2008/02/04 - 2008/03/16
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natto9さん
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このような「旅行記」を載せる人は、極めて少ないであろうし、でも旅をしている時には不安もあろう。少し「海外の病院」のことを知っていただく意味でも、あえて「病院を垣間見る」旅行記を作ってみました。
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 航空会社
- カンタス航空
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メルボルンへの本来の目的は、友人の姪を訪ね、そこに二週間滞在し、温泉巡りなどっして「ゆったり」した時間を持つ・・・それが目的だった。
確かにそういった時間をもてたが、あと一日・・・というところで、」友人が買い物に出かける時、玄関でバランスをくずし、転倒! -
早速救急車で・・・。
ここヴィクトリア州は、最近の医療費改正で救急車をつかうと、約5万円ほどかかる・・・それにも最低のキロ数があり、ソレを超えると1キロ当たりいくら・・・と追加される。 -
Monash Medical Clinic ・・・パブリックの総合病院。メルボルンはとくに、人種の坩堝。病院玄関には11カ国の言葉で「歓迎」の文字が・・・。
でもなぜか日本語がない・・・それもそのはず、日本人は多くはお金のかかる、でもよりよいサービスを・・・とプライベートの病院にかかる場合が多いからだ。 -
友人の救急車が着いたときには、すでに前に4人もの患者!
彼女の番が来た時には、後ろに4人もつながっていた!! -
そして、外では10台もの救急車が、各地から患者を連れてきており・・・病院側に引き渡すまで、患者とともにともに、3時間も待ち、痛みを訴えれば・・・その処置を救急車の医療班が処置をするのである。
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丸一日は救急患者の One Day Care の簡易病室で待ち、翌日やっと病室へ。4人部屋。
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痛みを訴える友人に、話しかける私。友人は88歳になったばかり。
この友人は、私の「世界の旅」の仲間でもあり、35年余にもわたり、親しく人生を生きてきた「人生の友」でもある。 -
患者の食事は、メニュから自分が選ぶシステム
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やっと入院三日目に手術・・・明日朝一で・・・ということだったが、ここは豪州。二転三転・・五転ほどでやっと夜の八時に手術、全身麻酔で終わったのが夜10時。翌日Physio(物理療法士)が術後の様子を見に来る。
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術後17時間で・・・もう「座ってみなさい」とすわらされた。 物凄い国!!!
このあと、飲んだり食べたものを(まだ麻酔が残っていたので)洗面器の3分の2ほど吐いてしまった。
その経験がイヤだったのか、翌日水分や食べ物をとらなくなった。 -
顔はにこやかに「ポーズをとって」いるが・・・全身に麻酔が残り、意識は朦朧としていた。
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三日間、絶食で点滴だけだったそのあとの「最初の食事」・・・でもこれも吐いてしまった! 残念!
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食事の注文はこうでした・・・と蛍光ペンで示し、食事とともに来る。
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術後、ベッドの中でこのようにリハビリをしなさい・・と運動メニュが渡された。でもまだその日も、意識は完全に戻っておらず・・・すぐ眼を閉じてしまうようだった。
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病室の中にあるシャワー室。
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このように、腰骨に螺子をし、それにプレートをつけ、さらにプレートから足の骨にピン・・・と大変な手術だった。
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術後二日目の歩行訓練。・・・といっても、まだ「立ち上がること」「「わずかずつではあるが、足をずり、少しずつ方向を変え」歩行器に重心を預ける訓練。
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尿管がはずされ、自力で排便・排尿ができる・・・とみるや、この病院の傘下にあるリハビリ専門の病院(老人介護リハビリセンターのような所)へ移される。
二日後には入れるか、予約を入れておきましょう・・と言われた「翌日」だった。
病院はどうも手術をする「緊急場所」で、あとはこのように「持ち場持ち場」のところで、処理するようだ。 -
Kingston Centre の東病棟1・・の廊下
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友人はすでに救急車で、移動しており、個室に収まっていた。前の病院も、ここも個人に直接かけられる電話があるのがいい。しかも無料!
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前の病院着をそのまま身に着けた友人。このあと持って行った普段着に着替えた。
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この食堂へは、二日後には歩行器と介助で、なんとか歩いていけた。
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椅子の座る部分を上げると、それは「オマル」・・緊急用だが、まだ彼女は使えない。
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広大な、まるで大きな公園のようなその中にたたずむ「散歩者用シェルタ」
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記念の彫刻像
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看護の疲れか・・・ストレスか・・・
私に発作が突然襲い、医者にかかることになりました。「一過性脳虚血性発作」と診断され・・・3ヶ月の滞在予定を、切り上げ一ヵ月半で・・・しかも「病院巡り」で帰国することになりました。 -
はじめて個室横のダイニングルームまで歩け、そこで昼食。お仲間と談笑・・・でも余り話がつうじなかった・・・とか
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姪の長女Nicole が、おふざけで「患者」を装う?!
