チェコの車窓から　ドイツ国境の街cheb～ビールの街プルゼニュ

2005/10 - 2005/10

折角なので電車に乗らないと！！
そしてビールも本場で飲まないと！！
と言う事で早起きしてプラハ駅から電車に飛び乗った。

まずはドイツとの国境の町chebへ急行列車に揺られてひたすら走る。朝のチェコの風景を車窓からのんびり眺めながらの旅。

chebは小さな街だが、ドイツの影響も受けた鮮やかな色彩の街並みが美しい。コンパクトでのんびりとした良い街だった。
ここではこの地方の名物、ウェハースを購入。なかなかの美味。

昼食は駅の食堂で。この食堂にはまだどことなく社会主義時代の雰囲気が残っていた。15年前に始めての欧州旅行で訪れたハンガリーの駅食堂を思い出した。懐かしい。今となってはこういう場所も大切にしたい気分。

さて、帰りはプラハへ向う急行に乗り、プルゼニュで下車。目的は勿論本場のピルスナービール。
路面電車に乗って市内中心部へ向う。まずはビール博物館を見学、付属のビアホールで早速ビールをいただく。
ほろ良い加減で隣にいたおじさんにカメラのシャッターをお願いし、一応記念撮影もすませた。

その後街を散歩。突然目の前にシナゴークが現れた。
なかなか立派なシナゴーク。悲しい歴史のあった地域だけになんだか感慨深い。

駅のキオスクでサンドウィチとコーヒーを購入し、帰りの列車に乗車。帰りの列車は空いていてコンパートメントを独り占めし、なんだか優雅な気持ちでプラハに向った。

エリア プルゼニュ(チェコ)

列車ギリギリに駅に到着。なんとか目的の列車に間に合った。
オープンデッキでシートは革張り。なんとなく重厚感のある車内。結構乗客も多い。

車窓にはのどかなチェコの風景が広がる。
広〜いのっぱらや小さな村。癒されます。

小さな駅で停車。なんだか駅舎もかわいらしい。
時間があったら降りちゃうのですが・・・社会人の旅は自由がすくない。。。
ああ、逃亡したい。

駅員さんものどかな雰囲気。

ｃｈｅｂヘプに到着。
こちらがお世話になった列車なり。
お疲れ様でした。
輝かしきＣＤマーク！！CESKE DRAHY チェコ国鉄よありがとう。

運転手さんありがとうございました。
カラーリングが横須賀線に似てる。

ここchebはニュルンベルグとプラハを結ぶ国際列車のチェコ側最初の駅。国境の駅。

そのためか電車好きが集まる駅のようだ。
なぜかチェコ国鉄グッズを駅で販売していた。
チェコ国鉄車両の模型も発見。
そして、地元の鉄っちゃんも。ドイツからの旅行者か、うれしそうにチェコ国鉄グッズを眺めている。
私も隣でひとりチェコ国鉄グッズに見とれる・・・。

