2008/03/22 - 2008/03/22
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GOTOCHANさん
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白龍の滝から国道429号線で高野峠を越えて一宮町の河原田不動滝に向かい、時間が許す限り周辺の滝めぐりをするつもりでした。しかし、国道429号線の高野峠は3月31日までは積雪があれば通行止めという標識が出ています。フォレストステーション波賀の状況から大丈夫と思い峠越えを敢行しましたが、途中路面積雪のため敢え無く撤退。結局国道29号線を南下し、県道6号線から河原田不動滝を目指しました。このルートを取ったおかげで、予定になかった小の倉滝を見ることができました(もちろん予定していた滝の一部は見ることができませんでした)。
一宮町には一宮七滝七不動があり、河原田不動滝はその代表的なもので、正式には一宮不動の滝ということです。
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県道6号線から福知渓谷方面に右折、しばらく進むと右手に小の倉滝登山口の案内板があります。少し行き過ぎたところに路肩が広くなっているところがありそこに駐車可能です。
なお、福知渓谷は秋の紅葉で有名なところで、作家の田辺聖子さんがお気に入りの場所だそうです。何度か行ったことがありますが、確かに綺麗な渓谷です。 -
案内に従い山道に入って行きます。獣除けゲートを開けて、山道を歩くこと10分、端正な姿の小の倉滝、別名雨乞不動が姿を見せました。途中から物凄い水温が聞こえていましたが、かなりの水量でした。高野峠を通っていればこの滝には来ていなかったので怪我の功名でしょうか。
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落差は7mと小ぶりですが、美しい直瀑です。この滝の下流は小滝が連続してある美しい渓谷で、福知川へと流れ込んでいます。登山道からは急な斜面を降りていかなければこの渓谷には入れませんので自重しました。
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福知川の流れ。この上流が紅葉で有名な福知渓谷です。
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小の倉滝を後にし、本命の河原田不動滝へ向かいました。標識に従って行くと駐車場があります。駐車場の先にはこのような案内板がありましたが、かなり色褪せて整備されていない様子です。
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5分ほどで河原田不動滝に到着。滝前には不動尊があります。別名は五体明王不動滝ともいいます。
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河原田不動滝はこの写真の滝と上流にある滝の合計7本の滝の総称で、下流から一の滝、二の滝で一番上流の滝が七の滝です。この一の滝が最大落差で、45mあります。一般に河原田不動滝として紹介されているのはこの一の滝です。
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かなりの水量でなかなかの迫力です。
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信仰の滝らしい雰囲気です。
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一の滝の奥の院。
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当然のごとく上流の滝も見るため、一の滝脇のお堂の右にある山道を登っていきました。なんとなく山道が続いており、そのまま進んでいくとだんだんと沢がはるか下のほうに見えるようになってしまいました。
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確かに滝らしきものがいくつか見えていましたが、下へ下りていく道が見当たらないのでとりあえず行けるだけ行ってみることにしました。一の滝から歩くこと20数分、突然目の前が開けそこには荒れ果てた山の姿が…道はなくなり先に進みましたが、滝がある雰囲気ではなく引き返しました。
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沢を右下に見ながら来た道を引き返していき、最初に見えた滝へ直接降りていきました。それが七の滝です。落差10mで夫婦滝とも呼ばれているそうです。水飛沫が物凄く、いきなり濡れてしまいました。
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七の滝の前に朽ち果てた丸太の橋がかかっています。沢を下るには対岸に渡る必要がありそうでひやひやしながら丸太の橋を渡りました。少し沢沿いを下ると六の滝です。落差10m。
この後も道なき道を進みました。 -
落差5mの五の滝。左上に見えるのが六の滝です。五の滝だけ、滝のそばに滝名の表示が残っていました。
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落差8mの四の滝。
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落差3mの二の滝(下)と落差4mの三の滝(上)。三の滝のみ単独での撮影ができていませんでした。というか、この時点ではこの2つの小滝が二の滝、三の滝であることを認識できていなかったのです。
ここから少し下ったところが一の滝の滝口でした。さすがに一の滝は落差45mもあり、滝のそばを下るわけにも行かず、沢を横切って急斜面を攀じ登り、一の滝からスタートしている山道に無事復帰しました。
河原田不動滝には悪戦苦闘し、結局ここだけで2時間近くも費やしてしまいました。 -
河原田不動滝から国道429号線を朝来方面に進むと、やがて左手に路肩が広くなっているところがあります。ここには小和田御滝不動明王があります。
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その不動明王のそばに落差10mの滝があります。正式名称はわかりませんが、小和田不動滝とでもしておきましょう。この滝は一宮七滝七不動のひとつだそうです。
この滝で本日初めて滝の写真を撮っているおじさんを見ました。 -
普段は水が非常に少なそうな滝ですが、狙い通り滝らしい姿になっていました。
もう夕方です。次なる滝を目指して時間との戦いです。
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