こんなこと「日赤病院」でしようものなら、病院から放り出される・・・あそこは「使用前、使用後のオムツの重さ」まで量ったり、訪問者の「私物をベッドの上に置かないよう」きつく言われる! -
私にもTIA(一過性脳虚血症発作・・・脳梗塞の前触れ)が数回襲った。
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この家の次女Tina に食事を作ってもらい、ベッドでいただく。
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処方していただいた薬(TIA用)の副作用がひどく、今まで経験したことのないような激しい頭痛が数日続き、やむなくもう一度医師に・・・。
するといとも簡単に変えてくれた薬が、スーパーで処方箋なしで買える、わずか95セントの鎮痛剤「アスピリン」 -
おりしも、専門学校を訪問中の講演者の著書を、友人の姪Narelleが買ってきた。
「一日100回笑えば、10分間ウォーキング・マシーンで歩いたと同じ」だとか。
人生をもっと「楽観的に」とらえないと・・・と。 -
入院患者用のアンケート:
「食事は?」
「スタッフの対応は?」
「希望は?」 -
食事場所は各自に選択、ダイニングルームへ行く人、部屋でいただくひと、外の景色をみながら廊下でいたたく人・・・、あくまで「個人の意思」を尊重。
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この日は、私がいたので、友人はお部屋で一緒に食事をとった。この時は、部屋のドアを開けておくのが規則だとか・・・。
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今まで写して来た写真をパソコンで、みせた。
スライドショーを楽しむメイビスさん。 -
食後は廊下にもっと多くの患者さんが出てきて・・・、談笑したり・・・お休みになったり・・
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友人の個室の壁にもたれているボードは、ベッドの上において「リハビリ訓練する板」
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入院が長くなると、「何日?何曜日?ここはどこ?」と矢継ぎ早に聞かれてもわからない。この私でもわからない時があるのだから・・・。そこで私はソレ用の時計を買って早速持ち込んだ。
すると、「貴重品リスト」なるものに記載するのだとか・・・。紛失をさけるため・・・。 -
トイレまでヨ・チ・ヨ・チ と歩けるようになってゴキゲンの友人と看護師のお二人。
看護師の顔を覚えるのも大変・・・まいにち新顔が現れるのだから・・・。 -
リハビリ室での歩行訓練の前に、こうして食堂を一周
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この歩行器(Walker)のおかげで、歩けます。
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シャワー室。椅子があり、そこに座ってシャワーを浴びる。介助の人は外で待機。
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洗面所。ここで歯を磨いたり・・・顔を洗ったり・・。
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紙おむつや、超緊急用のものが置かれており、勝手に使用している。
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別にお祈りをしているのではないが・・・、こうしてよく黙考する時間が多くなった。
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ほぼ全員が車椅子で食堂へ・・・。6時の夕食は、したがって患者さんの一人一人の移動の5時から準備が始まる。
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病室で一緒に夕食を・・・と思って急いだが・・・
友人はすでに終わっていた。 -
夕食に持ち込んだ Fish & Chips、私にも初めてだったが Shark (鮫のフライ)ここではFlake と言っていたが、Mavis も初めて食べた・・とのこと。
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この病棟に、パーキンソン氏病にかかっている人がいた。かれはもうこの病院へ22回も入退院を繰り返しており、転んで大きな怪我で手術も2回・
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製薬会社のマネージャーをしていた彼に、突然この病気が襲いかかった、その時彼は若干33歳、前途洋々のその時に・・・。
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彼の詩はキャンベラのWar Memorial にも展示されている・・・とか。
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Glenさんの書いた200を超える詩集の中から、約30編の詩が収められている・・二冊目の本。
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この話を伺って帰るその夜の風景・・・印象的だった。
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週末にはこうしてボランティアの人が来て、入院患者さんを元気付ける。
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今日は私が病院を訪れる最後の日。家族も皆んな揃ってきてくれた。
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みんなは新しく買った携帯電話で、話が盛り上がっていたが・・・、しょんぼりしていたのは友人と私だけ。
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今朝、詩人のGlenがここで倒れ、大きな体がナースたちでは持ち上がらず、リフトを使い吊り上げ、車椅子に乗せた。
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最後にGlenやお向かいの同じくパーキンソン氏病の女性、それにLucy さんに挨拶に行った。するとLucy は私を抱きかかえ「I will miss you」と言ってくれた。余り会話をしたわけでなく、ただにこやかに笑い手を振って挨拶したり、お願い事を幾つか聞いてあげただけなのに・・・。
どの人も口をそろえて、「もう来なくなるかと思うとさびしい・・・」と。言葉だけでも・・・嬉しかった。
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