クロアチアからの国境越え

2007/11/23 - 2007/11/24

ザグレブでの思い出が吹っ飛んだのがクロアチアとボスニアヘルチェゴビナとの国境越えだ。車で国境越えするのはスリルがある。そんな軽い気持ちで行ってしまったが、ここは別格。つい最近まで内戦状態だったのだから、緊張感もある。

そもそもボスニアヘルチェゴビナは国旗からしておどろおどろしい。面積はクロアチアより少し小さく、人口は約450万人。ただ、国外に多くの難民がいるらしく、国内の人口はこれよりもかなり少ないようだ。首都はオリンピックも開催されたサラエボだ。ちなみに1984年にオリンピックが開催されたが、紛争でスタジア
ムは壊され、跡地は紛争で亡くなった人たちの墓地になっているとのこと。なんということだ。

クロアチアから国境を越えると、間にサバ川（Sava）という美しい川を渡る必要があるが、その川を渡るという意味が重く感じられた。

http://www.oct.zaq.ne.jp/afdlr005/page020.html

エリア ボスニア・ヘルツェゴビナ

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: レンタカー

クロアチアの国境地帯。とってものどかな風景だ。

国境の街。ここからボスニア･ヘルチェゴビナへ向かう。この前で警察の尋問を受けることになってしまった。

国境地帯にある建物。一見平和そうだがよく見ると銃弾というか砲弾の後が残っている。しかもこのあたり一帯、こんな建物が多い。つい最近まで内戦状態ということを嫌というほどわからせてくれる。

そしてこれが地雷注意の看板。クロアチアからボスニア･ヘルチェゴビナに抜ける道は、地雷地帯だ。間違っても道路を外れてはいけないのだが、何故か地雷地帯に入っている人たちがいる。おそらく地雷除去でお金をくれるのだろうが、命懸けだ。

ついに国境地帯へ！

そしてこれが国境線となっているサバ川にかかる橋。緊張感が増す。

検問所は長い列だ。

検問を抜けると、レースを売ってくるおばちゃん軍団がいた。それをかわしつつ、街に向かう。意外と走りやすい感じ。

見た感じとても平和そう。

いい感じだ。

天気もいい。

サラエボまでは無理にしても、この先しばらく走りたかった。しかし、飛行機の時間に間に合わないと思い、泣く泣く引き返す。

ガソリンスタンドも普通にある。

巨大なトラックが列をなして待っている。それを待っていると時間がないので、すり抜けながら検問所へ。意外と早く通り抜けることができた。

再びサバ川を渡る。この端に車を止めて、橋を歩きたい衝動にかられたが、確実に尋問受けそうなのでやめた。

あー、歩きたい・・。

一瞬、川沿いの風景が見えたが、とても綺麗な川と街並みだった。

これがクロアチア側の検問。スムーズなので車は並んでいるが、それほど時間はかからなかった。

無事にクロアチアの国境の街へ。この後ザグレブ経由でリュビリャナ空港へ向かう。

おまけ。ボスニア･ヘルチェゴビナの国旗。うーん、なんとも・・・。