり美人姉妹をアップ(^.^) -
日影沢の林道を20分ほど歩くとキャンプ場、ここから道は二つに分かれるので「いろはの森」へすすみます。
針葉樹と落葉樹が混在した「いろはの森」を、森林浴しながら登っていきます。 -
山道をジグザグに登っていくと、途中で林道に飛び出します。
よく陽のあたる林道にはエイザンスミレが咲いています。
裂けている葉が特徴なので、分類の難しいスミレの仲間のなかでも、いちばんわかりやすいスミレです。
花びらに一粒朝露をつけて、微笑んでいました^^ -
いろはの森を登ってきて一汗かいたところで、山頂につきました。
高尾山頂(599m)、ヤマザクラが満開です。 -
山頂近くで見つけたスミレ、
淡い薄紫色の花がきれいで、葉もちょっと変わってる。
名前がわかりません(?_?) -
山頂から一丁平に向かう登山道わきや、山の斜面にスミレがたくさん見られます。
これは、ナガバノスミレサイシン。 -
ヤマルリソウの群落もあります。
とっても小さな花(5mmくらい)で、三脚なしの撮影はブレて上手く撮れません。 -
高尾山頂から一丁平への明るい尾根はヤマザクラがたくさん咲いていて、お花見しながら歩けます。
-
お花見時にはたいへんな混雑だと聞きますが、これだけサクラが多いと、お花見山行もたのしいですね。
-
さらに、サクラの下には目にも鮮やかなピンクのグラデーションが飛び込んできました!
ミツバツツジが咲き誇っています。 -
山に咲くツツジのなかで、最も早く咲くのがミツバツツジ、山を彩る花としてもなかなかのものがあります。
どこを見ても傷んでいる花がないことから、いちばんの見頃に出会えたようです。
ラッキー♪ -
サクラ満開の一丁平につきました。
広い鞍部となった一丁平は、一休みする人、お弁当を広げる人たちで、寛いだ光景です。 -
すぐ下の森では、ミヤマカタバミの群落が見られました。
-
登山者の皆さんが腰を下ろしている草地には、クサボケや、
-
ヒトリシズカが咲いています。
一人静かに咲く花かと思っていたら、そうじゃなくて、
義経を偲びつつ頼朝の前で舞いを舞った悲劇の愛妾・静御前の姿に 見立てて付けられた名前なのだそうです。 -
この辺りでたくさん見られる花、イカリソウ。
十文字に開く花が、船の錨に似ているのでこの名前が。
甘すぎない品のあるピンク色、そのユニークな形もかわいいです。 -
一丁平には白樺も数見られ、その白い木肌がさくらとの美しいアクセントを描いています。
-
葉と花が同時にひらくヤマザクラ
ソメイヨシノのような華やかさはありませんが、
山に咲くサクラならではの、控えめな美しさがいいですね。 -
一丁平周辺でも多くのスミレが見られます。
ヒナスミレ
とても小さいスミレで撮影に苦労しました。 -
赤みの強いエイザンスミレ
-
横顔もお目にかけましょう^^
花の後ろ側に飛び出している小さな袋状のものは、これは距(きょ)と呼ばれ、スミレらしさを特徴づけています。 -
アケボノスミレ
大き目の花と、濃いローズピンク色をしたスミレで、葉より先に花がひらくのが特徴です。
アケボノスミレは数が少なく、高尾山で見られたのは二つだけでした。それも咲き出したばかりで、花はまだ半蕾の状態です。 -
花ひらくと、その綺麗な色といい、とてもゴージャス感のあるスミレです。
昨日、山梨の山で撮影した写真で、おまけです^^ -
マルバスミレ、だと思います?
-
小仏城山(670m)山頂です。
-
山頂には茶店があり、おすすめはなめこ汁です。
とろみのきいたアツアツのなめこ汁、おいしいですよ〜
しかも、なめこ汁250円、ドリップコーヒ200円など、たいへんリーズナブルな価格設定がうれしいです。
尾根はこの先、景信山、陣馬山と続いていますが、この日はここで引き返しました。
たくさんの春の花に出会えた高尾山、とても楽しく歩けました。 -
そして、10日後の4月27日、再び高尾に登り、「高尾山エコアクション」に参加してきました。
この日は、メッセージTシャツを着て高尾山を歩き、トンネル反対をアピールするというイベントです。
これは、現在建設が進められている圏央道工事、高尾山をくりぬいてトンネルを造るというものです。
日影沢へ行く途中に、巨大なジャンクションの建設現場があります。周囲の環境とはあまりに不釣合いな建築物、そして圏央道建設によって損なわれる自然環境を思うと、胸が痛みました。 -
はじめの部分でもふれましたが、自然の宝庫ともいわれる高尾山の自然を、後々の世代にもで残したい、そういった思いで、「高尾山の自然を守る会」http://www.naturetakao.com/が運動しています。
トンネルが掘られたら、この貴重な自然は、生態系も崩れて大きなダメージをうけることでしょう。
署名運動に書き込みしながら、高尾山にトンネルが掘られないことを祈るばかりでした。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- 旅猫さん 2008/05/03 16:02:18
- スミレがいっぱい♪
- そよ風さん、こんにちは!
高尾山のスミレ、堪能しました!
大好きなスミレがたくさん見られて最高です!
旅猫も、スミレを求めて高尾山にはよく登りました。
ここ2年ほど、行くことができません。。。
でも、そよ風さんのおかげで、見ることができました♪
それにしても、圏央道の建設は不安ですね。
高尾山にトンネルを掘るなんて、信じられません。。。
地下水の流れが変わるだけで、高尾の生態系は大きく変わることでしょう。
できれば、建設は止めて欲しいものですね。
旅猫
- そよ風さん からの返信 2008/05/03 22:06:23
- RE: スミレがいっぱい♪
- 旅猫さん、さっそくの書き込みありがとうございます!
私もいつになく速レスで、、(^^ゞ
そうですよね〜
旅猫さんもスミレがお好きでしたよね、
> 旅猫も、スミレを求めて高尾山にはよく登りました。
ああ、やっぱり〜、すみれの山ですから、
スミレ愛好家にとっては外せない山ですね。
タカオスミレはじめ、ほんとうにスミレがたくさん!
下ばかり見て歩いていました^^
> それにしても、圏央道の建設は不安ですね。
> 高尾山にトンネルを掘るなんて、信じられません。。。
> 地下水の流れが変わるだけで、高尾の生態系は大きく変わることでしょう。
> できれば、建設は止めて欲しいものですね。
おっしゃるとおりです。
これだけ植物が豊富なのは、高尾山の水脈の豊かさもおおいに関係している
ことでしょう。トンネルによって生態系が一変してしまうのは
避けられないことですし、同時に交通量の増加にともなう環境悪化も
自然へのダメージが大きいですね。
高尾山に棲息する言葉をもたないたくさんの小さな命、
その命によって私たち人間がどれだけ癒され、
目には見えない恩恵をうけてきたことを考えると、
人間にとって便利な点ばかりを優先させてしまうことは、
後々取り返しのつかないことになると思います。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
2
32