お土産にチェコ国鉄ボールペンを購入。会社の同僚へのプレゼントにはちょうど良かった。

これがchebの駅。
社会主義時代を思わせる近代的な造りの駅。

chebの旧市街の中心へ。
駅から徒歩で10分位。長方形のなが〜い広場が旧市街の中心。広場の周りにはドイツの影響を感じるカラフルな建物が並んでいる。

広場でアコーディオンを弾くおじさんを発見。
なんだかお洒落。

この街はドイツから物価の差を利用して買い物に来る観光客が多いらしく、ドイツ・ナンバーの車が広場に停車してあったり、ドイツ語を話す軍団によく遭遇した。

この広場にあったウェハース屋さんも結構行列になっていた。

小さな街だが、なかなか雰囲気も良い。

街の歴史は11世紀まで遡り、ロマネスク様式のお城も残っている。

広場の一角にある傾いた古い家々。
木組みのでカラフルな民家はドイツでもよく見られる。
おもちゃ箱みたい。

路地。
ピルスナーの看板が・・・
しかし本場プルゼニュに備えてここではビールを我慢する。

路地裏の民家も素敵。
壁の色がちょっと退色していて雰囲気がある。

なんて素敵な窓でしょう。

路地。
いい感じの路地。心ひかれる。

裏通りを彷徨う。
彷徨いガイのある街。
この規模の街は散歩しやすい。
迷ってもすぐ広場に戻ってこられる。

路地裏。
さまよって見たくなる街。

カラフルな家々。
停車している車はシトレーンでした。
フランス車も結構人気なんですねぇ。

いい感じの壁を発見。
不規則に並ぶ窓がかわいらしい。素朴な感じ。
それにしても、この５階以上の木造・・・よく倒れないなぁ。地震ないんだなぁ。

素敵な看板。
秋のチェコ。

不意に路地を覗くと聖母像が。
何かの施設だろうか・・・
なんだか素敵。

白黒で休憩中。
ご主人さまはウエハース屋の行列に整列中。

待っててね、ウエハースもらえるかもよ。

私も並んでみよう。

駅の食堂で昼食。
セルフサービス、そしてこの盛り付け。

なんだか社会主義時代の名残を感じるこの雰囲気。
こういうのも楽しい。

これが駅食堂内部。
殺風景なこの雰囲気・・・
そしてこの味、この盛り付け。

旧東側なのだとはじめて実感した。

プラハやチェスキーは、すっかり違和感のない街になっていて、この雰囲気を感じる場所はなかった。。。

駅にはチェコの路線図が。

流石チェコ国鉄。かなり細かく路線展開されている。

いつかゆっくりチェコの地方都市を鉄道で回ってみたい。

あ、ディーゼル列車だ。
うちの田舎を走る列車と同じ。ローカルな臭い。
２両編成だし。よい感じ。
乗りたい。

しかし、明日は帰国。
今日はプラハに帰らなければ・・・・

やっとプルゼニュに到着。
もうすぐ夕暮れ、急いでビール博物館に行かないと！！

足早路面電車に乗り換えて、市内へ向います。

それにしても、素敵な駅舎。
ｃｈｅｂの駅とは大違いです。

歴史を感じる建物です。

プルゼニュのホーム。
こちらが乗ってきた電車です。

プルゼニュ駅のホール。
天井が高く吹き抜けの大空間です。

旧市街の街並み。
プルゼニュはなかなかの街。さすがにchebよりも大きな街。人もたくさんでした。

路面電車の線路。
古い町並みの中を縫うように走ります。

Pivovarské muzeum に到着。
間に合いました。

古い醸造用の道具やラベルなどを展示したミュージアム。
日本でも有名なピルスナー・ウルケルが飲めるビアホールも併設しています。

博物館の展示。

ピルスナー・ウルケル生ビール！！
いただきま〜す。

夕暮れのプルゼニュを散歩。
趣のある街並み。

見上げるとシナゴークが。
このドイツ、中欧では悲しい歴史があっただけに感慨深い。

シナゴークは赤レンガ造り。
聳える二つの塔が印象的。

大分陽が落ちてきました。
街も夕暮れ色です。

夕暮れのプルゼニュ駅。
薄桃色に染まっています。

もうプラハに帰らなきゃ。

プラットホームの屋根。

おお、帰りの列車の客車は新しいぞ！！！
綺麗だ。

こちらのコンパートメントを独り占め。
ヨーロッパ列車旅ならではの贅沢。

なかなか洒落たカラーリングのシート。

ホームで作業をしている。
みなさんのお陰でチェコ国鉄は今日も元気に走っております。

プラハに到着。
これで旅もおしまいです。

プラハ国鉄、ありがとうございました。

この旅行記へのコメント （10）

• クレージーイワンさん 2008/04/14 23:59:57

  このウルケルうまそー

  このピルスナーウルケルうまそう
  

  ishicameraさん からの返信 2008/04/15 00:40:19

  苦味が利いててうまかったっす！！！

  へへへ、美味しかったですよぉ。
  チェコ旅行中唯一の生ビールさったせいか、とても美味しく感じました。(瓶ビールは毎日飲みました。。。)
  
