2008/02/21 - 2008/02/21
288位(同エリア484件中)
アリヤンさん
ルアンパバンからパクベンまで9時間。
それで、もうスローボートには満喫したのに、今日はさらに9時間のボート・ライフです。
殆んどの人が、パクベンに一泊だけして、次の日にまたボートに乗って行きます。
皆さんタフですネエ!
ワタクシ共、2泊してもその疲れは取れていません。
でも本当に、なんにも無いパクベンに、これ以上滞在できません。
メコン遡り第2弾です。
バスでも飛行機でも9時間は乗りすぎです。
まだスローボートだから、中をウロウロしたりできるので、マシです。
大阪ー上海の新鑑真号くらいの大きな船なら、数日でも快適ですが、狭いボートの中、じっとしてメコンばかり見ていても、さすが飽きてきます。
面白いハプニングでもあれば、もちますが、、、
のんびりとしたメコンの風景の中、スローボートは結構なスピードで進みます。
ボートに乗っていた、副船長さんの子供(5才くらいの女の子)と仲良くしたり、マゴに良く似た男の子(1才半?)の相手をしたりして楽しんだ。
時には野生のシカ?がメコンに現れたり、砂金とりの村人が居たり、名も無い村に寄ったりして、結構いろんな事柄がありました。
でも、対岸にタイの旗が見えてから、フエサイに着くまでの長かったコト!
モウスグだ、っと思ってからが長かった。
みんなウンザリ気味になって、ヘタった頃、やっとフエサイに着いたのでした。
旅先ではネット環境が劣悪なので4トラには表紙のみアップしています。行く先々でアップデートなHPを展開する為に、現地で緊急避難ページを作成しています。4トラには帰国後改めてアップして行きます。
http://www.geocities.jp/ariyan9909/eurasia2_120.html
ルート・マップからは;
http://www.geocities.jp/ariyan9908/
- 旅行の満足度
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 船
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
イチオシ
さて、みんなが、
「こんなボロ船は、外人ツーリストの乗る船ではない」
っと、思った05-008号船は、本当にフエサイ行きだった。
全部木製ベンチで、ルアンパバンからの船のように、カーシートの外人専用シートがない。
外人もローカルも皆同じ条件だ。
それに、内装も何もない、剥き出しのボート。 -
外人がどんなに不満を言っても、フエサイ行きはコレしかない。
船は出発した。 -
メコンの神様を祀る祠も、ペンキの空き缶だ。
でも、神様は守ってくれるか? -
ボートは外人半分、ローカル半分、計約40人近くを乗せて、静かに出航しました。
-
今日の船には、小さな女の子が乗っています。
お父さんは副船長さん、お母さんは売店のオバちゃん。
人なつっこいので、みんなに可愛がられます。 -
-
-
-
イチオシ
乗り合わせた小さな男の子(約1才半)が、ワレワレのマゴを思い出させるので、みかんをやったり、バナナをやったりして、手なずけて遊んだ。
ウチのマゴの写真を見せているところ。
コレくらいの赤ちゃんを見ると、どこでも誰でも、もうアキマセン。
可愛くて、、 、 -
メコンの川面に、朽木が突き出ているのか?
2本の角状のものが、浮かんでいた。
最初、何なのか?分からなかった。
一方の岸から、一人の男が、何か叫びながら砂丘を駆け下りてきた。
と同時に、もう一方の岸からは、数隻の小型ボートがワラワラと漕ぎ出してきた。 -
イチオシ
皆がワーワー言いながら追い掛け回し始めて、初めて、その2本の朽木が、動物の角であることが分かった。
野生のシカ?
が、必死でメコンを泳いで渡ろうとしていたのだ。
スローボートの船長も、シカの進路を塞ごうと、ボートを操舵しています。
このハプニングを見ようと、スローボートの殆んどの人たちが、船の片一方に寄ってしまった。
外人たち(ワタクシたちも含め)は、その動物を捕まえる一瞬を写そうと、カメラを構えて、更に船のへりに拠りかかる。
スローボートが傾いて、船長があわてて手振り身振りで、
「ボートの一方に寄らないで!反対方面に散らばって!!」
と、絶叫。
それで、みんなも自分の身も危ないと分かり、幾人かは反対方向に身を移した。
でも、ハプニングが終結するまでは、興奮は収まりません。
角の先がクルッと曲がっていたので、オリックスのようなシカの一種だと思います。
小船に囲まれ、アワレ、とうとう角を捕らえられ、小船に引きずり込まれました。
アー、可愛そうに!
今日の晩御飯のオカズにされるのだろうナア。
のんびりした空気が、ザワザワしたハプニングでした。
これで、乗客同士の雰囲気が、不思議とグッと親密になりました。 -
シカ大捕り物は興奮しましたが、終わるとまた静寂と見たことのある同じ風景が流れます。
-
途中、ポツポツと散在している村に寄ります。
預かった品物の配達もあります。 -
フエサイからメコンを下る、スローボートらしきボートとすれ違います。
手を振ると、相手も手を振ります。 -
ある岸ではタライに砂を入れて、グルグル回している人の一群が居ました。
どうも、砂金採り? -
中にはテントを張って、泊り込みで砂金採りをしているグループもある。
ここで多くの砂金が取れたりしたら、一躍ゴールドラッシュが興って、メコン沿いは非常な賑わいとなるだろう。
そうだとしたら、ワレワレもテントと寝袋とタライを携えて、ここにやってこなければなりません。 -
さあお昼時です。
ラオス人たちは、ゴザに座ってカオニャオ(おこわ)とオカズでランチです。
西洋人はパンをかじったり、持参のサンドイッチをかじります。
面白いことですが、大抵の西洋人は必ず、パンを持っています。
ラオス人は、竹細工の小型お櫃に入った「おこわ」を必ず、持っています。
ワレワレも、今朝市場で仕入れた「おこわ」と高菜でランチです。
西洋人パッカーが乗り物で長時間、移動するとき、良く観察してみてください。
必ず、パンの入ったビニール袋を抱えていますカラ。
西洋文明のベースは「麦」、東洋文明のベースは「米」、っと言うことが良く分かります。
面白いものです。
ワレワレはどこでも、先ず、「おこわ」を探します。
東南アジアのコメは臭いし、パサパサしていて、食えません。
でも「おこわ」は、日本の炊いたご飯に似ています。
日本のご飯より少し、粘り気が強いですが、パサパサで臭いメシ、よりずっと食べやすく腹持ちが良いです。
持ち運びにも適していますし、冷めても食べられます。
日本のおにぎり状態にしておけば良いのです。
それと、高菜のお漬物。
これがまた、日本の高菜漬けと非常に良く似ています。
「オニギリにツケモノ」=日本人の食の基本ではありませんか!
(そう思うのはワタクシだけでしょうか?) -
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時々、スピードボートが疾走していきます。
速いけど、なんか、命がけですネ。 -
イチオシ
こちら、スローボート。
ゴザでくつろいで、の~んびりです。
ゴザを敷いて地ベタに座り込むスタイルは、日本人も同じです。
西洋人は、このスタイルには、中々なじめず大抵、何時までも木製ベンチに座っています。 -
1才半の男の子の母子が、村もなんにも無い処で降りました。
何時に着くか、知っているのか?