  結構、苦味も利いてて美味しかったです。
  
  次回チェコに行かれる際は、ぜひプルゼニュへ。
  電車も頻発してて行きやすい街でしたぁ。
  
  ビール工場見学もできるようですよ！！！

• カヌ太郎さん 2008/04/13 21:40:56

  はじめまして〜

  ishicameraさん
  
  はじめまして。
  何度かおじゃまさせていただいて
  いましたが
  遅ればせながらご挨拶を♪
  
  チェコの街並み、がとても素敵です。
  街歩きの楽しさが伝わってきます。
  そしてこの窓の写真、
  窓の向うでどんな暮らしをされているのか。
  心が暖かくなるような感じがします。
  
  カヌ太郎
  

  ishicameraさん からの返信 2008/04/13 22:09:14

  RE: はじめまして〜

  はじめまして。
  私こそご挨拶遅れてすみません。
  
  いつもカヌ太郎さんの旅行記拝見して、こっそり投票してましたぁ。
  素敵な欧州の風景にいつも感動してました。
  
  リスボンの路地裏の写真、とっても素敵ですよねぇ。
  
  チェコの路地裏もひっそりとしていて、ちょっと古びた感じが良かったです。古びた街の路地裏大好きなんです(~~|)。
  
  今後ともよろしくお願いします。

• sate8さん 2008/03/30 13:38:13

  こんにちは。

  チェコの新着メールから来ました。
  
  屋根から透けて見える、グラデーションの夕焼け空が素敵ですね。

  ishicameraさん からの返信 2008/03/30 23:11:52

  RE: こんにちは。

  今晩は。
  旅行記見てくださってありがとうございます。
  
  プルゼニュの駅はレトロで最高でしたぁ！！！
  
  屋根が気になって撮ったのですが、こんな写真は自分しか楽しくないかも・・・と思っていたので、ちょっとほっとしました。
  
  また、遊びに来てくださいねぇ。

• バートンさん 2008/03/23 20:17:40

  ヴァン・ショーの後はビールですか

  ishiさん、こんばんは。
  
  chebは国境の町なだけあり、まるでドイツですねぇ。
  カラフルな家並みは旧共産圏にあったとは思えないくらい色鮮やか。
  町歩きが楽しそう。
  駅の食堂が旧共産圏のまんまとは。。。
  あの盛り方、給食を思い出しました(^^ゞ
  名物ウエハースのお味は如何でした。
  ワンコそっちのけで飼い主が列に並ぶくらいだから
  よっぽど美味しいのでしょうね。
  ドイツ人の鉄男どんな〜、見てみたい。
  
  チェコとドイツへ行ったならやっぱビールだわね。
  私もビール三昧したいです。
  

  ishicameraさん からの返信 2008/03/23 21:05:16

  RE: ヴァン・ショーの後はビールですか

  今晩は〜。
  chebとっても良い街でしたよぉ。
  
  ドイツの鉄男さんは写真の隅に写っている人たちですよぉ。
  ドイツでSL乗りに行ったときもやはりドイツの鉄男さんに遭遇しました。
  なんだか安心してしまいます。
  
  ウエハースすごく美味しかったですよ。カルロヴィヴァリの物が有名ですが、ほぼ同じものです。
  丸くて直径30cm位、現地ではワッフルと言うそうです。
  
  こちらのブログにカルロヴィヴァリのワッフルが紹介されてました。
  http://blog.livedoor.jp/chibimasa302/archives/2007-07.html
  
  プルゼニュで飲んだビール美味しかったですよぉ〜。
  一日歩き回ったので本当にしみました。
  チェコでは毎日飲んでました・・・

  バートンさん からの返信 2008/03/23 21:33:17

  このワッフルは

  こ、これは、まさに上野風月堂ゴーフル！
  なつかしや〜。
  
  ＞なんだか安心してしまいます。
  
  鉄男に遭遇して安心、って(笑)
  鉄男(女)は海外にもいるんですね。
  写真撮る時もホームの先で待ち構えていたら
  日本とまるっきり一緒ですね。
  

  ishicameraさん からの返信 2008/03/23 23:09:19

  RE: ヴァン・ショーの後はビールですか

  ドイツではSLの先頭で、ドイツの鉄男さんと遭遇しましたよ（笑
  
  それにしても、確かにこのワッフル、風月堂のゴーフルにそっくり。もしかしてルーツ？？？
  久しぶりにゴーフル食べたくなっちゃいました。