不思議と、上の男の子たちが迎えに来ていて、荷物を一部持っていきます。
でも、大きな白いズタ袋が残って、お母さんが男の子を歩かせようとしましたが、お母さんを蹴るマネをして、ダダをこねていました。
するとお母さんは、そのズタ袋を片手で持ち、もう一方の片手で男の子を抱えて、砂丘を登っていきました。
「母は強し」です。 -
-
こんな豪華なスローボートもあるようです。
ツアー貸切ボートでしょう。
シートはさぞかし、フカフカのソファーかな? -
-
メコンの民は常に行き来しています。
近在の村から村への、連絡船だろう。 -
たいていの砂浜には、牛さんが寝そべっています。
牛が居る、ということは、人が近くに居る、と言うことです。
ラオス人は、本当に適当に散らばって、生活している、と言えます。 -
どこかしら、川のチェックポイントか?
-
イミグレの職員風の制服を着た人が、船に乗り込み、乗客名簿らしきノートをチェックしました。
接岸したので、物売りの子供たちやオバちゃんで賑わいました。
ワタクシは、ちょっとだけここの岩場に上陸して、背伸びをして、少しの時間だけ陸の感触を味わいました。 -
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もの売りが船に入って、最初のうちは誰も何も買わなかったのですが、しばらくすると、アチコチでちょっとづつ売れ出し、しまいには西洋人の大半がコーラ、ビール、お菓子などを手にしていました。
パンでは腹持ちが悪いのか?
もう一つ、気がついたこと:
アメリカ人はコーラが大好きだ。
持ってきた大きなペットボトルを飲み干し、さらにここでも、コーラ缶を買って飲んでいたアメ公のおじさん2人。
欧州系の若者は、ビールとボテトチップスを値切って買った。
日本人の若いカップル(パクベンでパートナーの世話で同宿になった)は、ラオたちのランチに招かれ、カオニャオを食べたので腹持ちは良さそうだ。
ワレワレも、持参のカオニャオと高菜とバナナとみかんで、結構腹持ちが良かった。 -
スローボートは延々と、メコンをさか上って行きます。
その表情は、どこも同じようなものです。 -
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対岸の表情が少し違ってきました。
どこかしか、暖か~い表情になってきました。
気温も上昇してきました。
タイが近くなってきたようです。 -
イチオシ
グラフィック・デザイナーとして、就職が決まっているという、日本人の若いカップルは、副船長さんの娘ちゃんと仲良く遊んでいます。
小さなノートとカラフル・ボールペンを、女の子にプレゼントして、絵の描きっこをして、時間をつぶしていました。
彼等の持っている色鉛筆、ソフト・ペンの種類の豊富さに目を丸くしたり、カップルの描く絵の上手さに驚いたりで、女の子はすっかりカップルの虜になって時間を忘れて、もらったノートに絵を描いていました。
このカップルはゴザを持参していて、やさしく、中々気が利いている今日日(キョウビ)の若者でした。
西洋人の若者も地ベタに座り込み、ウンザリの様相です。 -
気候があったかくなったせいか、メコンのほとりで水浴びをしたりする姿が目立ち始めました。
-
中には若い坊さんたちが、袈裟をぬいで水浴びをしていました。
さすが恥ずかしいのか、草陰に身を隠す坊さんが多かった。 -
周りにタイの風が吹き初めて久しいが、フエサイには中々、着きません。
みんなグッタリの様子です。
でも、紙切りに夢中の女の子だけは、熱心になにやら紙切りに熱中しています。 -
とうとう、対岸がタイ領土となりました。
タイの旗が見えます。
もうすぐダ! -
旗が見えてから随分トキが経ちましたが、まだ着きません。
とうとう、太陽が傾き始めました。 -
ゆっくりとタイ側に、陽は沈み始めました。
-
タイの街のシルエットが浮かぶのですが、フエサイorチェンコンには、まだ着きません。
フエサイに着いたのは、陽がすっかり沈んでからでした。
タイの旗が見えてから、相当な時間が経ち、ホントに「長い、長い、スローなボートの生活」が終わりました。
ボートは、もう、しばらく要りません。 -
今日のスローボートは赤い矢印の部分です。
拡大版⇒http://www.geocities.jp/ariyan9911/PabanPakuben.jpg
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